Asia
DaiQing Tana and Haya Band “黛青塔娜 & 哈雅樂團” |
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“寂靜的天空” |
モンゴル出身の女性ボーカリスト、ダイクィン・タナがモンゴルの民謡などをモンゴル語と北京語で透明感のある声で静かに歌った2009年のアルバム、アルバムタイトルの曲は新疆維吾爾(ウイグル)自治区喀納斯(カナス)観光区に住む蒙古族の図瓦(トワ)民謡 Haya Bandは日本でもソロリサイタルを開いたこともあるモンゴル系の馬頭琴奏者を中心に、インターナショナルなメンバーで結成され、ロック、ジャズ、クラシック、ニューエイジなどをレパートリーに持つ北京のバンド、このアルバムの曲もクラシックやジャズテイストにアレンジされていて、トラッドというよりもヒーリングミュージックという感じ |
Yangjin Lamu “央金拉姆” 台湾を経て結婚後はアメリカで活動しているチベット出身の女性アーティスト |
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“Yangjin Lamu Yoga” |
日本の琴奏者、松山夕貴子が参加していて話題になった第53回グラミー賞最優秀ニューエイジアルバム賞を受賞したポール・ウィンター コンソートの「ミホ:ジャーニー・トゥー・ザ・マウンテン」に、ヤンチェン・ラモが参加した曲「満願文(Words of Wish Fulfillment)」も収録されている2006年リリースの1stアルバム ギター、バンジョー、マンドリンなどの西洋の楽器によるシンプルな伴奏と、モンゴルのホーメイを思い起こさせるような低く押し殺したような声で歌われる東チベットのマントラの組み合わせで神秘的な雰囲気を表現している |
Dick Lee シンガポールの男性シンガー |
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The Mad Chinaman 「マッド・チャイナマン」 |
1989年発売。昔日本でも流行ったシンガポールの懐メロなどを現代的にアレンジした曲などを含むアルバム |
Ratchanok Srilophan タイ南部出身の女性シンガー |
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“I Put A
Lid” |
ラチャノック・スリローファンの2006年の1stアルバム タイ歌謡の演歌といわれるルークトゥン風の滑らかなメロディを、デビューながらたおやかにしっとりと歌っている |
“Rain in
the Sea” |
ラチャノック・スリローファンの、デビュー以来6年ぶりになる2011年の2ndアルバム インドやアラブ、マレー風のエキゾチックな雰囲気を残した軽快なポップスや民歌風の曲をしっとりと歌ったアルバム |
“Leave
it to the Stars” |
全体的に穏やかでしっとりとたポップスを心地よく聴かせてくれる2012年の新譜 |
Gita Gutwa インドネシアの若手女性シンガー |
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ギータ・グタワの14歳にしてリリースされた2007年のファーストアルバム インドネシア音楽会の実力者の娘ということで、まあそこそこのチャイドルかと思いきや、クリスタルヴォイスの本格的な歌いっぷり! 曲にも歌い方にも東南アジアの香りがあまりなく、どちらかというと北欧風の透明感と爽やかさで、壮麗なオーケストレーションをバックにしたメランコリックな曲や、ポップな英語の歌も堂々と歌いこなしている |
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“Love's
Harmony” |
父親のプロデュースによる2009年の2ndアルバム 自ら作詞作曲を手掛けたガールズポップスやディック・リーによるオリエンタル・ポップスに、オーケストラをバックに透明感のあるソプラノヴォイスを活かしたドラマチックな曲や英語のスタンダード曲など、16歳のギータのピュアでキュートな魅力満載のアルバム |
“Ballad
For Salah” |
父親のプロデュースによる2010年の3rdアルバム ジャンルとしては「ポップムスリム」ということだけど、軽快なリズムのポップスを清々しくもコケットに、また壮麗なストリングスアレンジのパラードなどを凜としたソプラノで抒情的に歌って魅力たっぷり 製作にじっくり1年かけたというジャケットなどのアートワークも合わせて、美しいアルバム |
6th Lane スリランカの男性4人のヒップホップグループ |
