さてさて、今月は2ヶ月ぶりの雑誌掲載だから、もうワクワクでした。
「主人公派じゃなかったっけ??いつの間にか牧師へ傾いてる気がするんだけど……」と、
最近友人から指摘を受けたりしてますが、う〜ん、難しいとこですね。
基本的には台風氏メインで惚れ込んだ作品なんだけど、共感する部分っていう意味で言えば
牧師の方が多かったりするので。(台風は憧れかなぁ・・・弱い部分も含めて)
でも、基本的には牧師の行動が台風に与える影響ってすごくある気がするから、気になるって感じです。
今月号も台風氏は本体と正気をどこかに雲隠れさせた状態で天使の羽だけ出張ってました。
(記憶が消し飛ばないことを祈るのみ・・・)
瓦礫の転がる広場で対峙するのは音界の覇者ミッドバレイ氏と闘争の神に愛されてる牧師。
この二人の対決は「二枚目対決」とも「ポエマー対決(笑)」とも言われているのですが、
後者の呼び名の主たる原因はミッドバレイ氏の問題発言にあるわけで。
(牧師もポエマーの資質ありありですが、最近は心中独白増えてて寡黙な男と化しつつある気も・・・)
ガントレット相手にも牧師相手にも気取りを崩さぬ生まれながらの伊達男。
今回も彼の発言が色々物議を醸しそうな予感がします。
「塗り固めた茶番をここでも演じてみせるか?」にしかり。
「道義を語るなよ。お互い唇を火傷するぞ」にしかり。
そして「潰しあわせる云々」というセリフから察するにどうもGUN-HO-GUNGSの一部正気を保っていた
人々の間ではなにやら密約めいた打ち合わせがされていたようで、それは人類にとって脅威となる力を持った
プラントである二人をぶつけあわせて共倒れを狙うというものであったようです。
これである意味、牧師がなぜ台風氏をナイヴズの元へ導く案内人の役を受けたのか、という疑問に対しては
一つの答えが出たかな、とは思うのですが。
だって他のGUN-HOのメンバーのように殺人マニアであるわけでも上位者に対して心酔しているわけでも、
人類に冷めた目を向けているわけでもない、守りたいものも持っている牧師のような人物が、先の見えない
危険な仕事を引き受けるのにはそれなりの訳があるだろうな、って思ってたので。
でもなー。最初の行動理由がそうであったとしても、一緒に旅する内に問題解決の方法がそればかりではない
ことに牧師は気づき始めてると思うんだよなー。
つまりは危険だからとつぶしてしまうのではなく、共にあることの出来る存在にもなりうるのではないかってね。
(←なんとなく原子力っぽいかも・・・)
そうじゃないかな。うん、きっとそうだ。(断言かいっ)
というわけで牧師さん、不良中年の世迷言に惑わされないで己の信じる道を突き進んでください!
(ちょっとドリーム暴走中・・・)
だって、ホントにそのままだったら悲しすぎるじゃないかぁ・・・台風も牧師も・・・。
ただね、心の中はどうあれ人間には建前だの意地だのってものもあるので、牧師は台風に容易には自分の
心の内は明かさないと思うんだな。
それが、後々悪い方向に取り返しのつかない誤解となって転がらないことを、今はひたすら祈るのみ・・・。
実際、牧師が台風に対してはっきりした結論を出すのは怖くもあるんだよね。
見切りをつけて「やっぱお前は人類の敵や!」ってことになれば殺し合い必至な気がするし、
逆に共存を確信すれば「後のことは頼むで」くらいないきおいで、突っ走って神に召されそうな気もするし。
・・・今はどちらの結論も見たくはないかも・・・(-_-;)
ラストの方ではトライガンワールドで2番目の問題児、レガート氏が登場してまたまた波乱の予感・・・。
この人やることがエグイんだもん・・・
今回唯一の救いは牧師の視力が回復の兆しを見せていることくらいでしょうか。
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