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性闘士 第九章 アオイ

性闘士 第九章 アオイ


僕は研究所を進みながら、2日前のことを思い出していた。



団長からこの作戦の指示を受けて帰った後すぐ、再び僕だけが呼び出された。



「また呼び出して悪いの。
2つ目の城について調べがついたんじゃ。
面識はないが、領主は片翼の淫魔じゃった。」



片翼の淫魔。
そして団長がわざわざ僕だけを呼び出したことを考慮すると、答えは一つだけだ。



「その淫魔の名は……?」



僕の考えは正しいだろうと確信を持って、形ばかりの質問を投げかけた。



「カイリじゃ。
お主の親の仇のな。」



とうとうここまできたんだ。
彼女だけは許せない、何があろうと僕の手で殺すんだ。



「アオイ、すまなかったの。
ワシがお主の人生を変えてしまった。」



団長は悲しげな瞳で僕を見つめている。
何故そんな表情をするんだろう。
後ろめたさを感じる必要なんてまったくないのに。



「団長には感謝しているんです。
育ててくれたことも、レジスタンスに入れてくれたことも。
団長のおかげであいつを殺すことができるんですから。」



5歳で天涯孤独となった僕は、カイリへの復讐を支えにここまで生きてきたんだ。
団長には心の底から感謝している。



「話、これで終わりならもう行きますね。
もっと魔力をつけなくちゃいけないので。」



僕は踵を返して部屋を後にする。
団長は悲しげな声色で僕の名前を呟いていたけど、気づかない振りをした。






僕は余分な考えを追いやるように頭を振り、歩みを進める。

しばらく進むと、研究室と思しき部屋に行き当たる。
中央には背丈の低い淫魔がちょこんと座していて、僕に気づいてこちらを向いた。



「わーい、侵入者だ!
いらっしゃい、私はヒナタっていうの!
何しに来たの?」



この熱烈歓迎はなんなんだろう。
淫魔はすごく嬉しそうに僕に詰め寄ってくる。
見た目と無邪気な性格から、中学生くらいの印象をうける。



「僕はアオイだよ。
侵入者じゃなくて招待されたんだ、この先に用があるから通してくれるかな?」



僕たちの目的の物は中央部にあるだろうとのことだったので、この娘と闘ってもメリットはないんだ。
力を温存する為にも穏便に済ませたいんだけど。



「ふむふむ、へー。
侵入者さん、とっても可愛いね。
本当に良いタイミングで来てくれたよー!」



僕の苦しい嘘には気にもかけずに、ヒナタは勝手な言い分を並べる。
やっぱり闘いは避けられないみたいだ。
僕はかわいいという単語に苛立ちを覚えたけど、すぐに鎮めて彼女を観察する。



とても可愛い顔をしているけど、体は年齢相応といった感じで危険に感じる部位はない。

実力は中級の中でも下位に位置する、かな。
彼女程度の実力の淫魔は、数え切れない程殺してきた。
余程のイレギュラーがない限り、負けることはないはず。



「来ないならこっちから仕掛けちゃうよ?
これの実験台になってもらうねー。」



ヒナタの言葉にハッとしとて身構えるけど、彼女の行動は予想に反した物だった。

ヒナタはいつの間にか手にもっていた、掌大で円盤型の電子機器のような物を床に置いた。
それは一拍間を置いてピーッと電子音を鳴らし、外円に沿ってピンク色の膜を張った。

何が起こるのだろうと凝視していると、膜は急激に広がり、僕たちを取り囲んだ。
それ以降は何が起こる訳でもなく、拍子抜けしてしまう。



「これだけ?
それじゃあ僕からもいかせてもらうよ。」



そう言った僕の声は、だんだん女性的な高い声へと変化していった。
もちろん故意ではなく、何が起こったのか分からず唖然としてしまう。
恐る恐る喉を手で触ると、あるはずの喉仏は消えていた。



