●2005年3月号報告書●


桜の花も綻び、新緑眩しい季節がやってきております。
1月末に娘が生まれてから、この3ヶ月間は怒濤のように過ぎてゆきました。
ようやく生活リズムも安定して、産後へろってた体の方も順調に回復してきております。
ぐずる娘がOURSのバックナンバーが並んだ棚の前で背表紙を凝視してピタリと泣き止んだりすると、手を取って「よっしゃ!」とか言う性格は、人生もう一回やり直しても治りそうにありませんが☆

そんなわけで、ザクザクどんどん行ってみましょうOURS報告書!

冒頭。
いきなり上半身ランニング姿で片手を手錠で拘束されてるちょっと若めな台風氏とそれを取り囲む人々、という構図にひとまず「うっひゃあ」と声を上げてみたり。
びっくりしました。サービスショットかと思いました。(脳内不謹慎モードにて)
旅人を襲って食い物にしてる村、ということで最初一瞬、食人習慣のあるカニバリズムな村なのかと直球ストレートに解釈しかけ、次に集団暴行で慰み者にしてんのかと道を踏み外した解釈をしかけましたが、人身売買の対象として売り払って生計を立てている、というのが順当なのでしょう。
集団暴行では生計の足しにはならないし、食人では生計を維持する上での採算が合わないと思われますので。(それ以前に道踏み外しすぎ・・・いや人身売買も充分外道な行為ですが)
して、台風氏。見知らぬ人に声をかけられても車に乗っちゃいけません!
・・・とか言ってたら限られた交通手段しかないこの星の上で、一人旅なんてやってられないのかもしれませんが。ヒッチハイクにだって同じリスクはついて回るしね。
厳密にいえばこの回想時点では台風氏は一人旅とはいえないのでしょうが。
つかず離れずナイブズの側にいながら旅を続けているわけだから。しかもビッグ・フォールから80年間も。
それが功を奏したというべきか裏目に出たというべきか。
結果的に台風氏はナイブズに助けられたことになるのですが、その代償として村人全員の命が奪われることにもなったわけで。
ナイブズにしてみれば唯一の肉親を売り払われようとしていたのであって、そういった輩に情けをかける理由は何もなかったのでしょう。
テスラの一件以降、おそらく、ことあるごとに人間への不信感と嫌悪感を増大させていったのであろうことを思えば、その心理も理屈も分からないではないけれど、行過ぎた報復は共感を通りこして鼻白んでしまうわけで。
ただ助けた相手に銃を向けられなじられれば「そりゃないだろ」と思うだろうな。銃を向けた台風氏の気持ちも分からなくはないけどな。。。。
ホントにこの兄弟は難しい・・・。
ところで台風氏はあの銃を一体どこから取り出したのでしょうかネ?没収忘れだったら迂闊すぎです村の人。なんのために上半身ランニングにしてなんのために片手手錠で拘束したとですか。(やっぱりサービスですか)
結論。空から降ってきたってことで。(ありえないよぉ)
・・・・・・・・ナイブズが村人掃討中になんかの弾みで実弾入りの拳銃が台風氏の足元まで飛んできた、とかそういうことにしておきましょうか。
そして台風氏のなくした左手の理由。
ナイブズが切り落としてたんだ・・・。自分に対して牙を向くなら弟とて容赦しない・・・という無言の威嚇なんかなぁと思いながら、守ったり傷つけたりなんにせよ行動が極端だよお兄ちゃん・・・とも思ってみたり。
ナイブズじゃないと思ってたんだけどなぁ・・・例えタコ殴りにすることはあっても体の一部を損なうような傷を台風氏につけることは絶対してきてないって(作品上現在の時間軸においてはまた別であろうけど)思ってたんだけどなぁ。それこそがナイブズのどこかバランスを欠いた危うい精神状態の現われなのか?ビッグ・フォールを引き起こした時点で何か歯車が狂っていたのは確かなんだけど。

・・・・・・・・・・・・・ということは。
2004年10月号でナイブズを迎える打つ直前に台風氏が自分の左腕をギュウっと握り締めてたのはそういう訳だったと。
・・・・・・・・・・・・・うん・・・まぁ・・・その解釈も追加してもいいかな・・・・・・・・・・・。(追加なんだ)

で、過去回想部から現在に戻りまして。
「殺すといったか・・・おまえがこの俺を」
言ってないよ、お兄ちゃん。台風氏はっきりと「殺す」なんて言ってませんよ。
結果として言ってることは一緒なのかもしれないが。言霊の原理でいえばその表現を避けてるとここそ台風氏の台風氏たる部分なのだと私は思う。
台風氏がナイブズの言葉を肯定も否定もしないのは、一面で正しく一面で必ずしも正しくはないからか。
「何度目になる?おまえが俺にその不細工な道具を突きつけるのは」
明に現れてるのでは5度目か6度目じゃないでしょうか。フィフスムーンと方舟監禁前対決とロストジュライと人身売買未遂事件と。
ロストジュライ時はご対面時とその後のお話時とを分けるか分けないかで1度とも2度とも言えますが。(見落としないかな・・・というか数える必要ないデスか?こりゃ失敬)
お前に俺は殺せない、というナイブズに台風氏。
「安心しろナイブズ。それは最後の最後でその時は俺も一緒だ」
安心できない。そんなこと言われたら読者は全然安心できないわけっすよ・・・(T_T)
どういう結論がでて、どう決着がついたとしてもやっぱりその先は考えていないのかなぁって・・・。
それともちゃうのか?最後の最後っていうのは最終手段ってことであって、使わない決着って言うのもありだよってことなのか?
ナイブズに自分の行動を「所詮は時間稼ぎ」と指摘され、
「でも足掻いている限りゲームは終わらない。次の1秒には何でも起きるし、もちろん何だって起こせるのさ」
と言っている。その台詞を聞く限りではけして後ろ向きであるとは思わないのですが・・・。
足掻いている限りゲームは終わらない、というのであれば足掻き続けて欲しいと思う。最後まで悪足掻きを続けて欲しいと思うわけで。
・・・いや、その最後はこの戦いが果てたらとかいう意味での最後ではなくて、もうちょい先の辺りにある「最後」なわけですが。
あんまり早くに追いかけていくと、天国の階段のてっぺんから蹴落とされますよ。
・・・黒い服着たヤニ臭い破戒牧師に・・・ねぇ・・・?
第一、ロミオとジュリエットの原則で言えば、ジュリエットは死んだフリをしてるので早まって後を追うと後悔することになります。
(なんの原則で誰がジュリエット)
デカプリオ氏がロミジュリで飲んでた毒薬が「ミカエルの眼」支給のアンプル剤と酷似していたからきっとそうなんです。
(また古いネタを掘り返してきたな・・・)
・・・・・・淡い夢はうたかたにて。桜の森の満開の下でみる春の夜の夢のごとしと分かってはおりますが。



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