ドア(フロント)の内張りの脱着   Last Update:2002/5/21


  

■工 具

  ・内張りはがしツール(VOLVO純正)

  ・トルクスドライバー


■取り外し手順

  @ウィンドウを下ろす
  最初にウィンドウを下げておきます。
後で内張りを外す際、窓が閉まっていると内張りを外し辛くなります。

  A三角形のトリムを外す
  ドアミラー付け根の内側にある三角形のトリムを外します。 トリムとドアのフレームの間に内張り剥がしのツールを差し込んで引き起こします。  
  Bドアオープナーのトリムを外す
  ドアオープナーの周りにあるトリムを外します。
トリムは嵌め込まれているだけですが、 爪が深く噛んでいるため最初に外す時はかなり力が必要です。
 
  Cスクリューを外す
  ドアの内張りを固定しているスクリューを外します。
ドアを閉めるときのグリップ(?)の中にキャップがあります。 キャップは指の爪で外せる程度のものですが、 もし外せなければ内張り剥がしツールなどを使って外します。

キャップの中にトルクススクリューがあるので外します。

 
  Dクリップを外す
  ドアの内張りは窓のモールに引っ掛けられ、 それ以外はクリップで留められています。 クリップは全部で7箇所あります。

内張りの下の角から内張り剥がしツールを差し込んで手前に引いて内張りを少し浮かせます。 全体が浮いたら小物入れのところを持って手前に引けばクリップが外れます。

 
  E内張りを外す
  クリップが全部外れると内張りは窓のモールに引っ掛かった状態になってます。 内張りがドアオープナーに引っ掛からないように少し斜めにしたまま全体を上に持ち上げます。

内張りが窓のモールに固着していることがあるので、 一方の端からゆっくり持ち上げて外します。

 
  Fハーネスを外す
  ドアの内張りとドア本体の間にハーネスが通っているため、 ハーネスの先にあるコネクターを外します。

運転席側は、ウィンドウスイッチユニットに3つ、 電動ドアミラー用に1つ、 フューエルフラップ/テールゲートオープナー用に1つ、 全部で5つコネクターがあります。

助手席側は、ウィンドウスイッチユニットに1つ、 ドアオープン警告灯用に1つ、 全部で2つコネクターがあります。


■取り付け手順

  @ウィンドウを下ろす
  最初にウィンドウを下げておきます。
内張りを外す際にウィンドウは下げていると思いますが、 もし上がっていたらウィンドウ用のコネクターをつないで下げておきます。

  Aハーネスを接続する
  運転席側は、全部で5つコネクターを接続します。
助手席側は、全部で2つコネクターを接続します。

  B内張りの位置を決める
  最初にドアロックピンをホールに差し込みます。

ドアの内張りを窓のモールに嵌め込むときに前後の位置決めをします。 ドアロックピンの横の鋼板にU字の切り込みがあり、 内張りの裏側にある出っ張りと位置を合わせます。
 
  C内張りを嵌める
  位置決めができたら窓のモールに内張りを嵌め込みます。

内張りは上から拳で叩いて入れます。 ドアを開けた状態で上から叩くとドアのヒンジを傷めるので、 ドアを閉めて行うか背中で窓のフレームを押し上げながら行います。

モールが嵌ったら内張りの周囲にあるクリップを前面から押して嵌めます。

  Dスクリューで固定する
  ドアのグリップの中のスクリューを固定します。
スクリューのキャップは、裏に突起があるのでそれを下にして嵌めます。

 
  E三角形のトリムを嵌める
  ドアミラー付け根の内側にある三角形のトリムを嵌めます。

  Fドアオープナーのトリムを嵌める