11973

BFするだけのお仕事

物語の舞台は、地下格闘技団体、−ブラックダリアガーデン−

エサカは、中学を卒業したあと高校に通わず、
飲食店でバイトをしながらブラックダリアガーデン(略称ブラダリ)で格闘技の試合をして生計を立てていた。
格闘のバックボーンは空手と柔道だが、真面目にやってたのは中学までで、それ以後は我流である。
両親とはケンカして田舎の家を飛び出し、仕送りもなしにアパートで一人暮らししている。

将来はプロ格闘家に…と夢見ていたエサカだったが、現実は厳しかった。
格闘技ブームが下火になり、プロとして食っていける格闘家なんてほとんどいない世の中になったのである。
地下格闘技団体も淘汰されていき、エサカの所属するブラダリも一時は存続が危ぶまれるほどだった。

だが、ブラダリの経営者・黒井は新分野への進出を成功させ、団体を再び軌道に乗せた。
その新分野が性産業の一つ、「バトルファック」であった。

「バトルファック」とは主に男女の「イかせ合い」を競技化、娯楽化したものの総称だ。
ブラダリは地下格闘技団体なので、見世物(ショー)要素の強いバトルファック興行を打ち出し、多くの観客を集めることに成功した。
成功の理由はいくつか挙げられるが、その一つは「ハードBF」と「ソフトBF」の峻別である。

「ハードBF」は暴力的要素を含み、たとえば力で押し倒してレイプするのも許される。
「ソフトBF」は暴力行為は禁止で、快感を伴う行為(「性技」と呼ばれる)のみ許される。

ハードBFは力・体格に勝る男性が有利で、選手も客層もS男が多いが、ハイレベルな女子選手の確保が困難である。
ソフトBFは逆に女性が有利で、選手も客層もM男が多く、ハイレベルな女子選手を比較的確保しやすい。
ブラダリではハードBFとソフトBFの興行を別々に実施し、好評を博した。
類似の団体も続々と模倣して、今では「ハードBF」「ソフトBF」の区別は非常に一般的になった。
そうなってくると、バトルファック興行を成功させるには、「選手の質」「試合の内容」などが重要になってくる。


これまでバトルファックとはまったく縁がなかったエサカだが、ブラダリのオーナー、黒井に呼び出された所から話は始まる…


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「社長、来ました」
「おう、エサカ君。そこに掛けてくれ」
「はい」
「さっそくだがな、格闘技部門の業績が芳しくないんだ」
「はい……すみません」
「いや君の責任ってわけじゃなく、業界全体が停滞しているんだよ」
「……」
「うちも残念ながら規模を縮小しないといけなくなった」
「はい…」
「それでな、相談なんだが……バトルファック部門に転向する気はないか?」
「えっ!そ、それはちょっと…」
「君の格闘技部門での戦績は、MMAが4勝5敗、プロレスが2勝7敗、どちらも負け越している」
「それは、プロレスはブックだから仕方ないし、MMAは強くなってきてます!」
「ああ、それはわかる。…だがな、このままでは君を雇い続けることはできない。リリースせざるを得ないんだ」
「そんな…」
「だが君は若いし、うちも見捨てるような事はしたくないんだよ。どうだ、転向を考えてくれないか?」
「えっと…バトルファックって、ハードの方ですか?」
「いや、ハードの方は男が余ってるんだ。だからソフトの方になる」
「えっ?それじゃ、格闘技の経験が生きないじゃないですか。それに、俺はエロにはあまり自信がないです」
「セックスの経験は別にいいんだ。さっきも言ったように、君は若い。…ところで、君は童貞なのか?」
「え……いや、その、フーゾクで捨ててますけど」
「それなら全く問題ない、どうだ?」

どうだ?と聞かれても、この話の流れだとバトルファックへの転向を拒否したらクビにされてしまうだけだ。
エサカには選択肢なんて無いも同然だった。

「わ、わかりました……やってみます……けど…」
「そうか!それは良かった。君はな、若いし、ルックスも体つきもいい、きっと向いているはずだ」
「しかし…ほんとに自信はないです」
「そこは成長していってくれ。そうだ、デビュー戦はとびきりいい女を当ててやるからな」
「はぁ…」
「まずは一試合、経験してみることだ。それで今後どうするか決めていいからな」
「はい…」
「なぁに、いい女とまぐわって、金も貰えるんだからな、実にいい仕事だと思えるはずだよ」
「そうですね…」
「それじゃ、デビュー戦の手はずは堀田に任せるからな、あとは堀田の指示に従ってくれ」
「はい」
「じゃあ頑張ってくれよ」
「失礼しました」


エサカは社長室を出た…


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「エサカ君、私はBFマネージャーの堀田というんだ。よろしく」
「よろしくお願いします」
「や〜、凄いじゃない。社長直々の推薦でデビュー戦とは凄いよ。ワハハハハ!」
「いや、自分でもまだ状況が把握できてないんですけど」
「とびきりいい女をあてがえって言われたからな、いい相手を用意したぜ〜」
「え、そんな、俺はほんとエロの事はド素人なんで…」
「いいんだいいんだよ、デビュー戦の相手はな、久遠めぐみって子だ。かわいいぞ〜」

エサカはその名前に覚えがあった。
ブラダリでミックスプロレス興行をした時、タッグマッチの対戦相手で当たった子だ。
受身もまともに取れないようなド素人の子だったが、見た目はかわいかったので覚えている。

