Nordeuropanische Musik Collection
Norwegen
Silje |
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「ブレヴェット〜手紙〜」 |
1990年頃パット・メセニーに認められ、日本でもセリエという表記で1stアルバム「やさしい光につつまれて “Tell Me When
You’re Going”」がヒットしたノルウェー出身のボーカリスト、シリエが1995年に初めてノルウェー語で歌った4thアルバム 本人の作曲による感傷的なメロディとアコースティックなアレンジに、柔らかなスウェーデン語の発音が相まって、穏やかで美しいアルバム 現在はSilje Nergaardとフルネームでジャズシンガーとして活動しているらしい |
Sissel Kyrkjebø |
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Sissel Norwegian
version |
1986年のデビューアルバムで、一曲一曲にシセルのメッセージが添えられた歌詞カード付き このアルバムには収録曲の一部と曲順の違うデンマーク・スウェーデン盤もあり、収録曲が2曲ほど違うだけだと思っていたけれど、同じ曲でも「ローズ」のようにタイトル表記と歌詞の違う曲がある、ひょっとしてノルウェー語やデンマーク語やスウェーデン語で歌い分けられているのかも?日本でリリースされた再編集盤2枚はこちらのノルウェー盤のバージョンが使用されている |
Sissel Danish/Swedenish
version |
1986年のデビューアルバムのデンマーク・スウェーデン盤 本国盤とは収録曲が2曲ほど違い、こちらにはデンマークのシンガー・ソングライターSebastianとのデュエット曲が収録されている 英語のスタンダードなどをデンマーク語で歌った曲もあるので聴きやすい |
Glade Jul 「聖しこの夜」 |
1987年のクリスマスソング集 ノルウェー本国ではこのCDが一家に一枚あると言われるほどの大ヒットアルバム |
1989年の3rdアルバム、出演したミュージカルの主題歌や東南アジアのトラッドなども歌われている |
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Gift of Love 「ギフト・オブ・ラブ」 |
1992年ワールドワイドなセールスを狙ってアメリカで録音された、スタンダードやポップスを英語で歌ったアルバム 後にリレハンメル・オリンピックの公式テーマ曲 ”Fire in your Heart”が追加されて再リリースされた |
Innerst
I Sjelen |
1994年の北欧の伝承音楽やリレハンメルで歌われた「オリンピック賛歌」を含むアルバムのノルウェー盤、リレハンメル・オリンピックの公式ソングである ”Fire in your Heart”はこのアルバムではノルウェー語版とプラシド・ドミンゴとのデュエットの英語版の両方が収録されている |
Innerst
I Sjelen 「心のままに」 |
上記CDにボーナス曲を含む日本盤 こちらの ”Fire in your Heart”はノルウェー語と英語で歌われるソロバージョンが収録されている |
The Best of Sissel 「ファイヤー・イン・ユア・ハート」 |
1998年発売の、アルバム未収録曲を多く含むベスト盤 ラッパーのWarren Gとデュエットしたボロディン作曲の「タタール人の踊り」のカバー “Prince Igor”は出色の素晴らしさ! ”Fire in your Heart” はノルウェー語と英語のソロバージョンが収録 |
Summer Snow 「サマー・スノー」 |
2001年発売、日本のTVドラマの主題歌のシングルCD 日本では上記のベスト盤にこのシングルの曲を足してベスト盤が再リリースされた |
All Good Things 「オール・グッド・ シングス」 |
2000年に発表された7年ぶりのオリジナルアルバムに1曲ボーナス・トラックが加えられた日本盤CD 全世界セールスを見込んでノルウェーのトラッド1曲以外は英語で歌われたポップスアルバムということで、ジャケット等の写真がかなりとんがったイメージでちょっと不安だったけれど、トラッド風の柔らかい曲調をやさしく歌っていて一安心、アメリカではこのアルバムからの数曲を中心に今までの曲の再録音や新曲を加えた別編集盤がリリースされている |
Sissel in Symphony 「シセル・イン・ シンフォニー」 |
ノルウェー放送オーケストラをバックに、ノルウェーの愛唱歌やクラシックのアリア、アメリカのスタンダード・ナンバー、アメリカ民謡などが歌われた2001年のライブ・アルバム、日本版にのみニッサン・ブルーバードのCMで歌われた「アヴェ・マリア」が収録されて2003年に発売された このアルバム、最近までノルウェーでのみの発売で、ノルウェーのオンライン・ショップでないと手に入らなかったようだけど、無事日本でも発売されてよかったよかった |
Sissel |
2002年のアメリカ進出盤 北欧のトラッドは一曲のみで、2000年の“All Good Things”を中心に既アルバムからの曲をアメリカ人好みにポップス色強めに再録音したものをまとめたライトポップス集になっている |
