2月21日(続き) PLAYER LV:17
くノ一下忍・桃花とのバトルファックに敗北した俺は、気がついたら自宅に戻されていた。
結構こっぴどい負け方をしてあげくの果てに、失神してしまったのだ。
意識が戻ると俺は本能的に、ぼやけた記憶を辿り、復元させようとした。
すぐに、俺は失神する前の出来事を思い出すことができた。
バトルする前は、弱そうな相手だと見くびっていたのだ。
でも、なんか思いっきりやられてしまった。
敗因は何だろう?
単純に、相手のほうが強かったということだろうか?
…いや、強いのは強いんだろうけど、罠に引っかけられて負けたという感じだ。
力押しの真っ向勝負をしてこなかったのは、「くノ一」らしい戦い方なのかも。
今まで戦ってきたザコ敵のような、単純な相手ばかりではないということだろう。
……しかしそれにしても。
あのおっぱいの美巨乳ぶりはすごかった。
今でもこの目に焼き付いているし、触って揉んだ感触はこの手に鮮明に残っている。
それ以上に、胸を押しつけながら押さえ込まれる技を食らい続けた事を、俺の全身が強烈に反芻していた。
結局、格ゲーのハメ技のごとくそこから全く抜け出せずに、何回もイかされて負けてしまったのだ。
とにかく気持ちよかった……
…………そこまで振り返ったところで。
俺は体調が何かおかしいのに気がついた。
全身がむずむずしてたまらない。
何でもいいから、とにかく気持ちいいことがしたい。
特に、くノ一桃花とのバトルの事を思い出せば思い出すほど、症状がひどくなっていく。
受けた快感が忘れられず、さらなる快楽を貪りたくなる。
呼吸の回数が増え、どんどん荒くなってゆく。
右手が勝手に、自分の股間の方に伸びてゆく。
そうしないと我慢できそうもない。
シコシコシコ……
俺は自分のペニスを激しく手で扱いた。
ペニスを扱くとある程度の快感が得られて、そのぶん少しだけスッキリできた。
同時に、わずかばかりの理性が戻ってくる。
‐おい、何やってんだ、俺。
こんな事してる場合じゃないぞ。
オナニーするゲームじゃないんだから。
正気にならなければ。
…だが、俺の体は正常に戻るつもりはないようだった。
全身がめちゃくちゃムズムズしてたまらない。
おかしい、異常だ。
なんか後遺症が残ってるみたいだ。
「後遺症」…
まさか、もしかして……
俺は、自分のステータスを確認することにした。
くノ一桃花との戦闘中に、忍術とか称してスキルをすり替えられたり、状態異常まみれにされたりしたのが、まだ残ってたりしないだろうか。
…すぐに確認が終わり、俺は愕然とした。
〈スキル 『乳堪能:LV2』〉
〈状態異常『おっぱいに弱い(重)』〉
〈忍術 『後を引く快楽(中)』〉
これは……
状態異常が治ってないままじゃないか!!
それ以外のスタンとかは治っていたが、3つの悪い効果がいまだに残存していたのだ。
しかも最後の『後を引く快楽』って何だよ!?
いつの間にこんな術を食らってたんだろう……
ネチネチと責められ続けたせいか……
これのせいで、やたら体がムズムズしてしまうのに違いない。
…しかしなんという非常識なゲームなんだ。
自宅に戻されても全回復しないなんて。
もう状態異常というよりは、RPGの「呪い」レベルの凶悪さだ。
「呪い」だとすると、教会に行って、お金を払って呪いを解いてもらわないといけないんだろうか。
でも街に教会とか、そういう役割の施設は無かった。
それならば、課金すれば解呪アイテムを買えるんだろうか??
