Europanische Musik Collection

 

Frankreich

フレンチポップスは日本で人気があるのでMireille MathieuAnna Prucnal以外は

ほとんど日本盤CDが出ています

 

Mireille Mathieu

ベスト盤CD案内などなど

ファンサイト in Japan

Best

1960年代後半ごろ、ドイツBarcley Stern Musikから出された、フランスで1966年に発表された曲を集めたベスト盤ドイツ直輸入LP

Golden Collection vol.1

「ゴールデンコレクション

vol.1

仏映画「個人教授」の挿入曲「Pour un coeur sans amor」も収録された19671969年頃にヒットした曲を集めたベストアルバムの第1集

Golden Collection vol.2

「ゴールデンコレクション

vol.2

1966年から1967年頃に録音された曲が収録されたベスト盤

Golden Collection vol.3

「ゴールデンコレクション

vol.3

1969年頃に録音された曲を集めたベスト盤

Les Chansons De Mireille

「思い出の歌」

主に1967年から68年頃の録音で、それまで日本で発売されたLPには収録されていない曲ばかり集め、日本では1975年に発売されたベスト盤

En Concert Au Canada

1971年にカナダ・オタワで行なわれたコンサートのライブの2枚組みカナダ直輸入盤LP

日本でもこのコンサートのLPは発売されたけど何故か1枚に編集されているので、こちらの方が曲数が多くてお得

Masdemoiselle Soleil

「フレンチポップスの太陽」

1971年発売の初期の代表曲を集めた2枚組みLP

Chante Francis Lai

「フランシス・レイを歌う」

フランシス・レイの作品を歌った1972年発売のアルバム、レイとデュエットした2曲も収録

Olympia

「オランピア」

1973年のオランピア劇場公演のために作られた曲をスタジオ録音し、フランスでは19722月頃、日本では1974年に発売されたアルバム

Folle, Folle, Follement

 Heureuse

「愛に生きて」

1974年に録音され、日本では1975年に発売されたアルバム

МЕЛОДИЯ ЛЮБВИ

Melody of Love

ロシアで1995年に発売された、ミレイユ・マチューの1978年モスクワ公演のライブ盤

ほとんどフランスでの持ち歌を歌っているが、最後にロシアの愛唱歌Подмосковные вечера (Moscow Suburb Nights / モスクワ郊外の夜)” がロシア語で歌われている

Je Vous aime...

1981年録音、ヒット曲「エーゲ海に雪が降る」や、シーナ・イーストンの「モダン・ガール」のカバーを含む、オリジナルアルバム

Welterfolge aus Paris

1985年ドイツで発売の「愛の讃歌」「セ・シ・ボン」「枯葉」「マイ・ウェイ」など、シャンソンを中心した名曲をドイツ語で歌ったアルバム

「愛の讃歌」「愛の喜び」などは、ミュージカル「エリザペート」の作者のミヒャエル・クンツェがドイツ語対訳をしているが、ジャック・ブレルの名曲「いかないで」を、ディートリヒも歌ったマックス・コルペット対訳の歌詞で歌っているのがちょっと嬉しい

Welterfolge

1987年発売、ドイツでリリースされた曲を集めたのベスト盤

現在このベスト盤は「Die Welt ist schön, Milord」として再発売されている

Tour de L’ europa

1987年発売、ドイツ語・フランス語・イタリア語・英語で歌われたドイツでのオリジナルアルバム

L’ américain

1989年発売の、フランスでのオリジナルアルバム

Chante Piaf

1993年発売、ピアフの代表曲を歌ったアルバム

Unter dem Himmel von Paris

1993年発売、上記の曲のうち11曲をドイツ語で歌ったアルバム

Die goldenen Super 20

1991年発売、ドイツで歌った曲のベスト盤

Vous Lui Direz

1995年にフランスで発売されたオリジナルアルバム

In meinem Traum

1996年発売、ドイツでのオリジナルアルバム

その半分は1995年にフランスでリリースされたアルバム「Vous lui dires...」の曲のドイツ語盤

Das Best aus den Jahren

1977 - 1987

1998年発売、ほとんどの曲が初CD化のドイツでのベストアルバム

Das ist nur ein Spiel

1999年発売、ドイツでのオリジナルアルバム

Singt Ennio Morricone

「モリコーネを歌う」

1999年発売、1974年にリリースされたエンニオ・モリコーネの映画主題歌などを歌ったアルバムのCD

Mes Plus Grands Succes 1

2000年カナダで発売された新曲を含むベスト盤Vol.1

Mes Plus Grands Succes 2

上記CDVol.2

Das Beste aus den Jahren

1970-78

2000年発売、70年代にドイツで発表された曲を集めたベスト盤

Grand Collection

2001年にロシアで発売されたベスト盤

デビューから71年までの代表曲が収録されているけれども、ジャケットにある曲順と実際の曲順がまるで違ってたり、曲の発表年が微妙に違うのはロシア特有のご愛嬌?

