Female Vocal Collection

 

Alison Krauss

Now That I've Found You

CD屋で流れてたアコースティックな響きに惹かれて買ったカントリー歌手の1995年のベストアルバム

この時はまだいかにもカントリーシンガーといった風情だったのだけど、後に映画「コールド・マウンテン」の主題歌などをドレッシーな出で立ちでアカデミー賞授賞式で歌っていてびっくり

Basia

Time And Tide

「タイム・アンド・タイド」

ポーランド生まれの女性ボーカリストの1stアルバム

東欧の人には悪いけど、あのちょっと湿ってしっとりした空気の国で、どーやってこのようなカラッとした歌声の人が育ったのか何だか不思議

Lodon Warsaw New York

「ロンドン・ワルシャワ・

ニューヨーク」

CMに使われていた“Cruising for Bruising”も収録された2ndアルバム

Björk

Björk Gudmundsdottir

アイスランドで1977年に発売された、ビョーク11才チャイドル時代のデビューアルバム

アイスランドの童謡やポップスのカバーが歌われたこのアルバムはプラチナディスクになり、ビョークは歌うだけでなく、作曲や演奏(と、いっても縦笛?)もこなしているらしい

Brenda Russell

Get Here

「ゲット・ヒア」

“Piano In The Dark”が好きで買ってしまった1988年のアルバム

Céline Dion

Les Chansons En Or

今やポップス界を席捲するセリーヌ・ディオンが、カナダで天才少女歌手としてデビューした1981-86年頃の録音を集めたアルバム

デビュー当時の声質は少し幼いとはいえ歌いっぷりは堂々としたもの、少女時代の声の方が少しハスキーである種少年っぽい感じがなかなか魅力的、しかしながら成長していくにつれて段々と「セリーヌ・ディオン節」が確立されていくあたりが聞きどころなアルバム

S’il Suffisait D’aimer

1998年にフランスで発売された、「フランスのブルース・スプリングスティーン(なんだそりゃ?)」と称されるジャン・ジャック・ゴールドマンの作品をフランス語だけで歌ったアルバム