俺は、ウェブマネーで購入できるカタログをめくった。
…だが、すり替えられたスキルを元に戻すアイテムや、おっぱいに弱くなったのを治療する薬や、謎の忍術の治療薬は売っていなかった。
俺は頭を抱えた。
明らかに不具合だろ、これ…
無料体験版だからって、ひどすぎる…
それに、もう体がムズムズしてこれ以上はとてもじゃないが我慢できない。
一回だけ、自分でオナニーして抜いて、出すもの出してスッキリしよう、そうするしかない。
俺はゲーム内の自宅のベッドに横になって、本格的にオナニーを始めてしまった。
何をおかずにするのか考えるまでもなく、勝手にくノ一桃花のおっぱいが頭の中に浮かんだ。
‐そうだ、パイズリだ。
俺は、くノ一桃花におあずけにされたままのパイズリを、想像で補おうとした。
……だが、なぜかちゃんと想像することができない。
普段なら、この程度の妄想は余裕で3D再生可能だというのに。
今はとにかく切羽つまっているから、もっと直接的な刺激が必要だ。
何でもいいからとにかく抜ければいい……
すると俺の想像の中で、くノ一桃花はあの時と同じように俺を押さえこんできた。
しなやかな手足が絡みついてきて、柔らかな弾力がのしかかってくる。
ぎゅぅぅぅっ……
俺を押さえ込む手足の締め付けがきつくなり、圧迫感が強まる。
でも、苦しさよりも気持ち良さが圧倒的に上回っている。
気持ちよすぎて脱出できない。
さらに、くノ一桃花の手が俺の下半身に伸びてきて、俺のペニスを責めてくる。
それを想像しながらペニスをしごくと、あっという間に射精感がこみ上げてきて……
ピュッ ピュッ……
俺は、射精していた。
ペニスから白い液が放出されると、体を蝕むムズムズ感が治まり、俺はほっと一息ついた。
でも、それと同時に理性的な考えが戻って来る。
いわゆる賢者モード。
……くノ一桃花に負けたことをおかずにして、オナニーしてしまったのだ。
しかも、ついさっき散々イかされたばかりなのに、さっそく。
脳内で繰り広げられた妄想は、まるでバトルの内容をそのままリプレイしたみたいだった。
自由にエロい想像をすることができないぐらい、強烈な体験として植え付けられてしまってる。
……このままではやばい。
今後まともにゲームが進められなくなったらすごく困る。
それどころか、オナニーしすぎて日常生活に支障が出たり廃人になったりとか。
とにかく、この忍術?とやらの後遺症を治さないといけない。
…でも、どうすれば治せるのか。
人に聞く?ネットで調べる?運営に文句を言う?
今日始まったばかりの体験版だけど、同じ被害にあった奴はいるんだろうか。
俺はあれこれ思い巡らせた。
…そうだ、術をかけた本人、つまりくノ一・桃花本人なら治せるんじゃないだろうか。
もう一度、くノ一の館に行って、ちゃんとお願いしたら治してくれるだろうか?
話が通じて、ちゃんと治してもらえることを信じたいが、あの強気そうな性格には大きな不安を感じる。
治してくれないどころか、ノコノコと出かけて行って、もし余計にひどい目に遭わされたら、きっと再起不能状態にされる……
今、くノ一の館に行くのは危険だと俺の理性は警告していた。
だが、何故かくノ一の館に行きたいという気持ちはどんどん膨らんでいった。
それにまた、体がムズムズしてきている。
やっぱりオナニーしたぐらいじゃ全然解決できないんだ。
その根本原因は、くノ一の館の「桃の間」にある。
今すぐに行かなければ……。
俺は夢遊病者のようにフラフラと家を出て、ワープゾーンに向かった……。
…
……
………
クエストを受け直してくノ一の館に入り、「桃の間」に近づくにつれ、俺の意識は緊張感で少し冷静になってきた。
桃花はさっきと同じ場所にいるんだろうか?
もしいたとしても、交渉には「コミュ力」が必要だ。
はっきりいって、そういう事にはぜんぜん自信がない……
でもここまで来たら、もう行くしかない。
‐俺は、「桃の間」に入った。
…シュタッ!!
また天井から女の子が降ってきた。
間違いない、くノ一の「下忍・桃花」だ。
「…あら、貴方は。」
相手は俺を見るとすぐにニコっと小悪魔っぽい笑みを浮かべた。
それだけで、俺はヤバい物を感じて背筋がブルっと震えた。
見た目は年下系のポニテのくノ一のくせに、なんか妙に威圧感を感じる。
……!!
それに、前回とは大きな違いがあった。
桃花の忍者服は同じだったが、その奥にサラシは巻かれていなくて、胸の谷間がじかに俺の目に飛び込んできたのだ。
ゴクリ……
俺の目は胸の谷間に釘付けになった。
でも、なんで今回はサラシを巻いてないんだろう?
もう俺とは一度対戦して、隠す必要がないから?
