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夢魔の囁き【5話】〜無邪気な悪魔〜

僕の体当たりによって透過した夢魔の体が、徐々に元に戻っていく。
僕はマリナさんの手を引き、なんとか2人の夢魔から離れることに成功した。

 ウィステリア
 「ほう…私達の性質を利用して逃げるとは…中々考えましたね……。」

ウィステリアが僕を睨みつけながら話しかけてくる……さっきよりも怒っているみたいだ……。
横にいたアイボリーは平気そうな顔で可愛らしく笑っている。

 アイボリー
 「へぇ〜♪ お兄ちゃん中々頭良いんだね〜♪
  こんなことされたの初めてだから驚いちゃった♪」

なんとかマリナさんを助けることが出来たけど……どうしよう……。
相手はハイクラスサキュバス2体……周りには戦えそうな人は残っていない……。
ウィステリア一人だけなら無力化させられたかもしれないのに……。

 マリナ
 「ハァ…ハァ……あ…ありがとう…助かったよ……。」

マリナさんが力の抜けた声で僕にお礼を言ってくる。
握っている手には力が入っていない……これじゃ…戦うのは無理だ……。
辺りにはいまだに甘い霧が漂っている……それにまだ倒れている人達もいるのに……。

 イオ
 「ミレイさん!避難はまだ終わらないんですか!」

このまま僕らだけ逃げてもダメだ……倒れている人達が犠牲になる可能性がある……。
それにウィステリアの狙いは僕だ…こうなったら…なんとか時間を稼ぐしかない!!

 イオ
 「おい!目的は僕なんだろ!ほらこっちだ銀髪と茶髪!!」

僕は2体の夢魔目がけて叫び声を上げ、表の道路目がけて全力で走り始めた。
正直もの凄く怖かった……ただでさえ妹の仇って目で見られているのに……。
これは…もし捕まったら……終わりだな………。
でも…なんとか倒れている人達を避難させるまでの間……逃げ続けられれば…!!
狙い通りウィステリアとアイボリーは僕の叫び声と行動に反応してくれた。

 アイボリー
 「なになに〜? 鬼ごっこするの〜? 楽しそう〜♪」

アイボリーは無邪気にはしゃぎながら、走って僕を追いかけ始める。
ウィステリアは静かに小さく震えた後…ゆっくりと歩きながら僕のほうへと向かい始めた。
僕の行動の意味を察したミレイさんは、マリナさんに肩を貸しながら建物へと避難していく。

 マリナ
 「あの子……なかなか勇気があるわね……。」

マリナさんは少し疲れた表情をしながらミレイさんに話しかける。

 ミレイ
 「あ…あぁ…そうだな……彼のことはまだよく知らないんだが……。
  あんな子供みたいな行動に助けられるとは……。
  力が無い奴なりに、いろいろと考えながら戦ってくれているんだな……。」

 マリナ
 「いや……いくら私でもハイクラス2体は同時に相手出来ないからさ……。
  今はまだ力が足りないだけなのかもしれないけど……彼はもっと強くなれると思うよ。」

そんな2人の会話を尻目に、僕は夢魔2体との恐怖の鬼ごっこを続けている。
いくら見た目が女性とはいえ……相手は人間とはかけ離れた存在の魔物だ……。
体力的に僕が勝てるかどうかわからない……。

 アイボリー
 「あぁんもうお兄ちゃん速いよ〜♪ 待って待ってぇ〜♪」

アイボリーはなぜか楽しそうにしながら僕を追っかけてくる……天然なのか…?
一見笑えるような光景だが…僕は逃げるのに必死だった……。
もし捕まったりしたら…何をされるかわかったもんじゃない……。

 ウィステリア
 「全くアイボリーと来たら……所詮相手は人間なんだから……。
  疲れ果てるまで勝手に走り回らせておけばいいというのに……。」

ウィステリアはさっきまで怒りに震えていたが、
アイボリーの様子を見てから、どこか落ち着きを取り戻したようだ。
特に急ごうともせず、のんびりと僕が逃げている方向へと歩いている。
そうしている間にもミレイさんとマリナさんは、建物の入り口へと避難していく……。

