雨も上がって、霧が出ていた。 7時くらいに朝食。焼きシャケに目玉焼き、サラダ、納豆、ご飯、なめこ汁、ヤマイモサラダ、たくあんというメニュー。夜にはかなわないがボリュームがある。 |
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晴れてきたので8時過ぎに出発。 まずは塘路(とうろ)を目指す。コッタロ湿原のほうへ砂利道を入っていくと釧路川にぶつかる。そこで車を停めたら、ヤマセミが飛び出した。しまった…。エゾシカがすぐ近くにいたのでパチリ。後で見たら首輪をしていた。 |
![]() 赤い実 |
![]() エゾシカは首輪付き |
![]() コッタロ湿原 |
![]() タンチョウ |
![]() イタチ? |
![]() 色付いたモミジ |
コッタロ湿原展望台からは気持ちいい眺め。白い点が見えたので双眼鏡で見るとタンチョウ。遠くで鳴き交わす声も聞こえた。他の観光客の人が道脇に何かを見つけた。よく見るとイタチ?でも何故か逃げない。しっぽのあたりから出血しているみたいで、きっと車に轢かれたのだろう。かわいそうに。 そこから中標津に抜け、いっきに羅臼を目指した。 14時頃には今夜から2泊する「鷲の宿」に到着。10年ぶりと思っていたら、14年ぶりだったが、お母さんにご挨拶するとちゃんと覚えてくれていた。 |
![]() 民宿 「鷲の宿」 |
![]() 食堂 兼 観察小屋 |
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建物は以前のままだったが隣に工事用のプレハブが2棟、中は食堂兼観察小屋になっていた。以前は食堂だった部屋は小さく仕切られて客間になっていた。 宿の前の川にはカラフトマスがいっぱい遡上していた。 |
部屋に荷物を置いて、早いけど温泉に行った。無料の露天風呂「熊の湯」だ。熊の湯の近くに行くと硫黄くさい。 ちょうど空いている時間で女風呂は貸切。今日も熱いのかなと思ったが、ちょうどいい湯加減だった。ちゃんとホースで水を入れてくれているようだ。 のんびりと温まってから出た。結局ずーっと一人だった。 まだ、時間があるので知床峠を通ってウトロへ。 |
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![]() 羅臼岳 |
![]() 知床連山 |
![]() 立派な角の雄鹿 |
気持ちよく晴れていて羅臼岳もきれい。ウトロ側では知床連山もくっきり。 岩尾別ユースのあたりには、たぶんヒグマを狙ってたくさんの人と車が停まっていた。ホテル「地の涯」に行く道に入っていくと立派な角の雄ジカを発見。近くに行っても逃げる素振りもなく堂々と草を食べていた。 |
ゆっくりと羅臼に戻って、知床半島の先端のほうへ走ってみた。8月下旬の台風10号の爪痕がここにもまだ残っていて、北浜~相泊は通行止め、海岸町では道路のすぐ脇の斜面が崩れて土留めをしていた。 |
![]() 通行止め |
![]() 土砂崩れ |
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宿に戻って、17時から夕食。いつシマフクロウが来ても良いようにカメラなども用意しておく。窓は手前のほうから場所取り。 夕食はキンキの塩焼き、ツブとタコ・サーモンの刺身、サラダ、ツブの煮物、干し大根の煮物、豚肉と野菜の陶板焼きというメニュー。キンキは表面がパリパリで脂がのっていて美味しかった。 食後はそのままシナフクロウ観察タイム。佐藤先生という方が保護活動の一環でライティングを変えて撮りやすくしてくれ、生態などをいろいろわかり易く説明してくれる。 |
8時半ごろメスが1羽だけでやってきた。そのメスは1時間半くらい居て、魚を6匹くらい食べた。その後、1時間くらい経ってからオスとメスが一緒に戻ってきて、ずーっとボーボー(♂)ウー(♀)と鳴き交わしをしていた。深夜1時頃やっと2羽で降りてきてくれた。 |
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その夜はカメラマンが10人くらい集まっていたがその中にビデオで撮っている有田さんという方がいて、私が場所を譲ってあげると、撮っている画面をずっと見せてくれた。私の持って行ったカメラではほとんど映らないので撮るのを諦めていたら、この画面を撮ればと言ってくれた。で、撮らせてもらったのが上の写真。右上の写真の左下にはタイマーが入っているのが判るでしょ? 右下が自分のカメラで撮った写真、ぜんぜん違うでしょ。 |
有田さんとはシマフクロウの出待ち時間にいろいろ話せて楽しかった。有田さんのHPのアドレスも教えてもらいビデオを見たら、以前青森の十二湖で撮ったというアカショウビンのビデオがあって、素敵だった。その他にもいろいろアップされていたので後でチェックしようと思った。(その時はダウンロードが遅くてビデオが止まってしまい、うまく再生されなかった。) この夜は深夜2時過ぎまで観察して寝た。外に出ると星がきれいだった。 |
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