2月22日
今日は、なんかダルくてあまり何事もやる気がしない。
昨日、面倒くさいくノ一と戦わされて、負けたりして疲れたのが原因だ。
必死になって強い相手とバトルファックしたら、けっこう消耗するものらしい。
サボろうかな……
……と一瞬思ったが、毎日インプに餌やりをしないといけない。
それに、経験値がたくさん手に入っているからレベルアップもできるはずだ。
狩りは休んで、餌やりとレベルアップだけしに行くことにするか…
‐‐‐Battle Fuck onlineにログイン。
〈れなっち………オンライン〉
……おっ、珍しく早い時間にいる。
っていうか、Hしてから1回も会ってなかったし、挨拶もしてなかった。
なかなかログイン時間が合わないから困る。
あれからちょうど、一週間たったのか。
お世話になったのに挨拶もしないってのはダメだよな。
メールか、チャットか……
むむむ……
……いや、用事が済んでからにしよう。
まずは、餌やりだな。
俺は、インプのいる自宅に行った。
「にゃー!マスター!!」
「おっと」
「…ん?くんくんくん……なんか果物みたいな甘い匂いがするのだ……それにマスターの精がほとんど干からびてるのだ……」
「まじか?」
「まじなのだー!深刻な状態なのだー!」
「1日たってもフルチャージされないとは。……仕方ないからショップに行って淫魔のえさでも買うかな」
「あたしもお買い物に行きたいのだー!」
「よし、じゃあ行こう」
使い魔モードのインプを背負って、外出することにした。
ショップには淫魔のえさが売られていた。
値段が、とても高い。
でも、12個セットで買うと、25%OFFである。
……これはお買い得だと言わざるをえない……
セットで買っておけば、直接餌やりができない日があっても当分インプが飢えることはないだろう。
…結局、12個まとめて買ってしまった。
だんだんBFOの金遣いが荒くなってきてるような気がするけど、気にしちゃ負けだ。
次に、レベル屋に行くと、なんと『LV20』まで一気にアップした!
やったー!! LV17→LV20!!
くノ一桃花に一回勝っただけで、3つもレベルアップしたのである。
こんなに美味しいのなら、また戦ってまた勝てば、さらに美味しそうだ。
…とはいえ、もう一回戦っても勝てるという自信はなかった。
相手は復讐に燃えていたし、実力は相手の方が上だろうし、勝ったといってもちゃんとイかせて勝ったわけではない。
第一、今はくノ一の館には入れないし。
‐もっとバトルファックが強くならないとダメだなぁ。
俺は痛感していた。
実力があまりにも足りなさすぎる。
中の人のプレイヤースキルだってもっと必要だ。
でも、LV20の大台に乗ったので、もう「BF初心者」からは卒業する頃だ。
ここからは、「中級スキル(LV2スキル)」と呼ばれる、ちょっと強力なスキルも取っていくことができる。
現在のBFOでは、まだ上級スキルは実装されていないので、今のところプレイヤーは「中級スキル」を軸にしてバトルファックすることになる。
「BFO攻略wiki」によると、中級スキルを覚えるには多くのポイントを消費するので、全部取ることは到底出来ないらしい。
つまり、自分なりのバトルファック・スタイルを身につけ、それに適したスキルを取捨選択する必要がある。
…で、中級スキルの取り方には、大体次のようなモデルがある。(とwikiに書いてあった)
@本番中心の「フィジカルタイプ」
A前戯中心の「テクニシャンタイプ」
B様々なアイテムを使いこなす「淫具使いタイプ」
C耐久力や各種耐性を鍛えあげた「ガードタイプ」
D全てをバランスよく取得していく「オールラウンダータイプ」 etc...
@のフィジカルタイプは一番わかりやすいな。
鍛えあげた肉棒で、女の子をアンアン言わせて倒していくのはロマンがある。
攻撃面だけじゃなく、ペニスの防御力や耐久力を強化しておけば、敵に責められた場合にも効果があるだろう。
関連スキルは、攻撃スキルのほか、ペニスの長さ、太さ、硬さをブーストアップさせるパッシブスキルもある。
Aのテクニシャンタイプは、いかにもバトルファッカー、って感じだ。
ゴッドハンドとかゴールドフィンガーとか通り名で呼ばれそうな、手淫の達人ってイメージが強い。
モンスター娘系の敵に対しても、人間ならではの器用さは有効な武器になりえるだろう。
バトルファックはまず前戯戦から始まるから、汎用性がある無難なタイプだとも言える。
Bの淫具使いタイプは、癖が強いけどハマれば強いタイプだろう。
淫具には色々あって、バイブやローターのような定番のものから、アナルビーズ、縄、鞭のようなハードな物、
媚薬とか、痒くてたまらなくなる軟膏のような怪しい薬もある。
さらには触手生物を召喚したりできるようになるらしい。
Cのガードタイプは、とにかく「イかされない」ことを重視するタイプだ。
スキルポイントの大半を、防御系、耐性系、回復系に費やすのである。
BFOには攻撃が強く、防御が弱い敵が多い。
だから、守りを固めることによって安定感を得るのも戦略の一つなのだ。
Dのオールラウンダータイプは、色んなスキルをバランス良く取っていくタイプだ。
スキルポイントが足りなくなってしまうので、レベル上げを非常に熱心に行う必要がある。
廃人向け、重課金者向けであり、苦労して育てあげたキャラクターは強大なバトルファッカーになれる可能性を秘めている。
また、スキルの取捨選択方法にもセンスが問われそうだ。
……俺はwikiの説明を読みながら、唸ってしまった。
自分はどういうバトルファッカーを目指せばいいのか……
どのタイプもそれぞれに長所と短所がありそうだ。
ジョブが戦士だから、@のフィジカルタイプが向いてそうだけど、ジョブはずっと固定って訳じゃないようだ。
本番が強いのは憧れるし、前戯も上手くなりたいし、淫具も使ってみたいし、簡単にイかされない防御も欲しい。
かといってオールラウンダーになるほどの廃人でもないし課金額もたいしたことない。
結局、簡単には決められそうにもなかった。
でも、せっかくLV20になったので、俺は2つの中級スキルを取得することにした。
…何を取得したのかって??