それにしてもいい乳だ……
もし最初からこんな乳だってわかってたら、不用意に手を出して、隙を作ったりしなかったのに。
あっ、だからこそ隠していたのか。
やっぱり、騙されていたのだ。
でも、知ってしまった以上、またあのおっぱいに溺れてしまいたい……
「…どうしたの? また私とバトルしたいの?…くすっ」
「……ハッ!!……いや、そうじゃなくて」
「貴方は侵入してきた賊で、私はそれを撃退するくノ一なんだからね」
…ああ、そうだ、そういう設定だった。
って、今はそれどころじゃない!!
「…さっきの術がかかりっぱなしになってるんだけど」
俺は単刀直入に言った。
できるだけ弱みを見せないように、さりげなく言ったつもりだ。
希望としては「ごめん、解除するの忘れてた、今すぐ治すからね」とかいう感じになってほしいのだが。
…だが、くノ一桃花のリアクションは違ってた。
「それが正常なんだよー。ちゃんと私の忍術が掛かってるって事だからね、ふふ♪」
「えっ…」
「桃花の事、脱がせて攻めて来るような危険な賊には、特に念入りに術をかけておかないと危ないもんね」
ああ……
やっぱり、素直に治してくれるような相手ではなかったのだ。
でも何とかして説得するしかない!
「ほら、桃花党?とか言うの、俺ちゃんと入るじゃん、…っていうか桃花党って何なの?」
「あー、それは体験版ではまだ無いよ、一週間後に正規サービスをお買い上げのうえ、楽しむものなんだよ」
「買うこと前提かよっ!?」
「当然だよ、だって私も桃花党も、そっちでしか活動できないんだからね」
「…で、活動内容は?」
「えっと手短に言うと、貴方は賊をやめて、くノ一桃花の部下になって、私の与えるクエストをこなしたりして党を繁栄させ、敵対勢力と戦ったりするんだよ。」
「俺がそのクエストをクリアすると、何かメリットはあるの?」
「普通にレベルが上がったり、クエストによってご褒美があったりするよ。で、党員の頑張りは、党首である桃花の立身出世にも直接つながってくるから、私だってちゃんと支援してあげるんだからね」
「…そのクエストってのは普通の、まともな内容なんだよな?」
「もちろん!…賊を捕まえて更生活動させてるんだから、正義は私の方にあるんだから!」
うわぁ、うさんくせぇ……
逆レイプまがいの事をして俺を無理やり入党させておいて、「正義」とか言い出したし……
普通なら鼻で笑うところだ!
でも弱みを握られてる今は、彼女の機嫌を壊すような事を言わない方が良さそうだ。
「……わかった。党には入るし、新しいパッチは買うし、クエストもするから」
「うん、了解♪」
「だから、治して……ください」
「うん、いいよ♪」
くノ一桃花は上機嫌で言った。
やったー!これで治してもらえる!
普通の日常生活を送ることができる!!
完全に相手の術中に嵌められ、思うがままの展開にされて、新しいパッチも買わされることになってしまったけど。
まぁ、全く買うつもりが無かった訳ではないから、しょうがないか……
「…あっ、でも」
「!??」
「貴方、またクエスト受けてるんだね、じゃあまた貴方を退治してクエスト失敗させて私の業績ポイントをアップさせないとね♪」
「え??…いや、クエスト受けないと館に入れないから受けただけだし、もう放棄するから!」
「放棄するぐらいなら、私とバトルして行きなさいっ……っていうか逃がさないからね」
「そ、そんな!?……それなら、先にこの術だけ治して……ください…」
「だーめ。敵にかけた忍術をただで解いてあげるお人よしのくノ一なんて、いないんだからね」
「……」
「絶望的な顔になってるー。そんなに桃花の忍術がきつかった?…情けないなぁ〜。それとも、かかりやすい体質なのかな?」
「知らない……けどキツい……」
「ふふ♪……あ、でも桃花に勝てれば、私のかけた術は全部解除されるよ。……勝てれば、だけどね」
「マジで!」
「うんうん。こんな耳より情報を教えてあげるなんて、私ってすごい優しいくノ一だよね。くすっ♪」
「……(絶句)」
桃花は自信たっぷりの様子だ。
弱らせた相手をさらにいたぶるのを楽しんでいるっぽい。
なんてドSで凶悪な、ヤバい性格のくノ一なんだ……
でもむしろ、M豚の俺にとっては最高のご主人様になってくれるのかも……
会話してる間も、俺の全身はムズムズして、桃花に犯されるのを心待ちにしている感じだ……
……いや、バトルの前なのにそんな事を考えてちゃダメだ!
