Japanische Musik

 

萩尾 望都

エトランゼ

おっとびっくり!!あの人気漫画家の萩尾望都がジャケットのみならず、作詞・作曲・歌まで歌った1979年のアルバム!

「萩尾望都1」と出てたけど「2」が出た気配なし。Victorは「第二の中島みゆき」として売り出す方針だったらしいけど、ホンマか?!・・・

詞・曲は素人ながらなかなかの出来で好きな曲もあったけど、やっぱり歌はプロに歌ってもらった方がよかったのでは?と思うとちと惜しい

久保田 早紀

夢がたり

「異邦人」のヒットで瞬く間に人気の出たシンガー・ソングライターの、オリエンタルな雰囲気と、夢見る少女の憧れとどこか妖しい感覚がが歌詞などにあふれた1979年の1stアルバム。

「ナルシス」という曲が当にそういった感じなのですが、一番と二番の歌詞の感覚が微妙に違う。一番は本人の作詞で二番は共作になってる山川啓介の作かもしれないなぁ、なんて思ったりして

天界

「異邦人」の雰囲気をそのまま引き継いだようなシングル「25時」が収録された1980年の2ndアルバム。二番煎じの感は否めないけど「碧の館」や「田園協奏曲」は美しい曲で好み

SAUDADE

A面が「異邦人」のファドバージョンを含む、ファドのギタリストをフューチャーしたポルトガル録音の1980年の3rdアルバム。「アルファマの娘」とか「4月25日橋」など名曲・名演もあるので何故両面ともポルトガル録音にしなかったのかなー?でもB面の「憧憬」は「もーっ、このアルバム買ってよかったー」と泣きたくなるほど好みな曲

Airmail Special

このままではアカンと思ったのか、意味深な一曲目「プロローグ」から始まる、ポップに変身した1981年の4thアルバム。「オレンジ・エアメール・スペシャル」なんてオレンジジュースのCMソングに使われて「Full of Sunshein L.O.V.E」なんて、なんだか無理してるよーな気が・・・そんな中でも「上海ノスタルジー」はノリが良く、「長い夜」は今までのテイストをちょっと残してて好み

見知らぬ人でなく

ちょっとヨーロピアンテイストな1982年の5thアルバム。そんな中に何故かダンサフルな曲も混じって、何だかも一つしっくりこないちょっと地味なアルバム

ネフェルティティ

少しオリエンタルな雰囲気を持つ1983年の6thアルバム。シングル曲の「愛の時代」はカラオケにも入ってたりする絶唱タイプの曲

夜の底は柔らかな幻

エスニックアレンジの1984年のラストアルバム。アレンジャーの久米大作(俳優久米明氏の息子)との結婚を機に引退することになり、全国ライブツアーも行われた。シングルカットされた「ピアニシモ」は映画の1コマを切り取ったようなロマンチックな曲で好み

引退するとはいえ、クリスチャンシンガーとして教会での讃美歌ライブは続けるとのこと、彼女は元々クリスチャンだったのでした

CD Best Collection

1986年に出たベスト盤CD

Tehillim 33

久米小百合と本名になっての、1987年のチャペル讃美歌ライブ

百万本のバラ

1988年に出されたシングル。多分この時この歌を加藤登紀子などのいろんな歌手が歌った競作の一環で出されたのだと思う。歌詞は松山善三氏によるもの、カップリングは讃美歌126番「風激しく」

はじめの日

1996年のアルバム。内容はオリジナルの教会音楽で一曲一曲本人による解説がついているのだけど、なんだか抹香臭い(キリスト教でもこう言っていいのかな?)というか、遠い目をして語られてるような気がちょっとする。声なんかは変わってないんだけどなぁ

The Best

シングルのA.B面を全て収めた1997年のCD。シングル盤のB面はアルバム未収録の曲が多かったので待ってました〜てな感じでした。こういうCDが出るってことは彼女の事が好きだった業界人も多いのか〜?