「あはは、理解できたかなー?
あっほら、そこも消えてっちゃうよ?」



悪戯っ子のような笑みを浮かべるヒナタの視線は、アオイの股間へと向けられている。

アオイは焦ってローブをはだけると、見る見るうちにペニスが消滅していき、股間に綺麗な一本の亀裂が入った。


僕の理解の範疇を超える現象に、信じられない思いで秘裂へと手を伸ばす。
一本筋を指の腹で軽く撫でると、強烈な快感が体を走った。


夢や幻なんかじゃないんだ。
僕はこの状況を打開する手はないかとしばらく逡巡した後、ヒナタに背を向け僕たちを取り囲むピンクの膜へと駆け寄った。

女性の体になり筋肉が衰えているのか、いつものようにスピードが出ない。

僕はやっとの思いで膜にたどり着き、恐る恐る触れてみた。
膜はしっかりと実体を持っていて力を込めてもビクともしない。



「私をイカせないとここからは出られないんだよ?」



ヒナタは背後から囁き、僕の内腿にいやらしく指を這わせた。
甘く痺れるような愛撫に、僕は小刻みに体が震えてしまう。


女性は男性よりも感度が良いという話を耳にすることはよくあるけど、実体験に基づいた話ではないし僕は信じてなかった。
そんな僕の考えはあっさりと打ち砕かれた。

耳元で囁かれるという、普段では何でもないような刺激すら敏感に感じてしまう。



「アオイちゃんはとってもいやらしい体してるねー。
おっぱいも、ほら♪」



そう言ってヒナタは、僕の胸へと両手を伸ばす。
その先には、いつの間にかたわわに実った双丘があった。

僕は訪れるであろう快感にぎゅっと目を閉じて身構えたけど、予想を遥かに上回る快感が訪れる。
ワシっと僕の女房を掴み、快感を与えるいやらしい手つきで揉みしごく。



「ふぁぁっ……んっ、くぅ」



乳房への愛撫に、ビリビリと感電したような快感が体を駆け巡る。
強すぎる快感によって、未だ違和感を感じる女性的な声色に色香が含まれる。
僕は激しい羞恥に駆られ、すぐさま口を閉じた。



「もう、恥ずかしがらなくていいのにー。
こんなに敏感で大きなおっぱいは誇っていいんだよ?」



ヒナタは意地の悪い笑みを浮かべると、ローブの上から更に激しく胸を揉みしだく。

僕はなんとか逃れようと身をよじるけど、動きを制するように服の上からピンポイントで乳首をつまみ上げられる。



「〜〜〜っ!…あぁぁぁっ!……はあ、はぁっ」



激しい官能によって体が熱を持ち、力が抜けて行く。
僕は自分で立って居られず、へなへなと床に腰を落としてしまう。
ヒナタはローブを力任せに剥ぎ取り僕の裸体を晒す。

ヒナタは僕の正面に回るといやらしい目つきで全身を観察する。



「うん、うんうん!
予想以上に可愛くなったねー。
イジメたくなっちゃうなあ。」



確かめようがないけど、性器や体つきだけでなく顔も変化するみたいでヒナタは満足気に頷くと、にこにこと無邪気な笑顔を向けてくる。

その隙に僕は魔力を全身に行き渡らせ、鈍っていた体を活性化した。



僕は素早く立ち上がり、ヒナタから距離をとって思索に耽る。

この膜の内側では女体化してしまうということだと思う。
ここからは出られそうもないけど、この敏感すぎる体では分が悪すぎる。
これがどれくらい持続するものなのか分からないから、防御に徹してもジリ貧になりそう。

となれば勝ち目は薄いけど、ヒナタをイカせるしかない。



「ふふー、アオイちゃんてば私と闘うつもりなんだね?
可愛いのに可愛くないなーっ。
そういうことなら私も本気でいくからね。」



ヒナタは不機嫌そうにむくれた顔でそう宣言して、白衣を脱ぎ捨てた。
白衣の下は何も身につけておらず、ヒナタの綺麗な柔肌が露わになる。



「この部屋の先に用事があるだけなんだけどね。
その邪魔をするなら全力で相手をするよ。」



僕は漢らしくそうハッキリと宣言し、身構える。
その行動は、「可愛い」とからかわれた際の僕の癖のようなもので、女体化していることを忘れていた。
それは余程アンバランスだったのか、ヒナタがお腹を抱えて笑っている。



「いくよ。」



馴れ合うつもりはないという意思を伝えるため、あえてリアクションをとることはせず、準備の整っていないヒナタへと接近する。


あっさりと組みつくことができた。
僕はヒナタを押し倒すと彼女の指を絡め取り、恋人つなぎで床へと押し付ける。



「アオイちゃん、不意打ちとはマナーがなってないねー。
そこらへんも叩き込んであげなきゃだね。」



圧倒的に不利な体勢に持ち込まれたというのに、ヒナタは余裕な表情を浮かべ上から物を言う。
僕は彼女の言葉を遮るように唇を塞いだ。

柔らかなヒナタの唇をこじ開け、彼女の口内へと舌を進める。
熱くぬめるヒナタの舌を絡めとりながら、口内をねぶる。

僕の大きすぎる乳房がヒナタの胸の上で形を変える。
おっぱい同士をこすり合わせるのはこんなに気持ちいいものなのかと、女性の体に対して羨望の念がかきたてられる。

結合部からは淫らな水音が漏れ室内に響き、劣情が催す。
僕は夢中になって、呼吸をするのも忘れてヒナタを貪った。



「ぷぁっ…くちゅっ、んんっ……はあ、はぁっ
何で、こんなにっ……んんぅ」



ヒナタは上気した顔に苦悶の表情を浮かべ、肩で息をする。
その様子に僕は興奮を隠しきれず、再び唇を奪った。



自分で言うのもなんだけど、僕の強みは淫魔との豊富な交わりだと思う。

そのおかげで淫液への耐性がついただけでなく、淫魔が知覚できる魔力のボーダーを把握できるようになった。
もちろん個体差はあるから、余裕を持って控えめにするんだけど。