 ミレイ
 「よし…マリナ、お前は休んでいろ……。」

 マリナ
 「う…うん……ありがとね…ミレイ。」

 ミレイ
 「あぁ…後のことは任せろ。」

そういうとミレイさんは建物内に避難した人達に向かって声を上げた。

 ミレイ
 「まだ正気が残っている者がいたら、私について来い!
  広場に倒れている者達の救助に向かうぞ!
  数名は残って、この場所以外の建物の入り口を完全に封鎖しろ!」

ミレイさんの声に反応して皆がざわざわと動き始める。
そしてそのまま、ミレイさんは皆と一緒に広場に残された人達の避難に向かい始めた。

 ミレイ
 (夢魔が扉をすり抜けてきたという情報……そこだけが不安だな……。
  いくら建物内に避難したとはいえ……また侵入される可能性もある……。)

その頃…2人から全力で逃げていた僕は、ついに委員会エリアの入り口付近に到達した。
甘い霧も大分薄くなってきた……どうせウィステリアの狙いは僕だけなんだし……。
あのアイボリーとかいう夢魔も、こうして注意さえ引いておけば大丈夫そうだ。
よし……このまま表の道路まで逃げよう!!

それにしても……どれくらい彼女らを引き離すことが出来たのだろう……。
胸の奥から妙な不安が込み上げてくる……。
ちょっと振り向いて……距離を確認してみようかな………どうしよう……。




【A 後ろを振り向く……。】
【B 見向きもせずに走る!】




【A 後ろを振り向く……。】

不安に耐えられなくなった僕は走りを緩め…そのまま後ろを振り向いてしまった……。

 アイボリー
 「あぁん♪ もう待ってぇ♪」

僕の視界に入ってきたのは、胸の谷間をはだけさせながら走るアイボリーの姿だった……。
体が上下に動く度に、大きく実った柔らかなおっぱいがプルンと揺れる……。
彼女は甘い笑顔を振りまきながら頬をうっすらと紅く染め、
おっぱいを思いきり揺らしながら僕のほうへと走ってくる……。

 イオ
 「し…しまった……うぅっ……。」

僕は自分のした愚かさに後悔していた……彼女を見た瞬間下半身がピクりと反応する……。
逃げなければいけない状況だというのに僕は勃起してしまっていた……。

 イオ
 「くっ……くそぉっ……。」

僕は慌てて彼女から目を離し、逃げようとする。
しかし…勃起したペニスのせいで上手く走ることが出来ない……。
マ…マズい……このままじゃ……。
彼女の足音が徐々に近づいてくる………そして……。

 アイボリー
 「鬼さん捕まえたぁ〜♪」

ふにゅぅぅぅうううぅぅっ♪
アイボリーの両腕が僕のお腹に回り込んでくる……。
恐ろしいほど柔らかなおっぱいが背中でぐにゅぅ〜とひしゃげる……。
僕は背中からアイボリーに抱きしめられてしまった……。

