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第3種接近遭遇 mit よっへん・こぶぁるすきぃ もしくは Kowalskiこぼれ話 興味のない人にはどーってことない話ですが、 「彼のことだったら何でも知りたいわっ」と いう人のために・・・ |
波乱?の予感の
2.Akt
2000年3月 |
この年の6月に予定されていた日本公演がキャンセルになったこともあり、HamburgのBachのコンサートとKomische
Oper Berlinでの“Orpheus und Eurydike“を鑑賞しようとしてたのですが、久々にやられちゃいました、総キャンセル この時Kowalskiの調子はかなり悪く、その後も長期に渡って公演がキャンセルされた模様 |
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2001年6月 |
日本にてリサイタル 何だかまとまりのないプログラムの上、Kowalskiの調子は今3歩といった感じ 特に“Ave Maria“など申し訳ないけど、ちょっとこなせてない感じでがっかり・・・ Kowalskiのファンて一途な人が多いから、こーいうの書くのはちとコワイけど、 マジなとこ、この際2年でも3年でも待つから、じっくりと準備して練り上げてから、 また日本に歌いにきてね! これがワタクシのあなたに対する愛!! by お蝶夫人 なんてね〜 |
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2002年10月 |
Berlinでソロコンサート等がいろいろ予定されていたけど、この夏からまた体調が悪くなったらしく、この年一杯全ての予定をキャンセル それ以前から少し不調の舞台が続いたらしく、予定の中にはKowalskiの最終目標であった Schubertの「冬の旅」が入っていた事もあって、「重病説」「引退説」等々が乱れ飛び、 2003年2月に予定されていた東京でのGala Konzertではホントに歌うのかしら〜と、 純情なFanをヤキモキさせた とはいえ、引退説なんてこれに始まった訳ではなく、本人だってスネた時には「あ〜もう引退するっ」とか「引退後はKneipeのオヤジになるっ」とか言い放っていたのだから、気にするほどの事はなしなのだ この休養中に、昨年録音されていた「Russian Opera Album」がやっと発売 |
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2003年2月 |
長い休養をとったKowalskiはこの年明けに復帰! 無事来日して、東京でのGala Konzertの4日間のプログラムを機嫌よく歌ったらしいのですが、 プログラムに目新しいものがなかったので、今回もパス しかしよく考えれば初来日から数えて10年目が同じGala Konzertとは出来た話、 長い休養からの復帰という事もあって、たくさんのFanが応援に駆けつけたそうです |
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その後Kowalskiは海外のオペラハウスに出演する事もなく、 軽音楽をレパートリーにしたコンサートや、ドイツ国内での“Fledermaus“や ”Ein Sommernachtstraum“などに出演し、地道に活動 |
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2004年11月 |
Komische Oper
Berlinで行われたBundeswettbewerb受賞者たちのコンサート鑑賞 Kowalskiは司会者として出演、軽妙洒脱な司会で受賞者たちを紹介していたけど、 紹介資料を読み上げる際、老眼鏡なんかかけちゃったりして、あああああ〜 Kowalskiは終演後のサインなどにも一切応じず司会に徹していたけれども、最後に皆で歌う“Fledermaus“の“シャンパンの歌“にて歌声をちょっとご披露 |
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2004年12月 |
Nikolaisaal Potsdamにて行われたSalonorchester Illusionとのコンサート “So oder so ist
das Leben“鑑賞 このコンサートは今まで歌ってきた歌曲や、古いドイツ映画の主題歌などを歌ったもので、 クラウス・ノミも歌った“The Cold Song“や、30年代にドイツで人気のあった女優 Brigitte Horneyの歌った、ドイツ映画“Liebe, Tod und Leben“の主題歌 “So oder so ist
das Leben(人生なんてこんなもの)“、 コール・ポーターの“Night and Day“も歌ってくれて個人的には満足満足 |