それに、また負けてしまうと余計に大変な事になってしまう気がする。
彼女の責めは半端なく強力だから、心も体も耐えられる自信がない。
負けたらゲームオーバー一直線かも。
ひょっとして、相手は最初からそのつもりで俺を堕としに来てるのか?
奴隷状態で盲目的に従う党員に仕立て上げるつもりなんじゃ?
そんなのもう、体験版ってレベルじゃねーぞ。
俺は、手負いの状態で強敵とバトルファックするという窮地に立たされているのだ。
相手のペースに飲まれないようにしなければ。
くノ一桃花は、楽しそうに余裕の笑みを浮かべていた。
「じゃ、やろっか」
「……わかった」
バトルファックの開始。
俺は、相手の全身を視界に収めた。
やっぱり、わざと胸の谷間が見えるような着崩し方をしている。
魅惑的すぎるから見ちゃだめだ……
俺は、視線を下に移して、桃花の足めがけて猛然とタックルした。
…すかっ
だが、くノ一は華麗にジャンプしてタックルを回避し、距離をとった。
「鬼さんこちら〜♪」
「……はぁぁ??」
まさか、また追いかけっこするつもりなのか!?
なんて面倒くさい相手なんだ!
こっちは体がムズムズムラムラしてたまらないのに、最高にイライラする!!
……いや、それが相手の戦法なんだ。
焦らしたりイラつかせたりして、隙ができた所を突く戦法。
そうなんども ひっかかってたまるかー!
それにこの鬼ごっこは、攻略済みだ。
相手をよく見て、動きを先読みして、部屋の端っこに追い詰め、逃げようとする足をつかめば捕まえられる。
……ん??
いや、でも相手の全身を見ちゃダメだ。
あの魔性のおっぱいを見てしまうと集中できない。
見ても平気なのは足元だけだ。
俺はくノ一桃花の足元に狙いを定め、突進した。
…すかっ
だが、相手の身のこなしはめちゃくちゃ素早い。
俺は必死になって追いかけたが、指一本触れることができないまま時間が過ぎていった。
「どうしたのー?もう息あがってるよ」
「ハァハァハァハァ……」
「くすっ♪…鍛え方が足りないよ、それじゃ私をエッチバトルに持ち込むなんて無理だからね」
「くっ……くそおおお!!」
俺はイライラをぶつけるように飛びかかったが、やっぱりかすりもしなかった。
完全に動きを読まれている……
前回は、俺が相手の動きを読んで捕まえたのに、逆になってしまってる。
やっぱり、足だけ見てても捕まえられない。
俺は、見てはいけないと知りつつも、ついくノ一桃花の全身を見てしまった。
「うぁぁ…………」
「ん〜?……くすっ♪」
桃花の姿をまじまじと見たとたん、今まで抑えこんでいたムズムズムラムラが一気に噴出した。
かわいい!エロい!エッチしたい!!
もう我慢できない!!!
なのに、無駄に疲れさせられた体は思うように機敏に動かない。
もう限界だ……
すぐに一回オナニーして出さないと、これ以上はもたない……!
