2月17日
長い一日が終わり。
いちど眠りについて、目が覚めても、いまだにたくさんの感情が渦巻いていた。
俺の脳内妄想は、物凄い事になっていた。
はぁ………
腹の奥の方から、深〜〜い溜め息が出てくる。
‐どこかで聞いた話によれば。
〔童貞を捨てたら、世界が変わるという。〕
……確かに、明らかに、変わった。
なんか、周りの物事が全部キラキラに見えるというか。
『たかがゲームの中でHしただけ』なのかもしれないけど、『たかがゲームの中でのH』が余りにもリアルなので、そうとしか思えない。
いや、ゲームでの体験が、ある意味リアル以上なのかも。
だって、普通、初Hで気持ち良すぎて失神したりしないだろ。そんな体験談は聞いたことがない。
リアル超えちゃったな、俺。
リアル超えた時、人はいったい何になるのか?
……とてもとても、深い謎である。誰かがこの現象に名前をつけること、希望。
‐そして、どこかで聞いた話によれば。
〔一度セックスを覚えたら、当分の間はそれしか考えられない‘猿'になってしまうという。〕
……確かにそうだ。
頭の中がエロい事でいっぱいになっている!
セックスやエロい事がしたくてたまらない。
俺は興奮のあまり、オナニーでとりあえず発散したい衝動に駆られた。
でも、なんとか踏みとどまった。
もう、オナニーなんていう行為で自家発電する必要なんて、少しもないのだ。
長年にわたって磨き抜いて来た、右手のオナニー技術は、もう封印してもいいぐらい。
これは我が人生における画期的な出来事だ!!
はぁ………
そして、1分に1回ぐらい、なんか深〜〜い溜め息が出る。
これは何かというと…。
どうやら俺は…。
「れなっち」の事を好きになってしまったようなのだ…。
はぁ………
俺はすでにBFOにログインしていた。
でも……
〈れなっち……オフライン〉
こうなんだよなぁ。
インしてからもう1時間ぐらい何もせずにボケーっとしている。
はぁ………
俺にとって一番の問題点はここなのだ。
れなっちに彼氏っぽいのがいるみたいだとか、そういうことはそんなに問題じゃなくて。
ログイン時間が、俺の方が長くて、彼女はそんなに長くない、たまにしかログインしてない、それが問題なのだ。
じゃあ彼女がインしてない時は、俺はこうやって溜め息ばっか吐きまくって暮らすのか。
…それはありえない。
もっと自分の行動範囲を広げるべきだ。
そのためにはまずパーティー募集とか、見てみるか。
俺は、いわゆる「野良パーティー」に参加できそうなものがないか、調べてみた。
……だが、募集されてるのは女キャラばかり。
そりゃそうだよなー。男キャラの方が人口多いんだろうなー。
俺はあんまり自分で募集かけたりするタイプでもないし。
やっぱソロ狩りでもするか……
とか思っていたら、なんかメールが来た。
----インプからのメール----------------------
いつになったら契約しに来るんだー!
あたしはもう待ちくたびれたー!
今すぐ来るのだー!
あたしが決めた、今決めたー!
ゐんぷ
--------------------------------------------
…
……
ちょ、なんぞこれw
敵モンスターが人間様にメールを送り付けてくるとは、ネトゲもずいぶん進化したものだ。
でも「契約」って何だ?
前回、インプとバトルファックした時の事を、よく覚えていない。
そんな約束したのか? 約束してたとしても、契約のことはリセットされてないのか?
