停滞気味のOURS報告書。この鬱陶しい梅雨時に停滞するのは梅雨前線だけで充分だ!
・・・と己を叱咤してサクサクいってみたいと思います。
冒頭。救援船にて。
融合体に取り込まれていた自立型プラントのドミナさん。
融合体本体とは切り離されたものの先々月号にて自我サルベージはほぼ不可能と判断され、もう一人の自立型プラントのクロニカさんの手によって敵情報の吸い上げと解析が行われておりましたが、精神潜行による情報取得が試みられております。
そして地上。オクトヴァーンの地において長い一日の日は暮れようとしており。
街の中心、SHIP頂上の兄弟決戦は継続中。
先月号での上空の救援船からの観察データによれば、ナイブズの力が解放される瞬間に空間歪曲率が跳ね上がり、台風氏が相殺することでフラットに戻る現象が何百回も起きているということになるようで、膨大なエネルギーがこの戦いにつぎ込まれているのが分かります。
・・・ただ、確か以前に台風氏がマーロン氏に受注していた薬莢は120発分なので特殊弾は120発だと思っていたのですが・・・ちゃうのかな?
別にスチールジャケット弾も1200発受け取っているので、あわせワザで使用しているのかもしれませんが。まぁそこは細かい話です。大した問題じゃありません。
極度の緊張と集中を余儀なくされる戦い。一方的な消耗を強いられる中、限界に近づきつつある体。
出血が最早止まらないことを示すように辺り一面に広がる夥しい血の跡。
その中に佇む台風氏。恐らくは立っているのがやっとの状態。
一瞬後、全身から血を撒いて足元へと崩れるように倒れこみ。
ついに力尽きてしまったかと思われたその時、虚ろに見開かれた台風氏の目に映ったのは。
夕闇に沈む眼下の街にともる灯。
一つ。また一つと。
急速に濃くなる闇の中に次々に浮かび上がってくる微かな灯火。
それはそのままそこにある命の存在を伝え知らせる確かなもの。
その光に促されるように銃把を握る手に再び力を込めて、自由にならない体を引き摺り上げるようにして。
もう一度起き上がろうとする台風氏。
守りたいもの守るべきもの。失えない大切なもの。ただそこに向かう思いだけが彼を突き動かしているようで。
ふと。
私の脳内にフラッシュバックしてきたのは2003年5月号。(コミック9巻「#6.不屈」)
やっぱり同じように立ち上がろうとしている奴がいた。力の入らない体に無理矢理力を込めて。白濁した視界の向こうに守るべきものを見据えて。
見限らない男の怖さを口にした男の姿が重なった。
もういいよと言いたくなる。でもそれじゃダメだと分かってもいる。
グルグルする感情の軌跡までが、いつか感じたものの相似形な気がして一抹の嬉しさを感じつつも無意識のうちに心のドコかでブレーキを踏んでしまう。
突き詰めてしまうと逃げ場を失ってしまいそうで怖いから。
だってなんだかドンドン結末への選択肢が狭められてる気がして。もう向かう方向は定められている気がしてしまって。
そうじゃないそうじゃない。違う結論があるはずだと言い聞かせる心の動きもどこか見覚えのある感情で。
・・・・・・それでも尚懲りなく繰り返すしか術はない。望むものは結局最初から変わらないんだもの。
そんな台風氏に容赦なく迫るナイブズの刃先。
首筋に突きつけられたその刃が動くその前に、遥か上空からナイブズを目指し一条の光の矢が撃ち下ろされます。
それは精神潜行によって融合体の情報を得たクロニカさんからの反撃の狼煙ともいうべきものでした。
「挨拶代わりよ「ナイブズ君」!!!」
・・・・・・ナイブズを「君」呼ばわりする人、初めて見たよ。なんだか新鮮。
と思いつつ、兄弟二人の頂上決戦に横槍が入ったことでようやく戦いの流れを変えられるのではという期待が生まれたその矢先。
上空からの攻撃に気を取られたナイブズに、力を振り絞るように銃口を向けかけた台風氏の眼前に例の男が降臨いたしました。
青い髪に白いコート。別名コインイベント総責任者のあの御仁が。
そしてまた一方では憲兵軍を撃ち伏せたリヴィオくんがついにエレンディラさんとの邂逅を果たし。
二元ならぬ三元中継の様相を呈してきた最終決戦。
どんな戦いがどんな形で展開するのか、いよいよもって予測不能な状態になりつつあります。
・・・・・・・・・・レガート氏のコインイベントにいまだ一縷の望みを繋ぎ続けてる迷える子羊にとっては別意味でもドギマギさせられているわけですが。
ただ、台風氏にとってはエエ加減鬱陶しいんだろうな・・・この兄ちゃんの存在は・・・。
コインイベントに対するテンション、台風氏はあんまり高くないしな・・・。
登場のタイミングを間違ってれば無印3巻のように一瞬で戦闘不能になっちゃう可能性もあったんと違うかしらん。
そうするとせっかくの鍛錬がすべて水の泡になって・・・・・・・・・・・・・・・・・・・気の毒すぎるキャラになってたんだろうけど。
でも、今の台風氏の状態にこのタイミングでレガート氏をぶつけてくるとなると・・・・・・それは戦いと呼べるものになるのか・・・?
余力などあるはずもない台風氏にこれ以上負荷をかけないで欲しいというのが本音なのですが・・・。
次回以降、一体どの戦闘に視点が合わせられて行くのか。
多元中継ですべてが同時進行ということも大いに考えられます。
振り落とされないよう必死でついていく所存です。
<追記>
今月号から平とじになったOURS。背表紙の存在を愛しくなでつつ、バックナンバーの保管スペース確保に、今まで以上に頭を悩ませることになりそうです。
そして『HELLSING』原作版で再アニメ化決定の事実に気付き、『TRIGUN』の再アニメ化計画も夢じゃないかもしれないと勇気をもらい、以前見た夢が正夢にならないかしらん・・・と、ほのかな期待を抱きました。
いえ、もともとアニメ版のクオリティはメチャメチャ高いのでそこに不満はないのですが。
アニメ以降に原作で登場したアノ場面とかコノ場面とかソノ場面とかが動画で見れるならっ!!
そしてアレやコレやソレの台詞が聴けるならっっ!!
・・・と想像するだけで壁や柱に頭ゴンゴン打ち付けて喝采を叫びたくなるわけでして。(通報されます)
見たいなぁ・・・駄目かなぁ・・・・・・。
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