My Heart 「マイ・ハート」 |
2004年のオリジナルアルバム、ポップスのみならずオペラ・アリア、映画の挿入歌なども歌っていて、収録曲の違うヨーロッパ盤とスカンジナビア盤がリリースされたけれど、日本盤にはアメリカ盤の収録曲にボーナス・トラックとして車のCMで歌われているシューベルトの「アヴェ・マリア」とスカンジナビア盤に収録された「ロマンス」が収録 オペラっぽく歌っているアリアなどにはシセル特有の爽やかさが表われていないような気がしてちょっともったいないような・・反対にピアソラの「Oblivion:忘却」のカバーのように影のあるメロディーに、冴え冴えとした哀しい美しさと情感があふれ、ストリングスのアレンジの素晴らしさも手伝って心震わせられる名曲になっている |
Nordisk Vinternatt |
2005年、北欧のフォークソングを歌いスカンジナビア諸国でリリースされたアルバム、2002年のコンサートのDVDも付いている 派手ではないけれど美しく可憐な小曲集といった風情のアルバムだけど、ノルウェー語で歌われる「禁じられた遊び」などアレンジがかっちょいいうえ微妙なコブシを効かせて歌われていて、思わずぞくっとさせられるなかなかの聴きもの! このアルバム、DVDがヨーロッパ仕様のPALシステムのせいか、ずっとスカンジナビア諸国でしかリリースされておらず、そのうち日本盤がでるのであろうか・・・ |
Into
Paradise 「楽園にて」 |
「美しい音楽を愛する人たちのために・・」とコンセプトで発表された2006年のアルバムの日本盤、フォーレのレクイエムやパーセルのアリア、バッハのカンタータなどのクラシックに北欧やケルトのトラッド、讃美歌などがポップスアレンジで美しく歌われている シセルのアルバムはいつもヨーロッパ向けとアメリカ向けでは収録曲が違っているのだけど、今回の日本盤はヨーロッパ盤と同じ、ボーナストラックとしてアメリカ盤のみ収録のアルビノーニの「アダージョ」が収録されている |
De Beste 1986 - 2006 |
デビュー20周年を記念して2006年にノルウェーでリリースされた2枚組ベストアルバム ディスク1は今までのアルバムからの曲をまとめたもの、ディスク2にはデビュー前にテレビ番組のために収録された曲や、他のアーティストのアルバムに参加したデュエット曲がまとめられたレア・トラック集 |
"For
You" |
スカンジナビアリリースの2010年の新譜 ここのところ新譜といえばクリスマスアルバムのリリースが続いていたけれど、今作はノルウェー語、スウェーデン語、英語で歌われる久々のポップス集で、トラッドやカントリーミュージックなどのカバーを、派手ではないけれど透明感のある歌声で、しっとりと爽やかに歌ったアルバム |
Vienna Noel Live 「クリスマス・イン・ ウィーン」 |
1995年のドミンゴやアズナブールと出演したウィーンでのクリスマスコンサートのライブ盤。ビデオも出ている ドミンゴとシセルの歌がすばらしいのはいうまでもないけど、それにも増して決して熱唱タイプではないにしても、しみじみと歌うアズナブールの歌がまた感動的 |
Schweden
ABBA |
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The Defintive
Collection |
2001年にABBA結成30周年を記念し、スウェーデンでリリースされたシングル曲を集めてヨーロッパで発売された2枚組ベスト盤 曲目はほぼ発表順に並べられ、ボーナストラックとして ”Ring Ring” と ”Voulez-Vous”
のレアバージョンが収録されている “Dancing Queen” など流行った当時はテンポの早い曲だと思っていたけど、今聴くとそうでもない |
Agnetha Fältskog |
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ABBAのヴォーカリスト、アグネッタ・ファルツコッグがABBAとして活動する以前にソロとして活動していた1968年の18歳でリリースしたファーストアルバム UKポップスのカバー曲も歌っているけれど、自分で作った60-70年代のパラードポップスを透明感のある歌声で初々しく爽やかに歌っている 1曲めに収録されているデビュー曲Jag Var Så Kär
(I was so in love) は元々B面扱いだったにも関わらず、スウェーデンで大ヒットしたそう |
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Anne-Lie Rydé |
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Stolen
Kiss |
スウェーデンのボーカリスト、アンネ・リー・ライドがスウェーデンやロシア、アメリカのポップスを歌った1992年のアルバム |
Army of Lovers |
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Massive
Luxury Overdose |
