Griechenland
Αμαλία Αυγουστάκη Amalia Avgoustaki ギリシャのオーディション番組からデビューした実力派女性ヴォーカリスト |
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“Min Do Sta Matia Sou
Vrohes” Don't See
the Rains in Your Eyes |
アマリア・アヴグスタキの2007年のデビューアルバム かわいいデザインのジャケットに反して、ハスキーな声で渋めのギリシャ歌謡をじっくりと歌い上げ、デビューアルバムにしては既に風格がっ! |
Annabouboula 女性ボーカリストAnna Paidoussiを中心としたギリシャ系アメリカ人の3人組ユニット |
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Haman 「ハーマン」 |
ギリシャ風のメロディをダンスミュージックアレンジで聞かせる1988年のアルバム 日本では「Haman」というタイトルで発売されていたが、欧米では「In The Baths
Of Constantinople」として発売されている |
Greek Fire |
1990年発売、ギリシャのトラッドの現代アレンジを中心にしたアルバム |
Άννα Βίσση Anna Vissi ギリシャポップス界の女王 |
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The
Ballads of Anna Vissi |
アンナ・ヴィッシの、デビュー頃の70年代後半に発表したパラード曲を集めた2002年のコンピレーション盤 現在歌っているエレクトリック・グリーク・ポップとは違う、“Woman
In Love” のカバーなどギリシャ色があまり感じられないポップスをしっとりと歌い、むしろ70年代ロシアンポップス集といった感じ |
Αρετή Κετιμέ Areti Ketime 少女時代より活動しているギリシャのサントゥーリ奏者であり トラッドを歌う女性ボーカリスト |
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“Virtue's
Song” |
アレティ・ケティメが、ギリシャ音楽の大御所ヨルゴス・ダラーラスのプロデュースの元、14歳の時にリリースした2003年の4曲入りデビュー・ミニアルバム 声の端々に幼さを少し残しながらも、哀愁のあるメロディをしっかりじっくりゆっくりと歌っている |
“With The
Voice Of Virtue” |
ダラーラスの下で活動し2004年のアテネオリンピックの開会式でもサントゥーリ演奏を披露して話題になったアレティ・ケティメが、ソロとしてトラッドを中心に歌った男性歌手とのデュエットもある2009年のアルバム どこか新鮮ながらも声に渋さと落ち着きが加わり、もはや堂々としたもの |
Glykeria ギリシャのブルース「レンベーディカ」を歌うギリシャのベテラン女性ボーカリスト |
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Best of Glykeria 「エーゲ海の香り」 |
グリケリーアの80年代の曲を中心にアラビア語やトルコ語でも歌われた曲も集め、トルコでリリースされたベスト盤 レンベーディカとはトルコ・アナトリア沿岸地方に住んでいたギリシャ人たちが広め、トルコ人にも愛聴された音楽、かつてイスラム文化圏では女性歌手たちが公に活動しにくかったこともあって、こういったレンベーディカを歌う女性歌手たちが好まれ、ギリシャとトルコが第一次世界大戦で敵対することになり、ギリシャ人たちがトルコから強制退去させられることになった後でも音楽は残ったそうで、今でもトルコ人たちの間では人気があるそうです |
Χριστίνα Κολέτσα Christina Koletsa ギリシャのスター発掘オーデション番組「Fame Story」からデビューした モデル風ビジュアルの美女アーティスト |
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“Sixth
Sense” |
ギリシャの伝統楽器を使ったアレンジのドラマチックなポップスを、エキゾチック度低めにしっかり、すっきりと歌っている2008年のアルバム |
Γεωργία Νταγάκη Georgia Dagaki ギリシャ、アテネ出身ながらも自身の家系であるクレタのニシオーティカ(島歌)を クレタ・リラを演奏しながら歌う女性アーティスト |
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“At The
