●2002年1月号報告書●


旅の終着点、ナイブズの居城へと辿り付いた二人。
そびえたつ3本のシップの塔を前にして心の準備が出来ているかと訊ねる牧師にできていると返す台風氏。
台風氏の選んだルートは正面から。
あんまりにも堂々としすぎな行動に牧師ならずとも突っ込みたくなりますな。

しかし正面の入り口を通り抜けるころ、襲ってきた圧迫感と台風氏の様子から、
敢えて彼が正面を選んだ理由を理解する牧師。
強いナイブズの波長に共鳴して、台風氏のプラント力も活性化されそれが表面にまで現れてきております。
『これだけ響きあってたら隠れても無駄や・・・』
そう納得しながら、横目で台風氏を観察する牧師。
その緊張感を孕んだ静寂を打ち破って、突如頭上より飛来した複数本の十字架が牧師の
体を串刺しにして地面に縫いとめます。
自らを襲った巨大な衝撃に目を見開く牧師。
悲鳴をあげる間もなく、体を貫いた複数本の十字架がその先に付けられた鎖によって四方それぞれあらぬ
方向へと引っ張られ、引き絞られる形になった牧師の体は耳を覆いたくなるような嫌な音を立てて
真っ二つに引きちぎられます。

・・・・・・<( ゚ ロ ゚ ;)>・・・(; ゚ ロ ゚ )ノノ・・・

頁めくると息を詰めて踏みとどまる牧師の姿。
足あります、十字架ありません、胴体くっついてます。(喝采ブラボー!)
「これは・・・!?殺意・・・!?」
殺意??(  ̄ ロ  ̄ ;)//  殺意だったんですかーーーーー!!幻影ですかーー!!催眠術ですかーー!!
ほんと20秒は息止まりました・・・。夜だというのに目の前、白かったです・・・・・・。
(白昼夢?←意味違うし)
おどかさんで下さいよぅ内藤さん・・・これがあるから毎号毎号この人の話は気が抜けないんだよなぁ。
ホラーでもないのに頁めくるの怖い漫画ってこれくらいですホント・・・。
(1ヶ月分およそ30ページを読み終わるのに他の作品の3倍は時間かかっております)
「ウルフウッド?」
訝しげな顔をして振り向く台風氏。
どうやらさっきの殺意は自分だけに限定してぶつけられたものであるらしいと気付いた牧師。
さすがに臨死体験に近い衝撃を受けたばかりでは顔色の悪さはいかんともしがたいところですが
何食わぬ風を装います。
『今こいつの負担になるのだけはカンベンやで・・・』
牧師の意味深な述懐が気になるところです。
さらに建物の奥へと踏み込んでいく彼らを出迎えたのはエレンディラ姐さま。
ナイブズのもとへ続く階段の手前まで2人をつれていき
「あなたはここまで」
と牧師は足止め。
不満こそ述べませんが沈黙と気遣わしげな表情から、かなり心配オーラ発散しまくってる牧師に比べ、
どちらかといえば落ち着いた様子の台風氏。
「ウルフウッド、僕は大丈夫だ。君の方こそ気を付けろ」
そう言われたあとのお口バッテン牧師はシバラクぶりにみるラブリーさ。
『気付かれとったか・・・』と述懐するに至ってはなんかもう乙女はいってます。(映像が)
どしたの内藤さん?そこは苦笑いするところ違うのん???
長い長い階段を1人上っていく台風氏の背中を見送りながら、それでもどうしてもじっとしていられなくて
身をのり出して台風氏の名を呼ぶ牧師。
エレンディラ姐さんに制されてます。
一体どうした落ち着け牧師。(^^;)
擬似臨死体験中になんや怪しい脳内麻薬でも出たんと違うかと疑いたくなってしまいます。

まあ、人類の未来を左右するだけの力を持ったもの同士の対面を目の前に控えてなんの心配もするな、
という方が無理なんでしょう。
しかも彼らが会うたびになんらかの巨大なカタストロフィが起きているのはご存知の通りだし。
「長引けばここも更地になる」
とはエレンディラ姐さん相手に暇つぶし中の牧師の言葉。
前回のフィフスムーン事件に立会い、GUNG−HO−GUNSとの対戦の最中にプラント力を暴走させた
台風氏とも接している分、その巨大な力の脅威は身に染みて分かっている訳です。

何話か前にとある街の酒場の主人に
「どうしたらいいか分からないって面してる」
って言われてたのをフト思い出したりして。
牧師自身、案内役を引き受けそれ以外の選択肢が自分に許されていないことを分かった上で、
心の底では迷っていたんじゃないかと思うのです。
この兄弟を引き合わせることが正しいことなのか。
もしかしたらとんでもない間違いを犯そうとしているんじゃないかと。
台風氏の背中に銃を向けたあの時もきっと彼は迷っていたんでしょうね。
ヴァッシュとナイブズ。
真逆の性質を持つ二人ではあってもその力が小さな自分達人間にとって脅威であることに変わりはない。
引き金を引くことで少なくともその脅威の半分を消滅させることができる。
引き金を引かなかったのは、ここでそうしても脅威の半分は残ったままになること。
のみならずナイブズの怒りを買うことで更なる脅威を生み出す結果となるだけであることを考えたからでしょうね。
でもそれがなくっても、やっぱり牧師は引き金は引かなかったと思うんだな。
怖れ疑うのが人の哀しき性だとすれば、何かを信じたいと願うのもやっぱり人だと思うから。

最終的に彼はナイブズから与えられた使命を果たして、台風氏を無事連れてきたわけだけど、
多分まだ牧師の中で結論は出てないんでしょうね。
これでよかったのかどうか。
階段を登っていく台風氏の背中を見送りながら、さぞやもどかしい気持ちであったろうと推測されます。
戻ってこいとも言えないし、行って来いとも言えないし・・・。
身を乗り出して名前も呼ぶわな、そりゃ。
(この時点で今月の副題は「牧師、人間台風にラブラブ強化月間」に決定(笑))

台風氏を見送った直後、牧師の前に現れたのは「ミカエルの眼」のお二人。
先ほどの物騒な殺気は年配のじい様の方から発されたものであったよう。
信頼感とか連帯感とかそういう類のものとは無縁な様子のミカエル3人衆。
無口な大男の名前はリヴィオというらしい。牧師とは知り合いらしい。
同じ孤児院の出身者だったりして。(おおいにありそう・・・)
ってその前に・・・「鉛球ブチ込んだ」ってことは、その人もしかして牧師のお師匠さま?
以前の夢落ち教会ネタの時に手だけ出演してたあの人ですか?
・・・・・・死んでなかったんすね。殺してなかったんだ、牧師。
あのシチュエーションでそれはないと思っていたけど。
なるほどそれで車椅子なのか。

そんな一触即発の危機はエレンディラ姐さんの介入で回避されます。
組織内でなにがあったにせよ、今はともにGUNG−HO−GUNSというナイブズの持ち駒である以上、
ここで揉め事を起こすことは許されない。
なんちゅうーややこしいところに身をおいてるんでしょうか牧師は・・・。

そんな階下の小競り合いの様子など知るよしもなく、二人の兄弟の対面の瞬間はもうそこまで迫っております。
待て次号!そんな感じで今月は幕でございます。



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