今は亡き夫、奉帥司の思い出  波多野ふくみ



波多野明帥征奉帥司


革真宗教日本教神系行合八光会
初代 波多野明帥征奉帥司

 岐阜県武儀郡上之保村行合
 明治38年6月14日生 
農業


 次女ひふみ昭和22年11月19日生、当時6才。9月1日川遊びより帰り少しすると立てなくなり、金山病院やら接骨院の東上田と行ってみても、何も分からず、家の中を這い回る毎日でした。その時日本教の話を聞き、初めて御本部へ行き御母にお願いをすると、良い正月をさせてやるとの尊いお言葉を戴きました。それから4ヶ月で立ち、正月には歩けるようになりました。尊き御加護を戴きました。それより奉帥司の御拝命を賜りました。
 この年より行合八光会の感謝祭が始まりました。御母より「行合八光会は、部落だけの会で小さな会やが、八方へ光を放ってくれ。」との尊いお言葉を賜りました。
 当時は感謝祭の日には、本部神使は奉帥司宅に泊まられ、次の日は鳥屋市神謳会の感謝祭と日程が組まれていました。当時は自家用車が無く、自転車にて送迎でした。数年後には耕運機が入り耕運機での送迎となりました。とても今では考えられません。
 奉帥司はとても几帳面な方で、本部神使の食事は四季の旬の料理でした。自分で山へ行き、松茸、ヘボ、山芋、川魚を釣ってきて、自分で料理され、又御母がラッキョが好きとのことで自分で美味しく漬けて、必ず御母に料理と一緒に届けられました。
 奉帥司は、とても健康で、病まれたことが無く、86才まで眼鏡をかけられたことが無く、どんな細かい字でも読まれました。
 父神御母の尊き御水脈引を賜り、楽しい生活を送られました。