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掲示板

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 「私とゲームで勝負しませんか?○○○○@○○.○○にメールください。
気になった方に返信します。横山伊織(19)」

 出会い系の掲示板に書き込みをしてから1年

 「今日も勝った♪ 勝った♪」
 誰もいなかったら、スキップでもしそうなくらい気分がいい。
 「ふっふっふー。あとは、いつものお店で――」

 裏路地を入って、古いビルの5Fに行くと、かなり体格のいいおじさんが1人。

 「……いらっしゃい。いつもの買い取りでいいかな?」
 「お願いします。」
 
 ニコニコしながら私はメモリーカードを渡すと、そのおじさんは奥の方へと行って
 しまう。2、3分すると、奥の方から

 「30分ぐらいしたらまた来て。」
 「はーい。」

 その近くにあるカフェで、アールグレイの紅茶を飲んで待つ。
 そして、あまーいシフォンケーキ。自分へのご褒美だ。
 約束の時間になって戻ってみる、そこには少し興奮気味のおじさんが…。

 「よかったよ。さっすがAV監督のたまごだよ。また、よろしく。」
 というと、茶封筒をおじさんから渡される。
 「あれ?いつもより……」
 「出来がよかったから、オマケ。」
 「やったぁ。また来ますね。」


 少し歩いたところに、いつものATM着く。そして50万近くの金額を入金する。
 これが「ゲーム勝負をした日」の日課。

「エッチ勝負しませんか?参加料3万円です。
 私に勝ったら、参加料はお返ししますし、私を好きなだけ自由にしていいですよ。
 でも、私が勝ったら、賞金として10万円いただきますね。
あと、あなたに色々させていただきますけど。
 いかがですか?自信がなかったらお断りくださいね。」

これが、私のゲーム。
おかげさまでもう500万円近くを貯めることができた。

賞金だけでは貯まらないので、先ほどの店にはマニア向けの画像と動画を売りに行く。
男の情けない恰好を収めた画像と動画だ。

ある男は、自分で自慰行為をしてもらう。
ある男は、私が踏みつけながら絶頂する。
ある男は…。

そんな男たちのM男君画像がまたよく売れるのだ。
もちろん、こんなことがバレたら大変だ。
だから、私はAV監督の助手と名乗り、多少の画像加工をし、男たちの
同意を得て売っている。

まあ、多少強引な同意もあるけど……トラブルになったことは1度もない。
なぜなら……
男達は、負けたことが恥ずかしかったり、M君に調教されたりと従順だから。
そして今日も私は勝ったということ。

(これで、欲しかったあれや、念願の旅行がー♪)

アレコレ考えながら家に着き、パソコンを開いてメールチェックをする。
メールの中にはいかにも純粋、いかにも下心丸だし、いかにも変態……
これらたくさんのメールから良さそうなカモを探すのが一番大変で……。

(……?……)

「こんばんは、アレの勝負しませんか?たっぷりかわいがってあげますよ。」
(んふふふ! きたきた。こういうのが楽よねー)
ネットの世界だから、情報が回るのだろう。
私は、さっそく返信する。

「こんばんは。初めまして。アレの勝負ってなんですか?
よくわからないのでごめんなさい。」

もちろん、私がやっているのは危ないこと。
だから、一度はこう返信する。

男からの返信は5分で返ってきた。

「大丈夫ですよ。警察とかじゃないですから。いつにしますか?ご都合のいい時に。」

添付ファイルには運転免許証、今の顔写真、ご丁寧に仕事の証明書まで。

「お話が早くてうれしいです。3万と10万とハンコをもって、5日後夜7時に
 △△駅西口でどうですか?」

こうして、当日の夜になった。


「こんばんは。伊織さん。」
約束通りの時間、私に声をかけてきたのは背の高い「モデル」と言えば通用する
『イケメン』の男だ。写真で見るよりも遥かにいい。

「こんばんは。えっと、慧(けい)さんですよね?」
「そうだよ。よろしくね。へえーわりと小柄なんだね。155cmくらい?」
「そうかもです。じゃあ、とりあえずそこのカフェに行きましょ?」

  カフェに入り、さっそく1枚の紙を差し出す。
 そこにはルールや取り決めが書いてある。お互いの(ほとんど私の)
 身を守るためである。大まかには
@ 1度イッたり、降参したりしたら負け。(負けた方を自由にしてよい)
A 制限時間は1時間(1時間どっちも絶頂しなかったら引き分け。その時は参加料のみ)
B 身体的、肉体的に傷つける行為は無し(あった時点で被害届を出します。)
C 警察など公共機関と関係していないことを証明します。
と言ったところである。あとは、「ストーカーしない」などだ。
そして、これら契約に違反した場合、月20万円を50年間払い続けます。
と、「いかにも」という書類にサインさせているのだ。
負けたことから、私に変な好意をもってしまい、その後が大変になってはマズイ。
だから、「用心用」にと画像や動画を撮るというのが、表面上の理由だ。
だけど、実は実益を兼ねるため。
ちなみに、1年前から始めて、引き分けは1回もない。