今言うと面白くないから、秘密だ。
どうせ実戦ですぐに使うことになるだろう。
用事が済んだ俺は、インプを連れて帰宅することにした。
…
……
………
さて。
れなっちに話しかけてみようかな。
一週間もたってしまったけど、お礼とか言っておきたいし。
------Message Log------------------------
「(俺)こんにちは。久しぶり」
…
……
………
「あ、こんにちは♪」
「今、忙しい?」
…
……
………
「あ、ん〜。そんな事ないけど、10分ぐらいで終わるから、私から連絡していい?」
「わかった」
-------------------------------------------
…10分か。
それぐらい、すぐだな。
インプに餌でもあげながら待ってよう。
俺は、買ってきた「淫魔のえさ」をインプに食べさせてみることにした。
淫魔のえさは、瓶入りヨーグルトのような見た目をしていた。
原料とか味とかについては、あまり深く考えたくない!!
「ほら、食べてみろ」
「あーん♪なのだ」
「ダメダメ。自分で食えー」
「むー… ぱくぱく。ぺろぺろ。じゅるじゅる。……こくん」
「どうだ?美味いか?」
「にゃー。マスターの精の方が美味しいのだ!」
「なにぃ。……これ、高かったのに」
「でもあたしはいい子だから贅沢言わないのだ。れろっれろっ……ちゅぅぅ……じゅぽっ……こくん」
……うっ、いかん。
淫魔だけあって、なかなかの舌使いだ。
見ているだけで半勃起してしまったぜ。
ヨーグルト的なものがインプの舌や唇にくっついている。
わざとくっつけて、それを食べて遊んでいるみたいだ。
淫気がインプの体に補充されていくのが何となくわかる。
淫魔って、不思議な生き物だな……
「ごちそうさまー!…マスター!」
「何だ?」
「呼んだだけなのだー!」
インプは食事を終えて、俺の方に来た。
羽をパタパタさせて、くっついてくる。
どうやら甘えたいようだ。
「にゃー」
「なんだよ」
「ごろごろ……」
満腹になったはずなのに、インプは俺に顔をスリスリしてきた。
よくわからん……けど、かわいいじゃないか、こいつ。
今日はエロはやらないつもりだったんだが、なんかムラムラしてきた。
なぜこんな小学生みたいな体型の使い魔にムラムラするのか。
俺はロリコンじゃないぞロリコンじゃないぞロリコンじゃないぞ……
ちょうどその時、チャットメッセージが来た。
------Message Log------------------------
「お待たせ!……ごめんね〜」
「いや、大丈夫」
「ん♪」
「……あ、そうだ、俺、最近使い魔を手にいれたんだ。インプっていうんだけど」
「えー!いいないいなー。会ってみたいな」
「あと家も買ったよ。すごいボロくて安物なんだけど」
「えーっ、すごいねー!……そこに一緒に住んでるんだ?」
「…まぁ、そんな感じかな」
「会ってみたいなー!…今から、行ってもいい?」
「い、いいよ。でも場所とか…」
「大丈夫!調べたらわかるから。ワープで行けるし♪」
「そっか」
「じゃあ、お家でちょっと待っててね」
「了解」
-----------------------------------------
……うわ。
トントン拍子に話が進んで、れなっちが俺の家に来ることになってしまった。
なんて積極的というか行動的というか。
じょじょじょ女子が、おおお俺の家に来る……!!
いや大丈夫だ何の問題もない俺達はすでにセックスさえしてしまった仲、なんの問題もない……
〈状態異常:混乱(軽)にかかってしまいました!〉
俺の頭は混乱していた。
ゲームの中の世界と、三次元の現実世界を混同していたとも言える。
っていうかお礼を言おうと思ってたのに言えてねぇし。
\コン、コンッ/
「こんにちはー♪」
…早っ!!もう来た!!まだぼく心の準備がぁぁ!!
とはいえ、待たせるわけにもいかないので、俺は扉を開いて歓迎することにした。
「あ、どーも。すげーボロい家なんだけど、入って」
「おじゃましまーす♪」
私服姿のれなっちが家の中に入ると、インプがパタパタ飛びながら寄っていった。
急展開すぎて俺には私服を眺める余裕さえない。
「あー!マスターが人間の女を連れてきたのだー!
…くんくんくん……ん?……この匂いは……!!……あー!マスターの初えっ…」
「こ、こら、インプ!勝手に動くな!しゃべるな!息吸うな!」
「にゃーーっ!?」
俺は慌ててインプとれなっちを引き離そうとした。
が、れなっちは硬直したように突っ立っている。
なんだか様子がおかしい……
「か」
「か?」
「にゃ?」
「か………可愛い〜〜〜〜〜!!♪」
「ひゃーーっ??」
れなっちは、少し浮かんでいるインプをそのまま捕まえるかのように、いきなり強く抱きしめた。
そして……
「ちゅ〜〜っ♪」
「ひゃぁ……な、なにするのだ……」
「ちゅっ♪ちゅっ♪ちゅっ♪ちゅっ♪ちゅっ♪ちゅっ♪」
れなっちは、インプにキスの雨を降らし始めた。
キス魔ってやつか??
だがいくらなんでも積極的すぎる!
「お、おまえ!!マスターが見てる前でいきなり何するんだー!?」
「『おまえ』じゃないでしょー、『お・ね・え・ちゃ・ん』でしょ♪」
「!?」
「ふふ♪…可愛い羽〜。おねえちゃんに任せて、ちょっとじっとしてるんだよ?…つぅーっ…」
「ひゃ、ひゃぁぁ!? 触り方が変なのだ!…ひゃ、く、くすぐったい……は、ひゃ、や、やめて…やめて……」
れなっちは、インプのコウモリ型の羽の溝に沿うように、柔らかそうな窪みに指を優しく這わせていった。
明らかにエロい手つきだ……
いきなりどうしてしまったんだろう……
……そうだ!!