もし、ろくでもない契約内容だったら困るじゃないか。
インプの相手か。
どうしようかな…。
…でもやっぱり、ゲームなんだからこういうイベントは踏みにいかないとな。
俺は、ゲーマー特有の思考パターンに従い、インプの所に行くことにした。
…
……
………
インプ部屋に入ると、インプはすぐ俺に気づいた。
「あー、来たー!…めーる着いたか?めーる読んだか?読んだら返事ちゃんと書けよー?」
「いや。もうここまでわざわざ来たんだから返事はいらないだろ」
「違うー!返事は欲しいんだー!!」
相変わらず、頭のゆるい下級淫魔だ。
また「超インプ」になってるんじゃないかと思ったが、表示は普通のインプだ。
「超インプ」になってからの記憶が欠落しているので、とりあえず一安心。
インプは、俺の顔をじーっと見て、パタパタと飛んで近づいてきた。
そしてクンクンと俺を嗅ぐと、いきなり叫びだした。
「あーーーーーーーっ!!!!」
「なんだよ急に!耳がキーンってなったぞ」
「誰か人間の女とHしたなー!!!!」
「……なんのことかな?」
「しらばっくれても無駄だー!あたしにはわかるのだー!」
「フハ。ばれたらしょうがない。そうだその通りだ。…アハ!アハハハハ!!」
俺は勝ち誇ったように高笑いした。
俺はもう以前までの俺ではないのだ。
英語でいうなら、I'm not the man I used to be. だ。
とにかく、とても気分がいい!!
…そうだ。
ステータスはちゃんと反映されているんだろうか。
俺は、自分のステータスを確認してみた。
〈童貞チェック……NO。童貞デハアリマセン。【初体験:れなっち(プレイヤー)】〉
……!!
やったー!
ちゃんと書いてあるー!
俺は喜びのあまり、インプ部屋でくるくる〜んとバレリーナのごとく舞い踊った。
…インプはジト目でこっちを見ていた。
------Message Log---------------------------------------
「ブツブツ……本当はあたしが前も後ろも強奪したのぬぃー。。。」
「んぁ?何か言った?」
「ずるい、ずるいのだ……ゲームはずるいのだ。。。」
「なんだよ。……ところで、契約っていったいどんな契約よ?」
「そんなの、お前しだいなのだー!」
「は??……で、契約ってやり方があるんだろ。手続きとか。どうやるの?」
「バトルファックして、あたしに勝って、さらにあたしの中に精液を出せば契約できるのだ」
「おお。セックスか!さすがバトルファックオンライン。」
「ブツブツ……ほんとはあたしが先に……ブツブツ……」
--------------------------------------------------------
なんかブツブツ言ってるけど、こいつはしょせん「超」のつかないただのインプ。
低レベルの頃はヒィヒィ言わされたけど、れなっちのすてきな筆下ろしで今や高次の存在へと至った俺の敵ではない!
契約が俺しだいだというならば、さっさとバトルファックで倒して、俺にとってきわめて都合のいい契約でも結ばせてやる。
「よし、ならバトルするぞ!」
「にゃー!!返り討ちー!!」
〈---FIGHT!!---〉
このバトルファックは、どうやら本番勝負が必須のようだ。
相手は、羽で空を飛べて、体の大きさはお子様サイズ。
どうやって、どんな体位で挿入すればいいだろうか。
…とか思っていたら、インプはいきなりパンツを脱いできた。
「あたしは人間の女と違って、準備なんていらないぞー!」
「ちょっと待て…! まだ俺の方が準備できてないし!」
「えー。…じゃあこれでも使って、さっさと大きくしろー!」
インプは俺に、自分のはいてたパンツを投げてきた。
…ふぁさっ
俺は、インプの脱ぎたてホカホカパンツをゲットした。
…馬鹿にしやがって。
もはや童貞ではない、この俺を、こんな子供じみたパンツごときで勃起させられるとでも??
ちゃんちゃらおかしいぜ。
…だが、愚かなのはインプであって、このぱんつに罪はない。
むしろ、ぱんつは良いものだ。
せっかくだから、ぱんつを愛でたり、匂ったり、撫でてみたり、頬ずりなどしてみるのも良い。
俺はさっそく、インプのパンツを愛でたり、匂ったり、撫でてみたり、頬ずりなどしてみた。
ふぅ……。
…するとどうしたことだろう。
俺の逸物はいつのまにか、天を仰がんばかりに屹立していたのだ!
「おっけぃだー!きゃはは!」
「うぉ?」
インプは、パタパタ飛んで俺のいる所に着地してきた!
