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Battle Fuck online 日記E

2月15日 深夜


「ねぇ、デュエル・・・バトルファック、してみない?」

俺は勇気を出してれなっちに言ってみた。
できるだけ、さりげない感じにしたかったのだが、声色は明らかに普通と違っていたかもしれない。


「…う、うん」

れなっちは、少し強ばった表情で言った。

…やった!OKだ。
さすが、話のわかる子!
俺は、心の中で喜びの舞を踊り狂った。


……でも。
俺の下心、…つまりセックスまでするつもりだってこと、前もって言っておかなきゃダメなんじゃないか。
騙し討ちのようなことはしたくない。


「そ、それでっ!」
「…?」
「俺、…その、えっと、…H、できるスキルをいま覚えたから、その、…できたら、使いたいんだけど…」


俺は、なんとか頑張って言ってみたが、瞬間に、言ったことを激しく後悔した。
…何だよこのショボイ言い方。
こんな言い方されても、相手は返事に困りそう。
…………ほら、やっぱり困ってる。


れなっちは、ちょっとうつ向き加減で、しかもその視線は定まっていなかった。
こんな迷ってる感じの彼女を見るのは初めてかもな……
……いや、トーナメントで初対戦した時も、何故だかちょっとこんな感じだったかも。


「…でも、私……」


れなっちは、言いにくそうに何か言い始めた。

…やばい。やばい感じだ。
このままでは断られてしまう気がする。
ここは押さないとダメだ。どうやって?どうすれば?何を言えば??

わからん!!

俺は、名案なんて全く思いつかないまま、勢いに任せてまくしたてた。


「…お願いします!!!!!!」



…俺、必死すぎ。
『さりげなく自然にバトルファックに持ち込むんだぜ計画』のはずが、なぜか全然違うノリになってしまってた。


……

しばらくの間をおいて。
れなっちが口を開いた。


「……わかった、……けど。」
「!!」
「どこで、バトル…、するの?」
「えっ…」

何も考えてなかった…
俺は、硬直フリーズした。
…すると、れなっちはポンと手をたたいて言った。

「…うん、宿屋かな♪」
「えーーーっ!!!!」

ボッタクリに定評のあるBFO(Battle Fuck online)の宿屋で「ご宿泊ご休憩」は、当然のごとくリアルマネー課金だ!
しかも半端ない値段の高さ!
『こんなの誰が買うんだよ(ププッ 』とか思ってたぐらいだ!


「…で、でも俺いまウェブマネーが切れてて…」
「大丈夫♪ 私、持ってるから任せて♪」
「ええええーーっ!!!!」
「…あ、でも、こういうのは今回だけだからね!」
「で、でも…」
「じゃ、行こっか♪」

れなっちは、そう言うと笑顔を見せた。
もう、彼女の表情からは迷いが消えて、普段通りになっている。

……この子は俺よりも断然、決断力があるな……
女の子に奢ってもらうとか、アリなんだろうか…
いや、無いような気がする。これは、完全に「借り」だ。
俺が思わず口走ってしまった「お願いします」を、れなっちはどう解釈したんだろうか。。。
早くもキョドる気持ちが止まらなかった。
二人は、そそくさと宿屋に向かった。



……
………


そして場面は変わり。
ここは高級宿屋の一室。
ご宿泊にかかる費用は、言うとみんなが引くと思うので、言わない。


サァァァ……シャァァァ……


れなっちは、いまシャワーを浴びているところだ。
なぜ中世ヨーロッパ風の宿屋に、シャワー室があるのか!?
……気にしてはいけない。
あえていうなら、BFOは「なんちゃってファンタジー」の胡散臭い世界観を採用したゲームなのだろう。


俺は、先にシャワーを浴び終えて、ふかふかの高級ベッドの上で正座待機していた。

……落ち着かない。
テレビドラマでしか見たことないようなシチュエーションだ……
俺にとっては、非日常すぎる。
れなっちがプロデュースした、この状況。
やっぱり、彼女とだと、俺はなんか仕切られてしまうみたいだ。


