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バトルファックリング 格闘編

バトルファックリング 格闘編

 オクタゴンリングに入った俺は背後で金網の扉が閉まる音を聞いた。次にこの扉が開くのはどちらかが果てるまでだ。俺は肩を回し、対戦に向けて身体をほぐす。
 反対側では、対戦相手の女がその場で跳ねたり、オープンフィンガーグローブの感触を確かめていた。
 女は長身(俺より少し低い程度だ)で、全身引き締まったスレンダーな体型をセパレート水着のような総合格闘のコスチュームに包んでいた。スレンダーながらも出る所は出ており胸と尻はそれなりに自己主張をしているのがわかる。
 女がこちらを向いた。黒い髪はサイドテールに纏め、ツリ気味の目は非常に好戦的で、俺と目が合うと不敵に笑った。
 今回のバトルファックは総合格闘系のルール、つまりイカされた後10秒以内に立ち上がりファイティングポーズを取らないと負け、というものだ。またこの方式の特徴としては、他のバトルファックの形式に比べ、より格闘技の比重が高いことがある。バトルファックは性技の要素と格闘の要素があるが、基本的には前者がメインであり後者は性技を有利に進めるための要素にすぎないのが普通だ。むしろ力で叶わない男に対し、女が性的な技で同格の立場に立てるのがバトルファックの神髄と言える。そのため基本的に格闘の比重が大きいバトルファックはその分女性に不利と言え、行う機会も少ないのが定説である。
 しかし今回の対戦相手は別だ。彼女の試合をいくつか観たが、いずれも総合格闘形式、それも多少性技を交えながらもほとんどは純粋な格闘で相手を圧倒し、戦意喪失した男に跨り一方的な性技を繰り出し勝利するというパターンだった。戦績は10勝3敗。バトルファック全体としてもかなりの勝率だ。
 恐らく彼女は根っからのサディスト、格闘で徹底的に蹂躙するだけでは飽き足らず性的に徹底した屈辱を与えることを至高とするタイプなのだろう。気を引き締めて臨まねばならない。
 正直に言えば純粋な格闘はこの世界に入る前、男相手にやっていた以来で女性相手の経験はない。不安だが、やるしかない。

「両者、前へ」

 ボディチェックを受ける両者。女はなおを薄笑いを浮かべ俺を挑発する。

「ねえ、アンタなら私を楽しませてくれる? 最近の相手、拳もチンポもなよっちいのばっかで欲求不満なのよね」

「たっぷり味わってもらうさ……負けて犯される屈辱の味をな」

「あはっ、楽しみ〜」

そうこうしてる間にボディチェックが終わる。

「只今より、バトルファックリング第二試合、リョースケvsユウカを開始します。両者、レディーッ、ファイッ!」

 カーン!
 ゴングの音と共に俺たちはまず右拳をぶつけ合う挨拶をし、間合いを取りながら円を描くように動いた。
 じり、じり……時間にしてわずか数秒の均衡、破ったのは俺の方だった。一気に踏み込んで先制のストレートをユウカに見舞う……が、そのパンチは見事に避けられた。お返しとばかりにユウカも俺の顔面にパンチを繰り出す。が、俺もそれを避けた。再度間合いを取る両者。
 今度はユウカの番だ。ローキックを数発俺に出す。避けずに受けさせるが、意外と一撃一撃が重い。地味にダメージとして残る可能性がある。しかしユウカが四発目のローキックとコンビネーションで出した左脚のミドルキックを、俺を読み掴むことに成功した。不意を突かれたユウカが顔をしかめる。俺は構わず体全体を使って彼女の足を捻った。ドラゴンスクリューである。
 お互い回転しながら倒れ込む。グラウンドで優位に立つべく俺は背中を向けたままのユウカに飛びかかる。

「ぐうっ!?」

 立ち上がりかけたユウカは俺に押しつぶされる形になり、動揺したスキに素早く首と胴に腕と足を回し、胴締めスリーパーを決める。

「くそっ……か、はぁっ!」

 全力で締めあげるとユウカが悲鳴を上げる。出来れば片手で締めながら胸揉みに入りたいがまだスタミナが残ってる相手には危険なのでとにかく今はひたすら締め上げスタミナを奪う。

「チッ、はなせっ、この、くそっ……おらあっ!」

 冷静を取り戻したユウカは俺の腹筋にひじ打ちを繰り出した。俺は予期して腹筋に力をこめた、が……。

「うぐっ、くっ」

 固めた筋肉の間を潜るように、ユウカの鋭いひじ打ちは俺にダメージを与えていた。5発目を食らうころにはシャレにならないほどの衝撃が俺を襲った。
 ドゴッ、ドゴッ、ドゴッ。

「ぐっ、ぐはっ、うぐう……」

「ふふ、もう弱ってるけど? うっとおしいんだよ、このっ!」

 ドゴォ!