アメリカで発表されている曲のような絶唱タイプではなく、どちらかというとソウルっぽい曲が多くて、好みの分かれるところのアルバム

Doris Day

Doris Day

TVで放送されていた”カラミティー・ジェーン”の歌いっぷりに感動して買った、”ケ・セラ・セラ”も収録された廉価ベスト盤

Eurythmics - Annie Lennox

Greatest Hits

“Sweet Dreams”が好きで買ってしまったUKのユニット、ユーリズミックスの1991年のベスト盤

Medusa

ユーリズミックスのボーカリスト、アニー・レノックスの1995年の2作目となるソロアルバムは本人こだわりの選曲のカバー集

プロコル・ハルム、クラッシュ、ジョニ・ミッチェル、ニール・ヤング、ボブ・マーリィ、ポール・サイモンなどの渋いアーティストの曲をオトコ前に歌って聴き応え充分

Helen Merrill

Best of Best

「ヘレン・メリル」

“My Fanny Vaientain”が聴きたくて買った1994年の廉価ベスト盤

代表曲が網羅されているのに、好きな曲が全部モダンアレンジされて、せっかくのヴォーカルやメロディーが何が何だか分からなくなってくやしいーっ

Jane Kelly Williams

Particular People

クレスプキュールレーベルの女性歌手の、さわやかでアコースティクな1stアルバム

Unexpected Weather

2ndアルバム

Janis Ian

Stars

Jessyの収録された1stアルバム

Between The Lines

“17才の頃が収録された2ndアルバム

Aftertones

「愛の余韻」

“Love is Bleindが収録された3rdアルバム

Miracle Row

“Will You Dance?”が収録された4thアルバム

こう並べてみるとJanis Ian のアルバムに「はずれ」はないなぁ

UpTil Now

「ベスト」

Jessy “17才の頃“Love is Bleind “Will You Dance?”も収録されたベスト盤

Jevetta Steele

Here It Is

Colling You”が好きで買ってしまった1991年のアルバム

Jill Sobule

Things Here Are Different

デンバー出身ながらヨーロピアンティスト漂うフォーキーな曲を歌う可憐な声の女性シンガーソングライター、ジル・ソビュールの1990年の1stアルバム

Jill Sobule

「バレンタイン・キッス」

何故か突然POPになってイメージチェンジの1995年の2ndアルバム

映画「クルーレス」の挿入歌「スーパーモデル」などのポップ路線の曲に交じって、ユーゴスラビア紛争の中に散った恋人達を歌ったしっとりした曲もあるけれど、前の方が好み

Pink Pearl

「ピンク・パール」

レコード会社移転を繰り返しながら2000年にリリースされた4thアルバムに、ボーナストラックを2曲加えて2002年にリリースされた日本盤

曲タイトルだけを見ていると、可愛い声でキラキラのガーリーポップスをコミカルに歌っていると思いきや、その内容はビターでシニカル、そして少し哀しい

Julia Fordham

The Collection

「コレクション」

ヒット曲”Happy Ever After”のリミックスを含むベスト盤

しかしこの曲を初めて聞いたとき、出だしの声があんまりにも低く、くぐもってたのでCDの回転が狂っとるのかと思わず耳を疑った

Julie London

Super Now

1945年にハリウッドで女優デビューしながらも今一つパッとせずに’51年に引退、その後’54年にジャズシンガーとして復帰した魅惑のハスキー・ヴォイスジュリー・ロンドンの、日本のCMソングに使われた曲を中心にまとめられた1997年のベスト盤

収録曲は出世作の “Cry Me A River” “The End Of The World” “As Time Goes By” “'Round Midnight” “Sentimental Journey” “You'd Be So Nice To Come Home To” などお馴染みのスタンダード中のスタンダードナンバーが網羅されていて少しベタ目な選曲かもしれないけれど、これだけ名曲が揃ったアルバムってのはめったになく、なかなかお得なベスト盤

残念ながら一部モノラル音源をステレオ化しているリマスターの出来は音が割れたりしてイマイチかも

All Through The Night

Sings the choicest of Cole Porter

with The Bud Shank Quintet

ジュリー・ロンドンが、アルトサックス奏者のバド・シャンク率いるクインテットをバックにコール・ポーターの代表曲を歌った1965年のアルバム

もの憂げでジャジーなだけではなく、ライトでアップテンポなスウィングアレンジの曲も雰囲気たっぷりで、特に“So in Love” “My Heart Belongs to Daddy”などは絶品にかっこいい

Yummy, Yummy, Yummy

ビートルズ、モンキーズ、ボブ・ディラン、ドアーズ、ハリー・ニルソン等のソフトロックを、ジャジーでアーバンな歌声でカバーして、最後のスタジオ録音盤になった1969年のアルバム

Tony Bennett & Lady Gaga

Cheek To Cheek

ベテランシンガーのトニー・ベネットと現代のポップアイコンのレディ・ガガとの、スタンダードジャズをパワフルかつ粋に歌って、1曲目のAnything Goesから惹きつけられてしまう2014年のデュエットアルバム

Liata

Sensations

メゾ・ソプラノ歌手のロザンナ・ダニロ、クラシック・ギターのリン・デイビス、クラリネットやマンドリン、フルートなどのマルチ演奏家リン・セロによるトリオLiataによる、イタリアのトラッドを中心にアイルランド、ロシア、ペルーのトラッドやシャンソンを聞かせる2004年のアルバム

ジャケットも美しく、「アマポーラ」や「真珠採りのタンゴ」のような耳馴染みの曲もあり、ストリングスを中心にした古楽風のアコースティックな伴奏で心地の良いバラードアルバムなのだけど、オペラ歌手であるメインボーカルの声に、憂いと安定がもちょっと欲しい気がする

Intermezzo

ロザンナ・ダニロとリン・セロに加え、新たにバイオリニストのマーラジョイ・ルーピン・ヴァイスハールによる1930 - 40年代のハリウッド映画の挿入歌などを中心にアコースティックなアレンジで歌った2008年のアルバム

その他にもピアフやトレネなどのシャンソンやショパンのエチュードなどのクラシック曲なども歌い、曲間にバイオリンとクラリネットによるインストルメンタル曲を入れたりなど、ヨーロピアンでノスタルジックな香りがするクラブ・ライプを感じさせる一枚

Liza Minnelli

The Collection

ナチス台頭前夜のベルリンを舞台にしたミュージカル映画「キャバレー」でお馴染みの女優「ライザ・ミネリ」の、ライブを含む1995年にドイツで発売されたベスト盤

キャバレーの主題歌はもちろんのこと、ガーシュイン、バカラックなどの70年代ポップスが多く歌われていて、スタンダードナンバー集としてもなかなか良い

A Project with Louise Tucker

Midnight Blue

「ミッドナイト・ブルー」

ソプラノオペラ歌手、ルイーズ・タッカーを中心にしたユニットが、ベートーベンのピアノソナタなどのクラシックをエレクトロニックスサウンドでアレンジした1982年のアルバム

After The Storm

「ミッドナイト・ブルー」に続く1984年の2ndアルバム

タイトル曲の「After The Storm」はヘンデルのアリア「私を泣かせてください」のポップスアレンジ版で、1983年に日本の「第14回世界歌謡祭」にオランダ代表としてエントリーしたCharlie SkarbekTim Smitによる楽曲「No Tears To Cry/悲しみはいらない」も収録されている