…待ってるだけなので、いろいろ考えてしまう。
っていうか、緊張する。
待っている間、何をすればいいんだろう。
そうだ、この後に起きるはずのことを脳内シミュレーションしておこう。


今回の目的は、『脱!童貞!セックス成功!』…である。
正直言って、俺にとってはこのバトルの勝ち負けはどちらでもいいというか。
本来は、バトルファックで勝ち負けがどっちでもいいなんて、禁句なんだろうけど。
でも、セックスまで持ち込めずに、前戯だけで果てる、とかは絶対避けたい……


れなっちって、電気あんまとかキスとかフェラとか、技もいっぱい持ってて、何気にバトルファックがかなり強いような気がする。
俺、こんな子によくトーナメントで優勢勝ちできたな。
まぐれか!?
または、あの彼氏みたいなのが見てたせいで、実力発揮できてなかったのかも。
……意外と、ありえるかも。


ガチャッ。


いろいろ妄想しまくってたら、ドアが開いて、れなっちが出てきた。


バスローブを肢体に巻いている。
どこかで見たようなテレビドラマそのまんまだ。
彼女の表情は、真剣というか本気モードだった。
本物の女優みたいに、なりきってるようだ。
女の子は、こんなふうに役割を演じることができるんだろうか。


れなっちは、俺から少し距離を置いて、ベッドに座った。
あったかい空気と、いい匂いが俺の所まで届く。
何も言葉はない。
彼女は、俺が何か言うのを待ってるようだった。


俺は、れなっちの姿を見た。
かわいくて、綺麗で、色気があって…
見ていると俺は、自然な気持ちで、彼女の肩を抱きしめた。
…いや、抱きしめてしまった。


「…っ!! 駄目っ!!!!」
「??」

俺は、れなっちに突き飛ばされてしまった。


「まだバトルに、なってないから」
「…あっ、ごめん!」


そうだった。バカだ。
自分から言い出したことなのに、舞い上がってしまって、大事なところを忘れてた。
俺たちがやろうとしてるのは、バトルファックのデュエルなのだ。
普通の恋人同士が、好きだからとかそういう理由で普通にイチャイチャするのとは違う。
俺はBattle Fuck onlineというゲームの枠組みの中でだけ、彼女とつながることができる。
でも、それをここで彼女に思いっきり強調されてしまうのは、ちょっと辛かった。


「デュエル、いくよ」
「…うん」


俺はデュエルモードを実行した。
ここからが、Battle Fuckの始まりだ。


〈---FIGHT!!---〉


れなっちは、向こうからは攻めてこない。
やっぱり、誘い受けのカウンター狙いなんだろうか。
カウンターも怖いけど、彼女に主導権を取られてなにか得意技を炸裂されるのが一番怖い。


俺は勇気を出して自分から攻めていくことにした。
バスローブをほどきながら、体で圧力をかけていく。
れなっちはほとんど抵抗を見せずに、あっさりと高級ベッドに体を沈めていった。


「……んっ……」


微かな声が、薄明かりに響いた。
バスローブが取り去られ、白い肢体と、いい匂いが俺の五感を刺激した。
石鹸の匂いと、女性の匂いが混ざって、それが人肌の温度にあっためられたような匂いだ。
…なんていい匂いなんだろう。
俺は、れなっちの体に覆いかぶさりながら、胸に手を伸ばした。


「…んっ……ふぁっ、んっ……」


れなっちは、吐息のたっぷり含まれた、押し殺したような声を漏らした。
そして、上にいる俺の背中や腹、さらに手をのばして太もものあたりまでをサワサワと撫でてきた。
彼女の手に触れられたところが、気持ちいい。
…でもこれ、きっとただの通常攻撃だ。
まだ、強力スキルを温存しているんだろうか。


