相手が格上とはいえ、二戦とも情けない闘いだった。
両試合とも、戦法は違うとはいえ相手の思惑にはまり完敗。
こうまでも、実力差はあるのか。
元から自覚していたものの、やはりくるものがある。
「はい、ドリンク。
もう精根尽き果てちゃったかな?」
風野さんが、栄養ドリンクをくれる。
「あえて黙ってたけど、モモちゃんはああいうスタイルなの。
いい勉強になったでしょ?
先手必勝っていっても、相手によっては瞬時にやられてしまう可能性があるの」
そうか、宿題をくれたようなものか。
今後の戦法を考える上で、いい経験になるかもしれない。
やっぱり部長らしいなあ、風野さんは。
「私も……胸を揉まれたとき、いつもより感じちゃいました。
なんというか……センスを感じます」
「たしかにそうね。
おっぱいをいじるのは結構うまいかも。
ひょっとして、おっぱい星人?」
風野さんのいじりに、なにを馬鹿なことを―と言いたいところだが、
思い当たる節があるので、何も言えなかった。
「あ、そうそう、メルアド交換しない?
今後の作戦とかの相談、乗るからさ」
「そうですね。私も田中さんと交換したいです。
なんというか……応援したい感じがあるんです」
素直にうれしい。
「はい、喜んで!」
メルアド交換してからは、相手方の顧問のところへ挨拶にいった。
かなりの長身の美人だったが、けだるそうな雰囲気だ。
「あー、花ちゃんの言ってた子ね。
どうよ、何かつかめた?」
「いえ、ボロボロにされました。
でも、次につながるものは得たと思います。」
「んー、そりゃよかった。
でも、なんだいその股間。
すごいでかくなってるぞ」
言われてみると、さっきあれだけだしたのに、ズボンの上からペニスが自己主張して
いた。
「最近の男子は盛んだねえ……
絶倫ってやつかい」
俺は気まずくなって
「今日はお世話になりました!
それじゃ!」
ダッシュで退散し、先ほどの栄養ドリンクの瓶を捨てたゴミ箱で、ラベルを
確認した。
すると
「最強!すっぽんとまむしの夢のコラボ!スーパー絶倫ドリンク」
なんだこれは。
こんなののんだらこうなるのわかってるじゃないか。
ピロピロピロピロ……♪
着信音が鳴る。
メールがきた?
FROM 風野さん
SUB 忘れ物してるよ♪
本文 早く第一競技室にとりに来てね。
忘れ物?
なんだろう。
前屈みのまま、競技室へと足を運んだ。
「あら、田中くん。来たんだ。」
「あの、忘れ物ってなんですか?」
「いや〜ごめん。勘違いだったみたいでさ」
「あ、そうなんですか……」
風野さんにもそういう抜けたところはあるんだなあと思っていると、
「ところで、これはなんなのかなあ……?」
そっと股間に手を這わされる。
びっくりして
「えっと、これは……そう、ドリンクですよドリンク。
何ですかあれは?あれのせいですよ」
「あっれえ〜間違えちゃった。
今日は私抜けてるな〜」
なんか、怪しい。
そう思っていると
「じゃあ、責任を取らないとね。」
風野さんが、カチャカチャとズボンを脱がしていく
「え、何するんですか?」
「何って、抜いてあげるのよ。
このままだと帰るの苦労するでしょ」
「いや、それは……」
「いいのいいの、先輩に任せなさい。
それとも、イヤ……?」
上目遣いで見つめられる。
断れないじゃないか、こうされると……
「わかりました……お願いします」
「は〜い、じゃあ抜いちゃうね……」
風野さんはペニスを取り出すと、まじまじと見つめていた。
「う〜ん、君のおちんちん良いにおいするね。
おもわずしゃぶりつきたくなっちゃう」
「そうですか……うわっ」
いきなり風野さんはペニスにしゃぶりついた。
温かい口内へと肉棒が入っていく。
そして、ぺろりと舌が亀頭をくすぐった。
「ん〜おいし〜……病みつきになりほ……♪」
ペニスに味の違いなんてあるんだろうか?
そんな疑問を感じたものの、風野さんの口の中は気持ちよかった。
「ちょっと、磨いてあげるね……」
ペニスに舌が這う。
ちろりちろりと汚れをそぎおとすように。
勝負では口に与えられた刺激を肉棒で感じることになる。
しつこく舌が絡む刺激に、媚薬によってふくらんでいたペニスは
悲鳴をあげる。
我慢汁を早くも放出していた。
「んふふ……ちゅううう……」
「うっ」
突然、軽く吸い付かれる。
敏感な先端のみを優しく。
ちゅぽんっと風野さんは口を離した。
「ねえ、田中君?