「その子、たぶんミックスプロレスで試合したことあります」
「あー、それだ、彼女はプロレスからの転向組なんだよ」
「やっぱり」
「でも彼女は転向してからもう1年ぐらいになるからな、BFのキャリアは君より上だぞ?」
「ふぅ…そいうの聞くとプレッシャーが…」
「さっそく明後日の興行で試合してもらうからな、頼むぞ」
「えっ!?…その、研修とか練習とかは??」
「ルールと段取りさえ把握してれば大丈夫だ。…今すぐ進行表を作ってやるからな。ちょっと待っててくれ」
「え?…はい」
「そうだ、待ってるのも暇だろうから、めぐみちゃんと対面してみたらどうだ?」
「え!…今ですか?」
「ああ、ちょうど用事があって、今ここに来てるからな、呼んでくるよ」
「は、はい」


堀田とかいうマネージャーはさっさと出ていってしまった。
展開が急すぎる。
格闘技の試合はプロレスも含めて月1試合あればいい方だったのに、2日後にもう試合??
それだけ繁盛しているってことなんだろうか。


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コン、コン

「失礼します」

女の子が部屋に入ってきた。
ひらひらのお嬢様チックな可愛い服装に包まれた女の子、久遠めぐみだ。
色白で綺麗な黒髪の、なんで地下格闘技とかバトルファックとかやってるのか全く謎な感じの子。
好条件でスカウトでもされたのだろうか?
年齢は、エサカと同じぐらいの未成年に見える。


「どうぞ」
「こんにちは」
「おひさしぶり……っていうか、俺のことおぼえてますか?」
「もちろん!……エサカさん、ですよね?」
「あ、ああ……うん」
「プロレスの試合で……印象に残ってます」
「俺も、覚えてますよ。でも今は、プロレスはしてないのかな?」
「はい。……プロレスは……もうやめちゃいました」
「そうかぁ。」
「でも種目は違っても、私にとってはリベンジする機会なので、頑張っちゃいますね♪」
「うっ……正直言って俺は、初めてだから何をどうすればいいのかも分かってないんだ」
「えっと…うちのBFは、ある程度台本が決まってるんです。だから、それの通りにやればいいですよ」
「へぇ……」
「もし試合中にわからなくなったら、私がリードしますからきっと大丈夫ですよ。
 ……エサカさんの大事なデビュー戦が素敵な思い出になるように、私、頑張ります……ふふっ♪」


久遠めぐみの発言はずいぶん積極的だとエサカは感じた。
かなりバトルファックに自信を持っているようだ。
それが逆にエサカを不安にさせた。
こんなかわいい子と観客の前でエッチなことをして、恥ずかしい目にあったらどうしよう。



……堀田がペーパーを手に持って部屋に入ってきた。

「おっ、2人揃ってるなぁ、じゃあ今打ち合わせしてしまっていいか?」
「堀田さん、おはよ〜ございます♪」
「よ、よろしくお願いします」
「おーっす、早速だがこれが今日の試合の進行表だ、読んでくれ」
「はい♪」「はい」



-----第5試合 エサカ vs 久遠めぐみ BFスペシャルワンマッチ-------


【ルール】 ソフトルール(暴力行為禁止、性技のみOK)

【時間】 60分1本勝負

【勝利条件】相手選手をイかせた上、フォールで10カウントを奪取する。

【進行表】

 ・先攻 エサカ → 前戯〔絶頂・フォール任意〕リンコスを全部ぬがさないこと。まだ挿入はしないこと。

 ・反撃 めぐみ → 太股絞め+性感攻撃。〔射精・フォール任意〕

 ・反撃 エサカ → 乳への愛撫攻撃〔絶頂・フォール任意〕まだ挿入はしないこと

 ・反撃 めぐみ → 乳ビンタ、パイズリ攻撃 〔射精・フォール任意〕

 ・反撃 エサカ → 挿入本番〔射精・フォール任意〕

 ・決着がつかない場合、以後はアドリブで行うこと


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エサカは渡された進行表を読んだ。
いくつか疑問点があったので、堀田に質問した。


「暴力行為は禁止なのに、絞め技はアリなんですか?」
「ああ、気持ちいい系の絞め技はOKなのさ。……まぁ、一度食らってみればわかる」
「はぁ……。……じゃあ、〔絶頂・フォール任意〕〔射精・フォール任意〕ってのは何ですか?」
「それは、イかせられそうならイかせちまって構わない、ってことだ。当然、イかせたらフォールすることになる」
「なるほど……イってしまっても、フォールを返してしまっていいんですよね?」
「もちろんだ。むしろ、一発で10カウント取られてしまったらつまらないから出来るだけ返してほしいな」
「でも、この進行表の最後までたどり着かずに試合が決着してしまうこともありますよね?」
「そうだ。最後までたどり着くほうが珍しいぜ。途中で決着しても、試合が盛り上がれば問題ないさ」
「久遠…選手のターンは責め方が具体的に書いてあるんですけど、俺の方はあまり具体的じゃないですね?」
「それはな、この子の得意技なんだよ。観客受けが良くて、リクエストが多いから盛り込んでいるんだ」
「はぁ……得意技をあえて受けないといけないのは、不利ですよね……」
「まあな。ソフトBFは男がイかされてなんぼ、ってのは確かだ。ハードは逆なんだけどな」
「…大体わかりました」

堀田とエサカが話してる間、めぐみは静かに黙って話を聞いていた。

「おい、めぐみちゃん、君の方から何か言いたいことはあるか?」
「え……え〜っと、いい試合にしましょうね♪」
「が、頑張ります……」
「あ、それと、私は頭にコウモリの羽をつけるので、それは最後まで外さないでくださいね」
「コウモリ??なぜそんな?」
「次回はリンコスが、サキュバスのコスプレなんですよ〜、背中に羽をつけると取れやすいので、頭に付けるんです」