俺は、彼女にキスしてみたかったけど、なんとなくキスでは全く敵わないような予感がした。
だからワンパターンだけれど、すでにあらわな胸を揉んで、乳首に舌を這わせた。
あおむけだと、れなっちの胸がちょっと小さくなったような気がする。
少し強めに揉んでみても、俺の手のひらに返ってくるボリューム感がちょっとさびしい。
触り心地は最高なんだけど。


「んっ……んっ…………」


れなっちの声はすごく控えめだ。
もっと喘がせたいのに。
彼女は、『通常攻撃』と『ガード』しか使ってない様子だ。
俺は、守りを崩そうと、れなっちのおっぱいにむしゃぶりついて、ちゅぱちゅぱと舐めたり吸い上げたりした。


ちゅぅっ!! れろれろっ!!
音を立てて吸いながら、柔らかな乳房を揉んでゆく。

「ん……んっ!!」

シャワーを浴びた直後だからか、彼女の乳首は舐めても味がほとんどしなかった。
でも、やわらかくて、あったかくて、いい匂いで、攻めていてもすごく心地良い。
いつの間にか俺の股間は、すでにMAX状態だった。

れなっちが、下になったまま手を伸ばして、俺のペニスに触れてきた。

「……っ!!!!」

快感が走り、声がでそうになった。
彼女は、手のひらで亀頭や竿をソフトに撫であげてきた。

にちゃっ……にちゃっ……

れなっちの手のひらが動くと、粘ついた音が聞こえた。
その粘り気が、どこから出てきたかは明らかだ。


やばい、俺、もうガマン汁とか出しちゃってるのか。
ほとんど責められてないのに、なんでだ……。
しかも、れなっちの手がかなり気持ちいい。
トーナメントで対戦した時より、きついかもしれない。
挿入する前に、あまりこれ以上ペニスを責められたくない……。


俺は、れなっちの胸から離れて、舌を彼女のお腹の方へと移動させていった。


「ひゃっ!?」


それは予想してなかったらしく、突然大きめの声が響いた。
いい反応だ。
彼女はお腹の周りが結構弱いんだろうか?
でも気持ちいいってよりは、くすぐったいだけかもしれない。

もうちょっとお腹ぺろぺろしてみようか。


……ぺろぺろぺろぺろぺろぺろ。

「ひゃん!!…だめっ!! きゃっ!!」

やっぱり、いい反応。
へそも、舐めてみようかな。

…俺の舌がれなっちの臍に向かったとき、彼女の手がペニスを撫でるのをやめて、俺の舌と彼女のお腹の間に割り込んできた。
……手に邪魔されて、へそをガードされてしまったのだ。

こんなに嫌がるってことは、よっぽど弱いんだろうか。
そういう反応をされると、もっと責めたい欲望がわいてくる。

でも今はしっかりガードされてしまったので、これ以上お腹を責めるのは難しい。
ここは、狙いを切り替えて…

俺は、がら空きになってるれなっちの大事な部分を狙うことにした。
腕で、彼女の太股を少し開いて、秘処に舌先を当てる。
クンニリングスの体勢だ。

「…!! んっ!! んっ!!」

舌先がクリトリスに触れると、れなっちの体がぴくんと大きく震えた。
やっぱり、ここも敏感みたいだ。
…でもクリばかり責めるのも芸がない。
俺は膣口からクリまでの間を、ときおり唇で吸い上げながら往復させた。


「ん……あっ、あっ!!」

ついに、れなっちは堪えきれずに喘ぎ声をあげた。
俺は、気を良くしてさらにクンニを続けた。
彼女の陰部は、陰毛も綺麗に切りそろえられてるようで、むしろ清潔感がありすぎるぐらいだった。
匂いや味もほとんどない。
でも女性器の形とか感触って、不思議だ……

「あっ、あっ、あん……!!」

クンニを続けていると、れなっちの声が高まっていった。
どうやら完全にはガードしきれていないようだ。
それに、彼女の方から反撃してくることもなかった。
俺は、多少の違和感を感じながらも、一度軽くイかせちゃおうか、とか思った。