このアルバムリリース後、ルイーズ・タッカーはオペラ界に歌手、指導者として戻ったらしい

Lulu

The Collection

60年代半ばのデビューより現在まで活躍している英国の人気女性ボーカリスト、ルルの2008年リリースのデジタルリマスター・コレクションアルバム

本人も出演して主題歌を歌い、日本でもヒットした「いつも心に太陽を」を初め、ポール・マッカートニーやジョン・レノン、エルトン・ジョン、ボブ・ディランの曲なども収められている

Madonna

The Immaculate Collection

「ウルトラ・マドンナ

グレイテスト・ヒッツ」

1990年のベストアルバム

なんてったってウルトラ・グレイトなのである

Bad Girl (USA 12inch)

1993年のアルバムからのシングル。この曲のミュージックビデオにはクリストファー・ウォーケンが出演していて感動の出来

何故この後に出されたバラードベスト盤にこの曲が入っていないのか不思議

Evita (Soundtrack)

「エビータ」

日本ではマドンナの新譜として発売されていたけれど、本当は1996年のA. L. ウェバーによる同名ミュージカル映画のサウンドトラック

今までミュージカル女優達によって録音された盤にも引けをとらないというかもはや一番ではないかと思わせるほどの、舞台用の歌い方では出来ない微妙な歌い回しで感情を表現し、その上圧倒的なオーラを放出したマドンナ一世一代の名唱ではないか?

Something To Remember

「バラード・コレクション」

アルバム未収録曲を含むバラードベストアルバム

マドンナはダンスミュージックもいいけど、こーいったバラードも良い!しかしひつこいようだけど何故これに”Bad Girl”が収録されてないのかー!?

Mara Getz

In Your Eyes

「イン・ユア・アイズ」

1989年に新日鉄のイメージ・キャンペーンソング “You’re in My Heart”を透明感のあるピュアな美声でしっとりと歌い、日本でデビューしたノース・ダコダ出身の女性ボーカリスト、マラ・ゲッツのデビューアルバム

アルバムタイトル曲の「イン・ユア・アイズ」は2時間ドラマシリーズのテーマソングにも起用され、耳馴染みのある人も多いはず、この曲を始めとした数曲はマラ自身の作詞による作品

In Her Mind

「イン・ハー・マインド」

マラ・ゲッツの1992年の2ndアルバム

前アルバムのイメージを引き継ぎつつも透明感のある美声に少しアダルトさも加わったアコースティック・バラード集、やはり数曲はマラ自身の作詞による作品

Mary Black

No Frontiers

「ノー・フロンティアーズ」

アイルランドのトラッドシンガー、メアリー・ブラックの1989年発表5thアルバムの日本盤

このアルバムではトラッドは歌われておらず、アイルランドの新進ソングライターの作品やバート・バカラックの「小さな願い」のカバーなどが収録されている

Mary Coughlan

Uncertain Pleasures

ジャジーで渋い声のアイルランド出身の女性歌手の1990年のアルバム

Miranda Sex Garden

Madra

英国の女性3人のグループ、ミランダ・セックス・ガーデンの1991年のデビューアルバム

扇情的なグループ名とは違い、エリザベス朝イングランドの宮廷作曲家達によってイタリアのマドリガードを真似て作られた、和声を主体にした曲が多い1曲2分程度のイングリッシュ・マドリガルを清らかなアカペラで歌っている

Iris

1992年の5曲収録のミニアルバム

前作とは違いプログレ風の長めのアンビエントな曲を電子楽器のアレンジで歌っている

このアルバム発表後メンバーが入れ替わり、ゴシック・ロックを歌うグループとして路線を変更した模様

Niamh Kavanagh

Flying Blind

ユーロビジョン・ソングコンテストのアイルランド代表に何度も選ばれている涼やかなな歌声の女性ポップシンガー、ニアム・カヴァナの1995年リリースの1stアルバム

Peggy Lee

Sea Shells

アメリカの女性シンガー、ペギー・リーが、イングランドやアイルランドのトラッドや自作の曲や、李白や杜甫といった中国の詩の朗読を、ハープシコードやハープの伴奏で、優しく静かにしっとりと歌った1957年の名アルバム

この中の一曲 “I Don't Want to Play in Your Yard” はウォーレン・ピーティの映画「レッズ」で流れたり、日本ではCMソングやNHKEテレの5分番組「2355」で “The Gold Wedding Ring” と共に「おやすみソング」「Factory of Dream」「Factory of Tomorrow」として流れている

Rachel Unthank & The Winterset

Cruel Sister

レイチェル・アンサンクを中心に、妹のベッキーによるボーカルとピアノとヴィオラのグループでイギリスのトラッドを歌い、2005年のベスト・フォークアルバム賞を受賞したデビューアルバム