あまり二次元方面に詳しくないエサカも「サキュバス」が淫らな魔物の一種であることは知っていた。
外見が清楚なお嬢様タイプのめぐみが妖艶なサキュバスのコスプレをして似合うのだろうか?
いまいち飲み込めていない様子のエサカを見て、堀田がフォローを入れた。

「そうだ忘れてた、試合中、選手2人はヘッドセットつけて戦うんだぜ」
「そうです♪ コウモリの羽はヘッドセットに付けるんですよ」
「試合中は観客の大歓声で、マイクを通さないと選手の声がかき消されてしまうからな」
「はぁ……じゃあ、喘ぎ声もマイクに拾われてしまうと」
「そうだ。…音量調節とかはADがやるから任せてくれ」
「わかりました」
「じゃあ私は、次の試合の設定を実況さんと打ち合わせしてきますね♪」
「おう、いってらっしゃい」
「ではエサカさん、また後日♪」
「また」


めぐみは控え室から出ていった。
彼女はすっかりBFの試合に適応しているようだが、エサカにはまだ驚きしかなかった。
エサカは、堀田と少し雑談をした。


「ずいぶん不思議そうな顔をしてるな」
「久遠さん……明るくて楽しそうだなって」
「彼女はかなり人気があるからな。充実を感じてるだろう」
「彼女はバトルファック、強いんですか?」
「そりゃもう。あの見た目でテクもある。正直、未経験者では太刀打ちできないレベルだぜ」
「はぁ……そんな子と、俺を当てて良かったんでしょうか」
「お前さんは過去に対戦してるからアングルが作りやすかったのさ。
 それにぶっちゃけソフトBFは、男が勝つことはあまり期待されてない。
 だからダメ元だと思ってぶつかっていって、玉砕してもいいんだぜ。
 ただし、進行表の手順はちゃんと守ってくれよ」
「わかりました」


打ち合わせは終わった。
試合までのわずかな時間、エサカは動画を見たりして色々調べてはみたが、
結局ぶっつけ本番に近い状態でデビュー戦を迎えるのだった……


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『それでは第5試合!エサカ vs 久遠めぐみ BFスペシャルワンマッチ!
 フレッシュな若手同士の対戦だ!
 60分1本勝負、この試合はソフトBFルールで行われます。
 それでは青コーナー、エサカ選手の入場!!』


エサカはリングインした。
服装はパンツ一丁で、他には何も身につけていない。
リングには柔らかいマットレスが二重に敷かれており、
リング上というよりベッドの上で戦うような感じだ。
この床では格闘技的な展開にはなりにくそうだった。
リングの背面に大画面TVが設置されており、エサカは自分の勇姿(?)が大写しになってるのを見た。


「ブーブーブーブー!」(ブーイング)
「どっかで見たことあるぞー!」
「鍛えてるなー!」
「犯されろー!!」


『格闘技部門で将来を期待された男、エサカ。
 ミックスプロレスでは久遠めぐみを一蹴して、男の力を見せ付けた!
 だが久遠めぐみ、あれからずいぶん人気者になったらしいな?』


「ブーブーブーブー!」(ブーイング)
「なんかムカつくー!」
「知らねーな!」
「どうでもいいー」


『どんなルールでも、女は男には勝てねーんだよ!
 今日はおまえの得意なバトルファックで、完全決着つけてやる!
 俺のデビュー戦、鮮やかに飾ってやるから見てろよ!?』


「ブーブーブーブー!」(ブーイング)
「負けちまえー!!」
「めぐみちゃんに勝てるわけねーよ!」
「プロレスじゃねーんだよ!」


エサカは会場のノリにつられてリング上でファイティングポーズを取った。
しかしブーイングや怒号がかなり多く、アウェイ感が漂う。
実況の紹介しかたが挑発的すぎるんじゃないか……
やはりミックスファイトや総合格闘技の客層とはぜんぜん雰囲気が違っていた。



『続いては赤コーナー、久遠めぐみ選手の入場!』


「ワァァァァァ!!」
「めぐちゃーん!!」
「まってましたーー!!」


『おおっ!これまでの天使のコスチュームとはうってかわって、
 今日は悪魔……いや、淫魔サキュバスのコスチュームだ!
 キュートでセクシーな小悪魔モードのめぐみ選手、いまリングに上がります!!』


「ワァァァァァ!!」
「かわいいいいいいいEEEE!!」
「さいこーー!!」
「結婚してくれーー!!」


『ここで久遠めぐみ選手からのメッセージです。
 淫魔サキュバスは男の子を餌にして強くなる!!
 弱かっためぐみも、たくさんの男の子たちを負かしたおかげで、こんなに強くなったよ!』


「ワァァァァァ!!」
「かわいいいいいいいEEEE!!」
「俺も経験値にしてくれー!!」
「搾り取ってください!!」


『エサカくんも、会場のみんなも、きょうはサキュバスめぐみの餌になってね♪
 みーんな、めぐのエッチな姿を見て、たくさんお射精していってください!
 ……とのことです。オホン。』


「ワァァァァァ!!」
「かわいいいいいいいEEEE!!」
「ま、まだイか……ウッ」
「めぐぢゃあああああん!!」


会場はハイテンションで、アイドルコンサートみたいなノリになっていた。
ガチンコ勝負というよりはショー要素が強そうだ。


『それでは準備はいいか??……レディー……ファイッ!!!!』


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エサカは勢いよく突進して、めぐみに飛びついた。
もちろん、ソフトBFなので相手を痛めつけることはできない。
めぐみは慌てて両手でエサカの突進を食い止めようとした。
手と手を組んで、力比べの体勢になるが、めぐみの力は弱い。
エサカの力に押され、めぐみはずるずる後退してロープに詰まった。

