日を追うごとに寒さが増し、秋の深まりと冬の到来を身近に感じる季節となりました。
今回の報告書は、なるだけサクサクと行ってみたいと思います。
まず表紙。
今月号は内藤先生が表紙〜〜♪♪
・・・・・・・・・と浮かれて本屋に足を運んだのは良かったのですが、白いコートに青い髪の
お兄さんとご対面してペッコリへこんだりしておりました。(正直者)
うん。いや、いいんですけどね・・・・・・・。でも、夏は終わったんだ。
これからは紅葉の季節なんだよぅぅぅ。赤いコートが観たいんだよぅぅぅぅ(それは秋に始まったことにあらず)
ちらっと映りこんでる赤コートの裾をわずかばかりの心の慰めにしてみたり。
まさかこの表紙ジャックがレガート氏の言ってたコイン勢ぞろいのメインイベントとかじゃあるまい??と勘繰ってみたり。
(嫌だ。それはかなり嫌だ・・・(−−;))
本編の方でも、今回は台風氏が一回休みの回で全く登場しませんでしたね。(二回休みはカンベンして下さい)
なので、物語の進展とは別にテンションとしてはかなり落ち着き気味の回ではありました。
前回、瞬間移動によってオクトヴァーンの街の真上に移動してきたナイブズとプラント融合体。
その予想を超えた動きに驚きを隠せない地球からの救援船の皆様方。
とりあえず救援船の方でも地上の状況というのは、ある程度把握できているらしく、
「街の真上に来られてはここからの攻撃は不可」
と判断されています。ただ
「でも逆に目標も眼下の人々に手を出せなくなったよね?」
というドミナさんの発言に「そうかな??」と思わなくもないのですが。
ナイブズの今までの攻撃の仕方として、直接人類を吹っ飛ばすことに熱心だったわけではなく、エネルギー供給源である
プラントを人間たちの手から取り上げることによって間接的に人類の自滅を誘うというものだった気がするので
(当然攻撃されれば容赦なく反撃してますが)、上空ににらみをきかせつつ、オクトヴァーンのプラント群を取り込むという
選択肢は充分考えられるんじゃないかと。
例えそうなったとしても、プラント群の取り込みが即、人質としてのオクトヴァーンの人間の消滅へとは繋がらない以上
救援船側からの手出しは難しいと思われますし、逆にいえばナイブズがそれを躊躇わないといけない理由はあまり見当たらない
気がするわけでして・・・。
ナイブズの意識が目下そちらの方向に向かっている様子がないのは、意識の混濁のためか別の思惑があるからなのか、それは
まだ分からないところですが。
で、舞台戻って地上。
突如頭上に出現した「方舟」の姿に、街の人々は大パニック。手にした武器を頭上に向けて一斉に攻撃を始めてしまいます。
・・・・・・とはいっても百メートルだか二百メートルだか上空にいる対象に対して小口径の銃による攻撃では、あまり意味はなして
いないと思われますが。ここでは実害の有無が問題なのではなく、人間がプラント融合体である「方舟」に対し、剥き出しの
害意を向けてしまっていることが問題なわけで。「方舟」に共鳴を起こしつつも判断に迷っているオクトヴァーンのプラント群
を下手に刺激して、事態の悪化を招きかねない行為なんですよね。
そこいらあたりも、ナイブズの思惑の範囲内だったりするんでしょうか・・・。
そして再び救援船。
自立型プラントのドミナさんが、地上にいるナイブズが知覚できない程に伸ばした細い触手によって融合体へと取り込まれてしまい。
以前台風氏が「成層圏の外まで伸び精密作業を行える程繊細」と指摘していたナイブズの"腕"の力が、実証される形となりました。
戦闘機ごとナイブズの手中に落ちてしまったドミナさん。
成層圏の外側での攻撃手段を手にしたナイブズが、牙を向けるのはやはり救援船ということになるのでしょう。
そして、救援船団を星上の人々の眼前で殲滅し、この星の上に生きるすべての人々の未来への希望を打ち砕いたのち、
オクトヴァーンのプラントも融合していずこかへ姿をくらます・・・というのが彼の描いているシナリオなのか、と予想すると
うすら寒さを覚えます。
今のナイブズの力ならば、それを実現するのにさほどの労力が必要とは思えず、逆にいえば、今の事態を引っくり返すことが気が遠く
なるほど容易ならざることだということも分かる。
瞬間移動だの対プラントエネルギー弾だの成層圏を挟んでの睨み合いだの、状況のスケールは拡大していく一方なのですが、
ここに台風氏は一体どのように絡んでくるのだろう・・・。
幾ら内包するエネルギーの「門」が、潜在的な能力が個体として抜きん出ているとしても、それだけでこれだけ付加価値くっつけた
相手に一人で対抗するのは無茶が過ぎるように思われるのです。
次回以降どのようにお話が展開していくのか?
固唾を飲んで見守りたいと思います。
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