とはいえロシアのクヴァドロレーベルの出しているこのGrand Collectionシリーズは、曲選択が良いのでなかなか評判がいいそう

Liederträume

2002年発売、ほとんどの曲が初CD化のドイツでのベストアルバム

ミレイユ・マチューはドイツではドイツ語で歌っていたので、その生い立ちのせいか、特に旧東独でとても人気があったそう

毎年のようにミレイユ・マチューのベストアルバムがリリースされていて、そのほとんどが未CD化の曲という事は、どれだけたくさんの曲をドイツで発表していたのやら

このアルバムに収められている1985年録音の“Der Wind hat mir ein Lied erzählt“は、フランスでは”La Star des années 30”(1930年代のスター)として歌われているが、元々は30年代のドイツ映画の主題歌としてスウェーデン出身の当時の映画スターZarah Leanderが歌ってヒットさせたもの、この後ドイツの懐メロ・リバイバルブームの際、Nina Hagenも歌って話題になった

Collection

国のストリーミングサイトより、未CD化の曲などをダウンロードしたものをまとめたもの、ってやっぱりここに載せちゃマズイか、これ?

De tes mains

2002年末、数年ぶりのフランスコンサートツアーに併せて、数年ぶりにリリースされた新譜

Amoureusement vôtre

2002年末、新譜と同時期にリリースされた、未CD化曲を中心に新録音などを含んだ豪華リーフレット付きCD3枚組BOXセット

ドイツで1985年に発売「Welterfolge aus Paris」の、元歌のシャンソン等も全てこちらに収録されている

L’ essentiel

2003年にフランスで発売されたベスト盤

Sélection Du Reader’s Digest

何故か突然リーダースダイジェスト・フランスから独自に曲をセレクトして200311月に発売された3枚組み60曲入りBOXセット、代表曲も収録されているけどもほとんどがベスト盤にも入っていない未CD化曲や日本未発表曲で、ファンには超必須アイテムCDBOX

Bonjour Mireille

Die Grössten Erfolge,

Die Schönsten Melodien

ドイツでリリースした曲を集めた2004年発売の2枚組みベスト盤

ドイツ語盤では珍しくフランス語で歌われた曲も多く含まれていて、初CD化曲やボーナストラックにはメドレーなどもあるお得盤!

発売が発表された当初とは収録曲が何故か微妙に違っている、特に予定されていたデュエット曲がほとんどカットされたのは権利等々で何かあったのやら?

Platium Collection

2005年発売、デビュー40周年を記念した3枚組Boxベスト盤

最近のベスト盤には珍しく曲が発表順に並んでいて、未CD化曲や未発表曲もたくさん収録され全60曲の超お得豪華盤!

Mireille Mathieu

デビュー40周年を記念して出された2005年のアルバム

亡くなったヨハネ・パウロ2世に捧げたちょっとスピリチュアルな内容の曲が多く、相変らず年令を感じさせないパワフルな歌いまわしだけれど、前半のアップテンポな曲よりもやはり後半のしっとり歌い上げる曲にじんわりとした情感が感じられる

Herzlichst, Mireille

ドイツでも活躍しているフランスのベテラン歌手ミレイユ・マチューの2006年ドイツでの2枚組みベスト盤、懐かしい写真やファンにあてた手書きのドイツ語のメッセージもある

1枚目は今までのベスト盤と同じような代表曲にフローリアン・ジルベライゼンとのデュエットした最新録音をまとめたもの、2枚目は未CD化曲集にフランスの最新アルバムからの数曲をまとめたもの、Doch ich habe dich geliebtはエルビス・プレスリーやペット・ショップ・ボーイズのヒットで知られる“Always on my mind”のカバー

Films et Shows

“Limited Edition”

ミレイユ・マチューの今までに録音した映画の主題歌や挿入歌や、テレビショウのために歌った曲を集めた2006年の2枚組み新譜の通常盤より4曲多い限定版、ブックレットにはチャップリンやクレオパトラ、アフロヘアーにフラッパー風にと、今までにミレイユ・マチューがいろいろな姿に扮装(仮装?)した珍しい写真がたくさん掲載されている、しかしこの設定なら誰しも限定版をチョイスするだろうに何故また通常盤と限定盤に分けたのか?