めぐみのサキュバスコスは、露出の多い黒のボディスーツに、黒パンツ、黒ニーソだった。
最初から胸の谷間や太ももが見えていて、肌の白さが際立っている。
エサカはめぐみをリングロープに押し付けながら、まずコスの上から胸をまさぐった。


「あっ……!!」

めぐみはいい声で鳴いた。
その声はマイクを通して会場の観客全員に届けられた。
エサカはコス越しに胸に手を這わせながら、舌なめずりをして早苗の首筋に舌を這わせた。
透き通るような白い肌だ。
さらに手を下へ滑らせ、パンツ越しに尻を揉んだ。
めぐみは下半身にパンツとニーソしかはいていないので、露出が多くて責めやすい。


「んっ……んっ……はぁ……」


めぐみは甘い声をあげた。
かなり反応がいい。
感じやすいのだろうか?
それとも、ショー要素の強いBFなので、観客を意識した演技なのだろうか。


試合が始まると、エサカへのブーイングは止んでいた。
エサカは、めぐみをロープに押し付けたまま、コス越しに胸に舌で吸い付いた。
さらに、両手を使ってめぐみの尻を揉みしだく。
めぐみの尻はけっこうボリュームがあり、とても触り心地が良かった。


エサカは、黒パンツに手を差し込んで、一気にめくり下げてめぐみの尻を露出させた。


「オオオオオオ!!!」
「いいぞーー!!」
「お尻サイコーー!!!!」
「わかってる、あんたわかってるよ!!」


めぐみのロープ際の客は、至近距離で生尻を目の当たりにして、大きな歓声をあげた。
目ざといカメラが近づき、まぁるいお尻をアップで映し出す。
会場の大画面が真っ白なお尻でいっぱいになった。


「や、いやです!!」


めぐみは悲鳴をあげてパンツを元に戻そうとしたが、エサカはそれを許さない。
そのまま手のひらを大きく動かし、尻を力強く揉んでいく。

ぐにっ……ぐにっ……

やわらかな肌質の尻は、力を加えると形を変えていく。


「ダメ……そんなにしたら……広がっちゃいます!」


めぐみがわざわざ自分からいやらしい事を言うと、会場はワッと盛り上がった。
このままアナル責めをすればいいのだろうか?
しかし、エサカはアナルの責め方がわからなかったので手出しできなかった。
代わりに、パンツの前側もずり下ろす。
めぐみの黒パンツはくしゃくしゃになって膝より下までずり下ろされた。
エサカは身を屈め、露出した股間に舌を差し入れていった。


チュク……チュク……


「あーーっ!!」


舌先がクリトリスを捉えると、めぐみは大きな声で喘いだ。
とてもいい反応だ。
気を良くしたエサカは、大陰唇にも舌を這わせ、ズウウウッと音をたてて女性器を啜った。
両手で尻肉を強めに揉みしだくことも忘れていない。


「あっ……あっ……あ〜〜!!そこダメっ!!」


弱いところを舌で舐られると、めぐみは足をガクガクさせて喘いだ。
透明の蜜が股間から滴り落ちてきた。
エサカは、一気にスパートをかけることにした。
顔全体を女性器に押し付けるようにして、舌先でクリトリスを転がしながら指を膣内に挿入していく。


「んっ……んんんーー!!」


めぐみの膣は指2本を難なく飲み込んだ。
膣内はすでに潤っていたので、エサカは激しく指を出し入れしながらクリトリスを舌で吸い上げた。


ジュプッジュプッジュプッ!!


「あっあっあっあっあっあっ!!!」


めぐみの声のトーンがさらに上がり、絶頂に近づいているのを予感させた。
エサカはさらに激しく指マンしながら、クリトリスを一気に吸引した。


ジュゥゥゥッ!!!


「あーーーーーっ!!」


めぐみはロープにもたれたまま身体を痙攣させ、カクンと首を震わせた。


『おおーッ!!めぐみ選手、早くも一度目の絶頂かッ??
 しかしロープにもたれたままではフォールはできないぞ??』


エサカは、めぐみを抱きかかえて持ち上げ、リング中央に移動させて大の字に寝かせた。
もちろん、まだ序盤なのでフォールは弱めにしてカウント5ぐらいで返してもらうつもりだ。
リング中央で寝ているめぐみに覆いかぶさってフォールをしに行く。


『さあ、めぐみ選手を寝かせたエサカ選手、フォールに行く、行く、だが行けないー!!』


エサカが押さえ込む前に、めぐみは身体を回転させて逃げた。
まだ余力が十分にあったようだ。

(さすがにこの程度じゃまだまだか……あっ、攻守交代か)

エサカはもうめぐみのいないリング中央で4つんばいになった。
次は絞め技が来るのを覚悟しなければならない。
格闘技の勝負の世界で生きてきたエサカは、思わず手で首を防御してしまった。

立ち上がっためぐみは、4つんばいのエサカの背後に回りこんだ。
だが、エサカが急所を全て亀の体勢でガードしているので、攻めあぐねた。


ブーブーブーブー!!

すかさず会場からブーイングが飛んできた。
観客は、バトルファックを見に来たのであって、エサカの巧みな防御技術が見たいわけではない。
つまらない試合展開を長時間我慢してはくれないのだ。

(これは……仕方がない)

エサカは、身体を半回転させて仰向けになった。
不自然なムーブだが、次はめぐみの技をあえて受けなければならない。
下になったエサカに対して、めぐみは馬乗りになるだろうか、それともプロレス時代に得意だったフライングボディプレス??