 イオ
 「はぁぅぅっ……。」

服越しなのにも関わらず、恐ろしいほど柔らかな弾力が背中から伝わってくる……。
あまりの感触に背筋がビクビクと震える……。

 イオ
 「ぐぅっ……このっ……。」

僕は体に巻きついている彼女の両手を掴んで無理やり引き離そうとする……。

 アイボリー
 「んぅ〜ん♪ 逃がさないよぉ♪」

アイボリーは唇を僕の耳元にピッタリとくっつけ……そして……。

ふぅ〜〜〜っ♪♪

甘い吐息が耳の中に吹き付けられる……。
ゾクゾクっとした心地の良い感触が背筋に走る……。

 イオ
 「ひぁぁっ……。」

僕は必死になって彼女を振り払おうとするが……、
体が脱力し始めていて上手く力を入れることが出来ない……。
アイボリーは僕を抱きしめたまま離そうとしない……。

 アイボリー
 「ほらほらぁ♪ 楽しいエッチいっぱいしようよぉ♪」

んちゅっ♪ ちゅぶぅぅぅぅぅっ♪
彼女は囁きながら僕の耳たぶをしゃぶってくる。
心地の良い抱擁と執拗な耳責めに体から力が抜けていく……。

 イオ
 「ぅ……うぅっ……くそぉぉぉっ………。」

あと少しで表通りまで逃げれたのに……あのまま走り続けていれば………。
僕は体を小さく震わせながらアイボリーに耳をしゃぶられ続ける……。

 アイボリー
 「ねぇお兄さん♪ 私お兄さんと早くエッチしたいなぁ♪
  でもぉ…こんなとこでしても楽しくないよねぇ♪ んふふ♪」

アイボリーがそう言った瞬間……目の前が真っ暗な霧に包み込まれていく……。
そして次の瞬間……僕はどこか知らない寝室のベッドの上にいた……。

 イオ
 「なっ……なんだここは!? 一体……。」

困惑している僕を見たアイボリーが、嬉しそうに微笑む……。

 アイボリー
 「んふふ〜♪ ここはねぇ…夢魔の寝室っていう特殊な空間なんだよぉ♪
  上級夢魔の中でも一部の夢魔にしか使えない、特別な魔法空間なの♪」

夢魔の寝室……初めて聞いた……これも委員会から知らされていない……。
上級夢魔だけが使えるってことは……、
このケースに遭遇した人はもう生存していないのかもしれない……。

 アイボリー
 「お兄さんはここで私とエッチをするんだよぉ……♪
  私をイカせないと…お兄さんはここから出ることは出来ないんだよ〜♪」

 イオ
 「そ…そんな……。」

僕は絶望していた…ハイクラスの夢魔とセックスをしなければいけないなんて……。
後ろから抱きしめられているだけでもわかる…この子の妖艶さと危険さが……。
僕は必死になってもがく…そんな中…アイボリーの手の平から光が放たれ始める……。

 イオ
 「し…しまった……!!」

むちゅぅぅぅうううぅぅっ♪♪
裸体の魔法によってお互いの服が消し飛ばされた瞬間……。
アイボリーの柔らかくむっちりとした肉体が、僕の肌にみっちりと吸いついてくる……。

 イオ
 「はぁうぁぁぁっ………。」

 アイボリー
 「ほらほらぁ♪ 私のおっぱい気持ち良いでしょ〜♪」

アイボリーは後ろから僕を抱きしめたままおっぱいを上下に擦りつけてくる……。
甘く張りのあるおっぱいが背中にむちゅむちゅと吸いつく……。
体から一気に力が抜け……彼女に体を預けてしまう……。

 アイボリー
 「んふふ♪ お兄さんの背中をむちゅむちゅむちゅぅ〜♪」

ふにゅっ♪ むちゅぅぅぅっ♪ むちゅっ♪ むぢゅっ♪
彼女は脱力していく僕の背中に、容赦なくおっぱいを押しつけ続ける……。
あまりの気持ち良さに、僕の体から力がどんどん抜けていく……。
そのまま僕は、彼女に抱きしめられたまま執拗におっぱいで責められ続け……。
ついに抵抗することが出来なくなってしまった……。

 アイボリー
 「あらら♪ もう動けなくなっちゃったのぉ? ホントに弱いんだねぇ♪
  それじゃ…このままベッドの上でエッチしようねぇ♪」

アイボリーは両手で僕を抱えると、そのままゆっくりとベッドに降ろしていく……。
僕は柔らかいシーツの上に、仰向けの姿勢で寝かせられる……。
まだ背中におっぱいの感触が残っている……。
僕の全身はすっかり脱力してしまっていて……起き上ることが出来ない……。