一枚目は今までに録音した映画の主題歌や挿入歌を集めたもの、お馴染みの「パリは燃えているか」「男と女」「うたかたの恋」などのフランスの曲のみならず「虹のむこうに」や「パレードに雨をふらさないで」などの英語曲も多い、しかしながら「夜よさようなら」や「モン・パリ」の挿入歌などのCD未収録曲が収録されておらず残念!

二枚目は74-84年の間にテレビショーの為に歌ったものを集めたもの(多分事前に録音して、本番ではそれに合わせての口パクだったのでしょう)、曲間にダンスコーナーもあったらしく前奏、間奏などがちょっと長めの曲もある

それにしても毎年のようにCD未収録曲がコンピレーション盤としてリリースされているのに、まだまだ音源が残っているとは、正に汲めども尽きぬ泉のよう、新譜も勿論期待大だけど今後も何がリリースされるか楽しみてんこもり

Im meinen Herzen

2008年に20年ぶりに行われるドイツツアーを目前にしてリリースされた2007年ドイツ語版オリジナル・アルバム

数曲はフランスでリリースされた2005年の最新譜 のドイツ語版

Meine Welt ist die Musik

- Das große Starporträt

ドイツで発表した代表曲を、リーダース・ダイジェスト・ドイツ社が独自に編集した2007年の豪華ブックレット付3枚組みCD−Box、未CD化曲も数曲収録されている

Nah Bei Dir

2009年のドイツリリースのアルバム

ドイツ盤特有のドイツ歌謡調のはっきりとした曲が多い中、しっとりとした曲にミレイユ・マチューの少しクセのあるはっきりとしたドイツ語もいい感じではまり、変わらぬ歌声を聴かせてくれる

特にミレイユ・マチューが作詞した仏語と独語が混ざった曲は絶品かも

Wenn mein Lied Deine Seele küsst

If My Song Kiss Your Soul

新曲数曲に加えて、70-80年代のドイツでの懐かしのヒット曲を再録音した曲を歌った、2013年ドイツリリースの新譜

さすがに声に枯れた感はするものの、ドイツ語の独特な発音で歌う快活さとパワフルさはまだまだ健在

Une vie d’amour

Life of Love

新曲や初CD化曲などを含む2014年リリースの豪華3枚組ベストアルバム

アルバムタイトルにもなっている新録音曲のUne vie d’amour” はアズナブールの曲

Mes Classiques

ミレイユ・マチューがチャイコフスキーやモーツァルト、ブラームスなどのクラシックのお馴染の名曲をアレンジして、フランス語、ドイツ語、ロシア語で歌った2018年のアルバム

Cinéma

ミレイユ・マチューが今までに歌った映画音楽を集めた2019年リリースの2枚組コンピレーションアルバム

フランシス・レイとのデュエットの「男と女」などの初収録バージョンの曲や、名曲なのになかなかCD化されなかった「将軍たちの夜」の「夜よさようなら」や「モン・パリ」の「奇想天外の出来事」など初CD化の曲も多く含まれている

 

 

Anna Prucnal

Discographyはこちら

20年程前、日本でも「パンクより激しいシャンソン」と紹介された、

ポーランド出身の女優(フェリーニの「女の都」などにも出演)兼歌手

Je vous aime

アンナ・プリュクナルの、ライブを含む2002年発売のベスト盤

収録曲の作者もムスタキ、フランシス・レイ、ホレンダー、パゾリーニ、マカヴェイエフ、ヴィソツキー、ヴェルチンスキーなどなど多種多彩

しかしホントの事言うと、生まれ育った戦後ポーランド激動の時代背景を映してか、その歌は熱く激しく重く、そしてかなりクドイ・・・

Rêve D'ouest, Rêve D'est

1979年に行なわれ当時大反響を呼んだリサイタル « Rêve D'ouest, Rêve D'est (東の夢、西の夢) » のプログラムのスタジオ録音と、同年11月のライヴを1枚にまとめたCD

