世界は、男性人口の著しい減少に悩んでいた。
原因は、サキュバスによる侵略および拉致によるところが大きかった。
また、サキュバスの放つ淫気が世界を満たし、遺伝子情報を改竄され新生児は極端に女性に偏った。
冬川雪緒殿、国立正道学園へ入学を認めます。
無機質に、通知書に書かれている文字。
合格、ということだが少男化が進んでいる現状、男子は全入である。
そして、女子は想像を絶する倍率をくぐり抜けねばならない。
学力、運動能力はもちろん、容姿も選考対象だ。
現在、人類の天敵といわれるサキュバスは、男性の魔法による攻撃でのみ、
撃退することができる。
もちろん、女性も魔法を使えるのだが、サキュバスの使い魔を攻撃するか、
回復魔法や補助魔法でのサポートが関の山だ。
男が減少している現状、この事実は大きかった。
「俺も高校生になるんだな……」
人類がサキュバス討伐に躍起になっているのもあり、
高校ではサキュバスに対抗する魔法などが教えられる。
すでに国土の半分近くをサキュバスに支配されており、
使えそうなものはもれなく使うということか。
俺は、環境が変わることに少し不安を覚えながらも、日々をただすごしていた。
「それでは、ホームルームをはじめまーす」
入学式が終わり、生徒はみんな教室に入っていった。
どうやら、この学校に男は俺一人だけで、残りは三学年全員、女子のようだった。
そして、珍しいのが女子9人、男子1人というクラス構成だった。
中学までは、男子生徒を教えるための専門中学だったので、一クラス五人だった。
女子は一クラス40人制のようだと聞いていたが……。
「みなさん、わかっていると思うけど、この学校では、普通のお勉強と一緒に、
魔法も勉強することになってます。
魔法が使えると、急に魔物に襲われても自分の身を守れるからすごく大事です。
だから真剣に勉強して下さいね?」
「サキュバスは男の人にしか倒せないけど、
他にも危険な魔物はたくさんいますので、攻撃魔法を
覚えていても損はありません。
がんばってくださいね」
HRでの諸注意が終わり、今日は解散と言うことになった。
明日は、身体測定と二年三年との対面式だ。
すると、途端に俺は女子生徒達に囲まれた。
「はじめましてー!私、宮内沙織っていいまーす。よろしく!」
「私は由良友紀!よろしくね!」
「あ、聞こえないから順番に……」
口々に女子生徒が自己紹介し始め、騒がしくなった途端、
ピンポンパンポン♪
「一年生の冬川君、身体計測と簡単な健康診断をしますので、
至急保健室にきてください」
校内放送で、呼び出された。
ああ、そういえば今日身体計測があるとか書いてたなあ……
流し読みだったのですっかり忘れてしまっていた。
「冬川くん、はやくいかないと♪」
「いってらっしゃーい♪」
女子生徒は素直に送り出してくれた。
他のクラスはまだホームルームが終わってないようで、
廊下は静かだった。
「綺麗な校舎だな…」
壁や蛍光灯などは一見普通だが、廊下の幅をしっかりとり、
広々とした空間は丹念に清掃されているようで、キラキラと光沢が
あった。
この角を曲がれば、保健室。
曲がろうとしたところ人影が見えた。
女子生徒のようだが、俺の目線はその胸に釘付けになった。
今まで見てきたどの女性よりも大きく突き出たバスト。
歩くたびにふるふる揺れるその胸は、視線を逃さないには十分すぎるほどであった。
「あら、男の人かしら。
もしかして、一年生の子?」
胸に釘付けになっていた視線をなんとか外し、
女子生徒の顔を見る。
『あ……すごく綺麗な人だ……』
さらさらとした肩までの黒い髪。
少し垂れて穏和なイメージを抱かせる目。
そして綺麗な肌。
少しぽってりした唇が色っぽい。
いけない、デレデレしないで挨拶しないと。
「一年生の、冬川と言います。はじめまして。」
俺が軽く会釈すると、女子生徒も応じて会釈し、
「私は三年生の塩見優子。こちらこそよろしくね。」
三年生だったのか。
色っぽいのも通りで……
それに胸が大きいのも納得する。
本当に大きい……
この中には何がつまっているんだろう。
制服のシャツを押し上げる双球。
俺は迂闊にも、また塩見さんの胸を凝視してしまった。
「くす、おっぱい、気になりますか?