 アイボリー
 「んしょっと♪」

可愛い声で微笑みながらアイボリーが僕の太ももの上に乗ってくる……。
心地の良い重みが体に伝わってくる……。

 アイボリー
 「それじゃ…いっぱいエッチしようねぇ♪ お兄さ〜ん♪」

そういうとアイボリーは僕の勃起しきったペニスをぎゅっと掴んでくる……。

 イオ
 「うぐっ……。」

思わず声を上げてしまう……しっとりとした柔らかな手……。
僕のペニスは…これから味わう快楽への期待に打ち震えている……。

 アイボリー
 「さぁ……いくよぉ♪」

アイボリーが腰を持ち上げ……僕のペニスの上で止まる……。
彼女の妖しい花びらが糸を引きながらぐちゅぅ〜っと開いていく……。
こ…これから……あの中に入るのか………。

 イオ
 「あぁ……ハァ…ハァ……。」

僕は果たして勝てるのだろうか……。
彼女をイカせなければ、ここから出ることは出来ない……。
恐怖と期待が入り混じった複雑な感情が…胸の奥から湧き上がってくる……。
僕の不安とは裏腹に彼女の花びらが僕を飲み込もうと近づいてくる……。
あぁ………ぁ……………。

じゅっぷぅぅぅぅううぅぅぅっ♪♪
ペニスが半分ほど咥えこまれる……彼女の熱い女肉の感触がじんわりと伝わってくる……。
アイボリーはそのまま止まることなく腰を下ろし…ペニスを根元までずっぽりと飲み込む……。

 アイボリー
 「んぅ〜んっ♪ お兄さんの…固くて凄く良い感じだよぉ♪」

 イオ
 「うっ……うぐぅっ………。」

中では甘いヒダヒダが蠢いている……でも…思っていたほどの感触じゃない……。
しかし油断したらすぐにでもイってしまいそうだ……。
僕はぐっと堪えながら腰を上へと突き上げていく……。

 アイボリー
 「んっ…♪ んぅんっ♪ あぁんっ♪」

じゅっ…じゅっ…じゅっ…♪♪
アイボリーが可愛らしい喘ぎ声を漏らす……僕は間髪入れず腰を上に突き上げ続ける……。
も…もしかしたらこのままいけば…彼女をイカせることが出来るかもしれない……。

 アイボリー
 「んっ♪ もうっ♪ んっ♪ 急ぎすぎだよぉ♪」

ちゅぷっ♪ じゅっ…じゅっ…じゅっ♪
アイボリーの表情がいっそう弱々しく甘くなっていく……。
とてもハイクラスとは思えない……夢魔との戦いを経て僕は強くなっていたのか……。

 イオ
 「くっ……くぅっ………。」

確かに人とは思えないほど柔らかな感触だ……。
でもヒダの吸いつきも弱いし……動きも緩慢だ……。
よし……このままいけば……!!
勝利を確信しはじめた僕が、思い切り腰を突き上げようとした時だった……。

 アイボリー
 「な〜んちゃってぇ♪」

アイボリーが悪戯な笑顔を僕に向けてくる……。
さっきまでの喘ぎが嘘のように平気な表情で笑っている……。

 アイボリー
 「まさか私に勝てるかもとか思っちゃった〜? んふふ♪ 残念でした〜♪
  ちょっと遊んであげてただけだよぉ〜♪」

彼女は僕を見下ろしたままいやらしい笑みを浮かべる……。
ま…まずい………僕が焦りを感じた次の瞬間……。

ぐちゅっ…ぎちゅぎちゅぎちゅぅぅぅっ…♪♪
ペニスを包み込んでいる肉壺の中が、急激に変化し始めた……!!
ヒダヒダの一つ一つが蠢きながら、ペニスにキツく吸いついてくる……!!

