淫魔はその豊満な胸に手をやり、見せつけるように揉む。
先ほど自分が触っていたおっぱいがいやらしく歪む。
「今からあなたをおっぱいでカラカラにしてあげる。
その後は魔界でたっぷりと楽しみましょう。
魔界に行けば、いくらでも出せるわよ……
楽しみでしょう?」
淫魔は愉悦の笑みをうかべ、勝ち誇ったように言う。
俺は……
・淫魔の誘いに乗る。
・大声で助けを求める。
淫魔の誘いに乗る。
身体は動かない。
つまりもう抵抗の手段はなくなった。
だから快感に身を委ねよう――
「それじゃあ、おっぱいで挟んであげる。
この谷間に突き刺すように、埋めてあげるわね。」
淫魔の胸元に視線が行く。
元々露出度が高い服を着ているので、胸の谷間が正面からでも見える。
あの中に埋められるのか――
「じゃあ、いくわよ。ほ〜ら……。」
「ううっ……」
淫魔は上から肉棒をおっぱいで覆いかぶすように挟んでくる。
ずむずむずにゅと淫魔の胸の中へと挿入されていく。
乳肉に包まれた部分からもっちりとした質感に圧迫されてつい声が漏れる。
そして擦れるたびに心地よい感触に襲われ、下腹部にムズムズと官能を覚えてしまう。
「あらあら、まだ始まったばかりよ。
ちゃんと奥まで入ってきてもらわないと困るわ。」
少しづつ、乳の奥へと挿入されていく。
奥のほうへ入っていくほど、乳圧が強くなっていく。
「こうしているとおっぱいでセックスしてる気分になっちゃうわね。
奥まで入ったら、まずは抱きしめてあげるわ。」
ついに俺の肉棒は完全に淫魔の胸へと挿入されてしまった。
根本から先端まで、あの柔らかくて弾力のある感触に包まれてしまった。
「今から貴方のオチンチン、おっぱいで潰してあげるわ。
それくらいでは、射精したりしないわよね。」
淫魔が両手を使って肉棒を中心にしておっぱいを寄せてくる。
もちもちの弾力に押しつぶされ、強い快感が俺を襲う。
バキバキに堅く勃起したペニスが悲鳴をあげ、
「ああっ!!もうでる!!」
ドクドク、ドクッ―
淫魔の乳房の中で肉棒が震える。
もっと耐えられると思っていたが、あっけなく射精してしまっていた。
「あっははは!この程度も耐えられないのね。
もっともっとだせるように手伝ってあげるわ。」
淫魔はそういうと今度は谷間を上下するように肉棒を扱いてきた。
締め付けられながら扱かれて精液がさらに迸る。
タポッタポッとおっぱいが振動し、乳首が時々下腹部をこすれるのが心地よい。
射精が終わる頃には、次の射精へと既に追い込まれていた。
「な、なんで……またでるーーー!!」
「さっきイッたばかりなのにもうダメなの?このままイキなさい……。」
今度は肉棒に対して横の振動を加えてきた!
おっぱいに咀嚼されるような感触に悶えながら俺は果てるしかなかった。
その後も淫魔に胸で搾り取られ、俺は気絶していたようだ。
目を覚ますとピンク色の霧に包まれた空間にいた。
ここは……
「あら、目が覚めたかしら。」
淫魔が俺に目を向ける。
「ここは……どこなんだ?」
「淫界よ。私たちの故郷よ。
あなたはここでずっと気持ちよくなれるのよ。」
ずっと気持ちよく……どうせ帰れないのならそれでいいのかもしれない。
快楽の期待を胸に抱いて、俺は考えることをやめた。
BAD END
大声で助けを求める。
「誰か!誰か助けてくれ!!」
俺は精一杯声を出した。
声の大きさはあまり自信がないが、そうするしか方法がない。
「今更何を期待しているの?
あなたがしていい期待は私とのお楽しみに対してだけよ……」
そういっておっぱいを俺のペニスに向ける。
万事休すか―
「そこまでですよ。」
ドアがあき人影が見える。
あいつは、樋沢だ。
「私の生徒を話して下さいませんか。
そうしてくれれば、こちらはなにもしません。」
「何言ってるの?あなたも同じようにしてあげようかしら?」
「これをみても、ですか?」
樋沢は手に紫の石を持っていた。なんだあれは……。
「命の対等交換石、ね。」
淫魔はどうやら石の正体を知っているらしい。
眉間にしわを寄せる。
「そうです。私はあなたに勝てなくとも、引き分けつまりは差し違えることも可能です。
私は生徒を助けるためなら惜しみなくこの命を差し出せる。
あなたにその覚悟がありますか?」
樋沢は表情を変えず、淡々と話した。
「わかったわ……ここは引いてあげる。
ただ少年。私に捕まったほうがよかったと後悔するかもしれないわ。」
そういうと淫魔は、羽をひろげ外へと出て行った。
「冷や汗ものでしたよ。実に。」
樋沢がおどける。その姿を見て俺もほっとした。
「いきなり大変でしたね。
彼女は淫魔のなかでも強い部類です。
どうぞこのドリンクを飲んで下さい。
動けるようになりますから。」
俺は樋沢に渡されたドリンクを飲み干した。
身体に力が戻ってくる。
「それでは、私はまた失礼します。
くれぐれも、気をつけるようにね。」
聞きたいことはあったが、樋沢は出て行ってしまった。
俺は体育倉庫を出て、物理実験室へと向かっていた。
ちょうど近いのもあったが、友人がいるかもしれないと思ったからだ。
親友は物理部所属だから、そこに隠れているかもしれない。
物理実験室へとつく。
授業でならいつかったっきりの器具がたくさん並んでいた。
どうやら、誰もいないようで閑散としていた。
「ここには誰もいないか……」
無駄足をしたな、そう思った矢先。
「あれー人間さんの匂いがするよ!
誰か居るのかなー?」
聞き覚えのある声だ。
この声は、正面玄関で遭遇した淫魔だ。
ほっとしたのもつかの間、次なる危険が俺を襲いかかろうとしていた。
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