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実はこのコンサートの始めにホールの担当者と思しき女性が出てきて 「Kowalski氏は昨日突然風邪をひいてしまって・・・」と説明を始めたので 「すわっっキャンセル!?」と驚かせたが 「本調子ではないけどがんばって歌います」と続いて一安心〜 この2日前の、司会をしていたコンサートの終演後に念のため「日本からきてんねんで〜Potsdam行くで〜」と語らずともぐぐぐ〜っと眼力でアピール(脅迫?)したのが 効いたのであろうか?キャンセルされないでよかったよかった〜 とはいえちょっと歌いづらそうなのは気の毒であったので、 終演後ちょっとヘロつき気味のKowalskiに 「風邪にもまけずよぉがんばったっっ」と一応遠くから訴えときました あ・もちろん眼力で←意味なし |
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2005年5月 |
Berlin-Konzerthausにて、Das Capital Dance
Orchestra präsentiert “Stars go Swing”鑑賞 このコンサートはジャズ・スウィング・バンドがスターをゲストに行っているもので、 前回のゲストはNina Hagenだったそうな Kowalskiは珍しくもマイクを前に(必要ないと思うけど)お気に入りの20-30年代のドイツ映画音楽や ブレヒト・ソング、アービング・バーリンやコール・ポーターのスタンダード、 日本でも流行った“Bei mir bist
Du schön”(素敵な貴方)や、 珍しい30-40年代のロシアのジャズソングなどを気分良くご披露 このコンサートはのちにDeutschlandradio Kulturで放送され、 紹介・模様等がDeutsche Welleの海外向け放送で配信されて日本でも見られた様子 |
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当分Kowalskiの予定はこういった軽いコンサートのみ Komische Oper
Berlinを辞めたわけではないと 事前に出演していたテレビで言ってたみたいだけど、 もうFledermaus以外のオペラには出演しないのか、ちょっと心配 |
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2006年5月 |
な〜んて心配してたけど、久しぶりにKomische Oper
Berlinでのプレミア、 Rimski-Korsakowの”Der goldene Hahn”に、 アンディ・ウォーホールっぽい出で立ちのDer Astrologe 占星術師役で登場! この役はどちらかというと狂言回し的な役柄で出番はほんの少しだけれど、 最初は車椅子に乗ったよいよいの病人姿で現れて、相変らずの芸達者ぶりをみせてくれる |
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この物語「金鶏」は、ある老皇帝が治める国が、 某国の女帝の色仕掛けによって乗っ取られるといったロシアの民話を元にしたオペラ 老皇帝の治める国はどうやらドイツっぽいのだけど、 女帝治めるオリエンタルな某国はど〜にも日本だという設定 なんと女帝と女官たちはド派手な蛍光色のセーラー服だのメイド服だのチャイナ服だの ネコ耳娘だのといった現代日本を席捲するコスプレ娘の扮装で現れるのだった げげげっ! |
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Kowalskiが「如何に日本で人気があったか」ということをドイツのマスコミが報道する際に よく “Die Fans in Japan wollten ihm die Hände küssen” (日本のファン達は彼の手にキスをしたがった) という表現が使われていたのだけど、 これはKowalskiのレパートリーにある “Ich küsse Ihre
Hand, Madame” (あなたの手にキスを、奥様/邦題「奥様、お手をどうぞ」) をもじってるだけなんだろ〜な〜と常々思っていたものの、 最近のインタビュー記事などにはその表現の後に “…was mir furchtbar peinlich war” (それは僕には恐ろしくて苦痛な事だった) というのが付け加えられだしたのだっ なんですとーっっ!!おのれ〜何故今頃そんな事を〜っっっ ま〜この記事の信用度がどのくらいかは別としても、これがドイツのファン達に読まれているとなると 日本のファンというだけでちょっとイタイ目で見られるんじゃ〜?と思うと、 少しばかりドイツでの行動に気をつけねばと心するワタシじゃった・・・いえいえワタシは謙虚よ、いつも しかし!だいたいホントに日本にそんなファンがいたのかっ? ・・と思い起こしてみると キスとまではいかなかったけどちょっとばかり思い当たる人が・・ 確かにあの時は周りにいた我々もKowalskiもドンびきじゃった・・言うとくけどワタシとちゃうで〜っっ |
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2007年6月 |
年に1度のBerlin詣てワケではないけど、今年も白アスパラの季節に Komische Operで ”Die Fledermaus” 観劇 とはいえ残念ながらKowalskiは持病の花粉症のため、ここ2ヶ月ほど休業中 代役を務めたのは7年前にもコンサートでの代役を務めた David Cordier 遠目に面差しが少しスラブ風でなかなかがんばって歌ってくれていたのだけど、 この役はKowalskiの為に演出されたようなもの コンサートとは違ってオペラではやっぱりイマイチ色気がなく乗りきれてない感じ・・・ ううう〜むCordierはいつもKowalskiのパシリのように使われてちょっと気の毒・・・ でもこれをバネに研鑚をつんで次代を支えてくれいっ |