「ぐはあっ!」

 強烈な肘を緩んだ腹筋に食らい、俺はユウカを解放し腹を押さえ丸まるしかなかった。ユウカは素早く立ち上がると、お返しとばかりに俺の腹や背中に容赦なく蹴りを何度も放つ。

「ほら、立ちなよ。もっと私を楽しませなさい……よっ!」

 俺の髪を掴んで立ち上げさせたユウカは俺を反対側の金網に投げつける。ガシャンという音と共に金網の鋭い感覚が俺の背中に伝わった。

「いくよ! くらえっ!」

 気が付けば目の前に全力で駆け込むユウカの姿があった。まだダメージから回復できない俺は、彼女が背を向けるのを他人事のようにみていた。
 ドゴオッ!
 ユウカのソバットが俺の腹に思い切り決まった。かかとがめり込み、俺はくの字に折れ曲がり、大量の唾を吐いた。

「うげええっ!!」

 強い……伊達に男相手に格闘オンリーで勝利した女ではなかった。その実力は俺よりはるかに上、とても敵う相手ではなかったのだ。
 ズルズルと金網を背に座り込む俺に、ユウカが嘲るような笑みでスタスタと歩み寄った。

「最初は当たりかと思ったんだけど〜。アンタもハズレだったみたい。がっかりしちゃった。もうやれそうにないから、あとはそのチンポをイジめてあげる」

 そう言うと右足を上げるユウカ。狙いは大股に開いたままの俺の股間の中心だ。今回のルールは金的も反則ではない。勢いよく振り下ろされる踵に、俺の金玉は縮みあがるしかなかった。

「んああああああああああーーーーーーーーっ!!」

 叫び声は俺ではなかった。俺の視線の先には、血の気が引いて滝のような汗を流すユウカの顔があった。男の嗜虐心を増幅させる、最高の表情だ。

「あ、おお、おああ……」

 ユウカは自分の股間を見下ろす。彼女が右足を振り下ろす瞬間、俺は狙いと研ぎ澄ました右拳をその股間にアッパーで打ち込んだのだ。会心の一撃は膣から恥骨、そして子宮に計り知れないダメージを与えたはずであり、その結果は彼女の反応が如実に知らしめていた。
 俺は打ち込んだままの拳をさらにグリグリと左右に回しながら、まるでフィストファックのように彼女の股間に押し込む。

「きゃああっ! や、やめっ、くううんっ」

 ユウカは俺の拳を押し返すように手をやったが、その際にバランスを崩して倒れ込んだ。拳は外れたが、ユウカはなおも股間を抑えて、背中を上下させながら荒い呼吸を繰り返している。

「よ、よくも……反則……よっ……こんなのっ」
「ここはバトルファックリングだぜ。金的は反則にならない、俺もあんたもな」

 俺は立ち上がり、先ほどの俺のように丸くなっているユウカの背中を蹴り上げ仰向けにすると、腰の辺りの上に座り込んだ。簡単にマウントポジションを取ることに成功した。

「くっ!」

 反射的に顔をガードするユウカ。だが俺の目的はそこではなかった。
 パァン!

「きゃうううっ!?」

 俺はユウカの胸に平手打ちを見舞った。予想外の一撃にユウカの目が見開かれる。
 パン! パン! パァン! パン!
 俺は右から左、あるいは下から上、手のひらと甲を使ってあらゆる方向からおっぱいへビンタを何度も繰り出す。そのたびにおっぱいは心地よい音を響かせ、形の良いそれはふるふると揺れる。ユウカはパニックになりながらも俺の手首を捕えようとしたが、縦横無尽の動きを追うことが出来ていなかった。

「はん! あんっ! あぁん!! や、やめてよ、きゃああ!!」

 おっぱいへのビンタに慣れてきたころ合いに、今度は顔面にも平手打ちを織り交ぜた。

「はうっ! あふぅ! うぅん……ぎゃんっ……」

そして最後に顔にもう一度平手打ちを食らわせ、ぐったりしたところを髪を掴んで立たせる。

「くぅ……」
「いくぞ、受け身は取れるよな?」

 俺はユウカの背後に回り腰に手を回すと、持ち上げ、ジャーマンスープレックスを決めた。ユウカの肩と後頭部がリングの床にたたきつけられる。

「か……はっ!?」

 明らかな脱力、もしかしたら3カウントフォールできるかもしれないが、今回のルールにそんなものはない。俺は技を解く。それかけではなく、ユウカのセパレートの上を掴み、バンザイをさせるようにして脱がせた。そして子供を持ち上げるようにユウカの背後から両脇の下を掴み持ち上げる。

「やらぁ……やめ……」

 弱弱しい抵抗を無視し、今度は正面から腰に手を回し、思い切り締め上げて持ち上げる。ベアハッグを決めた。

「うぐうううううううううう!!」

 背中を反らして痛みに耐えるユウカ。だが、俺の目的は目の前のむき出しの乳房にあった。形の良いおっぱい、その頂のピンク色にむしゃぶりつく。
 じゅる、じゅる、ちゅうううううううう!!!