淫気のせいに違いない!!
この部屋はいま、インプの発散した淫気がかなり濃くなっている。
淫気耐性スキルを持っていて、しかもインプの淫気を日常的に浴び慣れている俺でさえ、半勃起してエロい気分になったぐらいだ。
れなっちが淫気耐性皆無で、初めて淫魔と遭遇したとすれば……
この異変ぶりにも説明がつく。
俺だって初めてインプと遭った時には、瞬く間に淫気にあてられて我を忘れてしまったのだから。
「ねーねー、インプちゃん♪……おねえちゃんの使い魔にならない?…ほら、指をすぅーっ……」
「ら、らめぇなのだ……それはれったいらめなのだ……あっ……ひゃぁ……あぁ……」
「えーっ。……おねえちゃんの言うこと聞かないと、大事な人が見てる前で、もっと責めちゃうぞー?」
「やめてぇ……あ、ひゃぁ、ふぁ、ひゃっ、羽のそこはらめなのだー!あっ、あっ、……あたしはぜったい引き抜き不可なのだー!!ふぇぇっ…」
「あらら、インプちゃんの目からしずくが出てきちゃったよ。……ふふっ、可愛いっ!!」
「えぐっ、えぐっ……らめぇ……」
「冗談だからねー、ごめんねー、もう、妬けちゃうなぁ」
えっ、妬けちゃうって、まさか僕に対してそんな感情を…!!
……いいえ、違いますよね、インプに対して言ってるんですよね、僕に対してじゃないですよね、だって全くこっちの方を向いてませんもんね、わかります。
っていうか、そろそろ俺が止めに入らないと、どこまでもカオスな事態になってしまいそうだ。
「こら、泣いてないで淫気を止めろ!」
「…にゃ!?」
「淫気!ストップ!消去!」
…
……
………
「あれ……私、いったい何を……」
「やった!れなっちが正気に戻ったっぽい!!」
「……インプちゃん可愛い〜♪ なでなで♪」
「本当に正気に戻っているのか!?」
「ん♪大丈夫だよ。」
「……(ホッ)」
「はぁ〜、インプちゃんはどうして使い魔になったの?」
れなっちはインプに尋ねた。
「マスターと契約をしたからなのだ!」
「そうなんだー。どうやったらインプちゃんと契約できるの?」
「あたしはもう売り切れだからこれ以上契約できないのだー!」
「そっかぁ…」
俺は会話を聞きながら、心の中でツッコミを入れていた。
‐いやいや、そこは一般論としてインプと契約する方法を言わないとだめだろう。
ぼくがかんがえる、インプと契約するための方法とは。
一、まず服を脱ぎます。
一、そして思う存分、インプに犯してもらいます。
一、インプに負けてゲームオーバーにされて、データ復旧のお世話になります。
一、インプが身にまとう物を欲しいと強く念じながら脱がせて、アイテムとして入手します。
一、最後にインプとバトルファックをして勝って精液を中出しすれば契約完了!
きっとこんな感じだな!
……だが言えねぇ。
こんな内容、俺の口からはとても言えねぇ……
ドMで変態な奴だってバレてしまうじゃないか……
ちょっと女子の前で見栄をはってみたい年頃なんです、恥ずかしくて言えません。
俺は、熟慮の末、黙っておくことにした。
きっと、他の方法でも使い魔の契約を結べるに違いない、そう信じよう。
正解は、一つとは限らないのだよ。うん。
「あたし以外にもインプはいるのだー!売り切れてないインプと契約すればいいのだ」
「契約してもらえるかな?」
「やってみなきゃわかんないのだ!」
「じゃあ連れていって、インプちゃん♪」
「にゃ……マスター……」
インプはなぜかこっちの方を向いてきた。
俺が、れなっちを「下級淫魔の園」に連れていくべきだって事か?
どっちかというと、今日は真面目に狩りするよりもマッタリお話とかをしたい気分だったんだが。
…まぁ、れなっちが行きたいなら仕方ないか。
俺は、れなっちを誘うことにした。
「『下級淫魔の園』っていうダンジョンにいるはずだから、行ってみる?」
「行きたいなー。連れてって♪」
「じゃあ、行こう。……インプ、お前も来いよ」
「……うん……」
なぜかインプは冴えない表情をしていた。
そこは、自分が生まれ育ったふるさとじゃないのか?
何か問題でも抱えているのだろうか。
…少し気になりつつ、俺たちは「下級淫魔の園」へとワープした。
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ダンジョン「下級淫魔の園」にみんなで到着。
やっぱり、インプは入口でもじもじしていた。
「あたしは……バトルに参加したくないのだ……」
「ふむ…、何か気まずかったりするのか?」
「…マスターの中に入っていいかー?」
「中に入る??……アイテム袋の中?」
「違うのだー!こうなのだー!」
「うわ!?」
いきなりインプの姿が消滅した。
一体どこに行ったんだ??と探す俺に、どこかから声が響いた。
(マスター!あたしはここだぞー♪)
「うわっ!何だ!?」
(こっちだー!マスターの中に入って話してるのだー)
「え……ちょっ!まさか、俺に取り憑きやがったのか!?」
(マスターと一心同体なのだー!)
「マジか……」
姿が消えたインプの心の声みたいなのが聞こえてくる。
でも、周りの人が見たら、俺が独り言を言ってるようにしか見えないだろう。
だから俺は、れなっちに状況を説明しておいた。
「凄いねー。そんなこともできちゃうんだ。仲いいんだねー!」
「そういう問題なのかな……とりあえず、俺も今初めて知った……」
「で、今日は、私が前衛でやってみたいんだけど、いいかな?」
「えー!? 俺、後衛とか回復とかぜんぜん出来ないと思うんだけど」
「大丈夫! 私ねー、ちゃんと回復薬も用意してきたし、迷惑かけないようにするから」
れなっちは、見た目がユ○ケルみたいな回復用ドリンクを出して俺に見せた。
課金アイテムにものをいわせて、ヒーラーのくせに強引に前衛をやり遂げるつもりなのか!