でも、くノ一桃花が見てる前でオナニーするなんて……
恥ずかしすぎるし、絶対バカにされてしまう。
そうだ、本格的にオナニーしなくても、ちょっとだけ触ってムズムズさえ鎮めればいいんだ……
俺はついに立っていられなくなって、へたりこんでしまった。
桃花に見られないように逆の方向を向いて、うずくまりながら股間に手を伸ばす。
ちょっと触るだけ、ちょっと触るだけ……
「あーーっ!何してるの!」
前から声が聴こえた。
後ろを向いたはずなのに、なんでもう前にいるんだ……
それに、まだスッキリできてないのに。
「もう!エッチバトルは始まってるんだから、そんなふうに自爆したって私の勝ちになるんだからね!」
「じ、自爆……なんてしない」
「ふーん……でも、そろそろ限界かな。…桃花の魅力と忍術に陥落する寸前よね♪」
「ず、ずりぃよ……これじゃ勝負にならねぇ……」
「ふふ、認めちゃったね。…そーだ、自爆なんかしちゃうぐらいなら、桃花に調教されちゃいなよ♪」
「ちょ、調教……」
「バトルしながら気持ちよ〜く、調教してあげるよー。」
「……ゴクリ……」
「私が貴方に、手枷を嵌めて、あと縄で縛り上げた拘束状態で、バトルスタート!ってね」
あ、それは…
前回、却下した事だ。
OKしたら気持ちよくしてもらえるのか……。
今の状態でそんな事されてしまったら、俺はきっともう……
「もう貴方は党員になるんだから、私だって優し〜く、してあげるよ」
「ホ、ホントに?」
「うんうん♪焦らすのだって、虐めるのだって、全部、最高級の快楽の為なんだからね。特に女の子にいじめられて感じちゃう、貴方みたいな人は特にね。」
「……ゴクリ……」
「ふふっ、こ〜いうの、どう?…好きなんじゃない?」
ガタン……
くノ一桃花はどこからともなく、ものものしい器具を取り出してきた。
「な、何これぇ……」
「これが、手枷だよ。ここを開けて、両手を通して、ガチャーン!…ってね。どう、本格的でしょ?」
「……ゴクリ……」
「じゃあ、桃花に調教して欲しかったら、そこに寝転がって両手をバンザイしてね。嫌なら、勝手に自爆するなり、前みたいに悪あがきするなり、好きにしたらいいよ。……でも、そんな状態で私を捕まえるのはもう無理だと思うけど♪」
桃花は、余裕たっぷりに俺に選択を迫ってきた。
完全に追い詰められた俺が選んだのは……
----〔選択肢〕--------------
1. 条件をのむ
2. だが断る!!
----------------------------
→1. 条件をのむ
俺が選んだのは、くノ一・下忍桃花に屈服する選択だった。
つまり言われるがままに両手をバンザイして、床に寝転がってしまった。
「あら〜」
「は、早く…」
「あーあ。もうちょっと頑張れるかと思ったら、もう降参かぁ〜」
言いながら、桃花はでっかい手枷を持って近づいてきて、そして……
ガチャーン!!
俺の両腕に嵌めてしまった。
「これで良しっと。手枷は、柱にしっかり取り付けておいたから、暴れ熊でもなきゃ、もう外せないからね」
手枷の強固さを説明する桃花だが、俺には逃げようとか反撃しようとかいう考えは、もう無かった。
それよりも早く、気持ちいい調教をして欲しい……
自ら敗北を選んでしまった俺の精神は、堕ちてゆくばかりだった。
続いて、桃花は縄を取り出してきて、俺をグルグル巻きにしていった。
亀甲縛りのような複雑な縛り方ではなく、隙間が結構空いている。
それでも、両足首のところはしっかり結ばれてしまい、もう立って歩くことは絶対に無理そうだ。
縛られた縄目が肌に食い込んでいく感触は、未知なる異様さだった。
本当に、自分が罪人で、正義のくノ一に取り押さえられてしまったような雰囲気だ……
「くすっ……芋虫みたいな見た目になっちゃったよ。すぐ降参しちゃう弱い根性は、叩き直してあげないとね」
くノ一桃花の目がキラーンと光った気がした。
優しくするって言ったのに話が違うような……
意地悪なことが大好きそうなくノ一に、体の自由を完全に明け渡して良かったのだろうか……
「この状態でどれくらい動けるのかな?……ほら、できるだけ激しく動いてみなさいよ」
えっ、何を言い出すんだ……
そんな事より早く気持ち良くしてほしい……
でも桃花の機嫌を損ねるような真似はしたくなかった。
もし怒らせて、このまま放置プレイされて、術も解いてくれなくて打ち捨てられたら俺は……
どうなってしまうのか想像もしたくない。それが一番怖かった。
俺は言われた通りに、動いてみることにした。
でも手足の自由はまるできかないし、横にゴロゴロ転がるぐらいしか無理そうだ。
ゴロン……
俺は勢いをつけて全身を回転させてみた。
だが半回転して、うつ伏せになったところで、動いてない手枷のせいで回転がストップ。
体が変にねじれたまま、動き全体が止まってしまった。
「ぐぐ………$%&!??」
ね、ねじれて元に戻らない??