このプログラムは、1982年にFMラジオで放送された日本公演とほぼ同じもので、当時このアルバムは日本でも発売されていた

この中で歌われたパルチザンソング「Je ne pourrai pas venir chez toi ce soir (今夜は帰れない)」は、後に加藤登紀子によってカバーされたらしい

Anna Prucnal

「東の夢・西の夢」

フランスで1979年に1stアルバムとしてリリースされた“L’été“の、1982年の日本来日記念盤

曲のほとんどはCD化されているが、“L’été(-友達とはよばないで)““Qui j’aime (愛の円舞曲)“のスタジオ録音版は、フランス盤・日本盤のこのアルバムだけにしか収録されていない(CD化されているのはライブ版、しかしながらライブの方が迫力満点)

日本語盤に付いてくる解説・歌詞カードも、ポーランド語・ロシア語で歌われたマイナーな曲が多いだけにフランス語からの重訳とはいえ貴重、特にヴェルチンスキーの“Le nègre violet (紫の黒人)“の歌詞は、発表されたロシア革命前のデカタンな時代感や空気が蘇えるよう

Avec Amour

Loin De Pologne

1981年発売のアルバム「Avec Amour(愛を込めて)」と、ポーランドの民謡や愛唱歌を集めた1983年発売のアルバム「Loin De Pologne(ポーランドはるか)」を一枚に編集したアルバム

L’ age De Cœur

ジャック・ブレルの「Quand On N’a Que L’amour (愛しかない時)」などが収録され、1984年に発売の6曲入りオリジナルアルバム

Quand On N’a Que L’amour

「愛しかない時」

フランスで1981年発表の “Avec Amour“1983年発表の “Loin De La Pologne“1984年発売の6曲入りオリジナルアルバム “L’age De Cœur“ から数曲づつ抜粋されて、日本で1984年に来日記念版として発売された編集盤、日本語解説や歌詞翻訳がかなりありがたい

収録曲の “L’age De Cœur(こころの年令)“ はランボーとヴェルレーヌの関係を歌った曲、“Elisabeth“はフランシス・レイ作曲、“ Quand On N’a Que L’amour (愛しかない時)“ はジャック・ブレルの名曲

Consert 88

881月にフランスのThéâtre National de la Danceで行なわれたコンサートのライブアルバム、もともとブックレット付6枚組みで発売されたもののバラ売りのよう

収録曲はその頃発売されたアルバム L’age De Cœurからの曲や、フランシス・レイやジョルジュ・ムスタキ、ジャック・ブレルの曲、ミシェル・ルグランの懐かしのフランス映画「愛と哀しみのボレロ」の挿入歌、ムソルグスキーのオペラ、シュトラウスのオペレッタの中の曲などなど多種多彩、それらを変幻自在のヴォーカルで歌い上げ聴き応え満点のライブ盤

C’était à Babelsberg

1993年発売のオリジナルアルバム、アルバムタイトル曲C’était à Babelsbergはフランシス・レイの作曲・アコーディオン伴奏の曲

Babelsbergというのは、戦前はドイツの映画会社UFAの、戦後から統一までは東ドイツの国営映画会社DEFAの持っていた、ベルリンの隣りのポツダム市にある映画撮影スタジオの名

ポーランド時代のアンナ・プリュクナルはこの撮影所で女優として多くの映画を撮影し、夫である作家ジャン・マイヤンと出合った思い出の地で、現在は撮影所としてもテーマパークとしても盛り返しているけど東西ドイツ統一直後、一時の隆盛を失いかけていた彼の地を偲んで歌われた曲だと思われる

後半はモダンジャズアレンジの曲でまとめられていて、クルト・ヴァイルの曲などドイツ・ベルリンをテーマにした曲が多く、アルバム”Loin de Pologneで歌われたポーランドのフォルクローレMamoもカバーされている

Dédicaces

1993年に録音されたオリジナルアルバム

内容も自らの作曲によるオリジナル曲だけではなく30年代の米・独・仏映画の主題歌、ロベルト・シュトルツやヨハン・シュトラウスのウィンナーオペレッタのワルツ、プッチーニのオペラ「トゥーランドット」のアリア、古いカンツォーネにポーランドやユダヤの伝承曲、ドボルザークの歌曲「我が母の教え給いし歌」にジプシーソングの「黒い瞳」(昔日本でも流行った「黒い瞳のナタリー」の原曲)と盛りだくさん!アレンジもピアノとジプシーバイオリンとシンプルで、ライブハウスで聴いているような感覚を与えてくれるアルバム