…でも確かに、インプと契約したければ、前に出て直接バトルしたほうが成功しやすそうだよなぁ。
「俺、何か出来ることあるのかな?」
「んーー、…どうやったらうまくいきそうか、アドバイスして欲しいな」
「わかった」
「中のインプちゃんも、よろしくね♪」
(にゃー!まかせるのだー!)
インプが俺の中で返事してるけど、どうやら俺にしか聞こえてないみたいだ。
いちいち通訳するのもダルいなぁ……
…ま、いっか。
とりあえず、先へ進んでみることにした。
ダンジョンの中には、俺の使い魔のインプと同種っぽい野良インプがいた。
れなっちは、野良インプとバトルファックして、契約に持ち込もうとした。
俺は、やることがないので見てるだけ。
れなっちは、ブラとパンツの下着姿でバトルに臨んでいた。
後ろから眺めていると、背中やお尻がよく見える。
彼女の肢体はけっこう細身なので、お尻もきゅっと締まってそうな感じだ。
やがて、れなっちは、野良インプを一方的に責めて簡単にイかせてしまった。
指で野良インプの羽や尻尾の弱点を撫で、言葉責めやキスでじょじょに追い込んでゆく。
すべての行動が女性的というか、俺には真似できそうもない感じだった。
でも、こんな責め方があるのか……勉強になるぜ。
うちの使い魔インプも、れなっちには一方的に泣かされてたもんなあ。
れなっちは、レズBFもかなり得意みたいだ。もしかしたら男相手より得意なのかも。
だが、野良インプは契約に応じることなく、絶頂して消滅してしまった。。。
「あ〜〜、契約してくれなかったよ;; …消えるくらいなら契約してくれたらいいのに〜」
「うーん……残念」
「ね、何がいけなかったのかなー?」
「うーん……ちょっと聞いてみる。……どう?」
(精がおいしそうな人間と契約したいはずなのだー!おねえちゃんが強すぎなのだー!)
「ふむ……」
精がおいしそうな人間……淫魔は女性からでも精を吸えるんだろうか?謎だ。
女性から精を吸えるのはもしかしてインキュバスとか?
れなっちがインキュバス(♂)に精を吸われたり、インキュバス(♂)と使い魔の契約を結んだりするのはイヤだな…
あと、相手より圧倒的に強すぎても契約が成立しにくいのか?
俺みたいに、インプに散々負かされてヒィヒィ言わされてたぐらいがちょうどいいのか!?
ならば、れなっちと実力の近い、もっと奥の淫魔の方が可能性があるのかも。
……俺たちは相談して、さらに奥に進んでみることにした。
奥には、「リリム」という淫魔がいた。
ゲームとか漫画とかで聞き覚えのある名前だ。
インプと同じように尻尾やコウモリ型の羽を持っているが、体の大きさは人間の成人女性とほぼ同じ。
れなっちは、リリムともレズBFをして契約に持ち込もうとした。
リリムは部屋に2体いたので、俺も1体受け持つことになった。
バトルファックしてみると、なかなか手ごわい相手だ。
ちょうど適正レベルぐらいの強さで、インプよりは明らかに格上だった。
俺が激闘のすえ、なんとかリリムをイかせると、れなっちもちょうど終わったところだった。
「どうだった?」
「やっぱりダメだったよー。契約してくれないし、消えちゃった;;」
「そっか……残念」
「あれ、でも鍵みたいなのが落ちてる。」
「アイテムドロップだな。拾ってみよう」
アイテムを拾い、試しに使ってみると……
ゴゴゴゴゴゴゴゴ……
「うわっ、通路が開いた」
「すごいねー。でも、ちょっとだけ休憩していい?」
「わかった。休憩しよう」
れなっちは、下着姿で腰に手を当てて、ユン○ルに似た回復薬をゴクゴクと飲み干した。
「ふーっ。……あ、回復してあげる」
「ありがとう」
「うふふ。……ほらっ、回復〜〜♪」
……あれ。
れなっちの回復魔法が、何だか妙に艶かしい。
俺は体がスッキリすると同時に、気持ちがドキドキしてしまった。
いつもより、女のフェロモンがすごいぞ。
れなっちの前で、勃起しないようにしなければ……。
「さて。出てきた通路の奥に行ってみよー。ゴーゴー!」
「OK」
れなっちは元気に前進していった。
このダンジョンの奥は、どうなっているのだろうか?
インプに聞いてみたけど、インプも隠し通路の奥の事は知らなかった。
大丈夫なのだろうか……
通路はすぐに終点になった。
突き当たりから、新しい部屋に着く。
そこには、一匹の淫魔がいた。
〈BOSS:サキュバス〉
…出たー!!
もしかしてこいつが、このダンジョンで最強なのか??
『あら。カップルでお越しかしら。若い人間の女が来てくれるなんて、嬉しいわねぇ』
サキュバスは1人。
こっちは2人(+中に隠れてるチビが1匹)。
なのに、BOSSと表示されたサキュバスは、余裕と貫禄たっぷりに言ってきた。
大柄な体躯に、はちきれんばかりのバスト、立派な尻尾と羽、ツノがひときわ目立っている。
眼も真っ赤で、肌も悪魔っぽい。
そして、数メートルの距離を隔てていても、強力な淫気が俺のところまで漂ってきた。
……ん?強力な淫気??
「あっ!!ちょっと後ろに引いて!俺が前にいくから」
「…………」
「??……おい、ちょっと、しっかり!」
「…………ふふっ♪うふふっ……」
やばい、早速れなっちの様子がおかしい!