痛い、痛たたたた!!!
「もう、何やってんの!バカだなぁ〜」
桃花はあわてて俺を起こしてくれた。
言われた通りにしたらこうなったのに……
でも、何故かちょっと優しい。
意地悪くノ一なのか、優しいくノ一のか、ただの気まぐれくノ一なのか、彼女の性格はまだ謎だ。
「…じゃ、芋虫以下の存在になり果てた貴方を調教するグッズは、まずこれだよね」
くノ一が次に出して来たのは、よくしなりそうな『鞭』!
確かに、「調教=鞭」というのは定番なのかも。
俺、この子に本当に調教されてしまうんだろうか……
ドキドキするけど、何故かもうイヤな感じは全然しなかった。
調教さえしてもらえるのなら……
「じゃ、いくよー!歯をくいしばれー!」
えっ?まだ心の準備が!?
ビシィィッ!!
「ぎゃ!?」
ビシィィッ!!ビシィィッ!!ビシィィッ!!
「痛い!いだだだあでふじこlp%$&?!!」
ちょ!フルスイングすぎる!
逆リョナすぎる!!
縄と縄の間隙を、鞭の先端が正確に捉えて強烈なアタックインパクトをお見舞いしてくる!
ビシィィッ!!ビシィィッ!!ビシィィッ!!
「ちょ、無理!無理!…あああ、やめて!」
「もぉ〜、すぐ無理とか言わない!」
「本当に無理なんだって!」
「その根性を叩き直すためにやってるんだからね!桃花党員として恥ずかしすぎるんだから!」
「あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!」
明らかに威力がおかしい!!
優しくしてくれるなんて大嘘だった!!
それにこの世界では気持ちいい事以外は無効なんじゃなかったのか??
あれ??
ってことは、まさかこの痛みは、もしかして……
ビシィィッ!!ビシィィッ!!ビシィィッ!!
猛烈に鞭打ちされてると、全身の感覚が麻痺したように何が何だかわからなくなってゆく。
度を超えすぎていて、脳が正しく処理できていないみたいだ。
体がムズムズしてたまらなくなる忍術の後遺症も、吹き飛んでいくようだ。
あまりにも過激なショック療法なのか??
ビシィィッ!!ビシィィッ!!ビシィィッ!!
「あっ………あっぁぁぁかぁ……」
「ふふっ♪…大分いい声になってきたねー。ぶたれて気持ちよくなってきたんでしょ?」
「そ……そんな……」
「もう体は完全に堕ちちゃってるよね。調教するまでもないかなー。やめようかなー。」
「あ、や、やめないで!!」
「んー?無理なんじゃなかったのー?桃花にもっと調教してほしいの、どっちなの?」
「もっと調教してほしいです!!」
「…そんなことペラペラ言うなんて、もう体だけじゃなく心も堕ちちゃってるの?…あっけなさすぎるんだから!」
ビシィィッ!!ビシィィッ!!ビシィィッ!!
自分でもなんでこんなに情けないセリフを吐いてしまったのかと思った。
これじゃ即堕ちじゃないか……即堕ちかっこ悪い……
でも、早く屈伏しないと、余計に意地悪されたり焦らされたり、放置プレイされたりしそうで恐ろしかったのだ。
くノ一桃花の責め方は、今の俺には到底受けきれる物ではなく、彼女は俺にはあまりにも強敵すぎた。
BFは、降参したらそこで試合終了なのだ。
俺はもう降参してしまった……
ビシィィッ!!ビシィィッ!!ビシィィッ!!
「…ねぇ、まさか鞭で打たれてイきそうになってない?」
「……ぇ……ぁ、イ、イきそうです……」
「もぉ〜、ほんっとダメすぎ!こんなのでイかせてなんかあげないからね」
「…じゃぁ、術を解いて、拘束も、もう許してください!!」
俺はとことん情けなく訴えた。
もう人として終わってしまった気がする……
でもこんな訴え方では、きっとくノ一桃花は絶対許してはくれない。
「ん〜、ダメ♪」
「……!! 優しく調教してくれるって約束だったのに話が違います!」
「あっ、そうか、そんな事言ったね〜」
「…………」
すっかり敬語口調になってしまった俺に、桃花は本当に優しい声で尋ねてきた。
「…じゃあ〜、貴方は今後党員として、党首の桃花に絶対の忠誠を誓い、桃花党の繁栄のために尽……」
「誓います!!!!」
「……まだ最後まで言ってないのに、くすっ♪」
「何でもします!!!!」
「んー、わかった♪……じゃあお預けしてた分、スッキリさせてあげるから、ちょっと待って」
やったー!
