BFS ハンデキャップマッチ
カール=藤見(>>615)対 ミラ子 (>>622)
「さぁ今夜もやってきましたBFSのお時間です。
男と女の性なるバトル。意地と裸のぶつかり合い。
今宵栄光を手にするのは果たして○ンコでしょうか○ンコでしょうか。
実況はワタクシ、バイアグラ大塚と」
「こんばんは〜 はるかです〜 今日は〜 すぺるまげすとということで〜」
「スペシャルゲストですはるか選手」
「そう〜 そんな感じで〜 解説におよばれしました〜 みなさんよろしくお願いします〜」
ぺこりとオーロラヴィジョンで頭を下げる人気選手の映像に、
観客席からはるかちゃんコールが巻き起こる。
「ありがとうございます〜 でも〜 今日の主役ははるかじゃありませんので〜」
「イエース! では今晩のヒーローとヒロインに登場していただきましょう!」
「朱鳥の方角!」
観客席が静まり返り、視線が南の入場門に集中する。
静まり返らずに未だ熱狂的なはるかコールを送る一団もいた。
『くノ一マンセー』『網タイツハァハァ』などと書かれた旗が翻っている。
「本名不詳、体重不詳。おまけに雇い主まで不詳。
ナゾに包まれた富豪U氏お抱えBFS選手団、略してBF団からの尖兵!
ハンデキャップマッチに当たって望んだ武装はなんとアメ玉!
奇妙奇天烈な味覚リンクヴァギナが今宵その真価を発揮するのか?
ミラ子選手の入場です!」
歓声が再燃する。
「……はぁ、出番れすか?」
美少女はのったりのったり花道を歩き、よいしょ、とベッドによじ登る。
その短くない時間の間、歓声が途切れることはなかった。
「続いて黒亀の方角!」
実況が大げさな身振りで北の入場門を指差す。
「全国の女性ファンの皆様、おまたせしました。
夜のパティシエ、女体料理人。
われわれ凡夫が求めても得られない憧れの黄色い声援を一身に浴びて
鼻の下ひとつのばさない憎いアンチクショウ。
カール=藤見選手の入場です!」
男達の咆哮が女達の絶叫にとって変わられる。
「…………フン」
ブロンドの美青年はスタスタと花道を歩いてヒラリとベッドに飛び乗った。
研ぎ澄まされたシャープな裸体に、絶叫を上げていた一団が失神して倒れた。
「さぁ、はるか選手、どうなるでしょうかこの一戦」
「アメ玉、美味しそうですね〜」
「ありがとうございました。では早速いってみましょう!
バトル・ファック、レディ………… ゴーォッ!!」
こうして試合開始のゴングが打ち鳴らされた。
「えーと、よろしくれす」
ぺこりと腰を折ったラミ子の後頭部を、カールは上から押した。
「はわわ?」
ぺちゃんとベッドにうつ伏せに潰れるラミ子。
カールは潰れたラミ子の背後に回ると、覆いかぶさるようにラミ子に重なり、
そのままラミ子に背後から挿入した。
自分から挿入戦を仕掛けたカールに、会場がざわめく。
「えへへー、飛んれ火に入るなんとかれすよ。
ラミ子のちょー裏必殺をごちそうするれすー!」
ラミ子はカールのゆるやかなグラインドに動きを合わせると、
口の中に仕込んだアメ玉を舌で転がし始めた。
舌の根から舌先へ、ころころと一気に転がすと、
舌先に甘味を染み込ませるようにれろれろと舐めまわす。
そして舌の裏へと飴玉を転がりこませ、下口蓋にぐりぐりと押し付ける。
舌を○ンコに見立てれば、ちょうど裏筋。雁首の下のペニス小帯に当たる場所。
飴は少しづつとろけながら、ラミ子の舌に甘味を広げていく。
カールの唇から吐息がもれた。
「……はぁ……」
呆れたようなため息がひとつ。
その腰のグラインドはいささかも乱れることなく、
ただラミ子の中を丁寧に探るような動きを続けていた。
「はれ、はれ、はれれれれ〜!?」
口調ののどかさと裏腹に、ラミ子はかなり本気で狼狽していた。
今までこの裏技に耐え切った男など、一人もいなかったのだ。
ましてや、眉一つ動かさない男など、想像したことすら。
「……新たな味覚の境地が開けるかと思ったんだが」
涼しい声で、カールがラミ子の耳元にささやいた。
「残念だ。君の味覚は貧弱すぎる」
そして、カールの指先がラミ子の慎ましやかな乳房の先端にのびる。
「今度うちの店に来るといい。甘味料も着色料も保存料も使っていない
本物のキャンディを御馳走しよう」
営業にしてはそっけなさすぎる調子でそう言うと、
カールの指先がラミ子の可憐な乳首の上で軽やかに踊った。
「はわわわわわわわわわわーーーーっっっ!!??」
とてもラミ子の口から出たとは思えない、絹を裂くような悲鳴が上がった。
立ち上がったカールは振り返りもせずにベッドを下りて、
静まり返った花道を歩み去っていった。
「こっ…… コンプリィィィィィィィィィィッ!!!!!」
実況の絶叫が響き渡っても、ラミ子はベッドの上でうずくまったまま
ピクリとも動かなかった。
「残念ねー。ビックリ人間大賞だったらあの娘の勝ちだったのに」
選手控え室の片隅でテレビ中継を見ていた少女が笑う。
隣の女が少女をギロリ、と睨んだ。
「はいはい悪かった。ゴメンって。
だから恐い顔しないでよねサーペントちゃん」
女がふん、と鼻を鳴らして目を反らす。
少女は笑みを浮かべたまま、さりげなく頬の冷や汗を拭った。
「ま、あの程度なら、あたしにかかれば」
少女は汗を拭った右手を突き出し、軽く握って上下に振って見せた。
「イチコロよ♪」
「……果たしてそうかしらね、ジニー」
「あんですってぇ」
今度は少女が女を睨む。
サーペントと呼ばれた女は、ジニーと呼ばれた少女から視線をそらして肩をすくめた。
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