対面座位のポジションになり、そして……
ずぷっ……
前戯など一切なしに、インプの性器が俺のペニスをくわえこんできた。
「ん……はぁっ♪」
「ぉぉっ…」
インプの膣内は、キツいがたっぷりと水気を含んでいた。
締め付けは強いが、痛みはない。
インプは攻撃的に、腰を降ろしてきた。
ずぷ……ずぷぷ……ずぷぷ……ずぷぅっ!!
「どうだー?入ったぞー?気持ちいいだろ〜!」
「うぉっ……」
インプの小さな体に、俺のペニスが全部飲み込まれてしまった。
膣襞はまるでゴムのように伸縮自在で、激しい蠕動も可能そうだ。
人間とは全く違う悪魔的な感触は、ゾワゾワする感じだった。
これは、馬鹿にできないかもしれない。
重さは、ほとんど感じない。むしろ愛らしいほどだ。
対面座位なので、俺もインプも両方が動ける。
ならば、自分から動いていったほうがいいだろう。
俺は、地面に両手を置きながら、腰を跳ね上げてピストンした。
ズンッ、ズンッ、ズンッ!!!!
「ひゃっ?にゃっ、はっ、ふぁ…」
「おー、軽い軽い。これだったら全然疲れないな」
ズンッ、ズンッ、ズンッ!!!!
「こらーっ、あばれるなー…ひぁ、あっ、はっ、はぁっ、あっ、…」
「どうした?そっちも反撃してこないと物足りないぞ!」
ズンッ、ズンッ、ズンッ!!!!
俺は挑発しながら腰を突き上げた。
インプの秘洞は、締め付けは非常にきついのだが、俺が攻めている分には大丈夫だと感じた。
身も心も蕩けるようなカウンター攻撃は、インプごときには出来ないだろう。
ならば、このまま相手に攻めさせないように、主導権を握っていればよい。
ズンッ、ズンッ、ズンッ!!!!
ズンッ、ズンッ、ズンッ!!!!
「はっ、ひゃっ、はっ、あっ、あっあっあっ!!」
「ずいぶん気持ちよさそうじゃないか。こりゃあ長くかからないかな」
「あっあっ、…まだ勝負はついてないのだ…」
言うと同時に、インプの膣内の様子が変化した。
そして……
かぷっ!
「!!!」
インプの中に挿入している俺の亀頭が、新しい口に食べられるような感触。
そして、鈴口から吸引されているような感触。
きっとインプの膣奥が新しい口になって、俺のペニスの先から精を吸い出そうとしているのだ。
ちゅぅぅ……ちゅぅぅっ……ちゅぅぅぅぅ…
「うぉぉ……」
これはまさに、吸精のための吸引。
小悪魔でも、ちゃんと精を吸い取る仕組みを持っているのだ。
ちゅぅぅ……ちゅぅぅ……
思わず、突き上げる腰の動きが止まってしまった。
吸精口の収縮は、俺に未知の快楽をもたらした。
その間に少し持ち直したインプが、俺に囁いてきた。
「にゃ…、おまえ、この前のこと、忘れちゃったんだろ?」
「……それがどうした?」
「ん、…あたし、思い出させたいんだ!」
「そんなことできるのか?」
「あたしも一応夢魔だから、できるぞ!……でも」
「でも?」
「目をつぶっててくれないと、夢、見せれない。。。」
「なんだそれ!」
「……だめか?」
インプは、搾精口でペニスをきゅっ、きゅっ、と締めながら、上目使いで俺にお願いしてきた。
バトルファック中に、相手の言うとおり目をつぶるだなんて、普通はありえない。
…でも、契約って何なのか、ぜんぜん気にならないと言ったら嘘になる。
どうしたものだろうか。
「なぁ、目、つぶってくれないかー?」
インプは、俺のペニスをアソコでくわえて締め付けながら言ってきた。
きゅっ、きゅっ…
心地よい感触が俺を楽しませた。
これは、今のインプに出来る最高のもてなしなのだろう。
……さて、どうするか。
--------------------------------------
〔選択肢〕
1. だが断る!