石川 セリ

The Best

1976年から83年までの名曲を集めたベスト盤、デビューの頃はフォーク調の歌を、その後は明るいJ-ポップス調の曲を歌っていたけれど、どちらかというと後期のアンニュイ・ヨーロピアンポップス調の曲の方が良い

言わずと知れた井上陽水の奥さん、熱唱型ではないのだけど囁くようなボーカルが魅力的、「ダンスは上手く踊れない」は元々彼女が歌っていた曲でこちらの方が雰囲気があって好み、「八月の濡れた砂」は落ち込んだ時に聴くと更に落ち込めたりする

ベスト盤はいくつか出ているけど「風のない白い夏」が収録されているのはこのCDだけ(この曲が収録されたオリジナルアルバム「星屑の街で」は、この曲以外は妙にブリブリぶりっ子ポップスばかり)

Möbius

ヨーロピアンテイスト香るアルバム。それもフランスではなくドイツってあたりがかっこいい。来生たかおの「とめどなく」もアンニュイな感じが良いけど、唐突に明るく収録された松任谷由美の「川景色」はご愛嬌?

Boy

前作のテイスト残しつつもポップな曲も混ざったアルバム。「とぎれた記憶」など古い刺繍がほどこしてあるアンティーク家具の匂いが感じられるようで好み(ってヘンな感想・・)

Femme Fatale

ワインのCMに使われた「キ・サ・ラ恋人」も収録されてるフレンチポップスっぽいアルバム

楽園〜RAKUEN

長らく絶盤だったけれどTOWER RECORDSの企画によって再版された石川セリの1985年のアルバム

化粧品のCMにも使われていた、かしぶち哲郎による「いろ、なつ、ゆめ〜彩・夏・夢」を始め、坂本龍一、大沢誉志幸、玉置浩二などのアーティストの曲をメロウに歌った南欧テイストのアルバム

MI.YO.TA

1996年に逝去した現代音楽作曲家「武満徹」の追悼盤として、1995年に出された武満徹作品集「翼」に収録されていた数曲と新たに録音された2曲に、インストルメンタルを収録したミニ・アルバム

武満徹の曲に石川セリの歌声も絶品なのだが、谷川俊太郎の詞がとりわけ難しい単語や表現を使っている訳でもないのに、深く胸に迫ってくるのがスゴイ

Golden Best

Singles And More

2003年にリリースされた、石川セリの「八月の濡れた砂」「遠い海の記憶」「ダンスはうまく踊れない」「キ・サ・ラ恋人」「いろ、なつ、ゆめ〜彩夏夢」などの1972年から1985年までの間にリリースされたシングル盤A面曲を中心に編集されたベストアルバム

最近再活動を始めた石川セリのベストアルバムは数々リリースされているのだけれど、そろそろ廃番になっているオリジナルアルバムの再リリースを望みたいところです

大貫 妙子

ROMANTIQUE

アレンジに坂本龍一と加藤和彦、バックに細野春臣や高橋幸宏などをむかえた、シンガーソングライター大貫妙子の1980年のアルバムのCD

レコード会社を移籍しての2枚目のアルバムはその後に続くヨーロピアン・シリーズの1作目、フォーク路線を残した曲もあり、出だしの2曲はいかにもYMOなテクノ・アレンジだけど、その他は「雨の夜明け」「若き日の望楼」とアンニュイなフランス調の曲が中心、とはいえ「ふたり」という曲、歌詞はロシア風なのにサビはサンバアレンジ、しかしながら曲の展開はまんまヴェルチンスキーの「長い道」(メアリー・ホプキンの「悲しき天使」の原曲)ではっ?それに「果てなき旅情」という曲の歌詞には「霧の街パディントン(イギリス)から南へ向かってエクスプレスに乗りバルセロナ、バレンシア(スペイン)へ」といった情景が描かれているけれど、当時ユーロ・トンネルは開通していたのか?オマケに間奏はバラライカの音も鮮やかなスラブ風だし・・・

AVENTURE

–アヴァンチュリエール-

アレンジに坂本龍一、加藤和彦、山下達郎、前田憲男、バックに高橋幸宏、細野晴臣、竹内まりやなどのの豪華布陣を配した1982年発表のヨーロピアン・シリーズ第2弾リマスター盤

前作が北ヨーロッパのしっとりとしたイメージなら、このアルバムはサンバやジャズのリズムに乗った南欧のイメージの曲が多い

Cliché

–クリシェ-

ヨーロピアン・シリーズ第3弾、アレンジに坂本龍一を迎えフランスで録音された1982年のアルバムのCD盤、「黒のクレール」は当時マクセルテープの連作CMに使用されたヒット曲、このアルバムからは「色彩都市」「ピーターラビットとわたし」など他にもヒット曲が出ている