Monsieur Brecht

ドイツの劇作家ブレヒトの作品を歌った1993年のライヴ盤のCD

曲間にフランス語のセリフが挿入されているが歌は原語、他のブレヒト歌手がそうであるように、変幻自在のボーカルで芝居っけたっぷりに歌っている

Chante Vertinski

帝政ロシア時代のシンガーソングライターで、革命後は亡命者としてヨーロッパ・アジア各地を転々としながらもコンサート活動を続け、亡命社会のスターであったアレクサンドル・ヴェルチンスキーの作品を歌った1996年のライヴ盤

Les années fatales

1996年のコンサート“ Rêve D'est“と“ Avec Amour“から抜粋した数曲を収録したライブ盤CD

この頃アンナ・プリュクナルは自己の総決算としてか、過去のライプをまとめた6枚組BoxCDセットをリリースしたりパリで6週間に渡ってリサイタルの再演を行ない、このライブもその一環としてのよう、このアルバムの前半は88年のコンサートとほぼ同じヴィソツキー、ブローク、マイヤコフスキーなどのロシアの作家の作品を、後半はムスタキやフランシス・レイの作品や新曲、アンコールは88年のコンサートにも歌ったムソルグスキーのオペラ「ソロチンスクの市」の「パラシアの哀歌」を歌っている、しかし伴奏は以前のライブとは違いピアノとバラライカなどの弦楽器のみでシンプルな構成になっている

Le Cirque De Giuseppe

フランスで2002年に製作された音楽劇「Le Cirque De Giuseppe(ジュゼッペのサーカス)」の絵本付きCD、アンナ・プリュクナルが語りを担当している

 

 

10年程前のフレンチポップスはシャンソンというよりも

ほとんどジャズやボサノバなどのラテンのリズムでおしゃれに彩られていたような気がいたします

Anghjula Potentini

Fiara - Voix Corse

Flame - Corsican Voice

コルシカ島のシンガーソングライター、アンジュラ・ポテンチーニの、現代のスタイルに近づきながらも、構成とアレンジは伝統に基づいた楽曲を、暖かく力強い声でじっくりと表現した2009年のアルバム

Anouk Aïata

La Femme Mangeuse des Nuages du Ciel

The Woman Eater Clouds of Heaven

ボーカリストのAnouk AïataとチェロバイオリニストのAmos MâhによるユニットAnouk Aïataの、2012年のミニアルバムに続いてリリースした、ウェスタン風味のフレンチポップスを歌った2013年のエスニックなエスプリに溢れた1stアルバム

Antena

Hoping For Love

「愛にエスポワール」

1987年発売、ジャズとボサノバ調のおしゃれなフレンチポップス

Tous Mes Capries

「レテ・ソワール」

1988年発売のアルバム

L'Alphabet Du Plaisir

ABC・・・」

1990年発売の、アルバム未収録曲を含むベスト盤

Les Voix Du Crepuscule

「黄昏の中の女性たち」

Antenaが属するレーベル「クレスプキュール」の代表女性歌手を集めた1990年発売のCD

Dalida

Arabian Songs

エジプト、カイロ生まれのイタリア人で1954年にミス・エジプトに選ばれたあと、フランスで歌手、女優活動を始め、フランスを代表する歌手になったものの85年に亡くなったダリダの、アラビア語の歌を集めフランスで2009年にリリースされたコンピレーションアルバム

収録された13曲のうち6曲はバージョン違いやリミックスで、まんまワールドミュージックというよりもアラビア風ポップスといった感じで、エキゾチックなノリながらもゆっくりしたテンポのアレンジで聴きやすく、後に「アラビーナ」がリメイクしてフランスでヒットさせたSalma Ya Salamaなど、フラメンコ風にアレンジされた曲などは、後にフランスを席巻したワールドミュージックブームの先駆けだったのではと思わせる

Desireless

Francois

CM使用曲2曲を収録した1989年のアルバム。どちらかというとエレクトロニックス系のフレンチポップス

Elsa

L`essential 1986-1993

「ベスト・オブ・エルザ」

フランスのアイドル歌手エルザの、原田知世がカバーしたり、ジーンズのCMにも使われていたデビュー曲「彼と彼女のソネット:T’en va pas」や、ヒット曲のリミックスを含む1997年のベスト盤