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シックス・レーンの2004年のアルバム シンハラ語でのラップやヒップホップにはどことなく南アジアの香りがして、女性ボーカリストをフューチャーしたフォーク調のパラードはアジアの歌謡曲調で耳馴染みが良く、心地よく聴きやすい 現在はメンバーチェンジされ、このアルバムリリース当時のリーダーHiran Tは、スリランカのチャリティやクリケット競技の公式ソングの歌唱を含めたプロデュースなどの音楽活動を続けながらも、歯科医の勉強をしているそうな |
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Champa Kalharee & Sunflower スリランカの人気女性シンガーとモダン・バイラの人気バンド |
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可憐で涼やかな歌声のチャンパ・カラハリが、モダン・バイラの人気バンドのサンフラワーとコラボしたアルバム |
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Palbasha Siddique 在米ミネアポリスのバングラディシュ出身の女性アーティスト |
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Love
It |
2008年にVISAカードのCMで流れ話題になったマット・ハーディングのダンシングビデオのバックに流れた曲 “Praan (Stream of Life)” のボーカリストに起用された、当時在ミネアポリスの学生だったパルバシャ・シディクが歌ったバングラディシュのテレビドラマ “Valobashi Tai” の、2011年リリースのStudio58プロデュースによる挿入歌集アルバム ベンガル語によるポップスといったところだけれど、ところどころに残る南アジアの香りを残したメロディラインを、エキゾチックなファルセットを使ってクリアーに歌っている |
Soe Sandar Htun 現代ミャンマー歌謡を代表する女性シンガー |
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ソー・サンダー・トゥンの、揺らぐようなファジーなメロディをガムラン風の演奏に乗って、清々しく可憐な声で歌った2011年のアルバム ラストの1曲のみNanda Lwanという男性が歌っているけれど、メロディのせいのみならず、よれてふらついた歌い方がナンともヘタな気が・・ |
Vietnam
Khanh Ly |
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Tình nhớ |
ベトナムの有名作曲家、トリン・コン・ソンの「美しい昔」を初めとした作品を歌った1990年のアルバム |
美しい昔 -祖国ベトナムを歌う- |
ベトナム戦争前はベトナムの国民的歌手だった「ベトナムの太陽」カーン・リーの、1981年に日本で出されたアルバム NHKドラマ「ベトナムから来た妻と娘」の挿入歌だった「美しい昔」と「ユエの子守唄」は、ベトナム戦争中の1970年、大阪万博でのコンサートで来日した際日本語で吹き込まれたものだけど、後の曲はボートピープルとしてアメリカに逃れ、再び音楽活動を始めることが出来てからの録音らしい |
“Wet Shirt” |
上のアルバムを1992年にリトル・サイゴンでCDリリースしたアルバム CD化にあたってLPからは1曲欠け、特にリマスターした様子はないけれど、その分アルバムには未収録の日本でのシングル盤、81年の日本のテレビドラマ「警視庁殺人課」の 谷村新司による挿入歌「砂漠」と、そのB面の竜真知子・ミッキー吉野による「Gメン75」の挿入歌だった「遥かなる旅路 - Wanderlin man」、それと何故か最後に「荒城の月」の琴演奏が収録されている |
“Leave
Me” |
ベトナムの国民的作曲家と言われるPhạm Duyのドラマチックな作品を歌った1992年のアルバム |
“Yes
Well I'm Back” |
ベトナムのソングライター達の作品を歌った1994年のアルバム 民歌風、フォーク風、ラテン風、シャンソン風と多彩な曲調の歌が、カーン・リーの優しいベトナム語でたおやかに歌われている |
“Love
On High” |
ソフトロック調のXuân Điềmの作品を歌った2000年のアルバム |
“As A
Wound” |
Trịnh Công Sơnの作品を歌った2009年のアルバム アルバム1枚が1つの作品のように、全編ギターの伴奏で2001年に亡くなった盟友Trịnh Công Sơnへの鎮魂歌のように静かにしっとりと歌われている |
Ái Vân |
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Tình Hoài Hương - Nhạc Phạm Duy “Love