「黒のクレール」はモノクロのイメージを持った曲なのだけど、アルバムのカラーとしてはパステルカラーといった感じ

History 1978-1984

大貫妙子がRCA在籍時代に発表した曲を集めリマスターした、1999年リリースの2枚組みCDセット

アルバムの曲以外にもアルバム未収録の曲やCMソング、映画「東京日和」挿入歌「ひまわり」など盛りだくさんの内容になっている

Library Anthology 1973-2003

アルバムからの曲にCM“Shall We Dance?“のような映画挿入歌などのタイアップ曲でまとめられている2枚組アンソロジー

大瀧 詠一

A Long Vacation

一世を風靡した1981年リリースのアルバム

1曲目の始めにはオーケストラの音合わせの様子が入り、「君は天然色」に引き続き全編夏の明るいイメージの曲が続き、9曲目の最後にはちょっと冗談っぽく参加メンバーによるアンコールの拍手が入って、アンコールとして一転冴え冴えとした、太田裕美への提供曲「さらばシベリア鉄道」のセルフカバーが演奏されるというコンサートライブ風に凝った作りのアルバム

加藤 登紀子

全曲集「百万本のバラ」

お馴染み加藤登紀子のベストセレクション

ロシアのアラ・プガチョワの「百万本のバラ」、フィリピンのフレディ・アギラの「ANAK(息子)」などのカバー曲をはじめ、「ひとり寝の子守唄」「知床旅情」「時代遅れの酒場」「灰色の季節」「難破船」「この空を飛べたら」などなどとヒット曲てんこもりのアルバム

戸川 純

Halmens Deluxe

80年代ニューウェーブ・ユニット「ハルメンズ」のベスト盤

ボーカルに「サエキ ケンゾウ」「戸川 純」「野宮真紀」を迎え、「電車でGO!」「昆虫群」「レーダーマン」などが入った幻の豪華盤

玉姫様

元ハルメンズの上野耕路と’82年に「ゲルニカ」結成後、’84年発表のソロデビューアルバム

アンデス民謡をカバーした「諦念プシカンガ」は落ち込んだ時に口づさむと、更に自虐的に落ち込めます

極東慰安唱歌

沖縄民謡や唱歌風の曲を含んだ2ndアルバム

好き好き大好き

アイドルポップス風にコーティングしてはいるけど中身は情念てんこもりの3rd

何故か「レインボー戦隊ロビン」の主題歌に「煩悩の海を業の船で行く」的歌詞が付けられている「恋のコリーダ」は、もともと「突然魔がさし娘」というタイトルがつけられていたらしい

BEST

「ゲルニカ」時代の曲も挿入されたベスト盤

「銀輪は唄う」はその頃清涼飲料水のCMに使われていた

三宅 由佳莉

a prayer

〜未来への歌声〜

「海上自衛隊の歌姫」と評判になった三宅三等海曹をヴォーカリストとしてフューチャーした海上自衛隊東京音楽隊の「歌と吹奏楽」の2013年のアルバム

震災被災者応援歌として作られた曲「祈り」や「花は咲く」、ミュージカル曲の「夢やぶれて」や「トゥモロー」、「浜辺の歌」や「ふるさと」、「アメイジング・グレイス」「タイム・セイ・グッバイ」などのリリカルな曲がクリスタルなソプラノで歌われている

沢田研二

Julie Special

A面コレクション

ジュリーのソロ転向後、1971年の「君をのせて」から85年の「灰とダイヤモンド」までのシングルA面曲を発表順に収録された3枚組のアルバム

年代順に並べられているのでジュリーの声が若々しくパワフルな感じから、徐々に色気と艶と深みが表われてくる様子や、楽曲が時代と共に微妙に変化していくのが良く分かる

44曲ほとんど耳馴染みがある曲なのがスゴイ

架空のオペラ

Opéra en l'air

ジュリー自身が李花幻名義で作詞作曲したシングル曲「灰とダイヤモンド」などが収録された、オリジナルアルバムとしては22作目となる1985年のアルバム

ヨーロッパ映画のタイトルがつけられ東欧のイメージが香る影のある歌詞の曲を、ジュリーが甘く切なく伸びのある声で歌ったドラマチックな名盤

寺尾 聰

Reflections

1981年の大ヒット曲「ルビーの指輪」が収録されたアルバム

海と冒険と酒を愛し恋に生きるという歌詞は当時の空気をたっぷり含み、すべて寺尾聡によるメロウでアーバンな曲は、寺尾聡のクールで漂うような歌いクチと相まって今聴いても心地よい

