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リリス・フォウ・ハートの!精・バレンタイン

 人間の世界にバレンタインと言う風習があるように、淫魔の世界にも
似たような風習がある。少し違うのは、女淫魔が作ったチョコ(?)に
好きな男から奪った精液を入れて女淫魔が食べて愛情を表現する・・・
とまあ、人間世界と逆(?)の感じだが、愛情表現であるところは一緒
だ。
 と、言うわけでリリもバレンタインに備えてフォルスの精液をGET
したいのだが、いつも通り搾り取るのはつまらない。何か趣向を凝らそ
う・・・と言うことで、リリが考えた結果がコスプレだ。この前、フォ
レスの健康診断の際に一緒に病院に着いて行った時に、フォレスが看護
婦を見て
「あの格好いいよなぁ」
と呟いたのをしっかり聞いていたのだ。リリは早速、一人で病院に行く
と意味が分からず混乱する看護婦から制服を無理矢理剥ぎ取ると意気揚
々と帰宅し、これまた早速に意味が分からず混乱するフォレスの衣服を
無理矢理剥ぎ取るとナース(リリ)はフォレスを『診察』しはじめた。
「な!?リリ、何の真似だ!?」
「患者さんは黙ってる。看護婦さんに全てを任せてればいい」
「インフォームドコンセントは?」
「ない」
「たーすーけーてー!!」
リリはあれから大分身体的に成長した。(外見では17〜8)その為、
力的にもフォルスとそこまでの差は無くなった。上から押さえつけれ
ば、酷い抵抗さえ無ければ押さえていられる。
「あ、そんなこと言ってながらフォルスのここは凄く期待している」
リリは既に大きくそそり勃ったフォルスのペニスを人差し指でチョン
チョンと突付く。その度にペニスは喜びにその身を震わせた。
「それはっ…お、俺の体はお前の自由に操れるんだから当たり前だ」
苦し紛れにフォルスはリリの『痛いところ』をついて否定した。(フォ
ルスの体は少し前に色々あってリリの思い通りに動くようになったので
した)
「あ、そー言うことを言う。んじゃ、もうしてあげない」
リリは頬を膨らませてプイとそっぽを向いてしまった。その途端、フォ
ルスの股間の奥のほうから熱いうねりにも似た射精衝動が襲ってきた。
しかし、その衝動は射精には至らずロックを身悶えさせるだけだ。どう
やら、リリがフォルスの性欲をコントロールしているらしい。フォルス
が今体感している快感は、例えるならフォルスの体は何年も禁欲してい
たところに急に美女が現れSEXしていたのに途中で帰ってしまったよ
うな…(分かりにくいけど)まぁそんな感じだ。何もされてないのに、
我慢汁が後から後から溢れてくる。このまま焦らされ続けたら狂ってし
まうのではないだろうか。
「リ・・・リリ・・・?」
「どうした?」
耐えられなくなったフォルスはリリに声を掛けた。リリは振り返り、看
護婦姿で仁王立ちし見下ろしてくる。態度でお互いの立場をアピールし
ているようだ。
「これ…何とかしてくれ…」
裸で股間を押さえ悶えながら哀願する自分の姿はどれだけ浅ましいもの
だろうと考えるとフォルスはこのまま消えて無くなりたいとすら思う。
しかし、そこまでしてもリリはフォルスを許してはくれなかった。
「患者さんは何処がどう悪いのだ?言ってくれないとわからない」
リリは恍惚とした笑みを浮かべてフォルスの顔を覗き込む。フォルスが
悶えるところを見れば見るほど、フォルスの顔が羞恥に歪めば歪むほど
リリは興奮していくのだ。
「『どこが』、『どんな風に』なってる?」
フォルスの耳に顔を近づけ、吐息を吹き込みながらリリは問いかける。
「看護婦さんに教えてくれれば治してあげられるぞ?」
後はフォルスの心が折れるのを待つだけだ。リリは鼻歌の一つでも歌い
だしそうなほどに上機嫌だ。
「く…リリ、ふざけるのはやめろ」
「病院で何を言ってるんだ?私の事は『看護婦さん』と呼べ。さもない
と…」
「ふあぁっ!やめろっ!!」
リリはフォルスのペニスに更なる快感を与えてくる。
「このまま何もしないでやめるのと、私に抜いてもらえるのどっちがい
いんだ?フォルスはリリの事嫌いか?」
リリの殺し文句である「私の事嫌い?攻撃」を受けてフォルスはリリの
責めを受け入れた。何だかんだ言ってフォルスもリリのことが好きなの
だ。
「その…俺のペニスが………」
言うには言ったが最後のほうは恥ずかしさの為、掻き消え聞き取れなか
った。リリは『やれやれ』といった感じで肩を竦めるとフォルスの我慢
汁でグチャグチャになったペニスを、制服のボタンをはずし最近急激に
発達してきた胸だけ露出させると優しく挟み込んだ。数ヶ月前までは出
来なかった技だ。
「オチンチンが苦しいんだな?よしよし、看護婦さんに任せろ。」
リリの胸は両側から添えられる手の動きに反応し、グニャグニャと動い
てフォルスのペニスに待ちに待っていた刺激を塗りつける。
「どうだ?これでいいのか?」
待ちに待っていた刺激は与えられた。しかし、何故かイクことは出来な
い。まるで何かに堰き止められているかのようにフォルスのペニスは射
精の脈動を繰り返すだけで中に溜まった白濁を吐き出すことが出来ない。
これでは先ほどより状況が悪化しただけに過ぎない。
「リリ、ち、ちがっ!」
「うん?違う?じゃあこれでどうだ?」
リリはより強く胸を寄せると押し出された亀頭を舌先でチロチロと舐め
ながら谷間に涎をたらしていく。潤滑液を与えられたパイズリは威力を
