性闘士 第四章 BAD END
<2.正常位で攻める>
ここは正常位で攻めよう。
後背位は安全だが、その体位にもっていくのが難しい。
ここは組み敷きやすい正常位にするべきだろう。
俺は素早く立ち上がると、正面から組みつき、呆気にとられているナナを力づくで座らせる。
弛緩していなければ、当然力は俺の方が上なのだ。
「えっ…キミ、なんでっ…」
ナナが体勢を整える前に、俺は一気にペニスを挿入する。
そして反撃を避けるため、俺は彼女の腕を押さえつける。
次いで触れる面積を極力減らすため、上体を起こす。
これ以上はどうしようもない。
後は思い切り突き、ナナを絶頂へ導くだけだ。
「んっ…んっ……ひ、あぁぁぁっ」
予想以上に絶頂が近かったようだ。
ナナはすぐに可愛らしい喘ぎ声をあげる。
結合部からは、どちらのものか分からない粘液が滴っている。
「くぅっ……普段見下している人間に感じさせられるのはどんな気分だ?」
ペニスに襲い来る強烈な快感に耐え、恥辱をさそう言葉を投げかける。
「ひっ……や、だっ…も、やめてぇ」
さっきまで上から目線だったナナが、俺にやめてくれと許しを請いている。
それは俺のS心に火をつけるのに十分だった。
俺は制服感が心を満たし、感じる場所を見極める為表情の変化に集中した。
その結果、ナナの尻尾への注意を怠るという、致命的なミスを犯してしまった。
「ふふ、淫魔とえっちする時は気を抜いちゃいけないんだよ。」
ナナからは先程までの悦に入った表情は消え、不敵な笑みを浮かべている。
僅かに顔が上気しているものの、さっきまでの乱れようは演技だったのか。
その笑みに危険を感じ、一旦距離をとるべく腰を引こうとするも、全て遅すぎた。
「逃がさないよー。
今度はボクが攻める番だからね。」
ナナの両足が俺の腰にまわされ、しっかりと固定される。
視界に入れる事を忘れてしまった尻尾は、既に俺の肛門の前にあった。
「それじゃいくよ?
たっぷりよがってね。」
その宣言に続き、何らかの粘液でてらてらと濡れる尻尾が、俺のアナルを蹂躙する。
初めてのアナルへの攻めに、俺は何が何だか分からず、歓喜の声を上げてしまう。
「んっ…きっつぅ……キミ、アナルは処女だったんだね。
これで滑りがよくなるよ。」
淫らに微笑むと尻尾の先が開き、どぷどぷと大量に媚薬が流し込まれる。
体が火照ってしょうがない。
腸から吸収された強力な媚薬で、俺の体は嘘みたいに敏感になっている。
俺はとうとう自分の体を支える事さえままならず、ナナに体を預けてしまう。
「とっても気持ちいいでしょ。
まだまだよくなるからね…ふふ」
ナナは舌なめずりをすると、尻尾を進行させる。
男の最大の弱点である前立腺を的確に優しく刺激し、攻めに緩急をつけるため、時折激しく出し入れする。
この最中にも、媚薬を注入する事も忘れない。
俺は、アナルとペニスから伝わる暴力的な快感しか知覚できない。
初めてのアナルへの刺激だというのに、痛みは全く感じない。
ひたすら快感のみが生み出される。
「さ、早く出してボクの物になってよ。」
そう言うと、前立腺を乱暴に突き上げてくる。
俺は強すぎる快感を少しでも逃れようと、条件反射的に腰を前へ出す。
その行動は、膣のさらに深いところへ陰茎を押し込む事になり、さらに快感が強まってしまう。
「あっ…あぁぁっ……はぁ、はぁ」
強すぎる快感に惚けてしまい、口が開き切ってしまい、リングに唾液を撒き散らす。
ナナは俺の腰にまわした足を巧みに使い、強制的に腰を振らせてくる。
イくのを耐えるのに精一杯で、魔力を込める事など到底できない。
「あはは…とってもいい顔になってきたね。
もう声も届いてなさそうだし、そろそろ終わりにしてあげるね。」
そう言って微笑むと、ナナは乳首にしゃぶりつき膣をぎゅっと締めつける。
視界に火花が走り、ホワイトアウトする。
かつてない快感に、限界が訪れる。
ーーーーびゅっ……びゅーっ…びゅるるるるるるる……どぴゅっ、どぴゅっ
「すっごーい、三回目なのにこんなに…
これからはボクの物として生きてくんだよ。」
ニヤリと愉悦に入った捕食者の笑みをナナは浮かべる。
俺はナナの笑みをぼんやりと見ながら、意識が遠のいていくのを感じた。
トウカの事だけが心配だ、彼女はどうなってしまうのだろう。
彼女への心配も、すぐにこの後与えられる快感への期待に塗り替えられていく。
ビクンと肉棒を震わせ、コウの意識は途切れた。
「勝者、ナナ選手!!」
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