現に今もヒナタに気づかれることなく、魔力を込めて攻めていられる。



僕の唾液には淫魔のように感度を上昇させたり堕落へ誘うような効果がある訳じゃない。
唇や口内は性感帯だけど、他部位に比べたら微弱なものだ。

つまりこの行為はお互いの気分を高める為のもので、ダメージを与えるためじゃないんだ。



頃合いを見計らって顔を上げると、二人の間に銀色の唾液の橋がかかった。

ヒナタは頬を赤らめ、余韻に浸っている。
僕は征服感を刺激され、彼女の更なる痴態を求めてしまう。



「さっきまでの強気な態度はどうしちゃったの?
まあ女の子にはマゾの娘が多いからしょうがないとは思うけどね。」



僕はここぞとばかりに慣れない言葉攻めをしながら、表情を覗き見てみた。
この行動は逆に彼女に火をつけてしまったようで、妖艶な笑みを浮かべて僕を見つめている。

一瞬ドキッとして体を強張らせたけど、すぐに思い直す。
ヒナタの心境がどう変化しようが身動きとれないんだから、臆することはない。



「言いたいことはそれだけかなー?
もう、ちゅーは十分だよね。」



ヒナタは妖艶な笑みを浮かべたまま、腕に力を込めて抵抗を始めた。
完全に押さえ込んでいたはずの僕の両手が押し返されていく。



「ふふーん、非力な体は慣れないでしょ?
さっきまでは好きにさせてただけだよ。」



そう言ったヒナタの顔は僕の眼前で得意げな表情を浮かべている。
大きく腕力の差があるのか、それとも僕が扱い切れてないだけなのか分からないけど、非常にまずい。

一回ヒナタから距離をとろうと腰を上げたところで、彼女に脚を捉えられた。
後方に重心をかけていた僕は当然のように尻もちをついてしまう。



「アオイちゃーん?
さっきの言葉、そっくりそのままお返しするよ。」



僕の下半身をM字で拘束すると、ヒナタは意地悪な笑みを浮かべ僕を見上げる。
身をよじって拘束を解こうとするけど、腕でしっかりと押さえつけられててびくともしない。



「もー、もっと真剣に抵抗してよ。
張り合いがないなあ。」



まるでアオイが嫌がっていないような言い草に、そんなことはないと抗議の声を上げようとした口から出たのは、淫猥な嬌声だった。
ヒナタはアオイの表情を盗み見ながらタイミングを計り、しとどに濡れている秘部へ舌をベロリと這わせたのだ。



「ふあぁぁっ、んっ……なんだ、これぇっ」



ヒナタの熱くぬめりのある舌が、ねちっこくワレメをなぞる。
たったそれだけの行為だが、初めて感じやすい女性の体になったアオイにとっては強すぎる刺激だった。
それを踏まえてなのか、ヒナタはじっくりとならすようにその行為のみを続ける。



「ふふ、どーかな?
女の子の体は感じやすくて素敵だよね。
こんなに気持ちいいんだもん、マゾになっちゃうのも仕方ないって思わない?」



ヒナタの幼いながらも色気を備えた顔が、艶美な笑みを浮かべて僕を見つめている。
明確な問いかけの言葉に、僕は顔を背けて応えた。



「可愛気ないなー。
それじゃあそろそろ素直になれるお薬、塗ってあげるね。」



ヒナタは淫らに唇を歪ませると尻尾の先端を開き、強力な催淫性のある液体を秘部目掛けてふりかける。
ヒナタはそれを舌で舐めとり唾液と絡ませながら、熱く濡れる膣内へ丹念に塗り込んでいく。

淫魔が分泌する中でもトップレベルの催淫性をもった媚薬を粘膜から吸収し、身が焼き切れるほどの快感がアオイを襲う。



「うあ、くうぅぅっ…はあ、はぁっ……お願い、やめてっ」



もはやアオイに体裁やプライドを気にかける余裕はなく、恥も外聞もなく必死に懇願する。
その行為は逆にヒナタの加虐心を煽り、情熱的な愛撫が続く。



「そうそう、そういう素直な言葉がもっと聞きたいな。
ふふ、こっちの具合はどうかなー?」



ヒナタは嬉しそうに目を細めると、唇をクリトリスの周りを囲むように押し当て包皮を剥いた。
反応を見る為に足の間からアオイの顔をじっと見つめ、外気にさらされている肉芽に舌を這わせる。
敏感すぎるその場所へ優しく丁寧に、媚薬を絡ませた舌で愛撫していく。



「あっ、んああぁぁっ……お願い、ほんとにやめてっ……なんかっ、きそうっ」



射精感とは違う絶頂感が湧き上がり、アオイは声をうわずらせ涙ながらに許しを請う。
男の絶頂とは比べものにならないほど強烈な快感に、アオイの四肢はぐったりと力が抜けていく。