「んっ……ね…、ねっ、私…、…もう大丈夫だから、……ね?」


不意に、れなっちが話しかけてきた。
腰を少し浮かせ、俺に挿入を促すような姿勢をとりながら。


…あ、そういうことだったのか。
彼女は、長ったらしい前戯をするつもりなんて最初からなかったんだ。


「わかった…いくよ」
「…うん」


俺は、れなっちの太ももを抱えるようにしながら、押し開いた。
その時も、彼女の目はちゃんとこっちを見届けていた。
腰を浮かせた中途半端な姿勢のまま、挿入しやすいようにしてくれているようだ。
目の前の光景が、信じられないくらいシュールに見えた。
すぐに挿入してしまうのが、もったいないくらい……。


「……? 私、大丈夫だよ?」


れなっちが促してきた。
……なんか、ちょっとボーっとしてて、俺の行動が鈍すぎたのかも。
急かされるように俺は、覚えたばかりのスキルを使った。


〈挿入:膣 LV1を使用しました!〉


システムメッセージと共に、亀頭の先が、導かれるように膣口に当たった。


「あっ……」


正しい場所、正しい角度に当てられたペニスを挿し入れるのは、俺の動きしだい。
入口の幅は、亀頭の幅より狭そうだった。
俺はグっと前に圧力をかけた。


ずぷっ……


「おぉ……っ」
「んん……っ!」


2人は同時に声をあげた。
ゆっくりと、亀頭が膣口を割って入り、強い締め付けがペニスの先をとらえた。
きつい。きつすぎて痛いぐらいだ。
でもまだ先っぽだけ。
もっと奥まで入らなければ。


ずず…っ。


俺は更に奥を目指した。
カリの一番太い部分が、入口を抜けてその先へ。
すると、強い締め付けは、裏筋やカリ首のあたりをギュウギュウと刺激してきた。
どうやら、膣口にピンポイントで強く締まるところがあるみたいだ。


「あっ……うぉぁ…」


気持ちいい。めちゃくちゃ気持ちいい。
まだ少ししか挿れてないのに、早くも超気持ちいいポイントを発見してしまった。
…といっても超気持ちいいのは、あくまで俺にとっての事なんだけど。


俺が快感に酔っていると、れなっちは少し体の角度を変えてきた。
まだ奥まで達していないので、調節してくれてるみたいだ。
俺はその動きに合わせるように、さらにペニスを奥へと突き込んだ。


ずずずず……っ!!


「んーっ!!!!」
「うぉ…」


れなっちがお腹から絞り出すような声を出した。
俺のペニスが深く埋まっていき、もう外からは根元しか見えなくなった。


「は……入った?」
「うん……おめでと♪」


……なぜか祝福されてしまった……はずかしい。
俺、童貞だなんて一度も言った覚えがないのに。

奥の方は、入口ほど強い締め付けはしてこない。
でも、ねっとりと、包み込むようにペニス全体に絡みついてきた。
じっとしているだけでも気持ちいい。
すごい……これがアソコの中なんだ。


「……気持ちいい?」
「めちゃくちゃ気持ちいい……」
「ん、…良かった♪」


彼女が聞いてきたので、本音を答えてしまった。
でもバトル中にこんな会話してていいんだろうか。……あまりバトルっぽい雰囲気ではない。
バトルなら、もっとピストン運動とかして責めないといけないんじゃないか。


……あれ、でもピストンって、どうすればいいんだろう?


…!!!!
そういえば、挿入するスキルは覚えたけど、そのあとに使うべきスキルを全然覚えてなかった。
うっかりしてた!!

