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もしも生徒会選挙でBFをやったら

「あら?アンタのクンニってその程度?ヘタクソじゃん。全然感じられないんだけど!」
 学園の大体育館。ここで学園中等部の全生徒が集まる中、二人の男女が壇上で絡み合っていた。
「っはは、カッコ悪〜!それが男子の代表のテク?」
「‐ップハ!」
 顔面騎乗を決められている男子が、女子の股間から口を放す。
「うるさい…!見てろよ、今にお前のことなんか俺が―――‐ッ痛!」
 そんな男子の顔に、女子は笑いながら、デコピンを飛ばした。
「何?もう負け惜しみ?ダッサ〜★」
 長い睫毛の奥の瞳を輝かせ、瑞々しい唇を嗜虐的に吊り上げた女子代表は、成績優秀な、中等部の2年生。陸上部で鍛えたその身体は背丈も男子とそう変わらず、引き締められながらも、胸には女子の歌詞である膨らみを、未成熟ながらも実らせている。そのコンガリと日に焼けた褐色の肌は瑞々しく、艶やかだ。
「オトコだったら、もっと格好いいとこ見せてよ〜!」
 プックリした唇。その隙間から甘く、それでいてどこか酸味のある声を出す、その顔立ちは子供っぽく、生意気さがある。
「言うこと聴かせて、 ア ゲ ル !」
 冗談っぽい口調でそんなセリフを吐く彼女は、勝気な性格だった。それ故に、今のこんな状況を創ってしまったのだ。

 何故こんなことになっているのか、というと、それは男女の生徒会長の選挙だった。
 いま壇上で絡み合っている二人は、其々生徒会長の立候補者。其々同性の生徒から人気のある者同士、という面もあり、この二人の一騎打ちは、いつしか”男子vs女子”の様相を呈しだしていた。
結果僅かな票数の差で女子陣営の勝利となった。
 ‐が、しかし選挙後に女子側の不正が発覚。立候補した彼女自身は全く関わっていないことで、彼女のクラスメイトが勝手にやったことではあったが、責任として彼女は失格‐男子側が勝利、という成り行きになった。

 だが、それで終わらなかった。
 その騒ぎの中で、男子の生徒会メンバーの言葉―「やっぱ女子って卑怯だよなー。」これが彼女の勝気な性格に障った。「そんなことないもん!」彼女は声を上げ、周りの女子は皆彼女を囃し立て、けしかけ、「そうだよ。男子何かろくでもない奴ばっかりだよ。」「もっとちゃんと決着つけないとダメだよ!」と言い出した。
 では、何で決着をつけよう…と、話し合いになった時だった。
 一人の女子が「セックスがいいと思うなー」と発言。