「嫌がってる振りしてもお見通しだよー?
こーんなにおまんこ濡らしちゃって、いやらしいんだー。」



ヒナタはくすくすと嘲笑すると、拘束を解き立ち上がる。



ヒナタの怒涛の攻めが突然終わりを向けた。

涙でぼやけた視界で辺りを見渡すと、ヒナタが僕に背を向けて立っているのが見えた。
何か魔術を発動するつもりなんだと思う、彼女は手を前にかざしたまま静止している。



これはチャンスだという考えが頭をよぎる。
今魔力を全身に巡らせれば、油断しているヒナタに後ろから組みつくことができるかもしれない。

僕ははやる気持ちを抑えて今一度考え直した。
どのくらいの規模の魔術を発動するのか分からない以上、僕が先に動けるようになるとは限らない。
この先何戦あるか分からないのだから、魔力の無駄な消費は避けるべきだ。

確実な好機が訪れるまで、なんとか耐えなきゃ。



僕が考えをまとめ終えるのとほぼ同時に、ヒナタの魔術が発動した。
ヒナタが発動したのは転送の魔術だったようで、僕たち二人が並んでも余裕で映るほど大きな姿見が鎮座している。



「よーし、準備完了だよ。
いやらしーいアオイちゃんなら、もう何に使うか分かっちゃったかなあ?」



ヒナタはその場で振り向いて、淫らに微笑んだ。
アオイは用途が分からず、熱に浮かされた表情のまま、思考を巡らせている。


鏡なんて、身だしなみを整えるくらいしか用途が思いつかない。
もしかしたら僕の知らない、鏡を媒介とした魔術を使うのかもしれない。
そんなことを考えて身構えたけど見当違いだったようで、ヒナタは姿見から距離をおく。



「もう、難しく考えすぎだよ?
もっと単純に考えてみてよ。」



ヒナタは僕の背後に回りこむと、力任せに上半身を起こしてきた。
そのまま僕の背中にぴったりと密着する形で腰を下ろす。
背後から耳打ちをするように言葉を囁き、耳朶を口に含んだ。



「はーい、あんよ開きましょうねー……よいしょっと。」



冷めやらぬ官能のせいで非力になっている僕への皮肉なんだろう、ヒナタは幼児をなだめるような言葉を囁く。

彼女は僕を小馬鹿にしたような態度のまま、脚同士を絡ませる。
そのまま流れるような所作で脚部をM字に象らせ、軽く固定した。



「ほら、前を向いてー?」



優しく語りかけるような口調に、僕は思わずヒナタの言う通り前を向いてしまう。

視線の先には大きな姿見があり、鏡の中では容姿の整った女の子が、恍惚とした表情を浮かべていた。



「よーく見て、とっても可愛くていやらしい体してるよね。」



瞳に涙を浮かべ、切なそうに身悶えする女の子と目が合い、どこかぼんやりとしていた思考が一気に覚醒する。
これは鏡に映った僕だ。

気づけば僕は鏡から目が離せなくなっていた。
鏡の向こう側のヒナタと目が合うと、彼女はいやらしく笑みを深めた。



「これがアオイちゃんのおっぱいだよ。
すっごく大きくって、とーっても柔らかい。
ハリもあって理想的なおっぱいだね。」



ヒナタは嬉々としてアオイの胸を弄んでいる。
アオイの乳房は彼女の手の中でいやらしく形を変え、その様をまざまざと見せつけられ、興奮が募っていく。



「そしてこれが、アオイちゃんの乳首。
きれいなピンク色でとっても美味しそうだねー。」



ヒナタは恍惚とした表情で、重力に逆らいツンと上を向いている両の乳首を、指の腹でこねるように優しく愛撫する。
その刺激に、アオイの口から甘い嬌声が漏れ出る。



淫らな自分の女体を鏡ごしに見せつけられ、女性の声帯で喘ぎ声を上げる。
それらと積もり積もった快感が相まって、僕は自分が男なのか女なのかよく分からなくなるほどに惚けていた。



十分に喘がせた後、ヒナタは指先に力を込めて敏感な先端をつまみ上げ、指の腹をこすり合わせる。



「んああぁぁっ……それダメえぇっ」



プライドや羞恥心が喘ぎ声を上げさせまいと自制するが、それを容易く超えるほどの強烈な快感が襲う。
開ききったアオイの口からは、唾液と悲鳴のような喘ぎ声が漏れる。



「んふふー、さっきよりずっと可愛くなったね。
でもこっちはおしまいだよっ。」



体を貫くような快感がやっと終わり、アオイは肩で息をする。
瞳はまっすぐに鏡を捉え、ヒナタの手を目で追う。



「次はここ、おまんこだよ。
ほら見て、クリトリスが触ってほしいよーって皮から顔を出してるよ。」



ヒナタからの一方的な愛撫で興奮したという事実を改めて自覚し、アオイは赤面して目を伏せる。



「アオイちゃん、ちゃんと見なきゃだめだよ。
次はねー、ナカを見てみよっか。
綺麗なピンク色のヒダヒダが丸見えでとってもいやらしいね。」



ヒナタは二本の指を秘烈に押し当て左右に開く。
そしてアオイに自らの内部を見せつけながら事細かに説明し、辱める。


ヒナタのスペード型の尻尾がゆらめきながら、羞恥と快感の余韻で打ち震えるアオイの脇を通り、秘部の前で動きを止める。

尻尾の先が開き、内部で淫らにうねる媚肉から特濃の媚薬が、秘部目掛けてたっぷりと射出される。
ヒナタはその白濁とした液体を指先ですくいとり、熱く濡れる内部に再び塗り込んでいく。

