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ゴールデン

(なんで…?なんで…?)
なんでアスカは早くアタシを助けてくれないの…?
ミクは未だ、アスカの尻に敷かれていた。
するとアスカが、
「じゃ、お楽しみのトコ悪いけど、ミクちゃんから離れてもらえる…?」
(あ…やっと…助けて-)
「はぃ…」
「つぎは…あの人がお相手してくれるみたいだし…w」
(―            え      …     ?           ―)
考える間もなく、勢いよく頭を掴まれた。
(こいつ…最初にリンに逝かされてた…)
ミクの前に現れたのは、テツだった。
「ちょ、な…」
「じゃ…俺からもいかせてもらうぜ…」
―始まったのは“イマラチオ”…わたしが…一番嫌いな、屈辱的なワザ…
それを…こんなやつらにぃ!!
「んぐ、んぐ、んぐ…」
「へぇ…結構、口の奥も、キモチ良いもんなんだな…」
(ここで精神的にダメージ与えつつ…、精液を溜めて…次に、膣に打ち込めば…)
けど…何で…なんでアスカは私を…
―いまここでアスカが手を貸してくれれば、こんな奴すぐに逝かせられるのに…。
こんな奴の、棒なんか咥えさせられなきゃ…
「さ…そろそろかな…」
「プハッ…?!」
テツの性器が口内から抜かれた。
「なんれ…」 抜いたの? と、言いかけた次には
<ヌップン…
「ぁぐぅ?!」
さっきまで自分の口の中にあった肉棒が、まだ自分の唾液が粘り付いた状態のまま、女性器の中に侵入する。
「あぁ…ぁあ…止め…ろ…ばかぁ…」
「ん…おまえ…クラスの女子に負けないくらい…いいの持ってるな…」
「ふっざけんな…この…底辺……男子が…」
ミクはこの悔しさを、耐えきることができなかった。涙があふれてくる。そして、言い訳もあふれ出た。
「ズルい…!!卑怯じゃん!!年上の男がさ…年下の女の子をさ、」
「は…?いまさら何言ってんだよ…w」
なんか、この生意気な少女にも同情しそうだ。反面テツは笑いがあふれ出る。
「っく…そろそろ出そう…」

勢いよく膣内に侵入された。しかも、体位は、バックで。

「うひぃッッ“!!」

「あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ !!」
「ゥぅぅぅぅぅぅぅひぃぃいいいいいいッおおおおおおおおお!!!!!!!!」
ミクは、舌の先から、足のつま先まで無様にピクビク痙攣させながら、膝をつき
<どさぁっ……   と、崩れ落ちた。
自分の体液で作った、水たまりの上に、頭から。今まで多くの男たちを打ちのめしてきた尻を天に突き上げた、笑える体勢で。
(そっかぁ…wアスカ…は…あたし…を……大切になんかぁ…思ってなかったんだぁ…w)
意識が途切れる寸前、ミクはバカになった頭で、そんなことを考えたりしていた。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

(よし…ナイスだ、テツ…」
ユリ、ミクの末路を見届けて、ケンは安堵していた。
…とりあえず、3人片付いた…。と、安堵したのもつかの間。
「ふぅ〜…はぁ〜…この…」
「ぅぅえ?!」
尋常ではない荒い呼吸。

「覚悟してくんない?」

振り向いた先にいたのは、自分が、一番最初に逝かせた少女だった。
(いいとこまで来たのに…)
再び、凶暴な少女が立ち上がった。
日焼けした肌、たくし上げたワンピース、ギリギリの股下のホットパンツからのぞく割れた腹筋、内またの筋肉(+日焼け跡)から、アスリート系だと察せられる少女はうけた屈辱がどうしても忘れられない様子だった。
汗で顔に張り付いた前髪を気にも留めずにグイグイと寄ってくる。
「あんたなんか、秒札…秒札してやるんだから…!!」
「ちょっと、アユ〜、この人はまだいいよ〜、」
「」
「さきにぃ、いまミクちゃんを逝かせちゃったお兄さんからお相手しちゃえ☆」
「りょ〜かぁ〜い…」
と、アユはテツに詰め寄り、
「じゃ、始めるよ…」
「いきなり!!??」
履きなおしたホットパンツをすぐさま脱ぎ捨て、ヘアバンダナを乱暴にとると、
<ニュプッ…
乱暴に男性器を挿入すると、ろくに抵抗する力もないテツにこの速攻の騎乗位からの上下運動は酷だった。
「逝っちゃえば〜か」
「ああああああああああああああああああああああああああああ」
テツは失神した。儚い逆転だった。
「はぁ〜…あんた、金玉のトレーニング足んないんじゃない?」
アユは額を抑えながら、呆れた様子で首を振りつつ、無様な男を見下ろした。