…しかし、めぐみはエサカの足側から頭側に回りこみ、そのまま腰を下ろしてきた。

「ぐぷっ!?」

ワアアアア!!

めぐみの顔面騎乗がエサカをとらえると、客席から歓声が起こった。
正面からではなく視界の外から騎乗することで、エサカの意表を突いたのだ。

エサカの顔面に、アンダーヘアと湿った肉の何とも形容しがたい感触がまとわりついてきた。
まだ体力十分のエサカは、反射的に手を伸ばしてめぐみの身体を掴もうとした。
だが、めぐみはじっとしてはおらず、今度はすぐにエサカの下半身に襲いかかった。
エサカの着用していたパンツを両手で一気にずり下ろし、ペニスを露出させた。
そのまま、めぐみは69の体勢で半勃ちのペニスを口に頬張った。

「はむ……れろれろ……」

めぐみはペニスの根元を指でつまみながら、亀頭を舐めしゃぶった。
あっという間にペニスは硬さを増し、ガチガチになった。
69はお互いの性器を責め合う体位だ。
エサカは目の前にあるめぐみのオマンコに顔を近づけた。

「!?」

首を伸ばしたエサカだったが、舌が届いた瞬間にめぐみの下半身が動いた。
そして、顔と首に太ももが巻きついてきた。

(うっ……)

首を絞められるのは覚悟していたが69の体勢から絞めてくるとは、格闘技では見られない形だ。

ギュウウウウ……

太ももに力がこもると、柔らかかった腿の肉が硬くなり、締めつけてきた。

(く、苦しい……)

非力なめぐみでも、脚の力は意外なほど強く、首や顔を広範囲に圧迫してくる。

ギュウウウウ……

「ぐああああ……」

『あーーっと!めぐみ選手の69体勢からの締め技だ!
 これは入ってます、入ってますよ!?
 エサカ選手の表情が苦痛に歪んでいます!』

チョークスリーパーや三角絞めのように、急所の頚動脈にピンポイントで入っているわけではない。
むしろ顔面全体を捕獲して締め上げてくる感じで、拷問技に近い絞め技だ。
すぐに失神することもできず、早く逃げなければ長時間いたぶり続けられてしまう。
しかしめぐみの体重が圧迫してくるせいで、脱出しにくい上に呼吸まで制限されている。
……というかこれ、反則にならないんだろうか?


ギュウウウウ……

「がああああっ」
「苦しいんですか?情けな〜い顔が、画面にアップで映っちゃってますよ?」

めぐみが言葉攻めを始めると、会場から歓声があがった。
澄んだ声は、トーンが高くてかわいらしいが、マイクで拾うと意外によく通る。

ギュウウウウ……

「でもおちんちんは、こ〜んなにカッチカチのままです」

ペニスはめぐみの胸元で反り返っていた。
めぐみは指でペニスを摘んで、おもちゃで遊ぶように弄り回した。
そして、コスチューム越しに亀頭を乳房に押し当てる。

むにゅ……

「あっ……」

ペニスに淡い快感が広がったが、服越しではおっぱいの十分な柔らかさが伝わらない。
エサカはもどかしさに悶えた。

「ふふ……バトルファックの絞め技は、苦しいのと気持ちいいのを両方同時にするのがコツなんですよ♪
 エサカ君に初めての快感を教えてあげますね♪」

めぐみは右手でペニスを握って扱き始めた。
さらに太ももでエサカを絞めあげる。

ギュウウウウ……
シコシコ……

「ああああっ……」

下半身に痺れるような快感が走り、エサカの呻きに甘い声が混ざった。
めぐみは、エサカの反応を身体で調べながら、太ももに加える力を強めたり弱めたりして調節した。

「どうですか?きつ〜くされるのがいいですか?優しくされるのがいいですか?」

エサカは質問には答えず、歯を食いしばって耐えようとした。
しかし、めぐみにペニスを扱かれてしまうと、快感のあまり喘ぎが漏れて、歯を食いしばることもできない。

「ぁぁぁ……」

「いい反応です♪ 優しくするのがいいみたいですね。
 反撃しないならこのまま逝かせちゃいますよー?」

(反撃……)

どうやらめぐみはエサカに反撃のチャンスを与えたいようだ。
ショー的なBFは単純に戦うだけではなく、お互い協力しあっていい試合を作りあげていくもの。
エサカは首を絞められながら、ガチンコ格闘技とBFの違いをひしひしと感じていた。

首を絞められ、上に乗られて押さえこまれ、ペニスもめぐみの手中に落ちている。
でも両手と両足は動かせる状態だ。
エサカは本能的に手を伸ばし、めぐみの胸を揉みにいった。

「ダメです♪」

…だが、手がおっぱいにたどりつく前に、めぐみに手首を掴まれてしまった。

(反撃のチャンスをくれるんじゃなかったのかー)

「悪い子には、おしおきです♪」

ギュウウウウウ…!!

