【注:地下リングNO1の続きです。】
優香がおかしい…
部屋からでてこない優香のことを考えていた。
唯一出てくるのは、トイレとお風呂。それ以外は閉じこもったままだ。
「具合が悪いから1人にして…」
父を事故で亡くし、母は夜まで仕事に追われた日々を過ごした。
大きく成長できた私たち姉妹は、今度は母を助けようと仕事をしながら生活してきた。
優香は、深夜のコンビニで働きながら学業をこなしていた。
私、高城友紀(22)はというと、父が勤めていた会社に事務として採用され、今は秘書課で働くことができた。それまでは、色々とバイトをしながら家族で生活してきたのだ。
母はどうしても休めず、心配だということで今日は私が代わりに休んで家にいた。
日も傾き、夕闇が下りてきたころ…。
トントン
「……ハイ……。」
「…優香、おかゆ作ったから。」
「…うん。」
寝ていた優香がゆっくりと体を起こす。この1週間で一番いい反応だ。それを見て、私は少しだけ安心した。
「…何が…あったの?」
「…具合が悪いの…」
「具合って…もう1週間に…まさか!」
ビクっと優香が震える。
この年齢で具合が悪いのが続くのはいろいろ考えられる。精神的にも女性的にも…
「ねえ、彼氏でもいたの?もしかし…」
「ちがう!ちがうったら!…あんな、…あんな………………アアアアア!!」
嗚咽とも叫びともとれる声をあげながら優香は泣きじゃくった。
そんな優香を、15cm以上大きい私は、ゆっくりと抱きしめた。
しばらくして…
「優香、お金なら大丈夫。だから、話してごらん。」
「……言えない。言ったら…言ったら…」
優香。ずっと見てきた優香。
優香。笑顔も泣き顔も全部素敵な優香。
優香。姉妹じゃなかったら…
泣き顔を見て、私のずっと秘めてきた思いが溢れ、理性という堤防が崩れたのを感じた。
チュ
「!?…んん!」
長くて短い時間が過ぎた。唇を離すとつぅーっと一筋の輝く糸が見えた。
「…おねえ…」
「ふふ。かわいい子。あたしね、ずっとこうしたかったのよ。」
「…なん…んん!ヤメて…」
「ごめんね。でも、もうだめなの…」
内緒にしていたことがある。自分がバイセクシャルであることを。
そして、妹である優香を「女」として意識したことを。
高校生までは人並みに恋愛をし、経験もした。別れたばかりではあるが彼氏もいた。
おかげさまで恋愛経験や体験は人並み以上にあるつもりだ。
そのうち、男に対してある感情と感覚を持つ自分が生まれた。
それと同時に女性とも関係を持つようになっていた。
きっかけは、就職記念に優香と旅行に行ってお風呂に入った時。
それまでも優香のことを大切に思っていた。
でも、それは姉妹でのこと。
その旅行をきっかけに、私は優香と関係を持ちたいと思い、今に至る。
他の女性と関係を持つのは、優香を追いかけてのことだった。
そして今…。ずるいだろうが、弱っている今なら思いが叶う。
優香のパジャマのズボンの中に強引に手を差し込み…
…クチュ
「ひゃん!!」
指先が優香の秘部をなぞりあげる。
…クチュ…ジュチュ…クチュ…ピチャ…
「ハァ…ファ…アア…ンハァァアア!!…」
隠微な水音が部屋中に響き渡ると同時に優香の声も大きくなる。
(思っていた通りかわいい!でも…)
愛しさと同時にある疑問と嫉妬にも似た感情が生まれる。
…だれが優香をここまで開発したのだろう…。
「優香。あたしの優香…」
慣れた手つきで優香の服を脱がせ、自分も服を脱ぎ捨て身体を重ねる。
「お姉ちゃんの胸、私のより大きくって柔らかい…」
「優香の胸も素敵よ。ふふ…。」
「…あったかい。」
どちらともなくつぶやく。お互いの体温で互いの存在を確かめ合う。
「優香。わたしのもして。」
「…うん」
「ふぁ!上手よ。さぁ、もっと動かして。」
黒髪のロングヘアーがフワっとたなびき、優香の身体をなぞる。
「お姉ちゃんの…これが…。」
「いい、いいわよ♪。あたしもしてあげる。」
「ひゃ!。アン くふぅ…おね…ちゃん!」
(それにしてもこの子今までの中で一番上手。いったい誰なの?)
そして…
「いいわよ!優香!全部!全部吐き出しなさい!」
「ア・ア・ア・アアア・ア・アア・・アア・ア・ア・・ア・アア・・・あああ!!!!」
気づけばすっかり暗くなっていた。軽く唇を重ねてから…
「…優香。私も自分を見せたわ。だから…」
「……うん。」
優香から聞いたのはおよそ、現実とは思えない話だった。だが…
「お金、稼ぎたかったから…。」
「…わかった。ゆっくり休みなさい。大丈夫だから。…それにしても…」
(…許さない。あたしの優香を…!)
それから間もなく優香を通じ、ピエロとの対戦を組むように依頼し、2週間近くが過ぎた。
【よろしければNO2−2へどうぞ!】
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