派手ではないものの素朴で無垢な少女のようなレイチェルとベッキーのボーカルで、時には「Cruel Sister (残酷な姉)」のような姉妹殺しのテーマの伝承曲などを淡々と歌い紡いでいる

Sade

The Best Of Sade

代表曲を集めたジャジーでおしゃれな1994年のベスト盤

Sally Oldfield

Femme

「エクソシスト」のテーマ曲「チューブラベルズ」の作曲家として知られるマイク・オールドフィールドの姉であるイギリスのボーカリスト、サリー・オールドフィールドの、1987CBSドイツ移籍後の第一弾としてリリースされドイツでヒットしたアルバム

それまではカジュアルな感じでブリテッシュ・トラッドを歌っていたようだけど、1986年にCBSドイツと契約してからはスタイリッシュに変身したので、昔からのファンは驚いたのでは?

Instincts

「インスティンクツ」

ドイツで制作・発売されヒットした、地球の環境破壊に対する問題提示をコンセプトにした1988年のアルバム

Sarah McLachlan

Touch

「タッチ」

ハイ・トーンヴォイスの女性歌手の1989年のアルバム

タイトル曲はCMにも使われていた

Strawberry Switchblade

Strawberry Switchblade

「ふたりのイエスタディ+9」

サイケでケバめな外見にもかかわらずアコースティックなハーモニーを聞かせるスコットランド出身の女性デュオの、1984年発売のアルバムにシングル曲などのボーナス曲9曲を足したお得盤

「ふたりのイエスタディ」はシャンプーのCMにも使われたかわいらしい曲

Susan Boyle

I Dreamed A Dream

「夢やぶれて」

英国のオーディション番組での、見た目とのギャップが大きい可憐な声での歌唱が世界的な話題となったスーザン・ボイルの、2009年リリースの1stアルバムにボーナストラックを1曲加えた日本盤

Tori Amos

Little Earthquakes

1991年ごろベルリンに行った際にやたらTVスポットで宣伝していたので気になって買ったアルバム

Fairground Attraction (Eddi Reader)

The First of a Million Kisses

スコットランド出身の女性ボーカル、エディ・リーダーを中心にしたイギリスのグループが、アメリカ南西部のフォーク、ジャズ、カントリー、ケイジャンなどの陽気でメランコリックな曲調を、しっとりとしつつも情念のこもったボーカルで聞かせる名曲てんこもりの1988年の1stアルバム

日本では「ファースト・キッス」というタイトルで発売されたけど、原題は「ハレルヤ」という曲の一節の「(これから二人が長い人生の間にするであろう)百万回のキスの最初のキス」の意、もうこの一節で泣かせるっ

Ay Fond Kiss

「ラスト・キッス」

1989年夏の日本公演後、2ndアルバム製作中に突然解散してしまい、結局のところシングルB面曲なのどアルバム未収録曲やライブをまとめ、2ndにしてラストになってしまった1990年のコンピレーションアルバム

10曲近い新曲が作られていたらしいのに、ああそれらはいったいどこに・・

このアルバムは2003年に再販されたらしいけど、そちらにはライブからの2曲が足されているらしい

Sings The Songs of

Robert Burns

「ロバート・バーンズを想う」

フェアーグラウンド・アトラクションの解散後、ソロとして活動しているスコットランド・グラスゴー出身のエディ・リーダーが、18世紀のスコットランドの詩人ロバート・バーンズが編纂したフォークソングを自らアレンジして歌った2003年のアルバム、とはいえそんなにトラッド色が濃いアレンジにはなっていない

日本盤には以前リリースされた別のCDシングルのカップリングとして収録されていた作品がボーナストラックとして収録され、ロバート・バーンズの紹介(スコットランドの国民的詩人として慕われているその生涯が映画化されるとの事だけど、全くもって映画化し甲斐のある37年の人生だったそうな)もエディ・リーダー本人による曲解説の翻訳も丁寧にされていて読み応えあり

4曲目のAe Fond Kiss”はフェアーグラウンド・アトラクション時代にも録音されていたけれど、エディ・リーダー本人としては不本意なアルバム化だったらしく(とはいえあちらもしっとりとした名唱)、こちらは本人の意向で録音しなおした新バージョン

Vanessa Carlton

Be Not Nobody

アメリカの女性シンガーソングライター、ヴァネッサ・カールトンの、日本でも化粧品のCMソングにも使われたヒット曲 ”A Thousand Miles” が収録された2002年のデビューアルバム

ジャケットのアルバムはアールヌーボ調、アルバムの前半はピアノの弾き語りで歌われる軽やかなポップソング集だけど、後半になると情念たっぷりに変化するのが面白い

 

Back