1992年冬、友人と訪れたベルリンでやたら流行っていたのか、テレビでもビデオが流れてたのでつい気に入って買ってしまった、アーミー・オブ・ラバーズのアメリカでリリースされた編集盤 確かブラック系のモデル出身の女性1人と男性2人(そのうち1人は多分アラブ系)のスウェーデンのユニットで、ベルリンで見たMTVでもその3人が出演していたし、日本盤CDもそうだったのだけど、不思議な事にUSA盤では女性ボーカルが別人になっているのは、どーやらメンバーの仲が今一つしっくりせず、女性ボーカルが出たり戻ったり増えたり減ったりで、入れ替わりがかなり激しいかららしい “Crucified”と”Obsession”はなかなか好みの曲、だけどビデオはちょっとビジュアル的に勘違いの入った、すこ〜し濃いものだった |
Fågel Roc |
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The Happiness |
2006年に多国籍のメンバーで結成されスウェーデンを拠点に活動し、千夜一夜物語の「シンドバッドの冒険」に登場する怪鳥からその名を取った音楽ユニット、フォーゲル・ロックの2016年のアルバム 歌詞は主にスウェーデン語で書かれているけれど、”Salma Ya Salama”
や”Naci en Alamo”といったようなアラブのポップミュージック、スウェーデンの民族音楽、ギリシャやトルコなどのバルカンからの影響を強く受けた曲が収録されている |
Music |
小気味良いリズムのアラビアン・ポップスを歌ったフォーゲル・ロックの2013年のアルバム |
Meja |
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My Best 「ベスト・オブ・メイヤ」 |
スウェーデン出身のポップシンガーの、ヒット曲「How crazy are you?」や矢井田瞳のカバーを含むベスト盤 |
Stina Nordenstram |
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ウィスパー・ヴォイスのボーカリスト、スティーナ・ノルデンスタムが英語歌詞の曲を、つぶやくように歌った94年の2ndアルバム |
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Triakel |
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Winter Songs |
スウェディッシュ・フォークをロック的アプローチで表現するラディカル・トラッド・バンド Garmarnaのヴォーカリスト Emma Härdelin が組んだ別ユニットのトリアケルが、作曲にABBAのベニー・アンダーションを迎え、歌とオルガンとフィドルで素朴に演奏した北欧のクリスマスソングなどの冬の歌を集めて、ドイツでリリースした2001年のアルバム |
Viktoria Tolstoy |
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For
Loved |
ロシアの文豪トルストイの末裔という、スウェーデンのジャズシンガー、ヴィクトリア・トルストイの、アーバンでライトなポップスをスウェーデン語でクールに歌った1996年の2ndアルバム |
ヴィクトリア・トルストイが、ジャズ・アレンジしたチャイコフスキーやラフマニノフ、ボロディン、ヴィソツキィなどのロシアの作曲家の名曲やトラッドを、時にはクールに時にはエモーショナルに歌ってドイツでリリースした2008年のアルバム |
Dänemark
Emmelie de Forest |
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2013年のユーロビジョン・ソングコンテストで “Only Teardrops” を裸足でシャーマニスティックに歌ってグランプリを受賞したデンマークの新進歌手、エメリー・デ・フォレストの2013年の1stアルバム ケイト・ブッシュの「神秘の丘」が思い出されるようなアニミズティックなリズムによるアレンジによる、北欧トラッドというよりケルトっぽいイメージの英語曲を、ファルセットを効かせながらドラマチックに歌っている |
Färöer-Inseln
Eivør Pálsdóttir |
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“Human
Child” |
デンマーク自治領フェロー諸島出身、現在は音楽活動に専念するために移住したアイスランドを拠点に活動しているシンガーソングライターで来日公演も何度か行っているアイヴォール・パルスドッティルの、フェロー語で歌われた2007年のアルバム、同じ曲を英語で歌った盤もリリースされている 穏やかなケルト・トラッド調の曲だけではなく、バラードは包容力を感じる柔らかさで、ジャジーな曲はアンニュイにと変幻自在のヴォーカルでパワフルに歌っている |
Finland
Annika Ekuland |
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„Love Adventure 2007“ |