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Harry Kupfer演出のFledermausの公演は残念な事に今シーズンが最後、 来シーズンからは現在の主任演出家による新演出で上演されるそうで Kowalskiがこれに出演する予定はいまのとこなし つーかホント言うと、ただ今Komische Oper はキャストやらの新旧交代中で、 古株の歌手たちがどんどん離れていってちょっといろいろ内紛の気配・・・ なのでKowalskiが今後続けてKomische Operに出演するかどうかも怪しい・・ いやマジで それだけにこの公演やっぱりKowalskiで見たかった〜 |
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2007年7月 |
約3ヶ月の休養も無事あけて、Komische Operの Harry Kupfer演出の Fledermaus最終公演に出演 ひょっとしてこれでKomische Oper でのKowalski の姿は見納め??? (とはいえまだアンサンブルとして在籍はしている模様) 新シーズンからはWien VolksoperのDie Fledermausに出演 今後は活躍の場をウィーンに移すのか? ジャズ・コンサートDas Capital Dance
Orchestra präsentiert “Stars go Swing”のライブ録音がついにCDリリース ラジオ放送された2005年5月の初演の録音と思いきや、2007年1月のライブ録音 なんで一番盛り上がったアンコールの”Du
hast den Farbfilm vergessen”がカットされとるのっ? |
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2008年5月 |
ここのところ軽音楽のコンサートばかりが続いていて、オペラとはご無沙汰なのだけど ウィーン・フォルクスオーバー日本公演の「こうもり」にKowalskiがPrinz Orlofski役でゲスト出演! 都民劇場公演と合わせて5日間連続無事出演、よかったよかった フォルクスオーパーは9年ぶり、Kowalskiは5年ぶりの来日なのでした (どうやら此度のフォルクス公演のKowalski出演は、日本側からの要請らしい て・ことは昨年の久々のWien VolksoperのDie Fledermausへの出演は 日本公演のための予行演習?) 脚色・演出とも前回の日本公演とは微妙に変わり、ナンとはなく「松竹新喜劇」調だけど Kowalski演じるPrinz Orlofskiの役どころは1993年公演時の 「孤独なOrlofski」が際立たされていた ・・がしかし、特徴ある歌い方に更にクセが加わって、初めて観た人は 「世界のナベアツ」の「声カッター」を思い出しちゃてたかも・・ 当時は衣装の奇抜さも手伝って、退廃的で怪しい雰囲気が漂っていたけれど なにせ全体が「松竹新喜劇」なので、ガウン姿はちょっとな〜 以前は気にならなかったのだけど「なんでこの人、この時代にこんなにやたらとお金持ちなのか? 資産運用は如何様に?(現代でいうならアブラモビッチ?)」などとマジ気になったりして 公演後もルネ・コロと共にサイン会などしてくれたりして機嫌も上々 こうもり最終公演後、次の日の朝にはもう離日とのことでしたが さて、次はいつ来日してくれるやら Kowalskiのスケジュールに当分オペラの公演はなく、ほとんどは軽音楽コンサート もう落ち着いて大丈夫だからだろうけど、最近になってここ近年の深刻だった体調の事も いろいろ発表したりして、いろんなイミでちょいと心配 |
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2009年12月 |
てなこと心配してたら2010年6月にシェーンブルン宮殿劇場の新演出の「こうもり」の公演で Kowalski来日予定で〜す シェーンブルン宮殿劇場は日本各地で公演予定ですが Kowalskiは東京・名古屋・兵庫・浜松のみの出演らしいので要注意 来年はあと2月に Theater an der Wien での新作オペラ
“Die
Besessenen” の出演と 新しいCD “Jazz meets Classic” も予定されてるそうです |
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ディスコグラフィには載っていないけれど この年、Berlinの壁崩壊20年ということもあってか 「東独時代の芸術家達が如何な処遇を受けていたか」などという事を語る CDやDVDにKowalskiも参加 |
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2010年6月 |
2月に Theater an der Wien での新作オペラ
“Die
