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〔2006.6.14 二子玉健保〕公式第2戦

1 2 3 4 5 T 3月22日以来の公式戦は、それなりの戦力が揃いベストに近いメンバーで臨めた。数日前の雨でカチコチに固まったグランドで、重いスパイクに耐えながらの初回には、お互い守備のエラーから得点チャンスを作るスタートとなったが、その後は締まった展開になった。結果ドローではあったが、両軍投手の力投にあっぱれ!
スターツ絶好ボーイズ 2 0 0 0 1 3
レッツ 3 0 0 0 0 3

打順 選手名

守備
位置

1 2 3 4 5 - 打点 四死
1 金井 6 二失 三振 - - 投ゴ - 3 3

1

- - - 1 -
2 岡本 2 四球 - 四球 - 遊安 - 3 1 1

1

- 2 - 1
3 森田 5 右安 - 右飛 - 投飛 - 3 3

1

1 - - - -
4 1 左2 - 三振 - 三振 - 3 3 -

1

2 - 2 -
5 マナト 3 右失 - 四球 - - - 2 1 - - 1 1 - 1
6 水口 4-8 1飛TP -

投飛

- - - 2 2 - - - - - -
7 福嶋 8-9 - 捕IF - - - - 1 0 - - - - - -
(代) 久田 9 - - - 三振 - - 1 1 - - - - 1 -
8 西野 7 - 遊ゴ - 三振 - - 2 2 - - - 1 1 -
9 相澤 9-4 - 中飛 - - - - 1 1 - - - - - -
(代) 西 4 - - - 三振 - - 1 1 - 1 - - 1 -

※TP=トリプルプレー、IF=打撃妨害

●真の『エースで四番』の仕事師(ゴトシ)KIYOSHI 原 を見た

なんと言っても今日の主役は、5回120球を力投し、四番としての結果を出した「ポーカーフェイス原清志」だ。とくにランナーを背負ってからの気迫はすさまじい。ポーカーフェイスの内に秘めたる闘争心の真骨頂を再確認させてもらった。数日前から右腕の張りを感じたため、前日にはマッサージに通い、試合当日には1番乗りで球場入りしアップを始める姿は、チームメイトも見習うべきお手本を示してくれた。後には、先日好投のマナト、右の本格派水口らも控えるなか、「オレに任せておけ」と言わんばかりの背番号8をナインはしっかりと感じた。そして、それに応えようと好プレーも出た。

試合後のコメント

全体的に自分のピッチングが出来ていた。展開から勝利の手応えも感じていたが、惜しい試合だった。自分なりに今後の課題も見つかり、次に繋がる収穫もあった。

西野 大飛球を好補
調子の良い時の原は、めったにレフト線に引っ張られることは無い。しかし、相手は1部リーグでも巧打者を揃えるチームだ。甘く入った球をジャストミートされレフトに飛んだ時は、だれもが長打コースを覚悟した。だが、そこには不測の事態も十分に想定した冷静でいてガッツマンの西野がいた。

持ち前の守備範囲の広さを証明したそのプレーの裏には、相手の打順とそのバッターのスイングを鋭く観察し瞬時にベストポジションをはじき出す「計算能力」があったのだ。今日の外野の布陣には、かなり頭を悩ませた橋本監督だったが、「レフト西野」を絶対に外さない理由はそこにある。

タロの併殺プレー

併殺ほど投手を楽にさせるものは無い。それをセカンドタロがやってくれた。注目の正二塁手争いの一角のタロは、そんな野心も邪念も無い。純粋に野球に向かう姿勢が生んだ結果だ。連携プレーは、パートナーを信頼していないと成功しない。ショート金井は、いつもは躊躇する速攻をなんのためらいもなく出した。スピードが要求される併殺プレーにタロはついて来ると信じたからだ。そのタロも、ファーストマナトを信頼しているからこそギリギリのタイミングでも送球した。そしてマナトも長身を生かしワンバウンドを好補して成立した6-4-3だった。

ここ最近四番に定着しつつあるは、そのバットも初回に火を噴いた。完璧な当りはレフトオーバーのエンタイトルツーベースだ。2点ビハインドで迎えた満塁の場面で、価値ある2打点はチームに勢いをもたらし、その後の追加点も演出する勝負強さを発揮した。「『エースで四番』を語るなんぞ10年早いぞ!マナトー」と荒げるも、そんな台詞が似合ってしまう男の存在はレッツにとって大きい。

総 評

1部リーグ優勝候補の声も上がる強豪相手に、引き分けたのは善戦と言えるが、角度を変えれば勝ちゲームを落としたとも言える。両チーム合わせて4エラーは少ない方だが、それらがすべて得点に絡んでいた。とくにレッツサイドの2つは、どちらも2アウトで起きたイージーミスなだけに悔やまれるが、それが「連鎖」しなかったのはチームの成長をうかがう事も出来る。


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