『ずいぶん淫気のまわりやすい子ねぇ。きっといいサキュバスになれるわよ、素敵なことよねぇ』
「お、おい、何をした!?」
『…求めても快楽に満たされず、心も満たされず、日々悶々と暮らしている女ほど、欲求不満を溜め込んで、淫気が回りやすいのよぉ。
わかるゥ?現状を打破して、別の自分になりたい、そんな願望を抱えているのよぉ。
あなたがちっとも満足させてあげてないのね?不甲斐ない彼氏さん』
「ち、違う!」
何を言い出すんだ、この淫魔。
一目見ただけのくせに、まるで何でも知ってるみたいな事をほざいて。
まず第一に、俺、彼氏じゃねーし。
……でも、そんな事をいちいち説明しても仕方がない。
それより早くれなっちを正常にするか、最悪ここから逃げて脱出するか……
俺は慌ててれなっちに近づいた。
「大丈夫?……うぷっ!?」
「ちゅーーっ!ちゅっ、ちゅっ、ちゅぽっ、ちゅっ♪」
「!!?」
「ちゅぅっ、ちゅぅ、ちゅっ……ね、えっちバトルしよっ!」
れなっちはいきなり振り返ると、俺にしなだれかかるようにしながら、キスしてきた。
もう完全に言動がおかしくなってる、もしかして:手遅れ状態??
ちゅっ、ちゅぅぅ……
柔らかい上唇と下唇がついばむように俺を責めてくる。
俺の唾液を吸引して、代わりに瑞々しい唇にたっぷり含まれてる、ぬらぬらした女の液体を俺に送り込んでくる。
じゅるっ、じゅるる……
れなっちは、何かをせがんでいるように速めのペースで俺と唾液を交換しようとしている。
そのたびに、唇で俺の唇を挟みこむようにたっぷりと愛撫していく。
上手い、上手すぎ……
れなっちは、キスがものすごく上手みたいだ。
しかも、テクだけじゃなくて、なんか恋人にするみたいなやり方。
好感を持ってる相手にそんな事をされると、頭が幸せいっぱいになって色々勘違いしてしまいそう……
ちゅっ、ちゅっ、じゅるっ、ちゅぽん……
れろれろ、ぺろぺろ、ちゅぅぅ……
れなっちは舌を使い始めた。
もたらされる快感が、一気にはね上がる。
俺も舌で対抗しようとしたが、相手の舌の動きが巧みすぎて、責めようとしても余計に3倍返しにされてしまうだけ。
瞬く間に、頭がぼぅっとなり、恋人のキスに支配されていくような気持ちになってしまう。
これはやばい、バトルファックなのに。
れなっちは淫気でおかしくなってる、危険な状態なのに。
でも、このまま身を任せてしまいたい……
れなっちの恋人キス、上手すぎるぅ……
……俺の意識は朦朧としていき、力が入らない身体は重心を見失いかけていた。
(にゃー!マスター!しっかりするのだー!)
(スキルを使うのだー!マスター!)
……ん。
うるせぇな。
何だよ、俺はいま超気持ちよくて幸せなのに。
スキルがどうしたって?
(防御のスキルを使うのだー!魅了されちゃうのだー!!)
ああ、そういえば中級スキルをさっき覚えたんだ。
使ってみるか……
〈スキル:『オールレジスト1minute』を使用しました!〉
俺は、覚えたての新スキルを使った。
これは1分間だけ、あらゆる状態異常を完全に防げるというスキルだ。
すぐ状態異常まみれにされて、負けコースに直行してしまう俺には特に有効な便利スキル。
しかし、効果はわずか1分。
その間に、展開を変えて自分の優勢に持っていかなくてはならない…
朦朧としかけていた意識が、一気に晴れていく。
俺は、キスで魅了されかけていたのだ。
ちゅぅっ……じゅるっ……
れなっちは、キスを止めない。どんどん責めてくる。
やっぱり、めちゃくちゃ気持ちいい……
スキルで状態異常は防げても、快感自体は防げていない。
こんな気持ちいいキスに、キスで対抗しても敵うはずがない。
1分たつ前に、違う展開に持ち込まないと……
俺は、唇を相手に与えたまま、ブラをずらして乳責めスキルを使った。
れなっちの胸はそんなにボリュームがないから、乳房が手のひらにおさまる。
もみもみ……もみもみ……
「あ……んっ!!」
しかも感度は割と敏感だ。
声が漏れた一瞬のスキを突いて、俺はれなっちの強力なキス攻撃から離れることに成功した。
もみもみ……もみもみ……
手におさまらない巨乳おっぱいならば揉めば揉むほどこっちを圧倒してくるけど、れなっちのやや控えめな胸なら俺の手の方が勝ってるような気分になる。
俺はその気分を表現するために、手の平を乳房に押し当ててグリグリした。
つぶれて凹んだ乳肉の向こうには、骨とか心臓がある。
乳肉の境界のあたりに、俺は興味を覚えていた。
俺は、わきの下、横乳らへんに舌を這わせた。
乳房の中心から離れるほど乳肉が薄くなっていき、やがてぷにぷにした柔らかさの無い所にたどり着く。
肉の防壁によって守られてない、彼女の弱そうな部分だ。
ぺろぺろ……れろれろ……
「きゃっ……だめっ!」
れなっちは慌てて身体をくねらせる。
どうやら奇襲に成功したようだ。
俺はその反応に気をよくして、ますます脇の下や横乳あたりをベロベロ舐めまくった。
「く、くすぐったい…!やだ、何でそんな……あっ、はっ、ああっ、きゃっ!」
「わきの下、ちょっと辛い、酸っぱい…味がする」
「やだ、そんなとこ舐めるからっ!」
「じゅるじゅるじゅる!」
「ーーっ!!」
俺は思い切り音を立てて腋を吸い上げた。
実際は、れなっちの腋はほとんど味もしないし、じゅるじゅる音が出るのはほぼ全部俺のヨダレだった。
よくお手入れされた、綺麗な腋だ……
周りの肌もスベスベしてた。
れなっちが嫌がって身体をくねらせる動きを利用して、逆に俺は体勢を追い込んでいった。
力で押し倒すよりも、その方がバトルファックっぽくてエロい。
れなっちのお尻と背中が地面につき、俺はサイドポジションについた。
手でおっぱいを揉み、舌で横乳や腋を舐め、興奮して勃起したペニスをれなっちの太ももあたりに押し付ける。
1分間はとっくに過ぎたらしく、俺はれなっちの身体に欲情していた。
肉欲だけではなく、恋愛感情のようなものも。
かわいい……もっと、責めてみたい。
「ね、パンツ……湿ってるじゃん」
「や、やだ……触らないで」
「じゃあ脱がせる、ほら」
「あっ……」
「うわっ糸引いてる…キラキラの糸」
「嘘……嘘はダメだよ!」
「嘘じゃねーし。…ねぇ、すっごい綺麗な肌…汚していい?…俺が蹂躙してもいい?」
「あ……あぁん……」
俺は興奮に任せ、勝手に口が動いてペラペラしゃべった。
れなっちは積極的に拒否してこない。
もう我慢できない。貪りたい。
でも、れなっちのアソコは名器だ。いきなりペニスを挿入するのはやばいだろう。
まずは指2本を、ペニスに見立てて……
ずぷ……っ!!