そんなに好きなの?」
塩見さんが気づくのに、時間はかからなかった。
「す、すみません!」
俺はあわてて、胸から視線をはなそうとする。
しかし、
「ふふ、いいのよ。
男の子だもの、おっぱい気になっても仕方ないわ」
言いながら塩見さんは、ぷに、と自信の胸を指で潰してみせる。
制服の上から潰され、形を変える胸。
また俺の視線は胸に釘付けになる。
「で・も、私も男の人のこと知りたいなあ♪」
塩見さんは俺に抱きついてきた。
弾力のあるおっぱいがぽよんと胸板でつぶれる。
甘い香りが鼻腔をくすぐる……
そして、俺の股間は急速に張り詰めていった。
「男の子は、おおきいおっぱい好きって良く聞くけど……
私も、男の子のココが大きくなってると、とってもきになっちゃう♪」
塩見さんは俺の盛り上がった股間へと手を伸ばすと、うえからさわさわとなでてきた。
甘美な刺激に、思わず腰を突き上げでしまう。
「ふふふ、気持ちいい?
もっとしてもいいかな?
私も、もっとしてみたいな……」
初対面の人とこんなことをするのはどうかんがえてもおかしい。
でも、とても魅力的で、とても拒否することなんてできなかった。
「わあ、ズボン越しでもとってもおおきくて硬いのがわかるわ。
ねえ、君も、私のおっぱい、さわっていいのよ。
ずっと見てたんだもん、さわってみたいわよね……?」
「い、いいんですか……?」
実は自分は、物心ついてから女性の胸というのをさわったことがない。
あるいみ初めてさわるおっぱいが、こんなにおおきなおっぱい……
それも、すごくきれいなひとの……
意識すると、身体や頭の中がものすごく高ぶった。
「いいわ……ほら、来て?」
誘うような目でささやかれ、理性のダムが決壊する。
俺は、素早く塩見さんの大きな果実へと手を伸ばす。
ふにょん。
柔らかく、とうてい俺の手のひらでは収まりきらない弾力が手の中ではじける。
「ひゃん……、最初は、やさしく……ね」
そういわれ、今度はやさしく下から持ち上げるようにやわやわともんでみる。
ものすごいボリュームがずっしりと乗っかってくる。
「うん、そうそう……気持ちいいわ……、
君のも、もっと気持ちよくしないとね」
なでるだけだった手が、肉棒をズボン越しにつかんだ。
そして、くにくにと軽くも見ながら上下する。
「ふふ、すごくあついのね……
ん〜」
塩見さんは、物欲しそうにめをつぶり唇を近づけてくる。
俺はドキッとしながらもその唇へ、自身のそれを近づける。
ちゅっ♪
少し冷たい唇が触れる。
股間はさらに硬く張り詰める。
塩見さんが張り詰めたそれをさらに激しく擦る。
快感にさらされた俺は、よりどころをさがすように塩見さんの胸をもみしだく。
少し、股間に余裕がなくなってきた……
すると、ふと股間を扱く手が止まった。
「ん……、ピクピクしてきたわ。
もう、イっちゃいそうなの?
でも、このままだといやでしょう?」
塩見さんは、胸をもむ俺の手を離すと、制服の、胸元にあるボタンをはずす。
すると、その穴からおっぱいの谷間がのぞく……
「ここに、君のオチンチンいれてみたいわよね?
おっぱいの中で、びゅびゅーってたっぷりと
精液を出すの……してみたいわよね?」
魅力的な提案に、股間がせつなく催促する。
からからになったのどから、俺は懇願の声を出す。
「俺……!塩見さんのおっぱいでイキたいです……!」
待ちきれず、塩見さんのおっぱいをつかもうとする。
はやく、はやく入れたい……
ああ、ペニスも出さないと……
「はい、そこまで♪」
塩見さんは俺から離れ、制服のボタンを閉めていく。
そんなっ……ここまできて……
「今はおあずけ♪
保健室に用があるんでしょう?
遊んでないではやくいかないと♪」
「あ、で・も。
この続きがしたかったら、このまちの神社にあさっての夜きてほしいな♪
私、そこで巫女さんやってるの。
楽しみにしてるからね……じゃ♪」
塩見さんはそういうと、タタタと廊下を走っていった。
取り残された俺は、切なくモンモンとしていた…
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