 そして、今、男子側の生徒会長候補と、女子側の生徒会長候補でバトルファックを行い全校生徒の前で決着をつけようとしていた。

「ねぇ、ここ…こんなに大きくなってるってことは…アタシのカラダに興奮してくれたってこと?」
 悪戯っぽく笑いながら、手コキを仕掛ける。
「ち、違うからな!」
 口答えする彼は同じく陸上部の2年。相手の女子が短距離の選手なのに対し、彼は長距離の選手だ。一見華奢の様で、その体はそこそこに筋肉質で、運動神経も高い。
「へぇ、じゃ、ココ、アタシがシコシコしちゃっても、平気かなぁ〜?」
 そんな彼の肉坊を、女児の指先が掴み上げて、扱きあげる。
(っく、結構上手いじゃんかよ…!)
 女子の褐色の華奢な指がスピーディーに動く。その褐色肌の中で白っぽく映える爪が時々性器に引っ掛かり、微かな痛みがはしる。しかし、今の男子にはそれすらも快感に感じられる。
「あれ〜?痛かった〜?ゴメンゴメン!」
 バカにしたように目を細めると、右手で手コキ、左手で男子の乳首を撫でまわす。
「先輩に教わったんだけど…こうすると…男子って、気持ち良いんだよね…。」
 そう言うと、自分の指先を「チュパ…」と唇で包み込み、ステージ上の照明をキラキラと反射させ輝く唾液で包み込んだ。
「何…?…コレ、欲しいの?」
 唾液に塗れた指先を男子の目の前につきだし、小悪魔調に首をかしげると、
「じゃぁ…アゲル…!」
 尖らせた唇から、唾液を‐肉棒にドロリ…ッと垂らした。
「ああ…。」
 自分の性器の上を流れてゆく温かくも、冷たくもある温度に擽られ、男子は体を僅かに震わせた。
「女子は…卑怯なんかじゃないんだからね…!」
 舌なめずりをして、ゆっくりと、男子に顔を近づける。
「―ん…!」
 そして、ディープキスをし、舌戦に持ち込んだ。桃色の下で、男子の口内を蹂躙すると同時進行で、彼の顔の輪郭をピタピタとその指先でなぞり、爪の先で擽り、手の平で愛撫した。
 快感におぼれて駆けてゆく男子。汗ばんだ顔に艶やかな黒髪が張り付いてゆく。
「ぷは…!…どう?逝きそう?」
 悔しそうに顔を歪める男子候補を見下して、女子は笑いをかみ殺しながら問いかける。
「トドメ…差してアゲル…!」
 騎乗位に持ち込んだ。
 しかし、ここが女子の頭の限界というものだった。
「ほら…ほら…。ホラホラホラ!」
 男子の上で、勝ち誇ったように腰を振るい続ける。その姿を見て、館内の女子児童は皆「うわ、あの男子だっさーい!」「ホラホラ、どうしたの〜?男子の代表さ〜〜ん☆」「やっぱこうやって、男女の差って奴、解らせてやらないとダメだよね〜。」と、燥ぎだした。それが、自分たち『牝』の低能さを晒す行為だと気付くことも出来ずに。
「何?キモチイイの?キモチイイの?」
 唇は、威勢のいい言葉を紡ぐ。膣内で抵抗する肉棒に、内部から打撃されて感じている自分自身を誤魔化すように、
「調子に乗んなよ…!」
 男子は、下から腰を逞しく突き上げる。
 流石の女子も、腰を振り、胸の発展途上の肉塊をタプタプ揺らしている途中に気づいた。自分の神経に芽生えてゆく快楽に。
(ヤバい…何コレ…乳首もいつの間にか…ビンビンに勃起ってるし…!)
 今、身体を絡み合わせている男子に、身を捧げたい、という思いすら女児の中に生まれている。
(見られてない…よね…こんな乳首…!)
 しかし、今は全女子生徒のプライドがかかっている勝負だ。
 必死に鍛えた体を奮い立たせる。汗に彩られて光沢感を帯びてきている褐色の腰を振る。
 インファイトにおける性器の突き込みを 瞬発力では、男子の方が上手だった。成長期真っ只中の男子の性器は、青い、未成熟な性感を刺激され、その性欲を加速させてゆく。
「う…うぁぁああああああああ!!」
 雄叫びと共に、顔に架かった髪の毛の、その奥で彼の瞳が光る。
「ち、ちょっと、何よ…急に…!」
 男子を骨抜きにするには、あまりに未発達な女子の性器の内部。
(っあ…こんなはず…ないんだから…アタシが…負けるわけ…!)
 彼女は、今体内に自ら誘い込んだ相手の力に蹂躙されかけていることを、頭の中で必死に否定した。
 男子の胸に手を押し当て、騎乗位を保ち、腰をグラインドさせる。
「カッコ悪く…射精しちゃいなさいよ!」
 涙ぐましくも、性器の締め付けを強くして抵抗した。
「ゥぐ…!」
 一瞬、男子が呻いた。
 しかし、所詮女の貧弱な肉体では男の動きについていけず、いつしか女子は体中に汗の雫を湧き立たせて、茹ったように顔を赤らめていた。
「この、あんたなんかの、チンチンに…イク…わけ…がっ!」
 しかし、弱い女子が根性を持ったところで役に立つはずも無く、着実にピストンで肉体が快感に絡め取られていった。
「おい、もう降参しろよ。お前じゃ勝てないって。」
「だ、だれが降参なんか…!」
 不釣り合いなプライドを持ったことが、彼女の、それどころか女子全体の心に傷を残すことになるとは、この時点では思いもよらなかっただろう。
「私は…あんたを倒して生徒会長になるんだから…!男子に…女子をバカにしたことを公開させてやるんだからぁ…!」
 こんな不釣り合いな願望を男子の前で持ったことを、後悔する瞬間が来ることなんて、知る由も無く、彼女は口から大量の唾液を失禁的に漏らしていった。
「あぁしは…あんたなんふぁに…まふぇないんだかるぁ…!」
威勢のだけが良い、滑舌すらも悪くなった涎塗れの言葉。それは最早ギャラリーの男子を苦笑させて、ギャラリーの女子のプライドを傷つける存在でしかなくなった。

   ―2分後―

「おっほぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
 誰も訊いたことも無い滑稽な嬌声。それを大音量で体育館中に響かせながら、女子は開いた唇から虚空に舌を突きだしよがり狂っていた。
「俺の…勝ちだな…」
「ほぉ…!ほぉうううう!!あっふううううううううううううう!!!」
 自分が突き上げる度に、故障したロボットの様に無様に全関節を曲げてよがり狂う女子。もう、誰が見ても勝敗は明らかだ。
 そして、男子がトドメとばかりに、その性器を突きこんだ。
 女子は、敗北した。
「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」
敗者、女子は、エビ反り体制の女子の””は首、腕、脚をダランと弛緩させ、無様に崩れ落ちた。
「あぐ…あは…ぁあ…おほおおぉ…。」
 そのだらしなく垂れ下がった舌と、下唇を伝って零れてゆくのは、完全に快楽で文法が崩壊した言語。
 男子代表は立ち上がると同時に、性器を引き抜いた。
 支えを失った女子代表は、壇上に崩れ込み、ビク、ビクビク、と痙攣していた。放送部がモニターに映し出したその顔は、優等生とは思うことが出来ないアへ顔。
「ったく…女子の癖に調子ノンなよ…。」
 いつもの口喧嘩の台詞。男子は軽い気持ちでそれを口に出したてみる。しかし、完膚なきまでに快感を恵まれた敗者は、白目を剥いて、唇、舌を垂れ下がらせるだけだった。
 女子グループは、不格好に失神している自分たちの代表の姿を見て狂ったように、ある生徒は自分で推薦した同級生に対する罵声を、ある生徒は悲鳴を、また別の生徒は男子たちに惨めな言い訳をして呆れられていた。
そうして女子代表が床に体液の糸を残してズリズリと運び出されるまでの間ずっと、奇天烈な叫びを発して、必死に現実から目を背けるのだった。

その後、男子代表は生徒会長に就任した。
女子代表は他の女子児童から熾烈な糾弾を受けた。彼女の敗北の瞬間を収めた画像、動画はネットを通じ学外にも広まり、”淫乱の勘違い女子”の烙印を押された。
連日女子からは厳正な処罰を受け、表情は濁って行き、せっかくの端正な顔が台無しになり、性格も根っから歪んでしまった。結果、勉強や部活どころではなくなり、成績は文武共に著しく下がっていった。 

 そして、今は派手な化粧や装飾品に身を包み、露出の多い改造制服を着る非行生徒となっている。きっと『肉便器』として学生生活を”女らしく”終えられることだろう。

[mente]

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