粘りのある媚薬をまとった指で膣内をかきまわされ、敏感になっているアオイの感度が更に上昇する。



「アオイちゃんのおまんこ、嬉しそうに指をくわえてくるよ。
愛液もほら、こーんなにとろっとろ。」



ヒナタは十分に媚薬を馴染ませてから指を引き抜き、愛液がしたたる指を見せつける。
愛液と媚薬が混ざり合った、むせかえるような甘い香りが鼻腔に広がる。



「十分ほぐれたよね。
それじゃあそろそろお楽しみといこっかなー。」



ヒナタは妖艶に笑みを浮かべ、尻尾をくねくねとしならせながら先端でアオイの秘部をつつく。
一息つき、ずぶずぶとゆっくり膣内へ挿入していく。



「いっ……あっ、ああぁぁぁっ」



痛みを感じたのはほんの一瞬で、あとはひたすらに暴力的なまでの快感が、アオイの体に走る。
その刺激は強烈で、アオイは呼吸すらままならず喘ぎ声を上げる。



「処女喪失おめでとー♪
あ、血出てるよ、痛くない?
って顔見れば一目瞭然だね。」



僕の秘烈から、破瓜の証である鮮血と白濁液が混ざったものが溢れてくる。

男の体の時にもアナルに挿入されることは度々あったけど、そんなのとは比べものにならないほど気持ちいい。
こんなにゆっくりとした動きなのに、快感で思考回路が焼き切れそうになる。



「あはは、まだ入れただけなのに大丈夫?
気持ち良いのはこれからだよー?」



ヒナタ は意地悪く笑い、尻尾から媚薬を吐き出しながら抽送を開始した。
まだ塗り込まれていない、膣内の深いところまで吸収性と即効性の高い媚薬が流れ込み、染み込んでいく。