より凶悪なものへと変えていく。
 最初に強がるんじゃなかったと、フォルスは心底後悔した。このまま
じゃ狂ってしまいそうだ。
「むう、これだけ治療してもまだダメか。それじゃ、ちょっと趣向を変
えてやってみよう」
リリは胸の谷間からペニスを取り出すと、体を反転させ背を向ける。そ
してペニスを少し傾けると腕を上げて腋の間に挟みこんでしまった。パ
イズリより強い圧迫感と、考えつかなかった場所での性行為が未知の快
感を生み出してフォルスをさらに追い詰めていく。リリはそのまま体を
前後させペニスを巧みに扱き出す。
「フォルスはリリの体のどんな場所でもイケるようにしてあげる。私無
しでは生きられないだけじゃなくて、中毒にしてあげるから」
無邪気な顔がフォルスには死神の顔に見える。リリは腋からはみ出た亀
頭を掌で円を描くように撫でる。ペニスからはまるで射精しているよう
な勢いで我慢汁が噴出している。
「凄いな、フォルス。リリの体がフォルスの我慢汁でヌルヌルだ。そろ
そろイカせて上げないと狂っちゃうかな?もう一回聞くよ、フォルスは
『どこが』、『どんな風に』なってるのか看護婦さんに分かりやすく説
明しろ?」
リリは責める手を止めて尋ねた。止めないとフォルスは喘ぐばかりで言
葉を発することが出来ないのだ。
「…ペニスが…イケなくて…苦し…い…イカせて…くれ…」
「『イカせて下さい』だろ?」
リリはフォルスの言葉遣いを直させる為、腋の締め付けを強くした。ド
ピュッっとまた我慢汁が噴出す。
「あぁぁっ、イカせ…て下さい!!」
「いい子。じゃ、思い切りしてあげる」
リリは再びフォルスを押し倒し、膣内にペニスを飲み込もうとするが思
い出したように動きを止める。
「そうだ、こっちで食べちゃいけないんだった」
今回は精液を調味料として使う為にしていたのを思い出したリリは暫し
考え込むとフォルスを壁にもたれ掛けさせて立たせると、太股でペニス
を挟み込んだ。所謂、素股である。
「今日は膣でイカせるわけにはいかないから、こっちでな?」
制服のスカートを巻くりあげ、胸を肌蹴させた看護婦姿は相当刺激的だ
った。フォルスはイクことが出来たならその姿を見ただけでイッてしま
うほど限界だった。いや、本当は限界なんてとっくに超えているのだ。
リリは最初はゆっくり、そして段々と速く腰を振り出す。ヌチャヌチャ
と隠微な音とフォルスの叫び声にも近い喘ぎが辺りに響き渡る。
「じゃ、そろそろいいかな?良く頑張ったな、ご褒美だ」
リリがフォルスに微笑み、鼻の頭に口づけする。するとフォルスのペニ
スを堰き止めていた『蓋』が外れ、溜まりに溜まっていた精液が外に向
かって飛び出した・・・が、飛び出したには飛び出したがそれはたった
の一滴だけだった。
「あぁ、言い忘れてたんだけど…ん、イケると思ったか?残念だったな、
フォルス」
サディスティックな笑みを浮かべてリリが笑っている。射精の途中でフォ
ルスのペニスにまた『蓋』がされてしまった。いまや、フォルスの精神は
射精感に継続して襲われ崩壊寸前だ。いっそ、このまま快感に全て飲み込
まれてしまったほうが幾分かマシだ。なまじプライドや羞恥心があるから
苦しいだけなのだ。フォルスは身を委ねようとした。だが、淫魔看護婦は
それすら許してはくれなかった。
「いい忘れたんだけど、この制服借り物だから、精液で汚したらフォルス
が返しに行くんだぞ?勿論洗濯なんてさせないからな。フォルスのHな汁
でドロドロに汚れたのを持っていくんだぞ?あぁ、イカないで耐えられた
らそんなことしなくてもいいからな、フフフ…」
もう我慢など出来ないのを知っていながら、さらにフォルスを追い詰める
為だけにリリはフォルスの意思で射精を堪えさせようとする。相手を苦し
ませるほど感じさせ、その表情や悶える様を見て自分も感じる…これが淫
魔の『愛し方』なのだ。
リリはフォルスの精神の『蓋』を再び開放し、前後運動を再開した。最高
点まで達した射精衝動は否応無しに精液を精管に送り出そうとするが、
フォルスは元淫魔ハンターの性か、それとも制服を汚したくない為か、
信じられない精神力で精液を押さえ込んだ。さらにリリはお尻側のスカー
トの裾をペニスへと被せ、亀頭を包み込むと、腰を振りたくりながらスカ
ートで亀頭を手コキする。
「あぁっ、ぐぅうぅぅぅぅっ!!!!!!!!!!!」
フォルスは血を吐くような叫びを上げながらも、耐える。我慢だけで言う
なら一流の淫魔ハンターにも引けをとらないのではないだろうか。それを
見たリリはウットリとした表情でフォルスを見つめる。惚れ直しているの
だろう。リリは、自分の夫がまた精神的に強くなったのを確認すると満足
し止めを刺した。(それでも自分が勝たなくちゃ気がすまない)
 太股からペニスを開放すると、上から鷲掴みして亀頭を上向きにすると
空いた手でお腹の服を巻くりあげ…ペニスをヘソに突き刺した。リリのヘ
ソはまるで口や秘所のようにフォレスのペニスを飲み込むと、ペニスに最
期の一撃を喰らわせた。
「えい、おヘソでイッちゃえ!変態フォルス!!」
『まさか、こんな場所で』と言う意外感が刺激を増幅させ、さらに『こん
な場所でイクわけにはいかない』と言う気持ちと鬩ぎ合う。だがしかし、
フォルスの体はこれまでのリリとの性生活によって『恥ずかしいと感じる
体』に調教されていたのだ。『リリのヘソでイカされている』自分を想像
してしまった瞬間、フォルスの精神は打ち破られた。