「ぁっ……ああーっ!!」
指挿入すると、膣内はすでに熱く潤っていた。
ねっとりと脈動しながら、俺の指を迎え入れる。
「うぉぉ……」
俺は指を挿入しただけなのに、ペニスを挿入したような気分になって、思わず声が出た。
指に絡みついてくる暖かなヒダヒダはどこまでもいやらしく、俺は本能的に指を動かして激しくかき回した。
挿入してない方の手でおっぱいを揉んだり、乳首や腋の下や首筋を舐め回したり吸ったりした。
でも「3点責め」なんて気の利いたことじゃなくて、ただやりたいことを思いのままにやっているだけ。
汚したい……貪りたい……俺のものにしたい……
今の俺はただ、ドロドロした欲望を、れなっちの身体にぶつけているだけだった。
いつしか、淫気の充満したピンク色の空間で、2人の人間が性欲に溺れていた。
ジュクッ、ジュクッ、グチュ、グチュッ……!
「あっ……ああっ……あっ、気持ちいい!!」
「おら、全身ドロドロに汚してやる!」
「あ、だめっ、中イイッ!!中イイのっ!!あっ!あっ!あっ!!」
「もっと速くするぞ!このエロマンコ、グチュグチュ、グチャグチャ、グッチャグッチャにする」
「あーっ、イっちゃう、イくっ、あっ、ああああーっ、んんーっ、あああっ!」
「イくの?……じゃあイケよ!!」
「ああああああーーーーーっっ!!!!」
〈れなっちを膣絶頂させました!〉
れなっちは指マンでそのままイったようだ。
俺の勝ち?
これで正気に戻せる??
よくわからないが、れなっちはイったのでしばらくはスタン状態で行動できないだろう。
俺は、ボスサキュバスの方を向いた。
『あら、意外ねぇ。お嬢ちゃんの方がサキュバスの素質があると思ったのだけれど』
「何言ってるんだ!ちゃんと元に戻るんだろうな!?」
『さあ、どうかしら?それは坊やしだいかもね、王子様。……ふふふっ』
「馬鹿にするな!なら次はお前を倒すぞ」
『……あははは!!……面白いこと言うのねぇ。坊やが??アタシを??倒す??ですって??……あはははははは!!』
俺は勝利の気分に酔って、ボスサキュバスに向かって強気なことを言ってみた。
だが、背筋はブルブルと勝手に震えていた。
十分な距離を隔てていても、ボスサキュバスからは恐ろしいほどの淫気が発散されていた。
めちゃくちゃ強そうな予感がする……威圧感が半端ない。
正直いって、相手の姿をじっと正視することさえ躊躇うほどだった。
どう考えても一騎打ちで挑む相手じゃなさそうだ……ここはパーティー用のダンジョンなのだ。
じゃあどうしよう……れなっちがサキュバスにされてしまったら困るし……
(マスター!後ろ!後ろー!)
判断に迷っていた俺の心の中で、インプの声が響いた。
しまった!新しい敵??
慌てて振り返ると、柔らかな感触が俺を……
ちゅーーっ!ちゅっ、ちゅっ、ちゅぽっ、ちゅっ♪
「!!??」
俺の唇を、甘い甘い唇の感触が塞いだ。
「ん〜〜♪ちゅっ、ちゅっ、じゅるっ、ちゅーーっ♪」
あ……れなっちのキスだ……
なんで……イかせたばかりなのに……
やばい、ペニスも勃起しっぱなしの興奮状態だ……
このままキスされ続けてたらあっという間に魅了されてしまう。
『ふふ。面白いわねぇ。ちょっとお嬢ちゃんの方に助力してあげたのよ。
坊やのバトルファックの見せどころね。くすくす……
それでは、ゆっくり見物させてもらうとしようかしら……』
ボスサキュバスは余裕綽々として言った。
俺たちをバトルファックさせて、見世物にして遊んでやがるのか。
しっかりしてくれよ、れなっち!悪堕ちしやすすぎだろ!