「んはあああああっ!? あん、ああっ!やらあ!こんなのぉ! ひゃあああっ!」

 乳首に吸い付き、なめまわし、あるいは軽く噛みついて引っ張る度にユウカが悲鳴のような嬌声をあげる。どこにそんな体力があったのか、腕を振り回して技を解こうとするが、外すほどの力はもうない。

「それだけじゃないぞ、そらっ!」

 俺は片膝を曲げるとその膝にユウカの股間をたたきつけた。

「ひぐうっ!? ん、はぁ……」

 ユウカは身体を強張らせると、一気に脱力した。膝には汗とも異なる液体が染みついた。
 俺は何度も膝に打ち付け、そのたびにユウカは悲鳴を上げた。繰り返すほど悲鳴は弱まって行った。

「はぁ、はぁぁ……」

 そろそろフィニッシュだな……そう思った俺は、脱力し上を向くだけのユウカを降ろし、うつぶせにした。
 そしてその上にのしかかると、片腕でユウカの顔面をクラッチし締め上げ、もう片方の腕は彼女のスパッツの中に入り、肛門と膣をなで回した。

「ひぐっ、ひあああああああああああああっ!」

 ユウカは痛みの悲鳴とも快感の嬌声ともつかない声を上げた。俺は両方に力を込め、首や背骨が折れんばかりに締め上げ、もう片方は親指を尻穴に突っ込み、残りの指で膣をかきまわした。

「ひっ……ふひ……んひいぃいいいいいい!!」

 ユウカは全身を痙攣させ、腰もガクガクと跳ねだす。限界が近いことを示していた。

「よし……イけ、イき果てろ!!」

 俺は最後に本当に折れるくらい締め上げ、そして尻穴と膣を最高速度でかき回した。

「んぎぃ!あぎっ、あぐっああっ……んはああああああああああああああっ!! うああああああああああーーーーーーーーーーーっ!!!!!」

 ユウカは涙と涎でベトベトになった顔で絶叫すると、そのまま二、三度大きく痙攣し、グタリと脱力した。俺は抵抗がなくなったことを感じ取るとクラッチを外した。ユウカの上半身はリングに落ち、水気を多く含んだ音を立てた。完全にイッたのは誰の目にも明らかだった。
 しかし。
 俺は性器を露出すると、うつぶせのまま気を失っているユウカのスパッツを半分脱がし、腰を持ち上げた。そしてペニスを膣にあてがうと、いっきに中に突き入れた。

「ひぐうううっ!?」 

 強烈な気つけにユウカも覚醒したようだった。

「あれで終わりじゃ、俺のおさまりがつかないんだ。アンタが言ったように『楽しませて』もらうぜ!」

 俺はテクも何もない、ただ本能のまま野獣のようにピストンを繰り出した。

「ひぎぃ!あぐぅ! いや、やめっ、も、限界……ゆるして、ゆるしてっへええぇぇぇぇええええ〜〜〜〜〜〜〜〜っ!」

 限界を超えた凌辱に何度も許しを請うユウカだったが、その身体は反対に自ら腰をうちつけさらなる快楽を求めていた。

 「うああああああああっ!」

 俺は雄たけびを上げ、さらにピストンの勢いを増す。今までの試合で蓄積された興奮、嗜虐心、支配への欲望全てがこの身体を突き動かしている。

「はひぃっ! はひぃっ! うぐっ、うあっ、んぎいいいいいいああああああああああああああっ!くああああああああああっはあああああああああああああん!!!!」
「うおおおおおおおおっ!!」

 ユウカと俺の絶叫と同時に、ユウカの中へ俺の精液が凄まじい勢いで放たれた。
 どくん、どくん、どくん、どくん……。
 どれほど射精していたのか……俺は射精が止まるとチンポを引き抜き、立ち上がりファイティングポーズを取った。形式上はダブルKO。だが、結果は誰の目にも明らかだろう。

 「エイート、ナイーン、テーン!」

 カンカンカン! 長かった試合を終えるゴングが鳴った。

 「勝者、リョースケーーーーーーーーッ!」

 沸き立つ観衆に拳を上げて応えながら、俺は未だ意識を取り戻さないユウカを見た。汗と涎、愛液にまみれた彼女の姿は敗者であるものの美しかった。次はさらなる強敵として立ちはだかるだろう。そう思いながらも俺は充実した気持ちで、金網の扉を潜った。

終。
男勝ちになりました。Mシチュより需要ないかな?
本当はやられてもやられても復活する驚異のスタミナを持つ戦闘狂の女との戦いのつもりだったのですがなんか一方的な凌辱になってしまいました。
今度は男負けかもっと平等な勝負にしたいですね。

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