●2005年10月号報告書●


引き続き10月号。ガリガリゴリゴリいきまする。

特別隠密接触部隊、オクトヴァーンからはやや距離を置いた地表に降下。そこから光学迷彩を使いつつ接近接触を試みる模様。んでも無線傍受されないために一切連絡は入れず強制着離での接触になる模様。(「独律種」は「独立種」の誤植かな?)「ハードなファーストコンタクトになるぞ」うん。かなりハードな状態が予想されます。でも地上軍に関してはリヴィオの動きとエレンディラさんの動きで無力化していると思うので、ある程度限定されるかな、とも思い。

さて。レガート氏vs台風氏。
超重量級ピン型モデルの下敷きにされたと思いきや、攻撃の衝撃でそれまでの戦闘で脆くなっていた床が崩れて台風氏はひとまず退避に成功。なのでプラント力大解放には至らず。や、必ずしもそうして欲しい訳ではなんですけど・・・。でも今のままだと劣勢必至なので・・・。
ピンを肩に担いで下の階層に降りてくるレガート氏。地面に零れた台風氏の血痕を舌で舐めとり臭いを探るようす。
最初「すん」「すん」って、誰かの泣き声なんかと思いましたが、レガート氏が鼻を鳴らしている音だったみたいです。
血の臭いで分かるのか・・・犬並みの嗅覚?この人はなんか色々特技が多くて・・・もうどんな鍛錬積んでたのかについては深く考えないことにします。
血の臭い+おそらくは気配を察知し、ピンを蹴りつけて壁をブチ破るレガート氏。その尖った先端の寸分先には台風氏の姿が。

その場に歩み寄りながらレガート氏が呼びかけます。
「・・・・・・・・・・・・君と僕はどちらが優れている?」
「君が居なければ・・・あの人は僕を認めてくれただろうか」
うわぁレガートさん。レガートさんってば。本末転倒起こしてます。ナイブズにとって台風氏は血を分けた唯一の肉親であり兄弟であり同族でありする特別な存在であって、優劣云々を他と相比べるような対象ではないわけで。そもそも同じ次元では考えられていない。だからレガート氏を認める認めないも一緒。というか台風氏がいなければ彼の必要性は今よりさらに認められなかった可能性が高いと思う。先々月レガート氏が指摘していたように、バシさんを通してしか証明不可能な想い。でも本当はそういったまどろっこしい証明ではなく、もっと直截に自分のことを認めて欲しいと思う心がレガート氏の内側にはあるということなのだろうけど・・・。
この人の忠誠心はただひたすら尽くしつくすことによって満たされる類のものではなく、その結果として与えて欲しいと思っているものがある。そういった意味では彼もまた彼言うところの「余計なもの」を抱えた人間であるのだと思うわけです。

そして台風氏に突きつけられたピン型のシロモノ。そこから突き出していた無数の棘が外れて機銃砲が出現し。作り的に360度所構わず乱射しそうなその得物の前に晒された台風氏。その命運やいかに、というところでレガート氏vs台風氏側の戦いは以下次号。先月号に引き続き、今月もまた追い詰まった状態。もう、先の展開は祈るよりほかありません。

で、リヴィオvsエレンディラ姐さん。
うわーーーーっリヴィオまともな顔少なっ!どうしてそんなに必至で逃げ回る姿が違和感なく似合ってるの君はっ!
・・・・・・・・・もう完全にコミカル部分担当者なのかね?あなた・・・。
でも逃げ回ってるフリして、先月落とした帽子とコートを拾ってる図はちょっとお茶目さんでした。
「ちなみにこれ着た僕は相当強いと思う」
ホントだな?期待していいんだな??後ろのゴゴゴゴゴってそれ小馬鹿にされたエレンディラさんの怒りの音ちゃうのかって思うんだけど大丈夫なんだな???

以上、ギャップの大きいそれぞれの戦い方。
もちろんリヴィオくんがいつまでもこのノリでいてくれるなんて思ってませんし、台風氏がこのまま押されっぱなしでいくとも思えないのでどこかで返しがくるとは思うのですが。それが来月号な気がしてならないので、小走りながらに今月号の報告書はここまでとさせていただきます。



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