硬く閉じられていた未開の膣を媚薬で弛緩させ、切り開いていく。
とてつもない快感に、アオイの体は強張り、白い肌にはじっとりと汗が浮かんでいる。



「あっは、アオイちゃんのおまんこ、きっつーい♪
あ、クリちゃんも触ってあげないとねー。」



アオイにはもはや言葉は届いておらず、結合部から溢れる白濁とした液体を、虚ろな瞳で見つめている。
ヒナタはそんなアオイの肉芽を、優しくつまむ。

女の悦びを知ったばかりのアオイには過激すぎる快感が走り、上半身が弓なりにしなる。
ヒナタは空いている手をアオイのお腹に回し、動きを制することで征服感を満たす。



「そろそろ一回イカせてあげようかな。
うふふー、気持ちよすぎて男の体に戻りたくなくなっちゃうかもねー。」



一度は無意識に逃れてしまう程に強い快感にもやっと慣れ始め、アオイは肩を上下させ荒い息をついている。

そんなアオイに、無慈悲にもヒナタはスパートをかけていく。


ヒナタは、赤く湯だったようなアオイの耳に舌を這わせる。
一通り舐め終えると、耳の穴を舌で埋め尽くした。

尻尾は激しく抽送し、膣内をかきまぜる。

クリトリスと乳首を同時に、強めにつまみ、指の腹で滑らせコリコリと刺激する。



「ぴちゃ、ぴちゃ……じゅるるるっ
ふふ、イッていいよ。」



ヒナタは優しく囁くと、膣内でくねっている尻尾を脈打たせ、大量の媚薬を子宮へ注ぎ込む。



「ふあぁぁぁぁっ…あっ、あっ、あぁぁっ……」



甲高い悲鳴のような嬌声を上げ、体がびくびくと痙攣する。
許容量を超えた快感に脳がスパークし、体は痙攣が止まらない。



「あはは、すごいすごーい。
このまま昇天しちゃいそうだよ?」



ヒナタは心底楽しそうに笑い、尻尾を引き抜いた。
アオイの膣口からは入りきらなかった媚薬と愛液が、どろりと溢れ出す。

快感に打ち震えるアオイを床に寝かせ、立ち上がる。



「あー、楽しかったあ。
次は何で遊ぼっかなー♪」



ヒナタはアオイに背を向け、鼻歌交じりで、魔具を漁り始めた。



ぼんやりとした意識が、だんだん鮮明になってくる。

僕の後方からあれでもない、これでもないというヒナタの声と、何かを漁る物音が聞こえる。

一気に意識が覚醒した。
何を探しているのか知らないけど、チャンスは今しかないはず。
僕は全速で魔力を全身に行き渡らせる。



「うーん、あれもいいけどこれも捨てがたいしなー。」



なんとか魔力を行き渡らせ、体を活性化することができた。
後方からは、ヒナタの何かを決め兼ねる唸り声が聞こえる。


僕は絶頂後の火照った体で、気づかれないようにゆっくりと立ち上がった。



ヒナタは僕に気づかず、背を向けて何かを漁っている。

僕が女体化した原因の魔具は、僕の後方にある。
見た目機械っぽいし、イチかバチかでこれを破壊してみようか。

それとも後ろから組みついて不意打ちするか。
どっちにしようかな。





1.魔具を破壊する
2.ヒナタに不意打ち






<1.魔具を破壊する>


ここは魔具の破壊を優先するべきだと思う。
こんな非力で敏感な体ではどう頑張っても勝てそうにない。
壊せるかどうか分からないけど、やってみる価値は十分にある。



僕は意を決すると、足音をたてないようにすり足で後退していく。
しばらくすると目標に到達した。

さて、どうしようかな。
そんなに頑丈そうでもないし、魔力は消費したくない。
取りあえず床に叩きつけてみよう。


僕は円盤型の魔具を手に取り、振りかぶって床に叩きつけてみると、魔具はあっさりと壊れた。
内部で嫌な音が響き、プスプスと黒煙が立ち上る。

僕たちを覆うピンク色の膜が、徐々に収縮して中央へ戻っていく。



「え……あああああああーっ!!!」



物音に気づいて振り向いたヒナタは、しばらく事態の把握に時間を使い、悲鳴を上げた。



「ひっ……あ、その、ごめんなさい。
こんなに脆いと思わなくって、それで…」



ヒナタの態度に動揺し、思わず謝罪と言い訳が口をついて出る。
さっきまでさんざん攻められていたからか、まだ男の体に戻っていないからなのか、無意識の内に怒りを買わぬようにと丁寧な言葉遣いになる。



「どうしよう、どうしよう……引き渡しは明日なのに。」



ヒナタは気の毒になる程おろおろしている。
取り乱している彼女とは対照的に、僕は落ち着きを取り戻していく。



「えーっと、大丈夫?
これ大事な物だったんだ、ごめんね。」



声がだんだん低くなっていく。
急いで喉を触ると、さっきまでなかった喉仏がある。
他の部位も、本来の形へと戻っていった。

やっと男の姿に戻れたんだ。
もう二度とこんな体験はごめんだと心底思った。



「全然大丈夫じゃないよ!
うぅ、ヴェーラ様におしおきされちゃうよ…」



ヒナタは瞳を涙で潤ませ、下を向いている。
ここまで落ち込まれると、罪悪感もひとしおだ。

いや、そんなことよりもヒナタの口から聞き逃せない単語が飛び出した。
ヴェーラ…マイを連れ去った非量産型淫魔の名前がそうだったはず。



「これ、領主のヴェーラに渡す物だったの?」



別人の可能性も考えて、領主と付け加えて質問をする。
ヒナタの口ぶりからすると、恐らくこの魔具の開発を任されていたんだと思う。

ヴェーラの居場所が分かれば、マイや連れ去られていった団員の皆を助けに行けるかもしれない。
僕は、はやる気持ちを抑えて答えを待った。



「そうだよ、もう!
ヴェーラ様は期限とかにうるさいって噂だし……あー、どうしよう。」



良かった、別人じゃないんだ。
繋がりがあるってことは、ヴェーラの拠点を知っているかもしれない。
そうすればマイや、連れ去られた団員の皆を取り返しに行ける!



「ヴェーラは今どこにいるのか教えてくれないかな。」



ややあって、僕のこの問いに平常心を取り戻したヒナタはいやらしく微笑み、口を開いた。



「そんなこと知っても意味ないよ?
これからアオイちゃんは私の大事なモルモットになるんだから。」



穏便に済ませればと思ったけど、そう上手くもいかないみたい。
ヒナタは淫らに唇を歪ませたまま、こちらに歩み寄ってくる。
僕も覚悟を決めてヒナタに向き合い、戦闘態勢に入る。

僕は即座に足に魔力を集中させ、人間離れしたスピードでヒナタの背後をとった。
そのまま後ろから組みつき、彼女の胸と秘部へ手を伸ばす。



「アオイちゃん、スピードだけはあるんだね…ちょっとびっくりしちゃったよー。」



片足を割り込ませ、ヒナタの股を開かせる。
そのまましとどに濡れている秘部を、指で愛撫していく。
空いている手で、Bカップ程度のヒナタの乳房を揉みしだく。



「あっ…んぅっ……アオイちゃんいじり慣れてるね、プレイボーイだ。」



ヒナタは余裕のある表情で僕をからかう。
それを無視して、懸命に愛撫を続ける。

一旦魔力を込めて攻めれば、ヒナタも焦って本気でかかってくるはず。
一方的に攻めれる体勢か、挿入戦に持ち込むまでは手の内を見せるべきじゃない。



「あんっ…人間にしてはやる方だけど、物足りないなあー。
それに、この体勢は私も攻めれるんだからね?」



ヒナタはこちらを振り向き、にやりと笑った。
その直後僕のペニスが暖かく、ぬめる何かに包まれ、快感が走った。
視線を落とすと、ヒナタの尻尾が僕のモノを根元まで咥え込んでいた。