これは重大な失敗だ。
こんな気持ちよすぎるアソコに対して、攻撃スキルも無しに挿入してしまったのだ。


俺は、仕方がないのでアドリブで、ピストン運動もどきの事をしてみた。


ヘコヘコ……ヘコヘコ……


「…………」
「……うぁっ……あっ……」


気持ちいい。……主に、俺が。
喘いでる。……一方的に、俺が。


ヘコヘコ……ヘコヘコ……


「…………」
「あっ、うっ、おっ…」
「…………んー」
「おっ、あっ、いっ」
「…………えいっ、カウンター♪」

ぎゅぅぅっっ……
れなっちの膣内が、さらにねっとりとペニス全体に絡みついてきた。
何これ……幸福感ってこういう事かよ…


「うぁぁ……ぁぁぁ…………」
「んっ……ふふ♪」


れなっちは、いつの間にか悪戯っぽい顔になっていた。
「カウンター」が気持ち良すぎる。
なぜ俺は何もスキルを使えてないのに、こんな強力な、ねっとり包み込むような締め付けが来るんだ??
……そうか、俺は「挿入:膣 LV1」っていうスキルを使っていた。
っていうことは、挿入を続けている限り、カウンターを食らい放題になってしまうということだ。


きゅっ……きゅっ……ぎゅぅぅぅっ…………


「ぁぁぁぁぁぁぁ…………」


ペニスをやわらかく締め付けてくる、あたたかな肉襞がもたらす快楽。
圧倒的な戦力差を前に、俺は喘ぐ以外何もできなくなってしまった。
あっという間に限界寸前に追い込まれたペニスが、小さくヒクヒクした。
その動きにさえ、れなっちの膣はねっとりと絡みついてくる。

ダメだ…もう出ちゃう……
カウンターの締め付けだけで射精させられてしまう。

完全に追い詰められてしまった俺は、慌ててペニスを引き抜こうとした。
挿入しているだけでイかされてしまうのだから、助かるためにはペニスを抜くしかない。
俺は腰を引いて、カウンター攻撃から逃れようとした。


「……だめっ!!」
「ぁぁぁぁっ!!??」


ぎゅーーっ!!


突然、膣の入口がきつくきつく締まり、俺のカリ首をがっちり銜えこんだ。
入口が狭すぎて、雁の部分が引っかかり、ペニス全部を抜くことができなかったのだ。
俺のペニスが後退できたのは、10センチ弱ほどの僅かな距離のぶんだけだった。
こんな事ってありえるのかよ……


「途中で抜いちゃうのは駄目だからね…♪」


れなっちは、俺の窮状に気づいたのか、さらに悪戯っぽい表情を浮かべていた。
なんか、俺がMな反応をすると、彼女にSなスイッチが入るみたいだ。
そして、彼女にSなスイッチが入ると、俺はますます、Sな彼女にイかされたくてたまらなくなってしまう。


ぎゅぅぅぅ…………

「ぅぁぁぁぁ……!!」


今度は、れなっちの脚が俺に絡みついてきた。
「カニ挟み」というのだろうか。
俺の両足は腰を引こうとして揃っていたから、そこを両脚で外からホールドされて、体位は正常位から伸展位になった。


ぎゅぅぅぅぅ……


「ほら、捕まえた♪ もう逃げられないよ♪」

れなっちは楽しそうに宣言した。
彼女がカニ挟みしている脚に力をこめると、一緒にペニスも締めつけられた。


「あああああ!!」


俺はパニック状態になっていた。
超名器としか思えない、アソコの締め付け具合ももちろん凄かった。
でもそれ以上に、ペニスを抜こうとしたのに抜けなくて、れなっちの下半身に捕まえられてしまった事で、俺の被虐心はMAXに高まっていたのだ。
……内心は、名器の女の子にチンコを締め付けられて、精を搾り取られてみたいって、ずっと願望していたから。
俺は興奮のあまり、もう今にもれなっちの膣内で暴発してしまいそうだった。


「ほらっ、もう一回、ちゃんと奥まで挿れてね?」
「いゃ……ちょっと待って…」
「だーめっ♪…じゃ、私がやっちゃおうかな…♪」
「あ……待っtt…」


奥まで挿れる??
このタイミングでそんな事したら、絶対射精してしまう!
ほんとにやばいぐらいイきそうなのに!!
……でも、れなっちは待ってくれそうになかった。


そして…
れなっちが、カニ挟みした脚にぐぐっと力を込めると、俺のペニスが膣奥に吸い込まれるような感覚があり…


にゅぅぅぅっ……ぎゅっ……


「あーーーっ!!!!」


あまりにも気持ち良すぎる締め付けに襲われ、俺のペニスは爆発してしまった…!!