2. インプの言うとおり目を瞑ってあげる
--------------------------------------
→1. だが断る!
インプには悪いが、俺は現状に不満などない。過去にこだわる必要もない。
契約とやらも、俺が自分で好きなように結べばいいんだし。
「だめ。目、つぶらない」
「えーーーー!!」
「お休みはここまで。再開するぞ」
俺は、インプの吸精器官に亀頭をくわえられたまま、かまわずピストンした。
ズンッ、ズンッ、ズンッ!!!!
ズンッ、ズンッ、ズンッ!!!!
「ひゃっ!?……らめらーっ!!…いまそんなことされちゃ…ひぁぁ、ひぁっ、あひぁぁーっ!!!!」
「おお!…いいじゃないか!……ちっこいくせに気持ちいいぞ!」
「あっ、ちっこいとかゆぅ、ひゃっ、あひっ、ひぃっ、いひゃっ、あっ、ひゃぁぁっーー!!!」
「それ、もっと突くぞ、淫魔!」
「ひぁぁーーっ!!!!、らめらーー!!!あひぁぁぁぁぁーー!!!!」
インプの奥にある吸精器官は、俺が激しくピストンしても亀頭にへばりついたまま離れなかった。
でも、インプのきつきつオマンコは、俺が往復するたびにぎゅうぎゅう締まって気持ちいい。
俺は亀頭を吸精器官に吸い付かれたまま抽送し、胎の最奥をコンコンとノックした。
そのたびにインプは、全身を震わせながら感じまくっていた。
ズプッ!!ズプッ!!ズプッ!!
ズプッ!!ズプッ!!ズプッ!!
ズプッ!!ズプッ!!ズプッ!!
「あひぁぁぁぁーーーー!!!! もう、イっちゃう、イっひゃうのらぁぁーー!!!!」
「…なら、俺が望むままに、全てを捧げ俺に従え!」
「ひぁっ、イっひゃぅ、イふぅ、中に、らしてぇ、あひぁぁ、ああああーー!!!!」
「お前がイったら俺も出してやるさ!」
「ひぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーー!!!!」
ズプッ!!ズプッ!!ズプッ!!
〈インプを膣絶頂させました! 300EXPを獲得しました!〉
インプが絶頂したのを確認して、俺はラストスパートに入った。
腰を激しく突き上げ、自由に快楽を貪る。
もう勝負の為に、我慢する必要などない。
ズプッズプッズプッ!!!!
ズプッズプッズプッ!!!!
俺はぐったりしてるインプを手で支えて体勢を維持しながら、激しく突き上げた。
ズプッズプッズプッ!!!!
ズプッズプッズプッ!!!!
小柄ながらも人外の快感をもたらすインプの秘洞。
ギュウギュウに竿を圧迫してくる肉襞にペニスを擦り付ければ、射精感を引き寄せるのは容易だった。
「よし、出すぞ!!」
「ひぁぁ…………」
ドプッ、ドプッ、ドプゥ……
そして、俺はインプの中に射精した。
きつい締め付けをくぐり抜け、精液がインプの体の奥へと流れこんでゆく。
ドクッ……ドクッ……。
アドリブで契約の文言っぽいことを言ってはみたが、こんなもので良かったのだろうか。
俺は、ペニスをインプから引き抜いて、事態を見守った。
すると……
絶頂ビクンビクン状態のインプの裸体と、俺のアイテム袋に入ってた「インプのブラ」と、入手したばかりの「インプのパンツ」が、まばゆい光の中で合体した!!
キラキラに輝きながら、インプが目を開き……
そして……
-----System Message---------------------------------
インプが使い魔になりたそうにこちらをみている……
インプを使い魔にしますか?
はい
→いいえ
(※注意!使い魔にできるのは1匹だけです!慎重に決めましょう!)
----------------------------------------------------
俺は、
→はい
いいえ
→はい
インプを使い魔にした!