Besessenen” で 老人役Holszanskiを演じて新境地開拓した後 その後のドイツ紙のインタビューには 「Berlinの若い野蛮な演出にはつきあってられない」とか 「本当はもうそんなにOrlofskiは歌いたくないけど、オファーがあるから・・」とか 「美味しいレストランがあるし、ラーメンも好きなので 日本に行くのは楽しみだ」とかとかの ちょいと斜めにかまえたふてくされ気味な様子が書かれておりましたが (日本行きは彼にとっての ”Nudelreise「麺の旅」” だそうな 冬の旅にひっかけた?) そんなこんなでシェーンブルン宮殿劇場の新演出の「こうもり」の公演で KowalskiがPrinz Orlofskiで東京、名古屋のみならず、 淀川、猪名川、武庫川越えて、ついに西宮上陸で〜す、わ〜い |
↑ Holszanski |
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出だしの名古屋では調子がよくなかったそうですが、後はそんなにモンダイなく 特に西宮では関西のノリで客席がいい感じに温まっているせいか、 Kowalskiのみならず他の歌手たちもい〜い感じの舞台でした 今回のOrlofskiは前回のエキセントリックさを際立たせた歌い方を少しおさえて 「ああ若さを取り戻して、思いっきり笑いたい」などと嘆いたりもして “Die Besessenen” の影響を受けて、ちょっとOrlofskiの役作りにも変化が?? 前回のフォルクスオーパが「松竹新喜劇」ならこちらは「吉本新喜劇」? オーソドックスで絢爛豪華な舞台作りも良いですが、知恵と若さで工夫した感じの舞台に 今までとは違う何かをやるっという気概が感じられ、好感度大かも |
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シェーンブルン宮殿劇場の公演は全国各地を回ってたものの Kowalskiは東京・名古屋・兵庫・浜松のみの出演 普通なら西宮など吹っ飛ばされるのに珍しいなあと思っていたら 来年7月、その西宮の兵庫県立芸術文化センターの芸術監督 佐渡裕プロデュースによる公演の「こうもり」になななんとKowalskiが Prinz Orlofskiを西宮でのみ8回ほど歌う事になったとなっ、うっひゃあ〜〜 今回の西宮公演は舞台の様子見と顔見世ってとこだったのかも 新演出ってのがちょっと楽しみ、いつもと違うOrlofskiが見られるかもっ 大阪の芸人さんなどが出演してフロッシュなどやるのかなっ だけど「歌うのはドイツ語だけどテキストは日本語、ど〜したもんやら」と Kowalskiは肩すくめてました しかし西宮だけって・・これはメデタイのやらコワいのやらっ これは全国からファナスティックな信者、もとへファンなども大挙して西宮に 押し寄せてくるということですか〜〜?こわっっ ・・なんつって失礼千万っっ堪忍!! |
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そんなこんなでてんやわんやの気分の中 SPレコードの収集家でもあるKowalskiのコレクションから提供された ベルリンやプラハのレーベルの1940 - 50年代の音源を基に ロシアの往年の名テノール歌手たちのCDアルバムがモスクワでリリース ドイツのテレビ番組でも紹介されておりました アルバムカバーにも Фонограммы из коллекции Йохена Ковальски (Audio Records from the
Collection of Jochen Kowalski) と、きっちり記載されております |
Иван Козловский Сергей Лемешев Георгий Виноградов Русские Тенора "Зарубежные Записи" Eterna / Supraphon / Esta |
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2011年2月 |
年明けて、ついに佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2011「こうもり」のチケット発売 兵庫県芸術文化センターに寄せられたのメッセージによると なんとKowalskiはこの公演をもってPrinz Orlofski役に別れを告げるそうな うわ〜ただでさえ西宮のみの公演なのにこりゃタイヘンだ〜〜っっ いろんなイミでっっっ |
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2011年3月 |
いまひとつ情報が伝わって来ないのですが、Terrace
Theater, Long Beachにて 3月19日27日とフィリップ・グラスのオペラ「アクナトンAKHNATEN」が上演された模様 |
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Kowalskiがロスに滞在している間に、日本では東日本大震災と原発事故発生 ドイツではかなり、というか日本中が津波と放射性物質に脅かされているように 必要以上に大きく報道されたもんで、多くのドイツ人が日本脱出、来日拒否という憂き目に・・ 7月の公演は関西・兵庫とはいえ、現実として神戸のドイツ人も多くが帰国し まだまだ外国人アーティストのキャンセルも続く中 ロスも津波の余波被害があったという事だし、ホンマにKowalskiは来て歌ってくれるのか〜 |
