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MONO-Talk (モノ−トーク)

「MONO(もの)」をテーマに勝手にグダグダ書き物をWebにしました。

特徴はこのBlog(と言ってもいいだろうか?)が手作り(フルスクラッチ)であること。
見よう見真似で作成したBlogに、自分なりに気になったことを日記風にまとめてみました。
もしコメントがあればいただけると光栄です。

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2012/11/11
【駆ける魂 女子バレー・久光製薬監督 中田久美(47歳)中】 「世界を知り、勝つ」教えを胸に 選手の考える力 鍛える
 評価:
「世界を知らなければ世界には勝てない」。
日立時代、当時の監督、山田重雄からそうたたきこまれて育った。
世界一は目指すものではなく、当然つかむべきものだった。
ロサンゼルス五輪の「銅」は首からすぐ外し、10年近くしまい込んだ。

網を付けた輪を的に見立ててレシーブ。
鉄亜鈴を縄で巻き上げて手首を鍛える。
東京小平市の工場脇の体育館での日々は「サボろうと思えば一番楽な練習でした」と久光製薬監督の中田

久美は振り返る。
「でも自分が心からうまくなりたい、追い込みたいと思うとしんどい。命令型じゃないから」。
ヤマダは答えをくれない。
だから自分で考えた。
「いまのうちの選手も、しんどいと思いますよ」

神戸市にある久光製薬の体育館。
コートわきで中田は刺すような目で選手を眺める。
指示はまばら。
「普段の中田監督は気さくで明るいんですけど」と主将の古藤千鶴。
「『今の状況はこう』『相手はこう来ている。どうするの』とヒントを投げかけてはくれる。でも選ぶべ

きプレーは私たちが見つけなければならない」。
考えなさいと突き放す。

否も選手に足りないものは考える力だと感じている。
「考えることを教わっていない。こうしなさい、ああしなさいという指示には一生懸命応えるけど、それ

って五輪の大事な場面で通用する選手かといえば、しないとと私は思う。もったいないし、やっていて面

白いかな。バレーは考え、みんなでつくり上げるもの」

相手の位置取りでスパイクがどちらかに来るかが読める。
スパイカーが腕をこう振ってくればこっちにくる。
それば読めれば、その時点で自分の重心をここへ動かすべきだ。
であれば手の動きは……。
「選手には言うんです。『答えは自分の目の前にあるよ』って」

言おうかどうか、迷ったときは言うことにしている。
選手寮に自分も居を構え、一緒に映像を前にして考える。
「見てて思ったんだけど。この動き、おかしいよね。この位置にパスが入った時点で、もっと早く外に開

いておけば、スパイクを打ちにいけたよね」。
日本代表のセンター岩坂名奈については、レフト側からの攻撃に対する「動き出しの一歩の幅がすごく小

さい」と気づいた。
一歩目を大きくすれば早く移動できるのでは、と助言する。問いかけ、思考と変化を促す。

監督になってみて、ヤマダがいかに先見性と普遍性を有していた指導者だったかを実感するという。
ロシアや米国など強国を丸裸にするデータバレーなど、とうの昔に手掛けていた。
その門下生の中田は、現代の監督たちが「iPad(アイパッド)」でやる作業を頭の中でこなしてきたわけ

だ。

海外勢がシンプルに力でねじ伏せる、男子に似たバレーを志向するなら、日本はもっと細やかなバレーを

すべきだと考える。
それがすなわちデータバレー、だとは思わない。
「データの前段階にすべきことがある。状況判断の力、数字には出ない部分の意識の細かさ。その土台が

弱ければいくら良いデータを積み上げても、もろい」。
自分の手元には日本の次代を担う若手も多い。
そのどこを鍛えるべきか、中田のなかで答えは出ている。
(敬称略)

(日本経済新聞 2012/11/6(火))

 於:
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