尻尾内部の媚肉と淫液が、アオイの肉棒を揉みくちゃにしている。
ところが比べ物にならないほど強烈な、女性の絶頂を体感したばかりのアオイにとって、この刺激は物足りなさすら感じる。



「あれ、あんまり効果ないなー。
じゃあこれでどうだっ。」



ヒナタはおもちゃで遊ぶ子どものような無邪気さで、肉棒を包む尻尾を後ろ手で強く握り、上下に激しく扱く。
その行為で、尻尾内部の肉ヒダの感触がよりダイレクトに伝わり、思わず腰が引けてしまう。



「ふふ、逃がさなーい。」



ヒナタはイタズラっぽくそう言うと、力を込めて両足をぎゅっと閉じた。
彼女の股の間に割り込ませていた僕の片脚は捉えられ、重心が後方に傾いていた僕は、当然のように床へと落ちていく。

片脚を放り投げる形で、勢い良く尻もちをついてしまった。
僕の臀部を強烈な鈍痛が襲う。



「ごめんねー、アオイちゃん。
でも私、攻める方が好きなんだ♪」



僕が涙ながらに痛みを耐えている間に、ヒナタは体勢を変えて僕を見下ろしていた。
焦ってすぐに立ち上がろうと思ったけど、彼女の行動を見て止めた。



「淫魔のおまんこでイカせてあげるね。
骨抜きにした後は、一生私の実験台として飼ってあげるー。
ふふー、素敵でしょ?」



騎乗位、これなら僕も攻めることができるし、ヒナタは弱点を自ら晒しているようなものだ。
僕が魔力を使えるってまだ気づいていないみたいだから、しょうがないけど。


ヒナタの膣は、カチカチに張り詰めているアオイの肉棒を、ズブズブと苦もなく飲み込んで行く。
最奥まで導くと、淫らな腰使いでアオイの陰茎を攻め立てる。



「淫魔のおまんこ、すっごいでしょー。
アオイちゃんは何秒もつかなー?」



ヒナタは小馬鹿にした態度で見下ろしてくる。
僕はヒナタに優しく微笑み、彼女の細腰を掴んで逃げられなくする。

もう隠す必要はないんだ。
この我慢比べなら、僕が負ける道理はない。
僕は渾身の魔力をペニスにまとい、反撃を開始した。



「んっ…はぁっ、はぁっ……わざわざ掴まなくっても、逃げたりしないよー?
やっ……あっ、ひゃああぁっ」



僕が動きを開始するのと同時にヒナタの口から嬌声が上がり、激しく乱れ始める。
僕が腰を動かす度に、ヒナタは面白いくらいに体を目一杯しならせる。



「ひっ……あっ、ああぁぁっ……なんでっ、魔力があっ」



ヒナタは息も絶え絶えに言葉を絞り出す。
僕はそんな彼女に、穏やかに笑みを浮かべて言葉を返した。



「隠しててごめんね、僕は淫魔とのハーフなんだ。
ヒナタちゃんにも女の悦びを教えてあげるよ。」



そう言って、僕はゆっくりとした腰の動きを少しずつ早めていく。
決して逃がさないという意思を伝えるため、手はしっかりとヒナタの腰を掴んでいる。



「あ、ああぁぁっ……はあ、はあっ……ちょっと止めてえっ」



ヒナタは媚びるような声色で、必死に動きを止めるよう懇願する。
アオイはその様を見て興奮し、更に陰茎が硬く膨張する。



「ヒナタちゃんは淫魔だから、攻められて絶頂したことなんて殆どないよね。
貴重な女体化の体験をさせてくれたお礼に、本当の絶頂を体感させてあげるね。」



僕はヒナタの対抗心を煽る言葉をかけ、単調なピストン運動に新しい動きを加える。
一番奥まで貫いた後、2秒程腰で円を描くようにグリグリと押し付ける。

この動きによってヒナタのクリトリスが擦られ、嬌声が一層甲高くなる。



「はあ、はぁっ…こんなの、全然っ……ひっ、ああぁぁぁっ」



ヒナタは僕の言葉でムキになり、瞳を潤ませながら必死に抗おうとしている。
彼女が言葉を発したのに合わせて一際激しくクリトリスを擦り、言葉を遮る。

ヒナタの膣は、クリトリスへの刺激で粘性の高い愛液をドロドロと分泌する。
それと同時に、挿入されている肉棒をぎゅうぎゅうと締め付けながら奥へ誘う。

あまりにも強烈な女性の快感を体感したことで、中枢神経が鈍化しているんだと思う、いつもほどの快感は感じない。



「あっ、あっ……やあぁぁぁっ
お願い、もうやめへぇ。」



ヒナタの紅い舌はだらしなく伸びきり、呂律が回らないながらも必死に許しを請う。



「まだまだ僕は満足してないからさ、もうちょっと頑張ってよ。」



もうヒナタには体勢を維持する力すらなく、僕の上半身に倒れ伏す。
僕は彼女の臀部を強く下に押し付け、ペニスを深く咥え込ませる。
そのままめちゃくちゃに腰を突き上げていく。



