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BFリーグ開幕戦  〜アスリートVSコスプレイヤー〜

【羽ばたくステイヤー】vs【変幻自在の褐色レイヤー】



<主なシリーズ登場キャラ紹介>

MOMO:25歳

コスプレイヤー出身のBF選手。艶やかな褐色の美肌に、大きく張り出したマシュマロ巨乳と抜群のプロポーションを支える美脚が武器。経験は浅いが、恵まれた体型を生かしてパイずりや素股で責め立てるスプリンター。


大鳥辰馬:28歳

学生時代は陸上選手として活躍していた、元実業団BFリーグ出身の選手。スマートに鍛え上げられた肉体を駆使し、じっくりとしたプレイで相手を絶頂に導く長期戦を得意とするステイヤー。


卯橘理事長:24歳

BFリーグの立ち上げの中心人物。現役最高峰の女子BF選手であり、最年少にして日本BF協会理事長に選抜された才女。知的さと天真爛漫な性格で、男女問わず多くのBFファンから人気を集めている。


鈴木秋穗:21歳

BFリーグの実況アナウンサー。元御茶ノ酒女子大のミスコン優勝者で、BFのユース日本代表に選出された経験もある。


數澤廉也:32歳

元全日本王者。長きにわたって日本男子BF界の王者として君臨していたが、全日本選手権において卯橘に2年連続で失神KO負けを喫したことで限界を痛感。卯橘に後を託して選手からは身を引いたが、卯橘の頼みによりアドバイザーとしてBFリーグを支えている。


陽松凜:29歳

BFリーグのプロデューサー。数々のイベントを取り仕切って来た。

色物と呼ばれる選手を集める傾向が強く、“モンスター路線”とも呼ばれる彼女マッチアップには賛否両論。卯橘と數澤の両名は賛、鈴木アナは否の立場を公言している。


綾崎理咲:18歳

BFリーグを取材している女ライター。かつてはBFの名門高校で選手兼マネージャーを務めていたが、腰の故障を原因に惜しまれながら選手を引退。その後は編集プロダクションに入社。若き女BFライターとして辣腕を振るっている。




  ***


 BFリーグには、色物と呼ばれるファッカーも参加しているが、今回紅コーナーから登場したMOMOはコスプレイヤーとしてキャリアをスタートした異色のファッカーだ。

 チョコレートの様な肌色を活かして『ドラゴンアドベンチャー』シリーズの「踊り子」や、『ストリートバトラー』シリーズの「ヘレナ」等、アニメやゲームの褐色のキャラクターに扮して人気を博していた。


 全く違う畑出身の彼女がBFに足を踏み入れたキッカケはスカウト。初めはBFリーグ開設前に行われたイベントにゲストとして招かれてエキシビジョンファックをこなしていたのだが、ついにはプロのファッカーとしてデビューを果たす。



 スタイル抜群、磨き上げたプロポーションは平均的な女性ファッカーをゆうに上回る美しさ。意趣を凝らしたコスプレを通じて人々を楽しませるだけでなく、BFのリングで男達を枯れ果てさせるのに適したフォルムでもあったのだ。


 試合で見せる指使いや腰の捻じり、足さばき等、彼女の一挙手一投足はコスプレイヤーの経験に裏打ちされた色気に満ちている。


 手コキをする際の指のくねりや手首の返し、尻コキをするときの滑らかな動作などで余すところなく相手の性欲を刺激していくスタイル。

 その褐色の指先で相手の性欲をサワサワと掻き立てると、巨乳にモノを言わせたパイずりや、長い脚を存分に生かした足コキで男を圧倒。次々の男性ファッカーたちの精液を抜き取り、順調に勝ち星を重ねた。


 今回のBFリーグ開幕戦の一戦では、TVアニメ『クイーンズセイバー』シリーズに登場する「メナト」という、エジプト風の美少女キャラクターに扮して入場。

 全裸の男を家畜のように従えて入場ゲートから登場すると、筋骨隆々の男の背中に跨ってリングイン。 道着の改造が自由に認められているBFの利点を生かし、メナトのコスチュームを再現。ブルンブルンと弾む胸と尻の肉を露わにしたセクシーな一着を自らデザインした。