 アイボリー
 「それじゃ…本番始めるよぉ♪」

 イオ
 「ひぃっ…………。」

さっきまでの緩慢な動きとは全く異質の感触に、思わず声が漏れる……。
本能的な危険を感じる……ダ…ダメだ……なんとかして逃げないと……。
僕は思わずアイボリーの太ももを掴んでしまう……。
どうにも出来ないとわかりつつも…彼女をなんとか退かそうとする……。

 アイボリー
 「んぅ〜? なぁにぃ〜? この手は♪」

そう言うとアイボリーは僕の両腕をギュっと掴み……自身の胸の前へと持っていく……。
あ……あぁ………やめ……。

 アイボリー
 「私ね…太ももよりも…おっぱい揉まれるほうが好きぃ♪
  ほぉら…私のおっぱい…揉ませてあ・げ・るぅ♪」

 イオ
 「や……やめっ……!!」

両手それぞれが左右のおっぱいへと運ばれていく……。
揺れてるのを見ただけで勃起してしまった…アイボリーのおっぱい……。
背中に擦りつけられただけで…抵抗出来なくなるほど気持ちの良かったおっぱい……。
もし揉んだりしたら……………想像した瞬間背筋に悪寒が走る……。

 イオ
 「くっ……やめろぉっ……!!」

僕はなんとか抵抗しようと手の平を広げてしまった……そして次の瞬間……。

むぢゅぅぅぅぅぅぅっ♪
両方の手が、むちむちで張りと弾力のあるおっぱいに埋め込まれる……!!
弾力のある乳肉が、両手全ての指と指の隙間に入り込み…甘く押し潰してくる……!!

 イオ
 「ひぃぃぃっ………。」

 アイボリー
 「あぁんっ♪ 良いよぉ♪ さぁ…おっぱい揉み揉みしながらエッチしようねぇ♪」

ぬちゅぅぅっ♪ ぬぷっ♪ ぬぷっ♪ ぬぷっ♪ 
アイボリーは僕の両手をおっぱいに押し付けたまま、思いきり腰を振り始める……!!
いやらしい音と共にペニスが、ヌルヌルの肉壺から激しく出し入れされる……!!

 イオ
 「ひぎぃぃっ………。」

ペニスがヒダにぬちゅぬちゅと擦れる度に、とろけるような感触が下半身に広がる……。
おっぱいに押し付けられた両手とペニスから、甘く幸せな感覚が伝わってくる……。

 アイボリー
 「あぁ〜んお兄さんったら良い顔しちゃってぇ〜♪
  ほぉらいっぱい声出してぇ♪ 私人間がイっちゃう瞬間の叫びが大好きなの♪」

むちゅぅっ♪ むにゅっ♪ むにゅっ♪ ぬちゅっ♪ ぬちゅっ♪
無理矢理おっぱいを揉まされながら、甘い肉壺でペニスを弄られ続け……、
ついに限界が来てしまった……。

 イオ
 「ひっ…ひぐぅぅぅぅぅぅっ!!」

僕はイってしまう瞬間……反射的に両手に力を入れ……、
アイボリーのおっぱいを思いっきり握りしめてしまった……。

むぢゅぅぅぅぅうううぅぅっ♪♪
恐ろしく弾力のある柔らかいおっぱいが、両手を思い切り押し返してくる……!!
おぞましい魔性の感触と快楽が、両腕から全身へと伝わっていく……!!

 イオ
 「がっ……あがぁぁっ………ア゙ァ゙ァァァッ!!!」

ぶびゅぅぅぅぅぅっ♪ びゅぅぅぅっ♪ びゅぅぅぅっ♪
僕は白目を剥き……声にならない叫び声を上げ……、
涙と涎を垂れ流しながら……アイボリーの膣内に思いきり中出しをしてしまう……。
雷に打たれたような強烈な快楽が、体と脳を溶かしていく……。

 アイボリー
 「あぁぁんっ♪ 凄い量だねぇ♪ いいよぉ……お兄さん♪」

むちゅぅぅぅぅぅっ♪ じゅぷっ…じゅっ♪ じゅっ♪ じゅっ♪
イってる最中だというのに、アイボリーは容赦なく腰を打ちつけてくる……!!
まるでホースのように…ペニスから精液がドバドバと吐き出されていく……!!

