性闘士 第六章 アオイ BAD END
<2.挑発にのる>
策とは分かっているけど逃げる事はできない。
この淫魔は僕をバカにするのに飽き足らず、僕が闘ってきた淫魔たち全てを侮辱したんだ。
ここで退いて根性無しと思われるのも忍びない。
「分かった、出来るもんなら10秒でイかせてみてよ。」
いくらなんでも10秒でイくはずがない。
もしサクラが強行にでても力は僕の方が上なんだから、振り払えばいい。
「本当に良いんですの?
後で後悔しても遅いですわよ。」
サクラは扇情的な表情を浮かべると、更にアオイを煽る。
アオイは目をつぶり、言葉を発しない。
サクラはその明らかな受け入れる意思に目を細めると、地べたに座るアオイに近づく。
「ではいきますわよ?
んんっ……じゅるっ…じゅる」
既にカウパーが垂れるほど高まっている肉棒を、サクラは飲み込み口内で刺激する。
物欲しさからか、サクラは同時に自慰をはじめた。
確かに気持ちいいけど、これなら10秒どころか5分はもつね。
僕は密かにほくそ笑むと、残りの秒数を数える。
10秒が経過したぞと彼女に伝えるも口淫を止める気配がない。
サクラを引き剥がそうとしたところで、愛液でぬめる彼女の指が僕の菊門へ挿入される。
ーーーーにちゅ…にゅるるっ
度重なる淫魔との交わりで、僕はアナルを何度攻められたか数え切れない。
僕の意思とは裏腹にほぐされ、拡張されてしまったアナルは、容易くサクラの指を飲み込んでいく。
サクラの指は迷う事なく僕の前立腺を探り当て、執拗に刺激してくる。
迂闊だった。
力で優っているからと生まれた隙を突かれ、サクラを引き剥がせないほどに弛緩してしまった。
僕は約束を反故にした事を指摘し、止めるよう訴える。
「じゅっぽ、じゅっぽ……じゅるるるるっ……ぷはっ。
ふふ…10秒経ったら止めるなんて言った覚えはありませんわよ。」
サクラは意地悪くそう言うと、再びねっとりと口で攻めたてる。
アナルへ挿入した指は前立腺を揉むように、淡々と刺激を続けている。
アオイの鈴口からはダラダラと止めどなくカウパーが流れだす。
「じゅっぽ、じゅっぽ…じゅぷっ……はぁ、はぁ。
我慢汁が凄い事になってますわよ、ふふ。」
陰茎を解放したサクラの口から唾液と我慢汁の混ざった液体が、重力に従いだらりと地面に垂れる。
アオイに言葉を投げかける間にも攻めを緩めず、サクラは空いている手で肉棒を扱き上げる。
「ひっ…ああっ……もうやめてっ…ください。」
アオイはせめてもの抵抗として喘ぎ声を堪え、弱味を見せまいとしていた。
終わりの見えない激しい攻めは、そんなアオイの心を折り、降参の言葉を出させる。
アオイが発した言葉には自分の命運を握っている捕食者へ媚びる色が含まれていた。
サクラはそれに気をよくし、ご褒美とばかりに攻めを激しくする。
「もうじきわたくしの物になるんですから、その気持ちを忘れない事ですわ。」
僕はこの言葉を聞いて、我に返る。
僕たちが淫魔に連続して射精させられた場合、意識を保っていられるのはせいぜい三回までだ。
僕はまだ一回しか射精してないからまだ勝機はあるんだ。
一番のチャンスは僕がイった後だ。
次の体位に移る隙を狙おう。
アオイが自らを奮いたたせている間も、サクラは冷淡に絶頂へ導いていく。
そして、呆気なく二回目の射精の時が訪れる。
ーーーーどぴゅっ…どぴゅっ…どぴゅっ、ぴゅっ
アオイの体が激しく痙攣すると、大量の精液がリズムよく吐き出される。
射精している最中にも関わらず、サクラは攻めを緩める事はなかった。
アオイの腰が跳ねるのに合わせてサクラは前立腺を抉るので、予定量以上の精液が発射される。
長かった射精が終わった。
サクラは一滴もこぼすこと無く口で受け止めると、最後の一口を飲み干し、顔を上げる。
次はどの体位で来るんだろうかという事だけが頭にあり、僕は神にも祈る気持ちでサクラを見上げる。
彼女は一度微笑むと、硬さを保ったままのペニスを再びしゃぶり始める。
「ああっ…そん…な」
これではどうやっても勝ち目はない。
アオイの抱いていた微かな希望は絶望へと変わり、意図せず落胆の声が漏れる。
「じゅぽっ…じゅぽっ……んちゅっ…はぁっ
途中から何かに期待してるとは思いましたけどそういう事でしたのね。
ああ、その絶望に満ちた表情とても素敵ですわ。」
ひどく興奮した様子でそう言うと、サクラはフェラを再開する。
その動きは先程よりも熱が入っており、アオイが感じるポイントをねちっこく攻める。
僕の運命は、彼女の挑発に乗った時に既に決まっていたんだ。
僕の心に後悔の波が押し寄せるのと同時に、意識が遠のいていくのを感じた。
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