「よろしくなー、マスター!!!!」
使い魔になったインプは、パタパタ飛んで来て、俺の首に抱きついてきた。
「こら、馴れ馴れしいぞ、お前!」
「…えっ!!……じゃあどうしたらいいのだー?」
「使い魔とは、主人の3歩後ろで常に待機しておくものだ(←なんか適当に言った)」
「3歩後ろかー!?……このへんかー??」
…うん、こいつ、やっぱりバカだ。
本当に何でも言うこと聞きそうだぞ。
「じゃあ、主人の俺に、使い魔について三行以内で解説しろ?」
「えっと、使い魔は、マスターのために何でもするのだー! 一緒に、パーティーみたいにエッチバトルもできるのだ」
「…ほう。」
「経験値は、マスターとあたしで分け分けするのだ。あと、あたしはたった今、LV1になっちゃったのだっ♪きゃはー超弱いのだー♪」
「……つ、使えねぇ……」
「分け分けの仕方はマスターが決めるのだ。マスター100、あたし0、にもできるのだ。…でも、あたしの事、育ててほしいのだ…」
「あー気がむいたらな。……衣食住は自分で何とかできるんだろうな?」
「服は、今着てるのがあるから平気なのだ。餌はちゃんと必要なのだ……。お家は、マスターのお家にあたしも住むのだ♪」
…くっ……Battle Fuck online、略してBFOめ。
これって完全に育成シミュレーションゲームじゃないか。
エロゲーに面倒くさそうなゲーム要素を持ち込みやがって。
しかもそれをイヤじゃないと思ってしまう、自分のゲーマー根性がうらめしい!
「俺、この世界に家なんて持ってないぞ」
「ええええええええーーーー;;;;」
「だって、いらないし」
「いるのだー!!マスターがいない時、あたしが雨風のふきあれる日をしのげないのだー!!」
「犬小屋でも買ってやろうか?」
「犬なんかじゃないのだー!! あたし、マスターと一緒に住みたいのに……」
インプは半泣きになって本気で悲しんでいる。
バカだからしょうがないな…。
「じゃあどんな家がいいんだ、一応希望だけは聞いてやる」
「!!……ここにお家カタログがあるのだー!」
インプは、どこからか電話帳ほどの分厚いカタログを出してきた。
開いてみると、大量すぎるほどの住宅情報が掲載されていた。
「た…高ぇ!!……なんだこの値段!!!!」
「あたしには高いとか低いとかよくわからないのだ…」
プレイヤー用の住宅は、全てリアルマネー課金だった。
しかも値段が…余りにも鬼畜すぎる!!
こんなの買えるわけがない。
なんというボッタクリ。
俺は、高級邸宅とかをあきらめ、値段が安い順にソートすることにした。
一番安いのはどれだ…
『築30年木造アパートの一室風住宅 1DK 風呂無しトイレ共同…… ××××円』
「うん、これなら買える。桁が2ケタ安い。」
「やったー!マスター大好きー!」
「……こんな部屋でいいの?」
「屋根がついててマスターと一緒に住めれば十分なのだー!」
……どうやら、この使い魔の満足基準は、かなり低めのようだ。
まぁ、喜んでることだしこれでいいか。
「あとは餌だな」
「餌は、ショップに売ってるはずなのだ。ちなみにあたしは淫魔族だー!」
「ちょっと見にいくか」
「あたしも行くのだー!」
俺とインプはショップへとワープした。
インプは、俺の3歩後ろをキープしながらついてきた。
「…ちょっと遠いな。もっと近くにきてもいいぞ」
「やったー!」
インプはパタパタ飛んできて、俺の首に手を回してくっついてきた。
おんぶ状態だ。
「重いよ!」
「えー……ショックなのだ……あ、もっと軽くなれるぞー?…ほら、『使い魔モード』ってのがあるのだー」
「ほんとだ。ぽちっと」
インプを『使い魔モード』にすると、不思議なことに、インプが2.5頭身ぐらいのミニサイズになった。
‐これは面白い。もう小動物だな。エッチはできそうにもないけど。
「おー!すげぇ」
「…軽いかー?」