 イオ
 「がはぁっ……ぁ゙ぁっ…………。」

ぶびゅぅぅぅっ♪ びゅぅぅっ♪ びゅぅぅっ♪
いろんなものが彼女の肉壺の中に次々と吐き出され…次第に体が干からびていく……。
アイボリーは僕の全てを容赦無く吸い取っていく……。
僕は限界を超えた快楽と幸福感に体を痙攣させながら……、
アイボリーの中にだらしなく射精し続ける……。

 アイボリー
 「んふふ♪ もうお兄さん死んじゃいそうだねぇ♪
  ほぉら…両手でおっぱいグリグリしながら…おまんこ締めつけてあげるぅ♪」

むぢゅっ♪ むぢゅっ♪ むぢゅっ♪ ぎちゅぅぅぅぅぅぅっ♪
アイボリーは円を描くように僕の両手をおっぱいに押し付けながら……、
肉壺を思い切り締めつけてくる……。
僕は両手両足をビクっと弱々しく痙攣させながら…彼女の中に射精する……。

ぴゅぅぅっ♪ ぴゅっ♪ ぴゅっ♪ ぴゅっ♪
最後の雫が彼女の中に吐き出される……。
彼女は嬉しそうに微笑みながらそれを肉壺の中へと吸収していく……。

 アイボリー
 「んっ♪ んぅ〜んっ♪ んふふ…楽しかったよぉ…お兄さん♪」

僕はアイボリーに犯され…おっぱいを揉まされながら全てを吸い取られてしまった……。


《《−バッドエンド−》》




【B 見向きもせずに走る!】

のんびり振り向いているヒマなんてない!今はとにかく走るんだ!!
僕は表の道目がけてひたすら全力で走り続ける……。
もうそろそろ…倒れていた人達の救助は始まっているのだろうか……。

 アイボリー
 「あぁんもう…お兄さん速く走りすぎだよぉ…♪」

背後から聞こえてくるアイボリーの声が、少し離れたように感じる……。
足はそんなに速くないのか……助かった……。
僕はそのまま走り続け……なんとか委員会敷地内を抜けることが出来た……。

 イオ
 「ハァハァ……さて…これからどうしよう……。」

正直戦っても勝てる気がしない……。
とりあえず彼女らの香りが漂っている場所から、離れることは出来たけど……。
走りを緩めようかと迷っていたその時だった……。

 ウィステリア
 「アイボリー……もう………時間だわ……。」

後ろからウィステリアがアイボリーに声をかけ……彼女を引きとめる……。
時間……? 一体なんのことだ……?

 アイボリー
 「あれれ……そんなに経っちゃってたぁ? もう〜仕方ないなぁ…♪」

アイボリーの走る足音が急にピタッと止まる……罠か…?
いやそれにしては……僕は恐る恐る後ろを振り返る……。

 ウィステリア
 「もうこれ以上ここにいる必要はないわ……あの無礼な人間を逃すのは心苦しいけど……。」

 アイボリー
 「まぁまぁ♪ また来たらその時襲えばいいじゃん♪
  んふふ〜♪ 今回の鬼ごっこはお兄さんの勝ちだよぉ♪ また遊んでね〜♪」

アイボリーが可愛らしく微笑みながら手を振ってくる……。
正直……こんな恐ろしい鬼ごっこなんてもう二度とゴメンだ……。

 ウィステリア
 「貴方だけは許しません……覚えておきなさいね……。」

彼女の横にいたウィステリアが怖い顔で僕を見つめてくる……。
次の瞬間……2人の体を薄暗い闇が包んでいく……。
黒い霧が消えた後には2人の姿はなかった……。

 イオ
 「は…はぁ……助かった……のか?」

僕は彼女らが消えた場所を避けるようにしながら、委員会のエリア内に戻る……。
走って時間を稼いでいるうちに、救助と避難は完了していた……。
建物の入り口付近まで行くと、ミレイさんとマリナさんが迎えてくれた……。
僕は2体の夢魔が消えた状況を2人に話した……。