早苗の太ももに急に力がこもり、エサカの顔と首を締め上げていく。

「がっ…ふぐっ!」

く、苦しい……!
太ももだけじゃなく、お尻が鼻や口を圧迫してきて、十分な呼吸ができない。
優しくすると言いながら、これはぜんぜん優しくない絞め方だ。
苦しすぎて心が折れそうになる。
遠くの方で観客が喜ぶ声が聞こえる。
なんで観客があんなに遠ざかっているんだろう……

エサカは、顔を圧迫してくるめぐみの尻を両手で押して、できるだけ離そうとした。
絞め技がガッチリ入っているので押してもほとんど動かせないが、
柔らかな尻肉の弾力の分だけわずかに隙間が出来て、そこから空気を吸うことができた。

「ハァ…!ハァ…!!」
「あん!」

尻に熱い息を吹きかけられ、めぐみは眉を顰めた。
わずかに蘇生したエサカは、そのまま手で尻肉を揉みしだく。
たっぷりとした質感、そして本当に柔らかい……
脚に力をこめると太股は硬くなるが、尻肉は柔らかいままなのだ。
この子、本当に気持ちいい身体してる……

ぐにっ……ぐにっ……

めぐみの尻を揉んでいると、エサカはウットリした気分になった。
そのまま、自分から顔をうずめにいってしまう。

「あん!……もう、何やってるんですか!
 エサカくんって変態なんですね!
 おちんちんもビクビクさせちゃって!」

めぐみは言葉でなじってきたが、尻に顔を押し付けられているせいか、絞め圧は少し弱まった。
代わりに、ペニスを手で強めに扱く。
絞められ続け、恍惚としてきたエサカは、ペニスから先走りを垂れ流した。
急速に快感が高まっていく。

「あふ……あぁぁ……」
「ほら、もうイっちゃいそうなんですよね?
 絞められながらイっちゃいなさいっ!」

ギュウウウウウ…!!
グチュッ!グチュッ!!グチュッ!!

エサカがイきそうなのを察知しためぐみは、手コキの速度を早くした。
ペニスもめぐみの手もヌルヌルになっている。
同時に、太ももの絞め圧も上がってゆく。
エサカは恍惚の表情のまま、無抵抗に責められ続けた。

ギュウウウウウ…!!
グチュッ!グチュッ!!グチュッ!!

(あ…イくっ……!)

ピュッ…ピュッ……ピュッ……

ペニスの先から白濁が噴出し、リングを汚していった。

『あ〜っと!エサカ選手、射精してしまいました!
 めぐみ選手に絞められながらイかされる、犠牲者の仲間入りだー!』

ピュッ…ピュッ……ピュッ……
 
「わ〜!すごくいっぱい出てる♪
 意識はあるのかな?」

ピュッ……

射精が止まると、めぐみは絞め技を解き、エサカの方を向いて腹の上に馬乗りになった。
69体勢で絞め技を掛けたままでも、押さえ込んでいるのでフォールは可能だ。
しかし、めぐみは相手の顔を見ながらフォールするのが好みだったので、体勢を変えたのである。

「それではめぐみ、フォールいきまーす♪
 皆さんも一緒に数えてくださいね、1、2、3−!!」

めぐみは、エサカの腹の上に腰を下ろしたまま、両手で両肩を押さえつけてフォールした。
そして、自分でカウントを開始した。
地下BFでは、審判はリングの外にいて、選手が自分でカウントするのが普通である。

『さあエサカ選手、返すことはできるのか??
 このまま10カウントを聞かされてしまうのか??』

「4、5−!!」

5カウントを聞くころにはエサカは意識を取り戻していた。
早漏気味に射精したことで、深落ちするまで絞められずに済んだのだ。
射精直後で頭もフラフラするが、全力でフォールを返さなければならない。


「6、7−!!」
「ふぉぉ!!」
「きゃっ??」

エサカは足で反動をつけ、腹筋を使って一気にめぐみの身体ごと持ち上げて起き上がった。
マウントポジション返し。
エサカの格闘技経験が生かされた形だ。


『おーっと!エサカ選手、カウント7で返しました!
 まだ死んではいなかった!』

「オオオオオ…!」

会場がどよめいたが、ブーイングはなかった。
めぐみ応援派の観客も、試合続行は歓迎なのだろう。

対面座位のような体勢になった2人。
めぐみは少し焦ったような表情だ。
エサカにとっては反撃の大きなチャンス。
すかさず手を伸ばし、めぐみの胸元をめくっておっぱいをポロリと露出させた。

「あっ!」

めぐみは距離が近すぎてエサカの動きに対応できなかった。
白い乳房が衆人のもとに晒され、画面に大きく映し出された。
観客は一気にヒートアップした。

(で、でかい……)

エサカにとっては初めて目の当たりにする生巨乳だった。
Gカップぐらいはあるのだろうか。
色白の肌に乳首は朱色で、ものすごくやわらかそうなおっぱいだ。

興奮したエサカは、すぐに右手で乳房を揉み、顔を近づけて逆の乳房に吸い付いた。

「あっ……あん!!」

エサカの舌が乳首を舐めると、めぐみは気持ち良さそうな声をあげた。
乳首を口に含んだまま、エサカはチュウチュウと赤ちゃんみたいに吸い上げた。
手で揉むと、柔らかな乳肉はいくらでも形を変え、手のひらの中に大人しくおさまってはくれなかった。

(すごい……触り心地が良すぎる!!)