「うむ。特別に肩車してやろう」
「やったー!」
インプは、俺の首に足を回し、俺の頭に手をのせてしがみついた。
ちょっと変な絵づらになってるかもしれないが、使い魔は自分以外のPCには見えてないようだ。
フレンドか、パーティーでも組まない限り。
…
……
ショップでは、いろんな餌が売られていた。
……もちろん、リアルマネーで(-_-;)
「ゴーレムのえさ」「魔獣のえさ」「精霊のえさ」……様々な種類がある。
で、こいつは淫魔だから。。。
…あった!「淫魔のえさ」。
あったけど……。
「高っ!! 一番高い!! 他のどの餌よりも高い!!」
「にゃははー。淫魔は一番高等な使い魔なのだー!よかったなマスター!あたしも誇らしいぞー!」
「良くねぇよ!…こんなの俺が普段リアルで食ってるほかほか弁当代より高いじゃん!!」
「…そうなのかー。マスター、貧乏なんだな…」
「ぐぐぐ……これはいくらなんでも……」
「ふにゃあ」
「…そうだ。お前、俺のことを餌よばわりしてたけど、俺の精液は餌になるのか?」
「もちろんなるのだー!」
「それを早く言え。一日一回精を与えて、あとは水でも飲んでればOK?」
「十分なのだー!!」
「よしそれで決まりだ」
俺は、家と家具類を買い込み、早速新居へとワープした。
…なんか急に生活感あふれるゲームになってきたのは、きっと気のせいではないだろう。
さすがに、ゲーム内に引越し業者とかは無くて、家具は自動で配置されていたけど。
インプは、バカだからボロアパートの一室でも、入居して大喜びしていた。
今後は、こいつも育ててやらないといけないのか。
名前もインプのままではつまらない。
インパクトにあふれ、厨二心をくすぐる名前を考えないと。
…でも、今日は買い物してたらもう疲れてしまった。
何のゲームだよ、これ。
俺は、インプにフェラをさせて、餌(精液)を与えると、たちまち眠くなってしまった。
今日はもう落ちよう…
(終)
--------おまけエロ-----------------------------------------------------
--------------------------------------
〔選択肢〕
1. だが断る!
2. インプの言うとおり目を瞑ってあげる
--------------------------------------
→2. インプの言うとおり目を瞑ってあげる
俺は、なぜかインプの言うとおりに目を瞑ってしまった。
そんな行動をしてしまったのは、これまでにインプに散々負かされてきたせいかもしれない。
「んにゃ…♪ 嬉しいぞー!…じゃあ、いい夢見せてやるからなー!」
俺とインプは大事な部分で繋がったまま。
目を閉じた俺の意識に、インプの意識が流れこんできた。
まるで早送りの映像のように、刺激的なシーンが展開する。
えっ……何これ!
思い出したというかなんというか、こんなことが起きてたのか!?
俺、レベル下げられすぎて死んでるじゃん!
こ れ は ひ ど い。
「もう目あけていいぞー!」
インプの声。
俺はおそるおそる、目を開いた。
すると、俺と繋がっているのは、もう、インプではなくて。
インプと同じ見た目の、『超インプ』だった!
「嘘だー!?」
「嘘じゃないぞー。この前のを、ちゃんとやり直すのだー」
まずい。
これじゃ、またレベル0にされて吸い殺されてしまう。
危険すぎる。
俺は、対面座位のまま、衝動的に腰を突き上げ、ピストンした。
ただのインプなら、これで余裕を持ってイかせられるはずなのだ。
ズンッ、ズンッ、ズンッ!!!!
ズンッ、ズンッ、ズンッ!!!!
「にゃ、気持ちいいぞー♪」
「はぁっ、はぁっ、はぁっ!」
だが、俺の渾身のピストンにも、相手は余裕シャクシャクだ。
どうなってるんだ……
「じゃあ、こっちの番だー!」
「うぁ!?」
ズポォッ!!!!