 ミレイ
 「そうか…よくやったな……お前のおかげだ。」

 マリナ
 「君がいなかったら私も負けてたよ、頑張ったね。」

マリナさんが微笑みかけてくる……あぁ……助かったんだ……。
緊張の糸が一気にほぐれ……僕は思わずその場に座り込む……。

 マリナ
 「あらら……大丈夫?」

マリナさんは微笑みながら僕の手を取り、起き上るのを手伝ってくれた……。

 イオ
 「あ……ありがとうございます……。」

恥ずかしそうにしている僕に、ミレイさんが怪訝そうな顔で話しかけてくる……。

 ミレイ
 「実はまだ問題が残っている……あの時夢魔を取り囲んでいた人間の中に、
  お前を突き飛ばした奴がいたのを覚えているか……?」

 イオ
 「あ………。」

そうだった……あの時……正直危なかった……でも…どういう事だ…?
それにウィステリア達はなんで急に立ち去ったんだ?

 ミレイ
 「まぁ…今は考えてもわからん……とりあえず目撃者がいないか探してみるよ。
  そういえば名前もまだ聞いていなかったな……すまない。」

 イオ
 「そうでしたね……僕はイオって言います。」

 ミレイ
 「そうか…覚えておくよ、今回は本当に助かった。
  そういえばお前……初戦闘の帰りだったそうだが……ちゃんと調書は提出したのか?」

 イオ
 「あ……!!」

書類…書かなきゃいけないんだった……パニックで完全に飛んでしまっていた……。
ミレイさんが呆れたようにため息をつく……。

 ミレイ
 「忘れてたのか……ちゃんと提出しておけよ。」

 イオ
 「は…はい……。」

 マリナ
 「まぁまぁ…彼は今回のヒーローなんだから、そう冷たくならずに♪」

マリナさんがぽんぽんとミレイさんの肩を叩く。

 ミレイ
 「それとこれとは話しが違うだろ。」

そのやりとりを見た僕は、思わず笑ってしまった。
ミレイさんは、少し慌てながら僕の顔を見る。

 ミレイ
 「おい…何を笑っているんだ?」

 イオ
 「いや…お2人は随分と仲が良いんだなと思って。」

その言葉を聞いたミレイさんは、恥ずかしそうにしながら頬を赤らめる。
その様子を見たマリナさんも、嬉しそうに小さく笑っていた。

 ミレイ
 「そんなことはいいから、とにかく早く書類作りに入れ。」

 イオ
 「はい…す…すみません……。」

こうしてハイクラス2体の本部襲撃という危機は、なんとか乗り越えることが出来た……。




次回へ




【ハンター用語】

「夢魔の寝室」
 一部の夢魔のみが使用できる特殊な空間魔法。
 別世界に存在している個別の隔離空間に、
 触れている人間ごと転移させる魔法。
 夢魔ごとに与えられた寝室のようなもの。
 管理者の夢魔が意識を失うと魔法が解けて空間が閉じ、
 寝室内に外部から持ち込まれた人や物は元の場所に戻される。
お待たせしました!!
おっぱいの揺れや揉みってベタだけどやっぱり良いですよねぇ……。
吸精魔法の設定をちょっと付け加えたいので前話の加筆修正とかするかもしれません。
今作はかなり長いシリーズになりそうです……頑張ります!
サイトでもちょくちょく他のを書いたりしつつまた作品の制作もしていこうと思ってます。
よろしくお願いします!

【夢魔空間】
http://mumakuukan.sakura.ne.jp/index/top.shtml

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