「…というところです。ご納得いただけたら、3万円と残りの金額を見せていただいて、
ご記入とハンコをいただければ。」

どこかのセールスのようで、はたから見たら「大丈夫?」と思われてしまいそうだが。
なぜかここのカフェはいつもこの時間お客さんがいない。

「ふふ。亘(わたる)が言ってた通りだ。じゃ、コレ。」

というと、10万円入りの封筒を見せて、5万円を渡してきた。

「亘さんですか?うーん、あと、5万って?」
「ああ、生勝負してほしいから。追加2万でしたよね?」
「よく知ってますね。でも、亘さんって覚えてないんです。ごめんなさい。」
「ふーん、今日は亘のリベンジで来たんだよね。この後かわいがって、思い出させて
 やるからさ。」
「そうなんですか?じゃあ、楽しみにしてますよ、じゃあ、行きますか?」
「ああ。」

「じゃあ、行きましょ!」

外に出ると、もっともらしくCカップを腕に押し付けながらとある場所に向かう。

「ねえねえ、今日はどんな感じがいいですかぁ?」
「言うわけないだろ。そっちこそ、たっぷりいろんなところに注いでやるよ。」
「って言ってる割に、なんか緊張してるみたいですよぉ。」
「そんなこと言えるのも、今日が最後なんだぜ…。」

はたから見ればカップルのような2人がこんな会話をしてるなんて誰も思わないだろう。
そして、あるホテルの1室に入り、それぞれに準備を始めて…。

「お待たせしました。始めましょうか。」
「ん? ……ああっ、んっっ!」

30分後、慧はバスタオル一枚巻いてベット脇に座っていた。
私はというと、ちょっとしたアニメのコスプレ。
セーラー服にブラウンのひざ上スカート。そして、ボーダーのニーハイソックス。
セミロングの髪にカチューシャ、そしてゴムで髪を結って。
もしかしたらこのままコミケに行けるかも。

「……なっ、なん……で」
「アレー? 兄上はこういうのお嫌いですぅ? 」
「いや、それ、ん、ちょ……」
「せっかくがんばったのにぃ。ひな、さみしいですぅ」
「(パクパク……)」

この5日間、別に遊んでたわけではない。
普通に勝負しても勝つ自信はもちろんある。

でも
より勝つ確率を上げるには相手の情報がわかればわかるほど良い。
そして、この男はやらかしたのだ。
運転免許等、個人情報をわざわざ私にくれて。
慧にしてみれば、「確実に女を釣るために、安心を」と思ったのだろう。だが、
今の世の中、これだけの情報があれば、多少なりとも相手のことが見える。

そして、慧はとあるつぶやきサイトで、「という宇宙学園の生徒会」の中の
キャラ「ひな」がタイプだとたっぷり書き込んでいた。
しかも、「ニーハイ、サイコー」とまで。

「クスン……でも、兄上のために、ひな、がんばりますぅー」
ニーハイの足を見せつけるように、ベットの上で片足を立てて。
「ひ……ああっ……」
「んん? いやん♪ 兄上にくまさんパンツ見られちゃったぁ」

慧の顔は真っ赤になり、興奮していることがよくわかる。
アニメを見たおかげで、声真似もまあまあかな?