Enzo Enzo

Enzo Enzo

「エトランゼの吐息」

1991年のロシア系フランス人女性歌手を中心にしたグループのラテン系フレンチポップス

Isabelle Adjani

Pull Marine

フランスの美人演技派カルト女優のイザベル・アジャーニがセルジュ・ゲンズブールのプロデュースで1983年にリリースしたフレンチポップスアルバム、日本でも「雨上がりの恋人」というアルバムタイトルでリリースされた

あのファナスティックなイメージのアジャーニが軽いポップスを吐息まじりで気持ちよさそうに、はたまたアップテンポの曲を息も絶え絶えにノリノリで歌っているけれど、歌唱力を問われると女優がちょっと雰囲気で・・という感じがしないでもない

アルバムタイトル曲の „Pull Marine (マリン・ブルーの瞳)“はリュック・ベッソン監督によるプロモビデオが当時話題になったそう

Jo Lemaire

Duelle

90年代に日本に多くのフレンチポップスが紹介されていた頃に日本でも発売されたジョー・ルメールの1990年のアルバム

当時流行のエレクトロニクス・サウンドでアレンジされた自作品をクールな声で歌った曲もかっこいいけど、唯一自作ではないラストの曲のフランソワーズ・アルディの「心変わり」をしっとりと歌ったものもなかなかステキだったりする

Maddi Oihenart

Hari Biru

フランス側ピレネー山脈地帯バスクの代表的な女性シンガー、マディ・オイエナールの単独では1stとなる2007年のアルバム

Madeleine Peyroux

Careless Love

アメリカで生まれ育ったフランスのジャズシンガー、マデリン・ペルーがノスタルジックなジャズのカバーやオリジナル曲を、アンニュイに歌ってヒットした2004年の2ndアルバム

Magali Noël

chante Boris Vian

フェリーニやゴダールなどの映画に数多く出演していたフランスの女優マガリ・ノエルが、50年代にフランスの作家、ボリス・ヴィアンの作品を歌ったアルバムをまとめて88年にCD化したアルバム

Fais-Moi Mal Johnny”などの評判になった曲を、思いのほか可憐な声で芝居気たっぷりに歌っている

Margot Cavalier

Là-haut

Up There

可愛く爽やかな歌声のフランスのポップシンガー、マルゴット・キャヴァリエールがジャズやボサノバアレンジの曲をエスプリの効いた歌詞で歌った2015年のアルバム

Marie-Paule Belle

Une Autre Lumière

1960年代後半から舞台を中心に活動しているフランスのベテラン女性シンガーソングライター、マリ=ポール・ベルの、ボサノバ風やジャズアレンジのシックなシャンソンをアーバンに歌っている1999年のアルバムのカナダ版

このアルバムのタイトル曲 “Une Autre Lumière (もう一つの光)”は親交のあった亡きシャンソン歌手パルバラに捧げた曲で、この後に発表したパルバラの曲をカバーしたアルバムが評判となり、来日して日本でもコンサートが開かれたそう

Maurane

Danser

「ダンセ」

ベルギー出身の本格的ボーカリスト、モラーヌの1988年のアルバム

タイトル曲は日本のCMにも使われていた

Maurane

「モラーヌ」

ミュージカル挿入歌などを含む1989年のアルバム

Différente

1991年のアルバム

フランス語と英語で、しっとりしたバラードやラテンやアフロビートの曲を歌い分けてかなりカッコいい

Ami ou Ennemi

1994年のアルバム

Toi Du Monde

民族楽器を使ったアフリカンなアレンジやメロディーの曲が多い、2000年のアルバム

Muriel Dacq

Muriel Dacq

「ミュリエル・ダック」

1990年のこれもラテン系フレンチポップス

Patricia Kaas

Mademoiselle Chante

「マドモアゼル・

シャントゥ」

小柄で細い外見に似合わず、30年ぐらい歌い続けてるでっぷり肥えた黒人女性を思わせるようなドスの利いた声を持つ本格的女性ボーカリスト、パトリシア・カースの1989年のデビューアルバム