Edge Of This World” |
クレタのニシオーティカ(島歌)を、トラッド・バンドをバックに自らもクレタ・リラやピアノを演奏し、ハスキーな声で、新人らしからずじっくり堂々と歌う女性ヴォーカリスト、ゲオルギア・ダガーキの2006年のアルバム |
Κριςτη Σταςινοπουλου Kristi Stasinopoulou
ギリシャの女性シンガーソングライター |
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Στη Λιμνη Με Τις Παπαρουνες “By the Lake with the Poppies” |
クリスティ・スタシノプールの1992年のセカンドアルバム リリース当時ファンタジー作家だった自作の曲などを、弦楽器のアコースティックな伴奏をバックに透明な声でリリカルに歌っている |
Μελίνα Κανά Melina Kana
1990年代初頭にデビューを飾ったギリシャ・テッサロニキ出身の女性歌手 |
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Portrait |
メリナ・カナの、ギリシャで発表された5枚のアルバムからの曲と他のアーティストのアルバムにゲストとして参加した曲をまとめ、2000年にドイツでリリースされたベストアルバム、独・仏・英語のていねいな解説やインタビューも付いている トルクメニスタンのグループと共演したり、ギリシャの伝統楽器を使い古典的なメロディーラインをエキゾチックな節回しで歌っていて、6曲目の “Fairuz”はレバノンのアラブ歌謡の女王ファイルーズにオマージュを捧げた曲 |
Μυστικά Τραγούδια “Mystika
Tragoudia - Secret Songs” |
ギリシャの現代作曲家Nikos Mamagkakisと作詞家Mixalh Gkanaの作品をメリナ・カナが歌った1991年のアルバムを97年にCD化したもの 11曲中3曲は別の男性ボーカリストDimitris Zervoudakisが歌っているが、ママガキスのメロディはギリシャ風というよりもなんだか不思議で、超古典なのか超モダンなのかナンとも歌いこなすのが難しそうな旋律 |
“Day and Night” |
ギタリストで作曲家の Socrates Malamas とコラボして、90年代初めに「テッサロニキ・サウンド」を確立したと位置づけされた1992年のアルバム、マーラマスとのデュエットと1曲とマーラマス自身が歌う1曲も収録 リズミカルながらも哀愁のある打楽器と、弦楽器によるアラブ風のアコースティックアレンジの曲を、派手ではないものの味のある声で歌い ” Να βάλω τα μεταξωτά
(I’ll Wear Silk)” はギリシャの若い世代の賛歌となったと言われた曲 |
“Perfume
Instead Of Naphthalene” |
ギリシャのブルースと言われるレンベーディカやギリシャ歌謡のライカの伝統を残したアレンジや歌詞を、テッサロキニのアーティストたちの伴奏によるゆっくりとした中東のリズムに乗り、クールながらも抒情たっぷりに歌った1995年のアルバム |
"The
Falcon Of Love" |
Thanasis Papakonstantinouの作品を歌った1996年のアルバム ギリシャの都市や田舎に伝わるトラッドを現代的に解釈したというパパコンスタンティノの音楽を、派手ではないけれどじっくりと、クールながらも奥にしっとりとした情感を込めて歌っている |
“The
Spirit Of Free Love” |
メリナ・カナがギリシャの若い世代で最も革新的といわれる作曲家Stamos Semsis と製作した1997年のアルバム 詩のほとんどは70-80年代に政治的な歌を発表して伝説的になっているMichalis Bourboulisによるもの、メリナ・カナだけでなく男性ボーカリストAndreas Karakotas による曲や、Teresa Daneziによる語りだけの曲もあり、伴奏もブスーキーやリュートなどの中近東やアフリカの楽器を使いギリシャ音楽というよりもワールドミュージックといった感じで、一枚のアルバムが一つの作品として構成されている |
Λάφυρα “Lafyra - Loot" |
Papakonstantinoの作品を、トルクメニスタンの伝統音楽グループAshkhabadの演奏をバックに歌った1998年のアルバム トルクメニスタンの首都の名を持つアシュハバードの楽器編成はバイオリン、アコーディオン、ピアノ、パーカッションと西洋音楽的、とはいえバックにブズーギーやバグパイプなどの民族楽器を揃え、アジア、アラブ、バルカン、スラブにヨーロッパがミックスされた感じの演奏で、それにメリナ・カナのハスキーでコブシの効いた哀愁ある声が乗り、エスニックともヨーロッパともつかぬ雰囲気を醸し出している |