Atmosphere - Reflections 2

前作の雰囲気を残した1983年のアルバム

Standard

本人ではなく作家たちによる曲は11曲が長めで、じっくり作り込んだ感のある1987年のアルバム

山下達郎&竹内まりや

TATSURO YAMASHITA

PRESENTS

X’mas Songs from KFC

1999年のケンタッキーフライドチキンのクリスマスセットのおまけに付いてたクリスマス・スタンダードソング4曲入りミニアルバム

山下達郎の例のクリスマスソングは収録されていないものの、竹内まりやの歌う”The Christmas Song”を始めとして、”White Christmas” ”Jingle Bell Rock” ”Have Yourself A Merry Little Christmas”と雰囲気抜群で本意気のアルバム

Snakeman Show

急いで口で吸え

YMOのミニアルバム「増殖」にフューチャーされて人気の出た、小林克哉・伊武雅刀・桑原茂一らによるラジオ番組が、豪華ゲストミュージシャンを迎えて1981年に制作された名作ギャグ満載のアルバム

Klaus Nomiの事をこのアルバムで初めて知った人も多いかも

戦争反対

愛をテーマに、ブラックジョーク満載の1981年のアルバム

海賊盤

1982年、視覚のないラジオ番組という事を逆手に取って、想像と妄想をかきたてる作りのアルバム

ピテカントロプスの逆襲

1983年のアルバム。ここまで来ると妙に凝り出して、ひつこくオシャレにまとめすぎ、ちょっとつまらなかったりして・・・

New Mad Tape

SERIES 1

何故かまだデジタル技術が世に蔓延る以前の20年近く前、同人誌即売会でダビングにダビングを重ねて闇で出回っていた、アニメ主題歌をパロって編集された裏テープのCD

Thomas O’malley

「オマリーのダイナミックイングリッシュ」

一部の阪神タイガースファンの間では伝説になっていた、幻の「オマリーの歌う六甲おろし」が収録されている「オマリーの魅力がいっぱい」の(と、解説に書いてある)毎日放送が阪神タイガースと手を組んで作ったと思われる1994年のアルバム

うーんっっ噂通り、オマリーの歌はあまりにもヘタっ、ほとんど語りに近い歌?に、もう悶絶!いやいや、慣れない日本語で歌っているからヘタなのよ、と思っていたら英語で歌う2番もかなりヘタ・・・慣れない曲だからよ、と思っているとまだまだ甘い!アメリカに生まれ育った野球人なら、耳にタコが出来るほど聞きなれたはずの馴染み深い曲「わたしを野球に連れてって」も英語で歌われているのだが、やっぱりヘタ!しかしその分ホンマにオマリーの人の良さがにじみ出ているCDなのだ

その他にも「オマリーのイングリッシュ・レッスン」とか「MBSアナウンサーの角さんと唐渡さんによる甲子園漫才」とか「タイガース優勝の瞬間架空実況中継」とかが延々と収録されていて、かなーりヌクいとほほなCDなのであった

現在オマリーが特別コーチに就任しているのも手伝ってか、タイガースが18年ぶりのリーグ優勝を果たした2003年、このCDは再発されている

ちょんまげ天国

「遠山の金さん」「水戸黄門」「銭形平次」「必殺仕事人」はあたりまえ、「てなもんや三度笠」に渡哲也主演の「浮浪雲」、さらには加藤剛歌ところの「風と雲と虹と」等々、懐かしの時代劇主題歌・テーマ音楽をレアでコアな集め方をした2002年の企画アルバム

惜しむらくは中村梅ノ助主演の頃の「遠山の金さん」の主題歌や橋幸夫の歌う「子連れ狼」の♪しとしとぴっちゃん♪がもれている事、しかしそんなこと言っていたら2枚組みにしてもまだ足らないとみえて、更にコアな編集がされた第2弾も出ているらしい

 

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