ピューッ!! ピュッ…ピュッ…ピュッ…


「ぇ…えっ??」
「ぁ…ぁぁぁ……」


ピュッ…ピュッ…ピュッ…


れなっちは、体の奥に注ぎ込まれてくる何かを感じたのか、目を丸くして驚きの表情だった。
まさか、この程度のことで中出しされるとは思ってなかったのだろう。

でも、俺の暴発はもう止まらなかった。
なんか水道の蛇口が壊れてしまったみたいだ。
女の子の膣に中出しするのがここまで気持ちいいなんて。


ピュッ…ピュッ…ピュッ…


射精している最中も、れなっちのアソコは俺のペニスに絡みつき、締めつけ、カウンターアタックをお見舞いしてきた。
…あ、ダメ、これ、凄すぎて…もう…


ピュッ…ピュッ…ピュッ…


〈デュエル:れなっちに射精させられてしまいました!〉

〈デュエル:れなっちに失神させられてしまいました!〉


ピュッ…ピュ…



……
………




……
………
…………
……………


ん。
ここはどこだ?


…気がついたら、俺はふかふかのベッドで寝てた。
すぐ隣には、いい匂いのする女の子が俺に背中を向けて寝てる。


「すぅ……すぅ……」


うむ、この女の子はれなっちだ。
…これはいったいどういう状況なのか。

そうだ…!いい説明文を思いついた…!
とにかく、ちょっと言わせてくれ!!
いくぞ、よく聞け…!


『れなっちなら今、俺の隣で寝てるぜ…』


………

…はい、調子に乗ってごめんなさい。
ぼく、またBFOやってて気絶してしまいました。ごめんなさい。

どれくらいの時間、気を失っていたのだろうか。
少なくとも、れなっちが退屈すぎて寝てしまうぐらいの間は、天国に逝っちゃってたに違いない。
でも、見捨てて放置とかログアウトとかせずに、待っててくれたんだな…。


「すぅ……すぅ……」


俺はれなっちの寝姿を見学しようとした。
でも逆の方を向いて寝てるから、背面しか見えなかった。


少し反芻しよう。
俺は、ついにねんがんの初Hをしたわけだが……
何ていうか……れなっち、ちょっと強すぎないか!? そして俺、あまりにも弱すぎないか!?
M男的には、「我が人生に悔い無し」ってぐらいの桃源郷でありヘブンを体験できたわけだが……
それでもちょっと、釈然としない思いがある。
もうちょっと、しっかりしたかったというか。
思えば、れなっちは俺に出来るだけ合わせようとしてくれてたみたいなのに、俺があまりにもダメすぎた。


特に、挿入してからの攻撃スキルが無かったのが迂闊だった。
エロビデオでは確か、あんなことしたりこんなことしたりしてたな……
俺は今更ながら、妄想シミュレーションとシャドウセックストレーニングとエアセックスに励んだ。
すると、いつものパターンで、


〈システムメッセージ:閃き『スキル:ピストン運動LV1』 を思いついた!〉


…よし!これで戦える!!……のだろうか?
れなっちの『名器(※俺認定)+カウンターアタック』のコンボは超強力だった。
もはやゲームバランスに疑問を感じるほどの、怒涛の火力。
スキルを1つ仕入れたぐらいじゃ、とてもじゃないが圧倒的な戦力差はまだ埋まってない気がする。


俺は、再びれなっちの寝姿を見た。
裸のまま寝てる。
実は、お尻も見えてる。
やっぱりかわいい。かわいいぞ。……ごくり。
……いつまで寝てるんだろう。常識的に考えて、起こしちゃ、まずいよね。


でも、もっとHしたい……
あっという間に秒殺されてしまったから、全然足りない。
派手に負けておいて言うのも何だが、不完全燃焼だ!
ヤりたい盛りの男子の目の前で、裸で寝ちゃう子が悪いのだ!
迂闊だな、れなっち!これは襲われても文句が言えない状況だ!


