今月号。舞台はいきなり違う街となっております。
全体的には…そうだな、一言で言えばアニメ3話と少々似ていなくもない感じです。
アニメでは銃職人フランク・マーロウのところにヴァッシュが銃の整備を依頼しにいく
設定になっていたのだけど、ここでは彼の直系の子孫に当たる人物、ブランドン・マーロウに
ヴァッシュが銃の整備を依頼するという設定になってます。
(基本的にはアニメと漫画は別々だと思ってるので、人物設定上の直接の絡みはないと思いますが)
まあ、はやい話が普段は飲んだくれだけど実は名工と名高い銃職人の元にヴァッシュが銃の整備を
依頼しにいく話です。
んでその街がタイミングよくならずものに襲われるというちょっと初期の頃のような展開に懐かしさを覚えたりして。
だから筋書きとしては毎度のごとくなのですが、今回重要だったのはメリルの心理描写の部分でしょうね。
プラント能力発動状態のトンガリ氏を間近に見てなんのショックも受けずにいられるはずもなく、
夢の中でくり返される戦闘時の情景に夜中に悲鳴あげて目を覚ます様は痛々しくもありました。
食欲もなく意気消沈しているメリルを牧師が諭します。
「あいつは確かにあんな奴やが世界を消し飛ばす"力"の引き金でもあるんや、巻き込まれるだけで命はない。
わかるな、会社にいってこんな仕事外してもらうんや。可愛い後輩まで巻き込んだらあかんで」
牧師として諭してるってよりはどっちかっていうと面倒見のいい兄ちゃんのようなニュアンスですが、
一方的に「ついてくるな!」って突き放すよりは効果ありな説得方法だと思います。
牧師の言葉に揺れるメリルの心。
でも結局はついて行く道を選ぶんだろうな、メリルは…。
彼女も牧師とは違った意味でヴァッシュの姿を照らし出す重要な人物だと思うので、「遠くで見守る」位置に
後退して欲しくないというのもあったりして。
ところでヴァッシュさん、ならずものやっつけるのにいくら自分の銃が整備中だったからって牧師のパニッシャー
無断借用して勝手に撃っちゃいけません。(^^;)
ラストのコマで謝ってたけど、そりゃ牧師じゃなくても怒りますって…。
でも今回嬉しかったのは久しぶりに会話らしい会話してる人々が見れたってところでしょうね。
(それまでは言葉の代わりに弾丸飛び交うような状況が続いていたから・・・・)
できれば今後メリルとヴァッシュの会話をもっといれて欲しい気がするのですが・・・・。
(ミリィとウルフウッドももっと普通の会話してるとことか見たいし、ヴァッシュとウルフウッドの喧嘩とかも
久しぶりに見たい気はするし・・・・・・登場人物同士の掛け合いがもっと見たいっていうのはあります)
あと一つ気になるところといえば、今回牧師がサングラスかけっぱなしなところかな…。
やっぱり視力戻りきってないのと違う?とか深読みしてみてるのですが。
(衝撃受けたのが脳ってところがね・・・あとから後遺症とか出るんじゃないかとヒヤヒヤ・・・)
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