Nostalgic Flavor - Music of Pham Duy” |
ベトナム戦争時にベトナムから脱出した越僑と呼ばれる在外ベトナム人で、アメリカ西海岸で活動し来日して在日ベトナム人のためのコンサートに参加するために来日経験のあるベテランボーカリスト、アイ・ヴァンがベトナムの国民的作曲家と言われるファム・ユイ(ファム・ズイ)の作品を、民歌風の曲だけでなく、壮大なスケールの曲もじっくりしっくりたおやかに歌い上げ、アメリカ西海岸の越僑レーベルからリリースしたアルバム ファム・ユイはベトナム戦争時にベトナムを離れアメリカで活動しながらも2005年にベトナムに帰国し永住、長い間ベトナム国内での曲の流通などは制限されていたようだけど、最近になって活動が認められCDなどがリリースされるようになったという、ベトナム人の心を誰よりも深く表現しているといわれる作曲家 |
“Night
Knife” |
ハノイでレコーディングし地元レーベルでリリースした、民歌などを歌ったトラッド色溢れる2008年のアルバム 曲調やアレンジなどは東南アジアというよりも中華風、軽いラップなどでポップス色もだしながらもベトナム語の特徴ある発音で柔らかく、物腰優雅に歌ってベトナムらしい風情を醸し出している |
"Love
Songs For People" |
ハノイのレーベルから2008年にリリースしたアルバム ベトナムの伝説的ソングライター、チン・コン・ソンの曲や越僑音楽家ドゥク・フイの作品などの他、アラ・プガチョワの「百万本のバラ」のベトナム語版など滑らかで抒情豊かに歌われているけれど、メロディやアレンジにはベトナム色があまりないポップスアルバム |
Le Uyen ロスのベトナム人コミュニティで活動している女性歌手 リトル・サイゴンで友人に買ってきてもらったのでこの歌手の詳細は謎 |
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Ca Khuc Da Vang |
1991年発売の、やはりトリン・コン・ソンの「ユエの子守唄」を初めとした作品を歌ったアルバム |
Như Quỳnh ベトナムから90年代半ばに米国へ移住し、 西海岸のベトナム人コミュニティーで活動してスターとなった美女シンガー |
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“Song
Of Dong Thap” |
ニュ・クインの、穏やかでゆったりとしたベトナム歌謡を、河の流れをたゆとうように優しく歌った2004年のアルバム 数曲のデュエットの他、谷村新司の「昴」もしっとりと歌われている |
India
Sheila
Chandra UKで活動しているヒンズー系インディポップの代表的な女性ボーカリスト |
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Monsoon |
シーラ・チャンドラをボーカルにフューチャーしたインドテイスト溢れたUKのユニット「Monsoon」の、1982年録音のTherd Eyeというアルバムにリミックスを数曲加えた1995年発売のCD、インド楽器を多用した編曲をしているけど、Beatlesのカバーなど歌詞はほとんど英語 シタールの音聞いてると涅槃に誘われるような気がする |
The Struggle |
ソロデビューした1983年頃の曲を中心に集められたベスト盤 |
Silk |
ソロ・ベストアルバム |
Najma UKで活動しているイスラム系インド出身の女性ボーカル、こちらは歌詞も曲もすべてインド調 |
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インドの古典抒情詩ガザルをベースにした、インドでは著名なプロデューサーRaviの曲を歌った1988年発売のアルバム ひょっとしたらインドで85年に録音されたデビューアルバムのCD盤かも? |
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Qareeb |
1stアルバム。個人的にはこのアルバムが一番聞きやすい |
Naina |
2ndアルバム |
日本のCMに使われたPukarを含む1991年発売の3rdアルバム |
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Forbbiden Love |
インドのガーシュイン、またはアービング・バーリンと称されたインド映画音楽界の巨匠S.D.Burmanの60-70年代の映画音楽をChris Raelのプロデュースで歌った1996年のアルバム ナジマはヒンズー語で歌っているけど男性バックコーラスは何故か英語、ラストの”Aradhana”はオリジナルではS.D.Burman自身が歌っていたらしいが、ここではChris Raelが英訳し歌っている |