私は固まっている慧のそばに行き、手を取って。

「兄上―ひなが兄上にご奉仕しますねぇ」

はらりとバスタオルをとる。そこにはもうすでにカチカチになった肉棒が。

「ひゃぁあああっ! すっごいのですぅ。兄上のモノがこんなに……」
「ひ、ひなたん……そ、んなこと……」

手のひらで転がしてあげながら、慧の乳首にザラザラ面の舌をこすりつけてみる。
乳首に触れるたびに、慧の肉棒はビクッっビクンッっと跳ね上げる。

「はわわわぁー元気なのですぅー。兄上のコレ……」
「……ン……ぅぅぅ! ふあぁ! 」
「あ、に、う、え♪ もっと、もおおおっと気持ちよっくなってくださいませー」

全身に舌を滑らせながら、肉棒の先っぽを親指の腹でコスコス
慧は力が入らないのか、自分からベットに仰向けになっていく。

「兄上! コレかったいのですぅー。んふ、ひなうれしーですぅ」
「や、やめ、やめてくれ……ひな……」
「えーだって、ひな、兄上の精液欲しいんですぅ」

慧の胸に顔を寄せ、ニーハイソックスを履いた右のひざに肉棒を挟んで

ズチュズチュズチュズチュ

「ひゃん♪ ひなの靴下なんか濡れてきましたぁ。兄上のエッチなお汁で、ひなの
 ひなのソックスがぁ♪」

耳元でハァハァと吐息を慧に吹きかけながら、

「だめ、ひな、そんなにしちゃあ……」
「いいんですよー兄上なら、いっぱい、いっぱいソックス汚してください。」

肉棒をこする強さや速さをどんどん上げて……

「ひ、な、だめ、でちゃ……」
「兄上、ひなも、ひなもぉおお……兄上の精液ほしいですぅ」
「ひ…ひあ……ひなああ……」

慧の腰がガクガクし、肉棒は脈打ちやがて

「だめええええだああああ!!!」
ドゥップ……ビュルル……ビュク……ビュクン……ピュル……

独特のにおいが部屋中を満たす。
慧は興奮し、震えすぎて、肩で息をするだけ。

「ふあぁぁぁ……ひああっ熱いですぅ。こんなにたくさん。ひなうれしいですぅ。
 兄上―!」ほほにキスをした。

(5分34秒。今までで最短♪)

そして、勝負を始まる前にセットし、録画していたビデオカメラに向かって

「5分34秒。射精により私の勝ちです。」
ピースサインをしながら記録をつけた。

「ぐうぅぅぅ……き、たねえ……ぞ!!」
「何がです?さっきの契約の中に『コスプレしない』なんて書いてないでしょ?」
「お、まえ、どうして……」
「まあ、これが準備した人と、性欲任せに待ってた人の差ですよ。兄上―それじゃあ」

と、声色を変え、男の後ろに回りこんで両足で先ほど大量に射精したばかりの肉棒を両足で包み込む。
「背面座位」という体位があるが、今は私が下、慧が上。
カメラから見れば「肉棒がニーハイの足に挟まれた男が映ってるだけ」となる。

「な、ちょっと待て!」
「兄上―もっとしてあげますぅー。アハ♪ひなのソックス、おちんちん挟んだら、エッチなお汁でドロドロになっちゃってますぅ。こんな風に妹にされて感じちゃうなんて、兄上はそうとう変態さんなんですねー。本当だったら、ひなの中にいっぱい出して赤ちゃん作る精子なのに、ソックスで無駄に出させられちゃうなんてかわいそうですぅ。」
「こ、おま…うあああ!!」

反論させる間もなく、両足にちょっとだけ力を込めながらコスる。

「ひゃはは♪ こんなにいじめられてますますおっきくなっちゃうなんてぇー。
 兄上は、マゾの素質があるんですね。気持ちいいんでしょ?ソックスがドロドロ
 のべとべとになっちゃってますぅー」
「……や、やだぁ、ちょ、待ってください」
「だめですぅ。もっと、ひなのソックス汚してください。」

器用に肉棒を挟んだ両足を上下させながら、両手で慧の乳首をつまみあげ、耳を
舐めあげる。

「だ、だめ、だめ。」
「……!」
「……なに?」
「なにじゃないですぅ。兄上、もっと出したいんでしょ? ほら、おねだり」
「………」
「だまってちゃ、ひなわかんないー!」

踏みつけるように、両足でギュムっと

「ひあああ!!」
「兄上女の子みたいですぅ!」

ギュムギュムとリズム良く、だがじらしながら……
「あにうえー 素直じゃない兄上はきら……」
「わ、わかった! わかりましたー! 降参、ギブアップ!!」
「んふ♪じゃあ、ソックスにいっぱいかけてほしいぃですぅ」
「ひああ、ひなたん、ニーハイソックスぎもぢいい!コスコスしてぇー」
「兄上。変態さんになっちゃったですぅ」
「ひゃい、ぼく、へんたいおにーだん」
「うふふふ♪(左足裏で先っぽを転がし、右足親指と人差し指の間に肉棒をはさんで)
兄上、ほら、ドピュドピュしちゃって。変態さん、ほら、早く恥ずかしい―姿を
ビデオに見せてあげてください♪」
 「ふあぁああ!……でじゃう!うはあひゃあああああああああああ!!!!!」

ブビュビュウ!!……ブシュウ―…ビュク、ビュルルルルル!!……


 「7,8,9,10っと…じゃあ、いただきますね。あと、ここの支払いよろしくです。」
 「……ひゃい」

 あれから、3回は出したであろうか。
 慧は涎を垂れ流し、うつむいた目で息を切らしている。
 やりすぎたか……

 ま、まあ、あと1時間、いや、フロントに宿泊と連絡しておけば明日には回復するだろう。
 せめてものやさしさに、栄養ドリンクを枕元に置いてっと

 「それでは、ありがとうございましたー」

 こうしてまた、貯金を貯めることができるとウキウキしながら次の獲物を探そうと
 部屋を出た。
No4が遅くなったため、まったく投稿する気がなかったものをw
だれか1人でも気にいる人がいればいいかな。

あまり手厳しい感想は…
でも、感想が欲しい!あなたの感想が書く意欲にw(なんて)

リクエストもあればどうぞ(応えられない可能性の方が90%以上ですが)

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