やっとスッキリさせてもらえるー!
マジで苦しかった……
くノ一桃花、つまりこれからの俺の御主人様になることが決まった女の子は、小さな椅子を持ってきて、俺の前に置いて、座った。
「ふぅ……よいしょっと。調教もけっこう疲れちゃうんだよね。」
「(ああ……手間をかけさせてごめんなさい……)」
「座ったまま責めるのがラクでいいかな。わー、パンツの中がすごいテントになってる」
桃花は足を伸ばして、先っぽでパンツの盛り上がったところをツンツン突ついてきた。
それだけで、パンツの中のペニスはピクン!と反応する。
もう何をされても感じてしまう、完全に「できあがってる」状態だ。
俺は、桃花の手管であっという間に肉体を調教されてしまった自分を感じて、ゾクゾクした。
「じゃ、足でしてあげよっかな♪……足コキはどれくらい受けたことあるの?」
「ぅ……全然……」
「えーっ、まさか初めて!?」
「……はい……」
「くノ一はみんな足コキが得意なんだからね。その対策もなしにくノ一の館に乗り込んでくるとか無謀すぎるんだから」
「はい……無謀でした……」
「あっ、もう手遅れだったよね、くすっ♪……じゃあ、桃花が足コキがどーゆうものかを貴方にすり込んであげる」
桃花の両足が蛇のように伸びてきて、俺のパンツにまとわりついてきた。
右足の指の裏を、パンツの膨らんだところに押しつけ、数回擦り付ける。
それだけで、俺の後頭部で快感がパチパチと点滅する感じがした。
これはヤバイ。やばすぎる。
俺は芋虫状態のまま、まともに動かせるのは視線ぐらいだ。
なので、桃花の姿を見た。
桃花のぱっちりした大きめの目はまるでハンターのような強い光を帯びていて、とても気が強そうだった。
ああ……俺はこの子に獲物として狩られてしまったんだ……
ぐぃっ……ぐぃっ……
桃花が足を押し込むようにして、パンツ越しに勃起したペニスを圧迫した。
異常なほどの気持ちよさに、俺は堪えきれずに声を漏らしていた。
ツボを突かれてるというか、やっぱり自分の体が完全に「責められ仕様」に出来上がっちゃっているみたいだ。
焦らされ、煽られ、屈伏させられた末に、ようやく与えられる快感は、通常の何倍にもなるのだ。
あっけなく、俺のペニスは桃花の足に降参するように、ヒクヒクと痙攣しだした。
すると、桃花の足は労わるように俺の勃起したところを撫でさすった。
「ほら、優しぃ〜でしょ、桃花の足コキ?」
「は、はい、……すごいです……」
「ね、このまま射精させてほしい?」
「射精……させてほしい……」
「うん、じゃあ射精させてあげる…………と、思ったけど」
「!??」
その語尾は、…また焦らされる!?
降参して忠誠まで誓ったのに、まだ意地悪されてしまうのか!?
