さて。再登場後、速攻でエレンディラさんに抉られたラズロですが。
先月号で向けられたエレンディラさんからの強烈な気に当てられて、満足に身動きも取れない状態に陥っております。
「あなた確かに有能だわ。でも有能なだけ。そんな奴はね存外怖くないの」
そうニコヤカに微笑みながら指摘するエレンディラ。
確かに、ラズロは直感型の天才肌であるがゆえ、一面に脆弱な部分も抱えている感じではあります。
逆境に立たされることに慣れておらず、「痛み」に対する耐性がない。
これは教会激闘編のラストあたりで感じたことと相通じる部分ではないかと。
そして身動きできないまま容赦なく小突き回されるラズロの懐から零れたものがありました。
代謝促進のためのアンプル剤。
それを見た瞬間、泣きそうになりました。
台風氏から渡された牧師の形見のアンプル剤。
その直後のコマで牧師の後姿が過ぎった、その部分よりも、ただその転がったアンプル剤一本が愛しくて哀しくて泣きそうだったと言ったらおかしいでしょうか。
そこに象徴されるもの、そこに込められた思いを表すのにはもうそれだけで充分という気がしたのです。
エレンディラさんの攻撃により容赦なく串刺しにされながら、転がったアンプル剤を必死で握りしめたリヴィオ。
この時点で、彼の意識はラズロからリヴィオへと引き戻されている。
また再び彼によって引き戻されたなと、そう感じました。
再び間合いを取ったリヴィオが内なるラズロに何をしに出てきたのかと問いかける。
でも、リヴィオ自身がその理由を一番よく分かっている。
「情けねぇ・・・独りでやってくなんて誓ったつもりになって・・・心のどこかでまだ俺はお前を当てにしていたって事か・・・」
そのことを君が自覚して不甲斐なく感じているというのであれば、これ以上は何も言うまい。
リヴィオ主導のラズロ内包型というなら、許容範囲ギリギリに気持ちを入れることができそうなので。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・だったら憑依もありにしようぜ・・・・・・・・・・・・・(小声)
ラズロが「見」て、リヴィオが凌ぐ。二つの人格による共同戦線により、ついに彼らはエレンディラの動きを捉えることに成功するわけですが。
その結果に手応えを感じたリヴィオをおいて、ラズロは戦線離脱。
「じゃあもういいな。俺の仕事は終わりだ」
え!?なに?って・・・・・・・・・・・・・・・・・リヴィオくん・・・・・・・・・・・・・。( ̄- ̄;)
当てにすんのはやめるんじゃなかったんかね君・・・・・・・・・・・・。(らしいといえば、らしいのだが・・・)
ラズロはラズロで自分の弱点を分かっていて、殺気による呪縛から逃れ切る自信がないので表にいない方がよいと判断した模様。
裏を返せば、リヴィオならやれると考えていることになるのでしょうかね。
ラズロが自分の弱さに気付き、ヘタレリヴィオに任せる意識を持ったというなら、人格の完全統合もそう遠い話ではなさそうですが。
その為にもまず、この局面をリヴィオが自分の手で無事切り抜けることが大切かと思います。
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