フィンランドの女性ポップシンガーの2007年のアルバム タイトル通り、都会的で明るく勢いのあるポップス集 |
Johanna Kurkela |
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“Moment of Silence” |
フィンランドの年間最優秀ボーカリストにもノミネートされる実力派女性ボーカリストの2005年のデビューアルバム 透明感のある歌声で北欧トラッド風のヒーリングミュージックをしっとりと歌っている |
“Marble
Sky” |
2007年ユーロピジョン・フィンランド予選エントリー曲の“Olet uneni kaunein (You are Loveliest in My Dreams)”も収録されている 透明感のある声でフォーク調の曲を歌う様子はフィンランドのシセルってとこ? |
“Capricorn
Eyes” |
2008年の少しケルト風味が感じられる可憐な曲をつぶやくように歌った3rdアルバム |
“Goodbye,
Dolores Haze” |
今までの爽やかなトラッド風味を残しながらも、ポップで華やかで少しアグレッシブに変身した2010年の4thアルバム |
“The
Wolf's Bride” |
歌い方が少しコケットリーに変わった1曲目に多少違和感が感じられるものの、その後ゆっくりとトラッド風の雰囲気に戻ってきて安心させられる2012年の5thアルバム |
“Christmas
Songs” |
オリジナルやトラッドなどのクリスマスソングをフィンランド語で、透明感のある声で清らかに歌った2013年の6ndアルバム |
アップテンポな曲を可憐な声でエモーショナルに歌った2015年の7ndアルバム |
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Kaiti Kink Ensemble |
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2012年のフィンランド映画「アイアン・スカイ」の音楽を担当したスロベニアの実験音楽ポップグループ Laibach によるエンディングテーマに、ボーカリストとして参加したカイティ・キンクと、ゲームや映画音楽作曲家のTapani Siirtola と Joonas Naskaliによるアンサンブルが「アイアン・スカイ」にインスパイアされて製作した2012年のアルバム エレクトリカルなインダストリー・ミュージックを、カイティ・キンクがシルキーな声でアンニュイに歌ったネオクラシカル・ダークウェイヴといった感じのアルバム 「アイアン・スカイ」のエンディングテーマの “Under
the Iron Sky” はサントラ版とは違う別バージョンになっている |
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Kirsi Ranto |
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Kaikki
Parhaat “All the
Best” |
1998年にフィンランドのタンゴコンクールで優勝し、翌年ポップシンガーとしてデビューして3枚のアルバムをリリースしたキルシ・ラントの、ヒット曲 ”Soitellaan” も収録された2005年のベストアルバム デビューのきっかけはタンゴコンクールなのに、その後タンゴは何故かほとんど歌っていない様子 |
“Homeland” |
自作の曲を歌った2007年のアルバム 低めの声でパラード、ポップス、ボサノバ調、トラッド風などの多彩な曲を自在に歌っている |
Laura Moisio |
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“Spiral” |
フィンランドのシンガーソングライター、ラウラ・モイシオの、アルバムの前半はフォーキーで北欧不思議ちゃん系な感じが漂っているけれど、後半に向かって少しづづアグレッシブになっていく2014年リリースの1stアルバム |
Värttinä |
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フィンランド、カレリア地方で1983年に結成された老舗トラッドバンド、ヴァッルティナの13thアルバム |
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Vuokko Hovatta |
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“Favorite Animals” |
フィンランドの女優・歌手の2008年のファーストアルバム ジャケットなどに動物、昆虫、爬虫類などの線画イラストなどをあしらったりしてデザインに凝り、オーケストレーションをバックに可憐な声でドラマチックに歌う様子はフィンランドのケイト・ブッシュってとこ? |
“Liana” |
フォーキーな曲をライブ・ハウスなどで演奏されるような編成のアコースティックなアレンジで歌った2010年の2nd アルバム |