エサカは感動しながら夢中でめぐみのおっぱいを愛撫した。

「んっ…んっ…んふぅっ……」

めぐみは気持ち良さそうな声で、愛撫に身を任せていた。
だが、エサカの愛撫では快感は一定レベル以上には高まらない様子だ。
胸だけでイかせるのは難易度が高すぎるし、エサカはおっぱいだけに夢中で複合的な責め方をしていなかった。

「んっ……んっ……んっ……えいっ!!」
「あぷっ??」

めぐみは、エサカの胸愛撫が単調になってきたのを感じると、急におっぱいの谷間でエサカの顔をはさみこんで、押し付けた。

「ふふ……ぱふぱふ、ぱふぱふ。…どーお?めぐのおっぱい、気持ちいい?」
「気持ちいい…」

エサカはつい素直に答えてしまった。

「じゃあー、おっぱいでビンタしてあげる。いくよー?」
「!?」
「せーの、右〜!左〜!右〜!左〜!右〜!また右〜!左〜!!」
「ぶぉっ!?」

めぐみの乳肉が舞い、エサカの頬を交互に打つと、エサカは脳が溶けそうな気分になった。
こんなことを続けられては、掛け算の九九も忘れて言えなくなってしまいそうだ……

「さらに右〜!左〜!右〜!左〜!右〜!左〜!右〜!」
「おふぉ……」
「右〜!左〜!…どーお?脳が揺れてきたでしょー?」
「ゆ、ゆれる……」
「右〜!左〜!右〜!左〜!もう立てなくなってきたよねー?」
「あふ……」
「右〜!左〜!右〜!左〜!じゃあ、倒れちゃえ!えーい!!」

めぐみが体重をかけてエサカの顔面におっぱいタックルをお見舞いすると、エサカは背中からバッタリと倒れた。

『あーっ!エサカ選手痛烈なダウンー!!
 これはまずいー!この形はまずいぞー!!』

実況も観客も、これから何が起きるかわかっている様子で、ゴクリと生唾を飲み込んだ。
めぐみは、大の字になっているエサカの足を持ち上げ、自分の膝の上に乗せると、おっぱいをペニスに近づけ、

ムニュウウウ!!

と左右から挟みこんだ。

「おぁぁっ…」

ペニスがむにゅむにゅした感触に包まれ、エサカは初めての感触に喘いだ。
めぐみは、左右からぐりぐりと力をこめて乳肉をペニスに擦りつけてきた。
柔らかい乳肉は形を変え、カリの窪んだ部分にまで隙間なく張り付いてきた。
こんなにぴったりとペニスにフィットしてくる感覚は今までに全く無かったものだ。
しかも、それが柔らかく弾力に富んだ極上の質なのだからたまらない。

むにゅっ……むにゅっ……

めぐみは、左右から手で押すようにペニスをおっぱいで圧迫した。
縦よりも横の動きを主に、ペニスを完璧に包みこんだままの状態を維持して、快楽を刷り込むような愛撫を施す。
そのまま、左右交互に縦に乳肉を揺らすと、爆発するような快感がエサカを襲い、そして……


ピュッ……ピュッ……ピュッ……


エサカは、めぐみの胸に包まれながら、あえなく果ててしまった。


『あ〜っ!!秒殺!!まさに、秒のあいだにエサカ選手、イってしまったー!』

「早すぎー!!」

客席からも罵声が飛び、場内は騒然となった。


「ふふ♪イっちゃったね、エサカくん♪」
「ぁぁぁ……」
「ひょっとして、パイズリ、初めてだった?」
「うん……」
「そっか♪じゃあしょうがないね〜、気持ちよくてびっくりしちゃったんでしょ?」

どうやらめぐみは早すぎる射精にフォローを入れたかったようだ。
イかせたからといってフォールに行く様子もない。
観客がまだ満足していないのをわかっているからだ。

めぐみがペニスをおっぱいから解放し、胸の谷間を開くと、そこにはべっとりと精液が付着していた。
全く飛び散ったりせずに、全て胸の谷間の真ん中上部に射精されている。
それはおっぱいがペニスを完璧な位置で包み込んでいたことを示していた。

「わ〜、結構出たんだね、気持ちよかった?」
「ハァ……ハァ……」
「ふふ♪きょうのめぐはサキュバスだからね〜、男の子の精を吸い取っちゃうの♪」
「………(本当に吸われた感じがする…)」
「でも、まだこんなもんじゃないよね?もっと、サキュバスめぐに精をちょうだい♪」
「ぁぁぁ……」

ぱふん……

めぐみは再び、射精したばかりのペニスを胸の谷間に包み込んでしまった。
そして、左右から乳肉をペニスに擦り付けてくる。
柔らかなおっぱいがペニスの凹んだ部分にまでぴったりとフィットしてきた。

むにゅっ……むにゅっ……

そのまま、おっぱいで圧迫して快感を刷り込んでくると、精液がニチャニチャと音を立てた。

「ほら、エサカくんのおちんちん、おっぱいに食べられちゃってるよー」
「ハァ……ハァ……」
「これ、サキュバスのパイズリドレインっていうの。おっぱいで精を搾り取ってるんだよ♪」
「ハァ……もう……」
「もうイきそう?またイっちゃうの?おちんちん、おっぱいに負けてイかされちゃうの?」

めぐみは、言葉責めしながらおっぱいを左右交互に縦に動かした。
耐えられない快感がエサカを襲い、そしてまた…


ピュッ……ピュッ……ピュッ……


エサカは、めぐみの胸の中で果てた。

『あああ!まるでリプレイのように、エサカ選手またイってしまったー!』

だが、もう早漏だとなじる観客はいなかった。
めぐみに支配されつつあるのは、エサカだけではなかったのだ。
一部の観客は、めぐみに直接触れられてもいないのにすでに精を漏らしていた。
それではエサカを罵ることはできない。


「ハァハァハァ……」

わずかな時間で三回も射精してしまったエサカ。
だが、三回目の射精もほとんど同じぐらいの量が出た。
連続でオナニーした時は、出せば出すほど量が減っていき、快感も減っていったのに。
柔らかなおっぱいに包まれながらイくのは、全然違う。
お漏らしするような、呆気なく緩やかな射精。
なのに精液はたっぷりと搾り出されてしまう。
そして、またすぐにイきたくなるし、いくらでもイけそうな気がする。
エサカの五感は狂わされ、目はすでに正気を失っていた。