そんなに欲求不満が溜まってるのかよ……
ちゅっ、ちゅっ、じゅるっ、ちゅぽん……
れろれろ、ぺろぺろ、ちゅぅぅ……
れなっちのキス責めは激しくなる。
正気に戻ってくれそうにもないし、俺はどんどん魅了されていく。
まずい、このままでは……
俺は、また〈スキル:『オールレジスト1minute』〉を使って凌ごうとした。
…でも、今度は発動しない。
なぜだ……一回しか使えないのか……リチャージができてないのか……
焦ってる間に、れなっちのキスはどんどん情熱的になってゆく。
だめだ、これ、もう無理……
「ちゅっ、ちゅーーっ、じゅるるっ、…ちゅぽん!」
〈状態異常:魅了(中)をかけられてしまいました!〉
あああああ……
俺は、すっかり夢心地でれなっちのキスを受け続けてしまった。
なんとか唇から離れようと、身体を翻そうとする。
……だが、実際の俺の動きは、思惑とは違って、ただ自分から崩れ落ちるだけだった。
ドサッ……
頭がふわふわする……
インプがなんか騒いでる気がするけど、声が小さく、どんどん遠くなっていく……
もう聞こえねぇ……すまん……
「ちゅっ……ちゅぅぅ……くちゅくちゅ♪」
れなっちが、覆いかぶさるように、倒れた俺にキスしてくる。
キスだけで圧倒されてしまってる事に、恥ずかしい気分がこみ上げる。
だがペニスだけは、萎縮するどころかますます隆起して痛いぐらいだ。
「ん♪……仕返し!……じゃなく、お返し、しちゃうね♪ちゅっ♪」
れなっちは、俺に覆いかぶさってキスしながら、俺のパンツをずらしてペニスに手で触れた。
それだけで、ペニスはビクン!と反応した。
「ふふ、濡れてる♪……それに、糸引いてるよ。ほら、つぅーーってなってる」
彼女はキスしながら、言葉責めしてきた。
言葉責めまでカウンターかよ!……と思った俺だが、言い返せなかった。
すぐに、れなっちはキスしながら手コキでペニスを責めてきた。
ちゅっ……ちゅぅぅ……
シコシコシコ……シコシコシコ……
れなっちが俺のペニスを扱きはじめると、すぐに俺の頭は快楽で真っ白に染まってしまった。
これは、「手コキッス」ってやつか……
だめだ、キスの得意なれなっちにこんな事されたら気持ち良すぎる……
ちゅっ……ちゅぅぅ……
シコシコシコ……シコシコシコ……
防御も反撃も全くできないまま、手コキッスを食らい続けてしまう。
ペニスが彼女の手に踊らされ、快楽に震える。
ヒクヒクして、射精の兆候を示している。
ちゅっ……ちゅぅぅ……
シコシコシコ……シコシコシコ……
あああ……もうイく……
射精してしまう……
れなっちの手コキッスやばすぎる……
だが、俺が敗北を覚悟した時、れなっちの唇が離れた。
同時に、手もペニスから離れた。
「え……??」
「ふふ…♪、じゃあ、そろそろかな♪」
密着状態から起き上がったれなっちが、俺にまたがってきた。
ペニスをつまみ、自分の膣口に押し当てる。
騎乗位だ……
「あの時の続き……しよう♪」
「えっ?……あぁっ!?」
「いただきまぁす…♪」
ズプッ……ヌルゥッ……
……グチュッ!!
「あ……っ!!」
「んんーーっ♪♪♪……入ったぁ♪」
俺のペニスは、ぬるぬるの膣内へと一気に飲み込まれてしまった。
サキュバスみたいなれなっちは、俺に跨ったまま熱い熱い吐息を吐いた。
そのまま、腰を淫らに8の字に動かしていく。
手コキッスで射精寸前まで追い込まれていたペニスに、十分な休息が与えられぬまま、再び絶大な快感がもたらされた。
にゅぷっ、じゅぷっ、きゅっ、きゅっ、パァン!パァン!
れなっちが俺の上で腰を動かすたびに、色んな複雑な音が響いた。
ペニスは、全く隙間がないぐらい包み込まれて、熱い肉襞にキュウキュウと締め付けられていた。
「んっふぅっ♪……硬い、硬くてお腹までキてる……!はぁっ、ぁんっ、イイっ!!」
「あああ……そんなに締め付けたら…っ」
「あん、あんっ、硬いのが中でビクビクしてる、ねぇ、出ちゃいそうなの?」
「で、出るっ、イくっ……」
「ふふっ、いいよぉ……出してっ……んっ、んっ、でも、出しても硬いままでね?小さくしちゃダメだよ!」
れなっちは、腰を爬虫類みたいに淫らにくねらせた。
ペニスにねっとりと絡みつく膣肉が、俺を限界のはるか上まで引き上げ、高めていく。
もう射精する以外のことは全く考えられない。
「あ、イく……!!」
「あっ、ああんっ!!んんーーーーーっ!!」
ドプッ……ドプッ……
〈れなっちに中出し射精させられてしまいました!〉
〈状態異常:スタン(軽)にかかってしまいました!〉
〈エナジードレイン:LV1を受けました!〉
ドプッ……ドプッ……
俺は、そのまま堪えきれずに射精してしまった。
脈打つペニスから、さらに精を搾り取ろうと、熱い肉襞がうねっている。
俺は、快楽に溺れそうになりながらも、尻に力を入れて、被害を最小限にとどめようとした。
……そうしないと、なんかヤバい予感がしたのだ。
『あらあら。口では格好いいこと言ってたのに、あっけなく射精しちゃったのね。』
ボスサキュバスがニヤニヤしながら口を開いた。
『でも、お嬢ちゃんもまだまだねぇ……もっとサキュバスの素質があるかと思ったのだけれど』
「??」
『その程度しか吸精できないなんて、ちょっとガッカリするわねぇ……
尤も、まだサキュバスとしての能力が開花してないだけかもしれないけれど……』
何を言ってるんだ、このボスサキュバスは?
PCのれなっちを、ガチでサキュバスに転職させる気か……
取り返しがつかなさすぎて笑えない!!