Μελίνα Κανά “Melina Kana” |
ドイツから2000年にワールドワイドに発売されたベスト盤以降に初めてギリシャでリリースされた2001年のオリジナルアルバム、しかしながらギリシャでのみのリリースを想定してかリーフレットはギリシャ語のみ 半分ほどはポップスアレンジの曲なのだけれど、やはりメリナ・カナの声にはギリシャ音楽特有のメロディや楽器の響きがよく似合う 収録曲は全12曲とあるが、何故か最後にクレジットにはない短いアカペラ曲が2曲収録されている |
Tα Μεταξωτά Τραγούδια 17Επιλεγμένα Τραγούδια “Silken Songs 17 Selected Songs” |
2003年リリースのベストアルバム |
“Feghi Aliotica” |
Papadopoulosの作品を歌ったメリナ・カナの2003年のオリジナルアルバム、リーフレット等はギリシャ語のみ |
Της Καρδιάς Τα Βήματα “Tis Kardis Ta Vimata - Heart Steps” |
Nikolopoulosの作品を歌ったメリナ・カナの2006年のアルバム、やはりリーフレット等はギリシャ語のみ ギリシャ風の哀愁のあるメロディの曲を中心に、ギリシャ風アレンジのポップスやスペイン風なテンポの曲を独特の声とコブシで歌っている |
“Company
With My Friends” |
メリナ・カナが80年代にいろいろなアーティストたちとコラボレートした作品を集め2008年にリリースされたアルバム バラエティに富んだ曲調になりそうなところ、メリナ・カナの落ち着いた歌声でしっとりとまとめられている |
“Only
Red” |
メリナ・カナが作曲家の Pantelis Thalassinos とコラボレートした2009年のアルバム 珍しくラテンアレンジの曲もあったり、Thalassinos のソロ曲やデュエットも収録 |
Νάνσυ Αλεξιάδη Nansy Alexiadi ギリシャのスカウト番組からデビューした歌唱力抜群の金髪モデル系美女ボーカリスト |
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I Know What I Am |
ナンシー・アレクシアディの2006年のデビューアルバム ジャケットはイケイケポップス風で一曲目は軽快なダンスチューンから始まるが、その後はしっかり歌い上げるギリシャ歌謡、バラードと趣きを変え(こちらが本領発揮ってとこ?)多彩なアルバムになっている |
What I
had Dreamed |
2007年の2ndアルバム デビューアルバムに引き続き、金髪モデル系の美女がボディコンでセクシーポーズをとっているジャケットだけ見ているとポップなダンスミュージック系なのかと思わせるけど、さにあらずチャラ曲はなくしっとりとしたギリシャ歌謡をじっくりと聴かせてくれる |
Σαβίνα Γιαννάτου Savina Yannatou
ギリシャを代表する女性ボーカリスト |
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Πάω Να Πω Στο Σύννφο -Η Σαβινα Γιαννάτου αε Τραγούδια του Μανου Χατζιςάκτ “Pao Na Po Sto Sinnefo” I go to say in the cloud -Savina Yannatou sings Manos Hadjidakis |
サビーナ・ヤナトウが、マノス・ハジダキスの映画やミュージカルの挿入歌などの作品を歌った、ギリシャ語・英語の歌詞と解説のある豪華リーフレット付き2002年のアルバム ギリシャの民族楽器ではなくピアノ、バイオリン、チェロ、クラリネットを使った室内楽風のアレンジで、囁くように美しい声で静かに歌われている |
“Songs of the Mediterranean” |
サヴィナ・ヤナトゥのギリシャ、アルバニア、イタリア、サルディニア、イスラエル、アラブ・アンダルシア、レバノン、キプロス、トルコ、ラディノ(スペイン系ユダヤ)、フランス、スペイン、コルシカなど地中海沿岸の国々のトラッドを集めた1998年のアルバムの米国盤、バックはサヴィナ・ヤナトゥがユニットとして参加もしている古楽アンサンブル・プリマヴェーラ・エン・サロニコ(サロニカの春)、全曲に簡単な解説と英語訳詞も載せられている サヴィナ・ヤナトゥの声は派手なところはないけれどしっとりとして、各国のトラッドのクセのあるメロディーを違和感なく美しく歌っている |