「あ"ーーーーっ!!」
座位なのに、俺の尻の狭い隙間をぬって、インプのしっぽがアナルに侵入してきた。
しまった、また……
ぢゅぅぅぅっ……
前と同じように、しっぽの先から何かの液体が尻穴に注入された。
生暖かい感触がアナルを満たしてゆく。
そして、しっぽの先が腸壁を撫でてくる。
痛みは全くない。それどころか、倒錯的なアナル感覚に酔ってしまう。
尻の中がすっかり開発された後みたいになっちゃってる!
「うぁ……ぁぁぁ……」
「お前はあたしには絶対勝てないのだー!なんでかというと、あたしは、お前があたしに負けたくて産み出した存在だからだー!」
「ぁぁぁ…それって…」
このままだと犯られてしまう。
でも、逆らったら、また前みたいにめちゃくちゃにされてしまう……
「あたしに逆らわなかったら、やさしくしてやるぞー」
インプは言いながら、ヴァギナで俺のペニスを締めてきた。
そのまま、インプは腰ごと上下に躍動した。
極めつけに、吸精器官で亀頭にかぶりつき、チュウチュウと吸い込んできた。
ぬちゅっ!!ぬちゅっ!!ぬちゅっ!!
「ああああああ!!!!」
「どうだー?気持ちいいだろー?」
「気持ちいい!気持ちいいいい!!!」
ぬちゅっ!!ぬちゅっ!!ぬちゅっ!!
インプは腰をクイクイ捻りながら、オマンコをギュウギュウ締め付けてきた。
さらに、しっぽはゆっくりと尻穴を犯してくる。
とうてい耐えられない快感が、俺の前と後ろを貫いた。
ぬちゅっ!!ぬちゅっ!!ぬちゅっ!!
「あああああ!!!!…もうイくっ!!…イぐぅっ!!」
「にゃー!お前が先にイったら、あたしの勝ちだー!契約は、あたしの精奴隷になる契約にするぞー!」
…ああ、やっぱり!
負けたら、精奴隷にされてしまうのだ。
でも、もう我慢できるわけない!
ぬちゅっ!!ぬちゅっ!!ぬちゅっ!!
「にゃは♪…ほら、出せ出せー!そしたらお前はあたしの精奴隷だー!」
ぬちゅっ!!ぬちゅっ!!ぬちゅっ!!
あ…もう駄目、出る…
ぬちゅっ!!ぬちゅっ!!ぬちゅっ!!
「あああああああ!!!!!」
どぴゅっ、どぷっ、どぷっ……
俺は結局、なすすべないままインプに中出ししてしまった。
吸精器官がペニスに食いつき、俺の精をどんどん吸い上げていく…。
どぴゅっ、ぢゅぅぅっ、ぢゅぅぅぅぅぅぅっ……!!
「ぁぁぁぁぁ……!!」
「出たぞー♪…これでお前はあたしの精奴隷だー!わかったなー?」
ぢゅぅぅっ、ぢゅぅぅぅぅぅぅっ……!!
精が吸われ、俺のレベルも吸われていく。
レベル15→レベル14→レベル13。
吸精の快楽のせいで、もうインプに一切逆らうことができない。
「わかったなー?」
「はいぃ……わかりましたぁ……」
「もっと吸って欲しいかー?」
「吸ってぇ…吸ってぇぇ…!!」
「にゃは♪…でもお前は精を吸ったらすぐ死んでしまうからなー!今日はこれで終わりだー」
「そ、そんなぁぁ…!」
「でも、精奴隷になったんだから、今後は死なない程度にゆっくり吸ってやるからなー!」
ぢゅぅぅっ、ぢゅぅぅぅぅぅぅっ……!!
インプに精を奪われながら、俺の意識は闇に消えていった。
契約によって、Battle Fuck onlineでの俺の人生は、もうインプの精奴隷としてしか送ることができないのだ…
【BAD END】
Please don't use this texts&images without permission of めざまし.