俺は腹が立って仕方なかったが、射精のせいで身体は思うように動かなかった。
それに、身体中がなんとも言えない虚脱感に襲われているようだ。
「吸精」、つまりエナジードレインを受けてしまったらしい。
やばい感じだ。
これ以上れなっちに中出ししたら、ますますサキュバス化が進行してしまうんじゃないか……
グチュッ、グチュッ、グチュッ、……
「んふ……♪……まだ硬くて、おっきぃ♪……私の中で、ゴリゴリしてるぅ……♪」
「ちょっ……まだ!?」
「もっとぉ……もっと出してぇ……もっとゴリゴリ、ゴリゴリ擦っちゃうから……♪」
「うぉっ……」
「あっ、はぁんっ♪……イイっ、イイよっ!!……おちんぽ気持ちいい……もっと抉ってぇ……!」
グチュッ、グチュッ、グチュッ、……
れなっちは、俺の吐精が止まるや否や、すぐにまた腰を振り始めた。
正気に戻るどころか、余計にサキュバス化が進んでるようにしか見えない……
やっぱり中出ししたのがダメだったのか……
れなっちの目線が虚ろな感じになっている。
グチュッ、グチュッ、グチュッ、……
「あっ、ああぁーーっ、おちんぽ、おちんぽ気持ちイイよぉ……お腹に刺さるのイイよぉ……」
「うぉぁ…」
「硬くて、おっきぃ……はぁ、はぁぁ、ああん、あっ、あっ、あっ、あっ……」
れなっちは、騎乗位のまま執拗に、自分の感じるポイントにグリグリと亀頭を擦りつけるような動きを繰り返していた。
ただひたすらに、快楽のみを貪っている。
もうすっかり、淫気の虜になっているようだ。
れなっちの名器は、一度射精したペニスを捕まえて離さない。
更に俺を射精させようと、ギュウギュウ締め付けて、精を根こそぎ吐き出させようとしている。
‐‐だが、俺は大きな違和感を感じていた。
すごい気持ちいいけど……何かが違う。
…そのとき俺は、れなっちに筆おろししてもらった日のことを思い出した。
れなっちは、こんな自分勝手に腰を振るだけの人じゃなかったはずだ。
彼女は俺の為に、色々気遣って、応援してくれて、最高の一日になるように頑張ってくれたんだ。
そんな彼女のことを、俺は素敵な人だと思って、そして、好、す、すすす、すすすすs……、スキー…………
……それはともかく、いま、いちばん大事なことは……
〈状態異常:スタン(軽)が解除されました!〉
━━━━今度は、俺の番だってことだろ!!!!
俺の身体が、自由を取り戻した。
昂る、荒ぶる気持ちは止められない。
思いが口をついて、外へとアウトプットされる。
「あん、ああんっ、おちんぽぉ……、ぐりぐりぃ、ぐりぐりぃぃ……♪」
「……ねぇ、今度は、俺にさせてくれよ」
「あああん、んっ、んっ、……?? んーっ??」
「よく聞いてほしいんだ」
「……??」
「……この前はありがとう、おかげで俺も、なんか男になれたような気がする」
「男ー?男になれたー?」
「いや、ポイントはそこじゃなくて」
「??」
「ありがとう!!!」
‐その時、れなっちの虚ろな目に光が差し込み、瞳の焦点が俺にぴったりと合った。
……ような気がした、俺にはそう見えた、きっとそうだ、そう信じたい。
同時に、れなっちの腰の動きが止まる。
まるで、俺の番だってことが、彼女の心に伝わったかのように。
〈スキル:『ピストンLV2』を使用しました!〉
「あっ!?……あっ、あん、あん、あんっ、あっ……凄いっ……」
「はっ、はっ、はぁっ、はぁっ……」
覚えたばかりのスキルで、俺はれなっちを下から貫いていった。
れなっちの心の中に、もし隙間があるのなら、それを自分の肉棒で埋めてしまいたい。
サキュバスなんかに堕とされてほしくはないから。
だけど、俺の激しいピストン運動にも、れなっちのアソコはぴったりと絡みついてくる。
隙間なんてどこにも無くて、俺たちは繋がっていた。
その心地良さに、全てが満たされていくような気がする。
……でも今は、自分よりも、彼女の方を気持ちよくしてあげたい。
「はぁ、はっ、はっ、……ねぇ、気持ちいい?」
「あっ、あん、あん、うん、気持ちいい……あなたは、気持ちいい?」
「ああ。……あーー!もう超気持ちいいー!!!!」
「…ぷっ……ふふ……あははっ!」
俺は、一心不乱に腰を振り続けた。
れなっちがさっき、自分でグリグリしてた所を狙って……
できるだけ気持ちよくなって欲しいという、願いをこめて。
れなっちは、自分からは余り動かないけど、俺の動きに合わせて俺のペニスを包み込んでくれていた。
そんなふうにセックスして、長持ちなんてできるわけない。
再び、射精の時が近づいてくる。
「あっ、あっ、あっ、あっ……もう、イきそうっ……んっ、一緒に……ね?」
「お、俺も……イくっ!」
「あ、あ、あ、あ、……んっ、んっ、んっ、……」
「はっ、はっ、はぁぁあ!」
「んんんんーーーーーっっ!!!!!!!!」
「…っ!!!!」
ドビュッ、ビュッ、ビュッ……
〈同時絶頂しました!〉
〈二人にボーナス:各2,000EXPゲット♪〉
「はぁ、はぁ、はぁ……」
「ふぁぁ……♪」
ああ……
今までで……
一番気持ちいいセックスした……
…
……
………
…………
……………
………………
それから少々、時間が経ち。
……その部屋に残っていたのは、ボスサキュバス1人だけだった。
『全くもうねぇ…、アタシの話を聞きもせずに、ヤる事だけヤってスタコラ逃げていっちゃって。
出すモン出して、もう搾りカスにもなりやしない男を、アタシが襲うとでも思ったのかねぇ……
倒すだけがゲームクリアじゃないでしょうに、若い者共にはそこがわからないって事さ。
初々しいツガイを引き裂くような事しちゃあ、アタシ達もおまんま食い上げだっていうのにねぇ。
……まっ、1人でむざむざ食われにやって来るなら、アタシも満更じゃないけどねぇ……
あー、ヤだヤだ、青々した精の臭いで部屋中が噎せ返りそうさ。
ガツガツした若いのを見てたら、ちょっと腹が減ってきたじゃないのさ。
ああいう活きのいいのがアタシの前にひょっこり食われに来てくれないかねぇ……』
ボスサキュバスさんの低音ボイスのぼやきは、その後もしばらく止むことがなかったという…
(終)
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