Scene De Vie

ドスの利いた声にさらに磨きのかかった2ndアルバム

PIANO BAR

「ピアノ・バー」

パトリシア・カースがクロード・ルルーシュ監督の映画 “And Now…Ladies & Gentlemen”(ジェレミー・アイアンズ共演、日本未公開、DVD邦題「男と女、アナザー・ストーリー」)にピアノ・バーのシンガー役として出演した際、映画の中で歌われた歌を中心に構成した2002年のコンセプト・アルバムの日本盤、「行かないで」「そして今は」「過ぎ去りし青春」「枯葉」などのシャンソンのスタンダードナンバーを英語歌詞で、「男と女」「風のささやき」「ある愛の歌」などのミシェル・ルグランやフランシス・レイの映画主題歌なども歌われている

全曲アーバンなアレンジで(しかし「ピアノ・バー」というタイトルの割にはこの映画の主題歌以外はほとんどピアノ・アレンジではない、何故?)パトリシア・カースの低い声でクールに歌われ、シャルル・トレネの「過ぎ去りし恋には」などは日本盤のボーナス・トラックとして収録されたディープ・フォレストMix共々まるで別の曲のようでかなりかっこいい

Kabaret

-Special Russian Version-

2009年新譜のロシアリリースの限定版、ユーロピジョン出場曲の “Et s'il fallait le faire” も収録されている

20-30年代のベルリンやパリ・ピガールのカバレットをイメージした曲を、けだるく渋く雰囲気たっぷりに歌っているこのアルバムは、フランス盤、ドイツ盤、ロシア盤、限定版、DVDとのセット版といろんなバージョンが出ていて収録曲がそれぞれ違う

ロシア盤にはフランス盤収録曲に加え、’75年のソ連のテレビ映画「運命の皮肉」の挿入歌で、アラ・プガチョワが歌ったМне нравится (私のお気に入り)” が収録され、限定版にはボーナストラックとしてドイツ限定盤に収録されている “Hard Work” “September song” が収録されている

Kabaret

Limitierte Sönderediton

2009年新譜のドイツでリリースされた限定盤、“Hard Work” “September song” の他、ロシア盤とフランス盤ではフランス語で歌われている曲を、ドイツ語で歌った曲が2曲収録されている

20-30年代のベルリンやピガールのカバレットで歌われていたようなクルト・ヴァイルの曲やディトリッヒやヒルデガード・クネフのレパートリーを、英語・仏語・独語でデカタンスな雰囲気たっぷりで歌っている

Pauline Ester

Le Monde Est Fou

「ル・モンド・エ・フー」

少し鼻にかかったハスキーな声で軽快なポップスを歌った、ラテン系フレンチポップス女性ボーカリスト、ポリーン・エステールの1990年の1stアルバムの日本盤

De L’autre Cote

1992年の2ndアルバム

Sapho

El Sol Y La Luna

「レ・アールの女王」と呼ばれるモロッコ生まれのフレンチニューウェーブ・ロック歌手、サッフォーの1988年のちょっとパンクがかったエスニックポップス・アルバム

Orients

フランス語の歌詞をアラブの旋律と楽器とプログレっぽいアレンジで歌った2003年のアルバム

Vanessa Paradis

M&J

「マリリン&ジョン」

いまや女優としても活躍中、ジョニー・デップのパートナーとしても有名なヴァネッサ・パラディーの、フレンチロリータ時代の1988年のデビューアルバム

Variations Sur Le Meme T Aime

「ヴァリアシオン」

詩のほとんどをセルジュ・ゲンズブールが手掛けた1990年のセカンド・アルバム

ロリータ色を少し残しながらも、アーバンでアンニュイなパラードや軽快なポップス、ロック調の曲などを表現力たっぷりに歌っている

Vanessa Paradis

レニー・クラビッツプロデュース、1992年の英語で歌われた3rdアルバム

Véronique Jannot

Le meilleur de Véronique Jannot

フランスの女優、ヴェロニク・ジャノーが1989年に発表し日本でも「鳥のように」というタイトルで発売されたアルバムを中心に、テレビシリーズで歌った曲などを加えた2006年のベスト盤

曲のテーマも女優らしく演技にちなんだものが多く、セリフなどをまじえながら当時流行ったウィスパーヴォイスでアンニュイに表現している

Michel Polnareff

Réédition Italienne

フレンチポップス界の生ける伝説ミシェル・ポルナレフが、デビューした60年代半ば頃にイタリアでリリースした初期のヒット曲をイタリア語で歌った数曲を集め、フランス語による数曲を加えて2013年にリリースされたコンピレーション盤

The Collection

1970年代のおなじみのヒット曲を集めたベスト盤

 

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