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2011年5月 |
そんなこんなでヤキモキしていた中 頼れるのは此度の「こうもり」の芸術監督・指揮の佐渡裕氏なのであるっ 佐渡氏の威光もあってか公演はほぼ満員御礼状態なのだし ついに念願のベルリンフィルを指揮するということなので そのついで?にKowalskiを説得して連れて来て〜〜っ、ええっ首に縄つけてでもっっ ・・と思っていたら佐渡氏の指揮公演をKowalski鑑賞 中継にアンコール時に立ちあがって拍手するKowalskiのお姿が映っておりました |
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2011年7月 |
余震に原発事故、猛暑に節電さらに円高おまけに台風と なんやかんやのてんやわんやの中Kowalskiは6月末に無事来日 佐渡マエストロっ!引っ張ってきてくれたのねっっありがとうっ そのまま東京でリハーサル、7月始めに西宮入りし ついに佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2011「こうもり」開演! 関西文化こてこての演出になるということで「新喜劇風?」とか思われていましたが そ〜だ忘れてました!関西、というか阪神間にはタカラヅカというレヴュー文化があったのでした! なななんと!オーケストラピットの前には「銀橋」とよばれるアーチ型の花道が!! もちろんセリフの隅々に関西人の好きそ〜なボケと突っ込みと時事ネタが! ソリストが歌っている後ろでダンサーたちがドタバタと踊る様(ヘタなのではなく踊りの性質上)や 顔見世ととばかりに登場しながらも、歌いもせず見栄をきる姿や 本編が終わっても内容関係なくこれでもかっと続くグランドフィナーレに カーテンコールに銀橋を渡る姿はもうタカラヅカ! ほぼ関西人で占められた観客は誘われたら「六甲おろし」歌いだしちゃうし 関西文化に慣れた人なら楽しめたろうけど 縁のない人、誰よりもKowalskiはどう感じたのやら〜〜 もちろんKowalskiもソロで歌う時はドイツ語で、日本人たちと声を合わせる時は日本語で歌い コテコテの関西弁のセリフ(@ざこば師匠)なんかを如何にもなガイジン風に駆使したりして このタカラヅカ的派手派手な演出にしっかり付き合ってくれておりました 此度の演出でのPrinz Orlofskiはホンマにアブラモビッチな設定で 今までのような気高い高慢さの中の孤独・・などといった影のない ひたっすら現代ロシア的な明るさでラッキーな人生を謳歌して 楽しく笑ってお別れのPrinz Orlofskiでございました |
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Kowalski最後のOrlofskiということで 流石にドイツからの追っかけは来ていなかったけれど 遠き兵庫西宮の地に日本各地からレディースが大集合して 出待ちの楽屋裏は狂乱の場と化しておりました 他のファンの様子を逐一チェックし牽制しているレディに くらいついたら離れませんとばかりに、ずっと傍で嬌声をあげてるレディ 「ワタシだけは他のファンとは違うのよ」的思いつめた面持ちのレディと いや〜まだこんなに熱狂的なファンがいるとは正直びっくり ワタクシなど近寄りもできませなんだ またドイツ紙に余計なコトを書かれない事を強く願う! |
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この公演の後、Kowalskiは東京に移動して佐渡裕氏が司会を務める音楽番組 「題名のない音楽会」の「こうもり」特集に出演 30分とはしょった内容ながら公演の様子が垣間見える番組となっておりました この公演の録画全体は今のところ放映もディスク化もされていないのですが 番組の中で、この公演の映像が数秒流されたり ドイツで放映されるKowalskiの特集番組などで数分流されたりするところをみると がっつり収録はされてる模様 ディスク化を是非に乞いとうございますっっ |
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さて、ドイツではいろいろとソロコンサートが予定されているKowalskiとはいうものの これから先もち〜と気になるところ 「また日本で歌う予定はあるのかなあ〜」と聞いてみたところ 「あるよ〜」という返事、んじゃあ「いつ?」と聞いてみたら 「ん〜〜?」と軽くいなされてしまいました 調子よく適当な返事をしてたのか、決まっているけどまだ緘口令が布かれているのか (この西宮の公演についてはかなりのフライングだったようじゃった) そこは謎 ただ佐渡氏と一緒に神戸ビーフ食べにいったりして、なかなか気が合ったらしいので 佐渡氏のこれからの動向にも要注視ってとこかも いろいろいろとこの先も期待と不安がてんこもりですが ここまで長きに渡って付き合ったんだし、Kowalskiが歌っている間は聴きに行っちゃるよ〜 と、相変わらず殊勝にしみじみ思うこの頃 |
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