 対するは、元陸上経験者でありBF界切っての正統派、アスリートタイプのファッカーである大鳥雷弥3段。

 MOMOのような色物選手に対して否定的で、「せっかくのBFリーグにああいったタイプが参加することになったのは残念」とTwitter上で発言し話題を呼んだ。


「――今日はよろしくお願いします。エキサイティングなプレイを期待しています」

 大鳥曰く、初めて聴くMOMOの声は思ったよりもハスキーで、妖艶な声色だったという。

「あぁ。まぁ、俺はアンタみたいな段も取得してない奴のファックには期待してないけどな」

「ん〜?試合前から早速言葉責め?嬉しいわね……貴方みたいな爽やかなイケメンの強気な態度って大好きなんだ💛」

 うっとりと唇に手を這わせながら、格上にあたる対戦相手のプレッシャーををしっとりとした目線で受け止める。


「――ッはん。精々ほざいてろ。コスプレイヤーだか何だか知らねぇけどよ、俺達みてぇなアスリートの動きについてこれるか?」

「サァ?気になるならさっさと試してみればどう?私は今すぐだって、貴男の攻撃に胸を貸して ア ゲ ル っ」

浪のペニスならあっさり沈没させるほどのバストを、肩を締めるようにギュッと寄せる。瑞々しい果実を絞った時のように、まるでフェロモンの飛沫が飛び散りそうなパフォーマンスで場内は大いに沸いた。


 

「いくぞ。1Rで即効で逝ったりするなよ」

「コッチの台詞よ。調子に乗ってたら、立てなくなるまでヌキヌキしてあげる」


 下馬評では圧倒的に大鳥が優位とみる声が強いが、彼に舐めてかかるような隙は無い。

 迫りくるムチムチとした肉体の重厚な色香を掻き分けて、巧みに指を滑らせる。

 褐色の双丘の先端の乳輪をソフトに撫でまわすと、ツンと起ち上がっているピンク色の乳首を指で挟んで刺激していく。


「ン……アッ……やるわね……でも……負けないんだから……エイッ……!」

指テクニックに喘ぎながらも、膝先で股間を擦ったりして攻め続ける。


 試合における流れのカギを握ったのは、スラリと伸びた彼女の長い脚。「7頭身」とも言われるスタイル抜群の彼女が足を駆使すれば、触手に絡めとられた獲物のように対戦相手の男は満足のいく動きを出来なくなってしまう。


 今回も大鳥からテイクダウンを取った後に、カパっと開くと、そのまま右足を大鳥の腰を挟み込んでガッチリとロック。

 身動きが取れなくなった大鳥の顔面にキス攻めを仕掛けた。



 淫靡な刺激に追い立てられて、精巣から子種が沸き上がっていくのを感じる。


「涙みたいにポタ……ポタ……って垂れてるよ……?」


 薄くスケスケの縞模様の生地一枚しか返していない性器を擦りつける。積極的に前に出て大鳥にプレッシャーをかけていく。


「貴方の逞しい胸板……嘗め回すだけで最高……」

 体を入れ替えようとする ほぼ身長差がないMOMO相手では

「ふふ……逃がさない……」


 しかし、そこは大鳥がアスリート魂を見せて耐えていく。 鍛え得られている彼は呼吸も乱れることなく、MOMOのスタミナを奪う作戦は失敗に終わった。

 

「どうした。それで終わりか?」

 彼は長期戦を得意とするステイヤー型のファッカー。


 勃起をした太刀の先端には最早限界とも言えるほど体液が遡っている。


しかし、下手に動くこともできない。今度はパイずりが直撃してしまうリスクがあるからだ。


 ここは攻め急がずに間合いを取る。セコンドも「アイツは“息を入れる”のが上手いから」と称賛。(スタミナを温存するのが上手い、という意)

スタンディングの攻防に持ち込むと、そのまま手マンと手コキの打ち合いに。


 ポタポタと互いの体液を漏らしながらも、膠着状態に。第1ラウンド残り10秒を告げる拍子木が鳴っても互いの秘所を濡れた指先で探るまま、大きな動きは見せずにゴングが鳴った。


続く第2ラウンドは大鳥がインファイトを仕掛ける。MOMOの道着をグッと掴むと、釣り手に力を込めて一気に引き寄せ、そのまま抱き締めて対面座位に持ち込んだ。


 試合は思いのほか盛り上がりを見せた。ここにきて、事前に購入していた大鳥の勝利に賭ける勝男投票券を売却し、MOMOの勝利に賭ける勝女投票券を購入する動きも発生。

 リング上のモニターに表示される投票券価格の値動きにも注目が集まっていく。


 だが、あと少しというところで「カンカン」と鳴る拍子木。ここで勇気づけられたのかMOMOは渾身の力でキスから脱出すると、逆にパフパフを炸裂。まさかの展開にファンも手に汗握ったが、ゴング。