「言っただろ?フォルスはリリのどんな場所でもイケる。もう立派なリリ
中毒だな」
リリの初弾と次弾を何とか堪えたフォルスだったが、更なる追い討ちにつ
いに屈してしまう。耐え切れなかった精液がドプドプと溢れ、制服のお腹
に染みをつくっていく。
「あぁーあ、イッちゃった…こんなに制服汚して、いいのか?フォルス…
あ、そうか。ホントは看護婦に自分の精液で汚れた制服見せてなじられた
いんだろ?ほんっとに変態だな、フォルスは…そんな変態のフォルスを愛
してやれるのは私だけだぞ?ん?」
リリは射精の快感に呆けているフォルスの脳に、直接言葉を刷り込もうと
しているかのようだ。
「『お臍でイッちゃうなんて、オチンチンの栓緩すぎるんじゃないの?』
『こんな汚れた服を…この変態っ!』『責められて感じるなんて、真性の
マゾね?』『ドピュドピュと幾らでもザーメン吐き出して…ホントに節操
の無い男だな』『我慢できなかったんですか?看護婦さんに責められて堪
え切れなくてお漏らししちゃいましたか?』フフ、フフッフフフ・・・」
リリは今、フォルスに射精を強制していない。だが、フォレスはリリに言
葉で責められるたびにビクビクと精液を吐き出してる・・・そしてフォル
スはそのまま気絶してしまった。
「全く…本当にどこまでも愛しい奴だな。フォルス…大好き!」
リリは最後にもう一度フォルスをギュっと抱きしめると、精液を一掬いも
って台所に走る。そしてチョコ(?)が溶けた鍋に入れると取り出して固
まるのを待った。固まった頃には、フォルスも気絶から目覚めていた。

「フォルス、ハッピーバレンタイン!」
リリはチョコレートをフォルスに見せると、カプリとチョコに噛み付き、
美味しそうに食べだした。
「あれ…?リリが食べるの?」
「ん?違うのか?フォルスも食べる?」
「…うん。淫魔はどうか知らないけど人間界ではチョコは男に上げる物だ
ぞ?」
「ふーん、じゃあ一緒に食べる。はい。」
「あんがと…なんか独特の味だね、でも美味しいよ」
「♪」
二人は美味しくチョコを食べる。もしそのチョコに自分の精液が入ってる
と知ったらフォルスは何と言うだろう。だが、知らぬが仏。フォルスとリ
リは大まかに見て、幸せなバレンタインを送りましたとさ。


          リリス・フォウ・ハートの!精・バレンタイン 完


PS.淫魔がチョコ食べるのかよって突っ込みは勘弁してください orz
6スレに投稿された作品です。

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