私の必殺技はなんだと思う?」
「キ、キスですか?」
「ん〜違う違う。
それは得意技。
必殺技はね〜ディープスロートよ。
今からそれを味あわせてあげる」
「いっただきまーす、あ〜ん」
口を大きく開けて、風野さんは根本まで
ペニスをくわえ込んだ。
根本まであたたかい体温に包まれる。
じゅぼぼぼぼぼ……
根本を唇でロックし吸ってくる。
思ったよりも強い吸引。
ペニスの奥にある精巣から吸い上げようとしているみたいだ。
「んー……タマタマもころがひひゃうよ……」
風野さんは舌で睾丸を舐めあげた。
最初は右の玉を転がし、次に左の玉をつつく。
腰を引こうとしたが、ぎゅっと風野さんは俺を固定し
逃がさない。
しつこい責めに、さらに精子の製造は加速していく。
唐突に、風野さんはペニスを離した。
そして、潤んだ目で見つめてくる。
「ねえ、田中君。うちに練習で毎日こない?」
「え……?」
「うちは女子校だから、男子の練習相手がいつも不足してるの……
駅も近いし、いいでしょ……?
モモちゃんもきっと喜んでくれるわ……」
「そ、それは……」
BF部での立場はいっこうに悪くなるばかりだ。
いっそのこと、こちらで練習したほうがいいかもしれない……でも
「すいません……、やめておきます」
何故か、出たのは断りの言葉だった。
風野さんは一瞬落胆の色を浮かべるものの、
すぐに先ほどの嗜虐的な笑みをたたえ、
「ふふっ冗談よ、じゃ、イカせてあげよっか」
また、根本まで咥えられる。
そして、先ほどよりも強く吸い付かれた。
喉の奥でペニスが抱かれているような、そんな快感。
玉をいじられ、敏感になっていたペニスには強すぎる快感だった。
そのまま、喉の奥へと精液を放ってしまう。
脈動に合わせ、風野さんはごくりごくりと飲むように
ペニスを租借する。
そして、またペニスに舌を這わせてきた。
射精直後で敏感になっている亀頭に甘い責め。
チロチロチロ……
しつこくねぶりまわされ、また脈動がやってきた。
それにあわせ、風野さんはじゅーじゅーと吸い付いてくる。
「風野さん、もう許して……」
情けなく懇願してしまう。
このままだとずっと続いてしまいそうだ……
ちゅぽん。
二回目の脈動が終わると、風野さんはペニスを口から離した。
そして、口の中に残った精液を見せつけてくる。
ごくん。
飲み込むと、笑みを浮かべた。
「お疲れさま、田中くん」
美咲学園に帰ると、花咲先生が誰かと話し込んでいるのが見える。
女子大生と思われる五人だった。
彼女たちが去ると、俺はきいてみることにした。
「先生、あの人達はだれですか?」
「ああ、あの子達は二年前のインターハイの優秀選手達よ。
田中君じゃなくて、女の子の指導をお願いしようと思ってるの。
油断してるとおいてかれるよ〜」
成長しようとしているのは自分だけじゃない。
みんな努力している。
より努力しないとおいて行かれると、改めて認識した。
「今度は、ちょっと遠征になっちゃうけどいい?
オオカカフにツテがあるんだけど?」
オオカカにつくと、いきなり少女に話しかけられた。
「あー君が田中君ですね!
花咲先生から聞いてますよお。
私は門前学園二年生、片岡今日子。
案内人の役目を任されたよ。
よろしくね!」
この人が、全国ベスト8……
去年一年生ながら、8強入りした逸材。
ショートカットに小柄な体躯。
そして突き出たバストは実力の片鱗を感じさせる。
「よろしくお願いします」
「よーし、早速、ホテルいこっか!」
急な提案にびっくりする。
ホテルはbf禁止なのに……
「あの、すいません。ホテルじゃbfできませんけど……」
「うーん、自己紹介には一番いいかと思ったんだけどね。
じゃあ、縁川高校にいこっか」
緑川高校は、全国常連の強豪校だ。
片岡さんは個人戦のみの全国出場で、
団体戦は緑川高校が去年出場した。
「おーやっときたなあ、
いらっしゃーい」
スラッとした美少女が出迎えてくれた。
ロングの黒い髪の毛と、程よい長身。
そして、ボン、キュ、ボンの理想的な体型。
「自己紹介しよか、ウチが主将の
「太ももムチ子や」
「こら!美奈!いいかげんなこといわん!」
「ちぇっつまらんなー」
横やりをさすようにでてきた少女は、
セミロングの髪型をしていた。
けだるそうな雰囲気の人だった。
「えーと改めて紹介するね。
伊武崎清美です、よろしく」
「三年の東横美奈や、よろしくな」
さすがはオオカカ、個性的な面々のようだ。
新たな修行に、期待と不安を感じていた。
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