「ヒュゥ〜wwアユ、さっすがぁ〜」
その惨劇(※男にとってだけ)を見ていたリンも激しく発汗しながら、
「私たちも…もッッッッ…ッと高まりましょッ…           …ん…」
「ううあああぁ…」
頬に押し付けられた唇は
<ムニュウ…
と肌の上で縦横に広がり吸い付いて離れない。
そこからどんどん力が吸い尽くされてゆく気がする。
唇の隙間からは、強いぬくもりを持つ舌が。
両の腕も、もうダランとさがっている。


とうとう、オトコとオンナの戦いに決着がつこうとしていた。
『女の勝利』     という決着が。

アスカは人差し指の腹で顎を
<クイ…
と持ち上げると、

「随分長引いたけど…これで…終わり…。」

《ドピュッ!!!!!!!!!!!
「ふぁ…ふうぁぁぁあああ!!!!!!!!!!!!!!!」
ケンの絶頂がくる、
と、同時に
アユは自分の膣から絶妙のタイミングでケンの肉棒を抜いた。
そして、アユの手、アスカの脚がケンを突き飛ばし、ケンは射精しながら倒れ込んだ。
「あああおおうううっほぉおおおぅああああああッッッ!ひひぃぃぃいいッふぅおぉ〜!!!!!」
結果、ケンは間抜けな嬌声と、無意味な子種をまき散らせながら、背骨を反り返らせて倒れ込んだ。
<ドチャッ…
と音を立てて倒れたオトコを見おろし、
「ふぁ〜…逝った時の男子の鳴き声って…最ッ高…」
アユは腕組みして立ち上がりながら、ゾクゾク体を震わせて勝利の快感に身を浸した
「ふふ…ちょっと…やりすぎた…? ごめんね☆」
アスカは前髪を掻き揚げながら敗者を除き込み、<プルンと自分の乳袋を指で弾いて震わせる扇情的な仕草をしながらウインクした。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
…………………………………………………………………………………………………………
ケンは…自分で出した子種を浴び、白目をむいて、無様な笑顔を浮かべて失神していた。
「こっちも…もう、幕引きしましょぅ…」
最後の獲物…それは、雌豚の死骸をベタベタ前足で触っている牡豚だ。

「最後に、いっっっぱい気持ちよくなっちゃてね…w」
「ぅぇ…?なんだ…急に…」
「はい、あ〜〜ん…
   <
     ん…おっきい…w」
リンの唇に、男性器を取り込まれ、
<プルゥッ……ジュププ……
厭らしい、エロさ満点の音を立てられて吸い付かれた。

「あ〜これ、完全に消化試合って感じだねぇ…」
アスカは呆れ気味に呟いた。
「…。」
アユは、カズをじっッッと見つめていた。何かを考えながら。
「ふ、ふひ、ふひぃぃ!!」
<ドピュ、ッピュウッッ!!!!
あっさりと、カズははてた。
「もう…こんなに出して…無理はしちゃ駄目…」
リンは手の甲で精液を拭い、立ち上がった。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「あ〜つかれた…」
「思ってた以上に時間かかっちゃったねw」

「だけどぉ…」
「ちょっと、出したりないわぁ…」
そういって、リンは自分の股間に手をあてがうと、
「ん…ん…あっはぁぁあああ…んんぅん❤」
<ピッッシャァアアアアッッッッァァアア
『潮』を吹きだし、目の前のオトコに浴びせかけた。
あてがっていた指にまみれた体液を唇から前歯をのぞかせなめとり、
「ふぅ…おいしかったぁ…?わたしの…『お潮』…❤」
顔を上気させながら、返答が来ないことをわかっている質問を、満足そうになげかけた。
アへ顔に、女の潮を浴びせかけられた男に対して。
「シン…」
そんな友人姿を見せつけられて、悔しさがあふれ出る。
「まさか…勝てると、自分たちでも、勝てると、思っちゃったりしてたのかなぁ…」
グニグニと、頬にアスカの足指がめり込む。
「かわいそう…高校まで言って勉強してもさぁ…、生まれつきバカだと、バカのまんまなんだね…」