「ひうぅぅっ……こんなの、おかしくなっちゃうっ」



ヒナタが上体を倒した結果、コウの陰茎が一突き毎にGスポットを抉るようになり、快感が格段に跳ね上がる。
開きっぱなしになっているヒナタの口からは甘い吐息と嬌声が絶えず漏れ、アオイの興奮を促す。



淫魔の膣は弱点であると同時に最大の武器でもある。
昂っていくにつれ、愛液の濃度が増し、膣内は貪欲に絡みついてくる。
これは僕が今まで闘ってきた淫魔全てに共通することで、無意識に体がそう反応しているんだと思う。
そして、何度も淫魔と交わって見つけた、もう一つの無意識下の行動がある。



「んぅっ…はぁ、はぁっ……お願い、もうやめへぇ」



突然アオイの動きが止まり、その隙に、ヒナタは恍惚とした表情で必死に懇願する。



僕はヒナタの尻尾の根元を掴み、先端を手繰り寄せた。
ヒナタの尻尾は、他の淫魔と同じようにパクパクと開閉し、獲物を捕らえようとしている。

僕はその尻尾の先端を、勃起して外気に晒されているクリトリスへと押し付けた。



「しっ…ぽ?
うそ、なにこれっ……ひゃあぁぁっ」



ヒナタの尻尾は、自らのクリトリスを咥え込んで離さない。
なるべく奥へ誘おうと、敏感すぎる肉芽を吸引しながらなぶる。



僕は上体を起こしてヒナタの膝裏を持ち上げ、押し倒した。
正常位の体勢に持ち込み、徐々に腰の動きを速めていく。



「ひぅっ……やあっ…これ、すごいよぉっ」



ヒナタのGスポットを肉棒が、クリトリスを自らの尻尾が、そして乳首をアオイの指先が、それぞれ的確に攻め立てる。
既にヒナタには快感に抗おうとする意思が見られない。



「いやぁっ……んんっ、はぁっ……イッちゃいそぉ」



強烈な快感が断続的にヒナタを襲い、彼女の膣がアオイの肉棒をぎゅうぎゅうと締め付け、絶頂へと誘う。


このままじゃ僕も危ない。
そろそろイカせてしまおう。

僕はヒナタの脚を両手で引き寄せて思い切り腰を打ち付け、スパートをかけていく。



「あっ、あっ、あっ……んんっ…はぁ、はあっ
や、これっ……すごいぃぃぃっ」



ヒナタの唇の端から透明の唾液が、糸を引いて床に流れ落ちる。
ヒナタの体は弛緩しきり、僕が与える快楽に身を委ねている。

ヒナタの痴態に僕は興奮して、これ以上ないくらいに速く腰を打ち付けていく。



「もうダメっ……イクっ、イッちゃうよぉ
んっ、んっ……やっ、あぁぁぁっっ」



一際高い嬌声が上がった後、ヒナタは体をビクビクと痙攣させ、絶頂に達した。
膣が激しく収縮し、アオイの肉棒を痛いくらいに締め付ける。
この刺激が引き金となり、ヒナタの絶頂からややあってアオイは射精した。



ーーーーびゅっ、びゅーっ……どぷっ、どぷっ、どぷっ



絶頂に達し敏感になっているヒナタの膣内へ、大量の精液を注ぎ込んでいく。
ヒナタの膣内は一滴残さず搾り取ろうと、貪欲に締め付けてくる。


長い射精がやっと終わり、僕はペニスを引き抜いた。
ヒナタの膣口は、物欲しそうに開閉し、入りきらなかった精液がごぽっと音を立てて溢れてくる。



僕はそこで力尽き、ピクピクと痙攣しているヒナタの上に倒れ伏した。
奥歯に仕込んである、魔力を回復する薬を噛み砕き、疲弊している全身を活性化する。



なんとか勝てたけど、本当に危ないところだった。
こんな危険な魔具の開発までされてたなんて…
とにかく先に進もう、この先に目標物があるはず。



僕は、ヒナタの淫核から魔力を吸収してその場で軽く体を伸ばした後、歩みを進めた。
待ってくださっていた方、お待たせいたしました。
遅れちゃいましたが、アオイ視点です。
予定していたよりも文量がかなり多くなっちゃいました。

女体化→レズで攻められっていうのが大好きなんですが、マイナー嗜好なのか、ゲームとかであまり見かけない気がします。

受けはよくないと思いますが、書きたい物の一つだったので、自己満として。

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