 そして迎えた最終ラウンド。ここでMOMOは「ファンサービス」と称して、アニメのキャラに成り切る――というトリックプレーに出た。


「『さぁ……アマンの女性の意向に平伏して下さ〰〜い』」


 作中の台詞を引用し、声色までもキャラクターに寄せるというパフォーマンスに応援に駆け付けたサポーター達も熱狂。フーリガンたちの「キメェんだよヲタク女!」というブーイングを受け流し、MOMOが勝負をかける。


 長い手足を滑るように動かして大鳥に絡みつくと、そのまま吸い付くようにキスを奪う。


――ネロ…ネロ…ネロ…ネロ…――


 長い攻防で温まった自身の下を大鳥の口に突き込み、ベットリと絡ませる。

 大鳥は下手な抵抗をせずにこのままキス争いを続ける判断をし、MOMOの舌の裏から歯茎、歯の裏側など多彩なポイントを責め立てていく。しかし、MOMOも負けじとジューシーな唇で「ハムっ」と大鳥の舌を挟み込むと、ギュウと唇を窄めて吸い取るように刺激する。


 さらに褐色の腕を相手の尻へと滑り込ませ、蟻の門渡りを爪の先端でスッとなぞる。元のアニメキャラを意識した爽やかな水色のジェルをあしらったネイルでアリの門渡りを往復した後、今度は菊の門へと指を這わす。


(――マズイ……!)


 恐らく大鳥は、アナル攻めを警戒したはずだ。

 そして素早く腰を引いた次の瞬間、ピンと勃起していたペニス目がけMOMOのヴァギナが直撃。


 ―――ヌプゥウ!