「直るとイイね…バカなのとぉ…弱いのとが…☆」
そういって乱れた前髪とヘアピンを直し、
「バイバイ☆」と上機嫌にプリプリの尻を揺らし、去って行った。

「死ね!!!バカァ!!!!」
「あぁあッッッッッッーーーーーーーーーーーーーー7crlx4kr6cv!!!!!!!!!!!!!!!!」
悔し紛れの一撃を股間に受けた。
アユは日焼けした焦げ茶の肌を紅潮させて、負け犬の遠吠えを上げ終わるとスタスタと帰って行った。
「ごきげんよう…負け犬の殿方…❤」
 と言い残しリンも、立ち去った、最後のお土産に、<プッ 、と唾液を吐きつけて。

―「うぅ…ほぉ…おぉ…」
男たちは、余韻に喘いでいた。
「俺達…やっぱ勝てねーのかなぁ…一生…」
シンは涙ぐんでいた。シンにも、プライドはある。願望はある。『弱いのぉ!!!』だなんて言いたくはない、というプライドが。
「…。」
テツは吹きかけられた潮、吐きかけられた唾を拭き取っていた。この時、彼はその液体をなめとりたい、という欲求に駆られていたいたが、それはとても実行できなかった。
カズは…、全員に背中を向けて、蹲っていた。あまりの恥の大きさに耐えきれなかった。

一方のケンは、
<くぅ〜
っと背中を伸ばした後、
「あー気持ちよかった。」
といって起き上がり帰ろうとした。
そんなケンにテツは空中三段蹴りを浴びせていた。

ただ、まだ帰るわけにもいかない…
「あのさ…“これ”どうする…?」
“これ”とは、ミクとユリの屍(←みたいなもん)
「置いてっちゃうんだもんなぁ…あいつら…。」
(あの女子集団あんま仲良くないのかぁ…?)
ヒトの体って、汗でこんなに光沢感でるんだなぁ…とか思った。
「おい、起きろってぇの…」
ミツルがぺんぺん頬を叩くと
「ふゅ…ぅぅ…」
ミクは、ミツルの手を体を縮こませながら握ってきた。
「ん………??…!!!!!」
(↑ミク、目を覚ます。)
「さわんなキモ男!!!!」
(↑ミク、ブチぎれる。)
「ヒド!!心配してやってんのに!!!」
「…あの、それより、ほかの子達もう帰っちゃったけど、いいの?」
「知らない!!しらない!!!あんな奴ら!!どーーーっでもいい!!!」
「わ、、意外に仲悪いんだ。」
「んぅ〜…」
「ユリちゃんも起きたっぽい」
ユリがふらつきながら身を起こした。
「ほら、ユリちゃんと帰れよ。早く。」
「あ、ミク…大丈…」
「あぁん!!?誰だそれ!?そして誰だお前!!」
「何か、今、お前東○03の飯○みたいになってたぞ。」

「もうガチ疲れた…」
「おれ、もう帰るわ。」
「俺も…」

同刻、物陰から惨劇の跡地を眺める10代後半の3人の女と1人の男
ギャル風の少女「なんか、面白い子達だったじゃん…」股間に指を差し込みながら
清楚な顔立ちの少女「男の子も…女の子も…w『良い癖』を持ってる…w」微笑しつつ。
チャラそうな少年「あれ、開花すんのはムずそうダケドな…」横の少女を愛撫しつつ。
表情の薄い少女「けど、もし、開花したら…w」静かに男のキンたまに手を這わせつつ。

疲労しきった面々は、聞こえてきた見知らぬ男の悲鳴に首をひねりながらも家路についた。
「―意外な…成長、見せてくれるかも、ね。あの子たち…w」
<ジュルリ…
表情の薄い少女は、音を立てて舌なめずりをした。

     [意外編-終劇]

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