「ふふっ……♪」

サキュバスになりきっためぐみは妖艶な笑みを浮かべた。
ペニスをひとときだけ胸の谷間から解放し、べっとりとこびりついた精液を胸でにちゃにちゃと捏ねる。
まるで食事をしているかのように。

「ねー、エサカくんのおちんちん、まだ大きいままだねー?」
「ハァハァ……」
「もっと、おっぱいで搾り取ってほしいー?」
「うん…」
「じゃあ、ちゃんとおねだりして?」
「おっぱい……パイズリで……全部搾り取ってください……」
「わっ、良く言えたね〜、かわいい♪」
「は、はやく……挟んで……」
「んー、ちょっとだけ待ってね、会場のみんなー!聞こえるー?」
「オーー!!」
「サキュバスめぐね、エサカくんからいっぱい精を搾り取っちゃった」
「オーー!!」
「でも、みんなの精も欲しいな、めぐにちょうだい?」
「あげますー!」「ぜひ!」「搾り取ってください!」「もう出ちゃった」
「じゃあ次、最後にみ〜んなのおちんちんをパイズリドレインしちゃうから、ちゃんといっぱい出すんだよ?」
「オーー!!」

めぐみは三たび、ペニスを胸の谷間に包み込んだ。
それだけで、エサカのペニスはふるふると痙攣する。
めぐみは、あえて乳圧をかけずにたぷたぷと胸を揺らしてペニスを可愛がった。

「こういうのも気持ちいい?」
「あああ……いい……」
「ふふ♪…良かった。でも、一番気持ちいいのは、これだよね?」

言いながら、めぐみはおっぱいでペニスを左右から圧迫し、柔らかな肉をぴったり隙間なく張り付かせてしまう。
そのまま、むにゅむにゅと弾力を送りこんだ。

「ああぁぁはぁぁ……」

ピュッ……ピュッ……

「あ!…ちょっ……もう、これはノーカウントだからね!」

早くも精液を垂れ流し始めたペニスに、めぐみは構わずパイズリを続行した。

ニチャッ……グチュッ……グチュッ……

数度の射精で胸の谷間に大量に溜まった精液は、さすがにぽたぽたと滴り落ち始めた。
精にまみれた白い乳房は、サキュバスによるパイズリドレインが遂行されたことを暗示するかのようだ。

めぐみのおっぱいはペニスを完璧に閉じ込めたまま、ゆっくりと縦に揺れ始めた。
あまりの快感に、エサカはもういつイっているのかもわからなかった。
観客たちも口を半開きにしながら食い入るようにリングを見つめ、自分のペニスを扱いていた。

めぐみは左右交互に胸を縦に揺らした。
さらに、乳肉の弾力でペニスを圧迫する。
何度目かわからない絶頂感が弾け、そして……


ピュッ……ピュッ……ピュッ……


めぐみの胸の中に全てを吐き出してしまった……


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気がつくと、エサカは医務室のベッドで寝ていた。
サキュバスに精を吸い尽くされたせいで、ゲッソリしてノドが乾いた。
ペットボトルの水を一気飲みしたら元気が出てきたので、医務室から出て選手控え室に移動した。

もう興行は終わっていて、撤収準備もほぼ終わりかけていた。
だいぶ長く寝ていたようだ。
堀田は会場アンケート用紙を集めてファイルに綴じていた。

「お疲れさん!すごい試合したみたいだな」

堀田はニコニコしながらアンケート用紙を眺めていた。

…いや、エサカにとってはすごい試合ではなかった。
イかされまくって、途中でたぶん失神して、覚えてないけどフォールされて負けたんだろう。
凄かったのは久遠めぐみだけだ。
あの子、いったい何なんだ……人間なのかよ……

堀田の見ているアンケート用紙を横からのぞくと、反応は案の定だった。

「めぐみちゃん最高!」
「めぐみちゃんのパイズリがすごかった」
「めぐみちゃんに搾り取られました!」
「めぐみは超逸材、すぐにタイトルマッチを組むべき」

めぐみ、めぐみってそればかり。
エサカの事なんて一文字もふれられていなかった。
…恥ずかしい試合をしたから、ふれられないほうが有難いのだが。


「いい試合したんだから、ふてくされるんじゃないよー」
「いや、全然です」
「めぐみちゃんをこれだけ輝かせたのは、君の功績なんだから」
「いやぁ……」
「これだったら次の試合もすぐ組めるよ。何人か君の対戦相手候補が思い浮かんでる」

(なんか流れ的に、クソ強い相手ばかりの予感がする……)

試合中に失神したのは、MMAでアゴにパンチを直撃されてKO負けした時以来だ。
しかし、まさか女の子に……
やっぱり褒められても引き立て役で終わるのはいやだし、勝てるようになりたい。

…しかし、久遠めぐみは本当にすごかったな……
強いしかわいいしスタイルいいし。
性格もいい子だったような気がしなくもない。
なんか彼女のことを考えるとドキドキするし胸がチクリとなる。
今日の夜は眠れないかもしれない……


BFするだけのお仕事って、どうなのよ?
エサカは複雑な心境のまま、家路につくのだった。
これはだいぶ前に書こうとして放置されてたBF小説を、数年ぶりに発掘して読みきりにまとめた物です。
過去のボツ作品なのでクオリティは低いです……
最後まで書ききる力も気合もないので、こういう没作は結構あったりする…

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