淫らな快感に鍛え抜かれた男性器が抱擁された。


 挿入をせずに愛撫中心に交わるアウトファックを想定していた大鳥は、ここで奇襲を受けて一方的な膣の締め付け攻撃を許してしまう。

 MOMOは広背筋を固くして強張っている大鳥の背中に手を回して逃がさないようにロック。

 唇とヴァギナで相手をキツキツに抱き止めたまま、上と下から快楽の挟撃を仕掛けた。

 スレンダーに伸びたフォルムに豊満な肉感を併せ持ったようなMOMOの拘束は有段者レベルの女性ファッカーと遜色も無い。

ムチムチッとした美ボディで全体重をかけつつ、MOMOは時折キス攻めを中断しながら言葉責めをかけていく。


「『おかしいですね〜。男がまるで、女の人のように二本足でたって、人間の言葉を喋っていますぅ……』」


 地声とは打って変わって、鼓膜が溶けそうな程に甘ったるい猫なで声で、サディスティックに言葉を紡ぐ。


「『オトコはあまねく女性の家畜。』さあ、しっかり四足をついて、オトコの言葉を使ってくださ〜い?」」


 瞼を垂らして濡れた目つきで吐き捨てると、体重を預けてダウンを取る。そのまま、膨らんだ大鳥の胸襟に掌を乗せて抑え込むようにして、見事に騎乗位を極めた。


「く、っくそ!」


 下手に動けば、膣の襞による刺激を受けて射精してしまう。ソレを避けたい大鳥は、まるで合気道の使い手に関節を極められた素人のように動けなくなってしまった。


「中々やるんだな……てっきり、身体だけの張り子のトラだと思ってたよ……アンタのことをな……」


 組み敷かれながらも強気な声を出し、プルンと重力など存在しないかのように悠然と張り出している巨乳へと向かって、指を埋没させるようにしてペッティングを放つ。


「だけど、俺はアンタがデビューするずっと前からプロとしてやってきたんだ。簡単には負けて堪るか!」


 しかし、男のプライドを見せる対戦相手に対して、MOMOは冷静に対処していく。


「『もう……いけませんねぇ……オトコが女王である私の前で、人間の女性が使う様な言葉を使うなんて……』」

「な、なに……?」

「『ちゃんとオトコらしく、身分をわきまえた言葉を使ってくださ〜い』」


――パンっ パンっ パンっ パンっ パンっ――


 アスリートとして鍛え上げられた男の肉体に、女の肉体が襲い掛かる。

 筋肉と言う男のアドバンテージを、セクシーに、エロティックに、サディスティックに破壊していく。


「『いいですか?オトコが口にしてもいい言語は “ ブ ヒ ィ ” ですよ?思い出しました?』」


 ここにきて、MOMOの騎乗位のスピードが加速。一気に勝負を決めにかかった。


「『さあ!女性のシンボルに埋もれて、“ブヒィブヒィ”と啼いてくださ〜〜い!!』」


 ゴージャスな睫毛の奥で怪しく輝く碧眼。

 その深く怪しい魅力に吸い込まれそうになる。


「『エイ♪ “ブヒィ”💛 “ブヒィ”💛“ブヒィ”💛“ブヒィ”💛“ブヒィ”💛』」


 彼女の声帯から奏でられる官能的な音色が紡ぐ、ひどく幼稚だが堪らなく嗜虐的な挑発。

 肉体と精神の両面から、少しづつ男の意地が蝕まれていく。

 爽やかな大鳥の顔も、醜く皺くちゃに歪んでなってしまう。


「あぐッ……ぐぐぅ……あぅ……!」

 

 思わず顎を引いて、嬌声を漏らしてしまう。

 それを、“女王”は見逃さなかった。

 クイッと大鳥の顎を親指と人差し指で挟んでつまみ上げると、ニッコリと微笑みながら追い打ちをかけるように言い放つ。


「『あ、惜しいですー。さっきよりはオトコの言葉に近づいてきました〜。褒めて遣わしてあげますぅ〜♪』」



(っくそ……逝って溜まるか……俺はプロだぞ……こんな色物が持ち上げられだす前から、ずっとプロとしてやってきたんだ!)


いくら「アスリート」として体を鍛え抜き、セックスにおける科学的分析に基づいて「BF理論」を独自に組み上げて来た理論派でもある大鳥。「スタミナと知識では負けない」と語る大鳥だが、男に劣情を催させることに特化したマシュマロボディに包まれれば後は無い。

男が捏ね繰り回した矮小なBF理論など、ギュッと挟んでペシャンコに押し潰す程の重量感がある。



 だが大鳥は、女性人気も高い甘いルックスに深いしわを寄せながら、必至で射精を堪えて下からペニスを突き刺していく。

 決死の覚悟のラストスパートだ。

 必死で歯を食いしばって体重をかけ、ピストンを打ち込み続ける。

 MOMOは子宮を激しくノックされ、そのままノックアウトしそうになる。


「私は……負けっ……ない……」

 元のハスキーボイスに戻ったかのじょも、必死で唇を噛み締めて絶頂を堪えていく。


 だが大鳥の猛追も及ばず、彼女がラストスパートを何とか耐え抜き、勝敗はドローという判定に。


「フフ……惜しかったわね……“Mrストイック”さん……💛」


全身から流れ出る滝の様な汗でチョコレート色の美肌を煌かせながら、彼女は激しく闘った対戦相手と握手した。



「ッフン。最期まで気取りやがって……」

そう言って大鳥はMOMOのビショ濡れの肉体を抱き寄せると、健闘を称えるようにハグをした・

「意外だったよ。アンタがここまでやるなんて」

 そして思わず、賞賛の言葉を素直に漏らした。

「私も意外。自分がここまで粘れるなんて」

 すると褐色のコスプレイヤーは、こう付け足した。


「――まぁ、 “ドロー” だったけどね。

貴男は私よりも圧倒的に経験がある “Mrストイック”さん だったのに……ね」


 マイクに拾われて流れたその捨て台詞にファンは熱狂。ポカンとして返事一つ返せない男を置き去りに褐色の女王は投げキッスをひとつくれてやると、勝ち誇ったように腰を左右にクネクネ振り、悠然とトップローブを飛び越えた。

そして、呆気に取られながらMOMOの後姿から溢れ出ているフェロモンに見惚れて、今更になって亀頭の先端から「トピュッ」と精液を漏らした間抜けなオトコを置き去りにして、会場を跡にしたのだった。



これは白コーナーの大鳥にとっては事実上の敗北。もしMOMOが自身の弱点を克服してからリベンジマッチを行えば、Mrストイックにとって次戦は約束された敗北の試合になるのではないか……。ファン達は興奮を隠せない。


果たして大鳥は持ち前のストイックなトレーニングで、迫りくるコスプレファッカーの魔の乳から逃れることができるのか?それとも、たわわな乳から逃げ切れずに圧し潰されて消えてしまうのだろうか。

 新たに生まれた因縁に、これからも目が離せない。


<文/取材―綾崎理咲>

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