俺は恐怖に体を縮みあがらせた。
でも、そんな俺を桃花は気にとめる様子もない。
「初めてなんだから、パンツ脱がせてあげるよ。芋虫君は自分じゃなーんにも出来ないから、かわいそうだもんね」
桃花は椅子から起き上がって俺のパンツに手をかけ、下にずらした。
べろんっ!と勃起チンポが顔を出した。
意地悪なことは、されずに済むんだろうか……
まだ信じきれない。
「うわーっ!真っ赤に腫れあがってる」
「ハァハァハァハァ……」
「もう限界って感じだね。…じゃ、ちょっとだけ体を見せてあげるから、桃花の方を見て?」
「……??」
見ると、桃花は忍者服の裾をめくって、少し股を開いていた。
白パンツと、太ももが露出されている。
パンツの奥に、うっすらとした茂みと、複雑な模様が透けて見えた気がした。
太股もすごく魅力的だし、足のラインもなにげに綺麗だった。
見ているだけで、俺のペニスはグン!とすごい角度に反り返った。
「ふふっ、…ねぇ、桃花、魅力ある?もうぜんぜん子供っぽくないよね?」
「(コクコクコク!!)」
「桃花が貴方の主になったこと、嬉しい?」
「すごく嬉しいです!!」
「じゃあ、桃花に意地悪に責められるのと、ラブラブに責められるの、どっちが好き?」
「ラブラブが好きです!!」
「…え〜。………まぁいいか、今『は』ラブラブに責めてあげる」
少し股を開いたまま、桃花の美しい足が、剥き出しのペニスに絡みついてきた。
両足の土ふまずに挟まれ、優しく擦られると、俺はまたたく間に夢心地になった。
すごいテクだ……それにおっぱいはもちろん、全身のスタイルも最高だし、彼女の意地悪戦法と忍術はあまりに強力すぎる。
こんな女の子とバトルファックして、勝てる男なんているんだろうか……
少なくとも俺には、到底無理だった。
あっさり降参する道を選んだ俺は、桃花の術中に堕ち、手下として生きることになった。
でも俺は全然後悔していない……こんなすばらしい足コキまでしてもらえたんだから……
桃花の両足の土踏まずの間で、俺のペニスはゆっくりと限界まで高められていった。
「どぉ?…桃花のラブラブ足コキ。」
「ふぁ……ぁぁぁ……最高です……」
「桃花のこと好きになっちゃった?」
「好き……好きですぅ……桃花様ぁ……」
「じゃぁこれで貴方の調教は完了ね。最後にいっぱい射精しなさい?」
「はいぃ……」
桃花は、反り返ったペニスを今度はグイグイと俺の下腹に押し付けるようにして、足を縦に往復させた。
足指が、裏筋あたりを往復し、扱きあげてゆく。
明らかに、「足コキで射精させる」ための動き。
スピードが上がっていき、それまでの甘い快感でふやけていた俺のペニスは、一気に蹂躙されていく。
もちろん、俺に抗うすべもなく、抗うつもりもない。
溜まりに溜まった精液が、ペニスの先へと昇ってくる。
やっと射精させてもらえる……
桃花様の、超気持ちいい足コキで……
桃花様、だいすきぃ……一生ついていきますぅ……
俺は、足コキの快楽に溺れながら射精の瞬間に備えた。
ペニスの先は、俺の顔の方を向いている。
あれ……えっ……このままじゃ……あっ……でちゃう……
「ほら、発射ー!!」
ドピュッ、ピュッ、ピュッ、ピュッ……
噴出した精液が、勢い良く俺の顔にぶっかかってくる。
そ、そんなぁ……
「くすっ……あはは!」
やっぱり俺の新しい主は、意地悪な小悪魔だった。
手足を拘束された俺の顔面に、生暖かくて臭い精液が降り注いでくる。
くノ一桃花は、射精してる俺のペニスに、更に足でグイグイ刺激を与えてきた。
射精の脈動は余計に勢いを増し、桃花が足をペニスから離さない限り、止まりそうもない。
ああ、ダメだ……落ちてしまう……
そして、桃花が足コキを途中でやめるわけもなく……
俺は絶頂の幸福感と、顔面にかかるネバネバ感を最後に感じながら、意識を手放した……
〈下忍:桃花に射精させられてしまいました!〉
〈下忍:桃花に失神させられてしまいました!〉
〈下忍:桃花に敗北しました……〉
〈クエスト失敗〉
〈状態異常:恋慕(強)をかけられてしまいました!〉
…
……
………
それ以後、俺はくノ一・桃花様の忠実なしもべとして、BFOの世界を生きることになった。
といっても、弱小ヘタレな俺ごときでは、桃花党員として大した実績は挙げられていないのだが……
党首の桃花様は、相変わらず出世する気満々で、元気いっぱいだ。
俺ももっと、愛する桃花様のために役にたてるようになりたいなー。
そういえば、俺が桃花様に屈伏する原因になった凶悪な忍術は、実は放置してても数時間で勝手に効果が切れるものだったらしい。
数時間さえも我慢できなかった俺は、その後も情けない情けないと、桃花様に散々言葉責めされる事になってしまった。
でも、桃花様は意地悪ばかり言って俺を虐めてくるけど、たまに優しいし、そんな主のもとにいられて俺はとても幸せだ……
【BAD END 桃花@】
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