「ごめんっ!!」


俺は襲いたい衝動のままに、デュエルモードを再び仕掛けた。
バトルファックの始まりを告げる、効果音が鳴り響く。


〈---FIGHT!!---〉


「……きゃっ!?」


れなっちは、急に鳴った効果音に驚き目覚めた。
俺は、あまりびっくりさせないように、できるだけそーっと覆いかぶさった。


「な……なにーっ!?」
「寝込みを襲いに……じゃなくて再戦を申し込む!」
「……も、もうっ!」


れなっちは俺の太ももあたりをギューっとつねってきた。
だが俺は怯まない。
前戯もなしに早速、正常位での挿入を試みた。


「い…痛っ!!!!」


ちょっと時間がたちすぎて、入口が乾いてしまってたみたいだ。
でも、強引に押し込むと、俺のペニスは膣内へ飲み込まれていった。
ナカには、自分の出したザーメンがいっぱい残ってるんだろうか。

俺は『スキル:ピストン運動LV1』を早速使った。


ズチュッ!!ズチュッ!!ズチュッ!!


「んっ…!!」


しっかりと奥まで、ペニスを往復させてゆく。
やっぱり、膣内はまだ十分に湿り気があった。
ペニスを前後させるたびに、柔肉が俺を包み込んでくれる。


「んっ……あっ……あっ……」


れなっちも、さっきよりは感じてるみたいだ。
スキルがあるとないとでは大違い。
寝起きだからか、ちょっとボーっとしてて反応が鈍そう。
俺は、夢中になって腰を振り動かした。
自分で動いても、やっぱり気持ちいい。
これがセックスか…!
さっきと違ってちょっとはまともなHが出来ているようで、気分はすがすがしい。


ズンッ、ズンッ、ズンッ……


「あっ、あっ、あっ……」


自分のピストンのリズムに合わせて、れなっちが喘いでいた。
気持ちいい……セックス気持ちいい……
本能のままに、快楽を貪る。
腰の動きが止まらない。
……あ、ダメだ、気持ち良すぎてまたイきそうだ。


ズンッ、ズンッ、ズンッ……


「あっ、あんっ、あんっ……!」
「う……射精るっ!!」
「えっ…!? まだダメ……」
「…で、出る!!!!」


ピュッ……ピュッ……


う…
またイってしまった……

〈デュエル:れなっちに射精させられてしまった!!〉

「あ〜…」


ピュッ……ピュッ……


ううう……
不意打ちしたのにまだ負けるとか、どんだけ。
バトルファック中に一方的に射精したら、スタン状態になって、しばらく相手にそのまま責められてしまう。
また、さっきみたいに、れなっちの強力なカウンター締め付けで昇天させられてしまう……


……と思ったら、れなっちは全然追撃してこなかった。


「もう!我慢しなきゃダメだよ」
「……だって気持ち良すぎて……」
「んー……じゃあ、もしイっちゃいそうになったら、先に私に教えてね?」
「……うん」


どうやら、彼女は手加減モードに入ったようだ。
俺は、MK-U雄型戦車を操縦してティーガー戦車と戦ってるような気分になった。
れなっちは、俺のスタンが解けるまで何もせずに待っててくれた。
あきらめたら試合終了だ。今度こそ……!!
俺のへっぽこ榴弾砲を食らえ!!


ズンッ、ズンッ、ズンッ……

「あっ、あんっ、んんっ!!」


またもや、俺が腰を振るたびに、肉襞が心地よく絡んで来る。
やっぱり奥の方が感じるんだろうか?
本で読んだ知識によれば、ポルチオ性感とかいうのがあるはずだ。
俺はもう十分過ぎるほどいい思いをさせてもらったから、できればれなっちにもイって欲しい。

ズンッ、ズンッ、ズンッ……

パンッ!パンッ!パンッ!

「あっ、ああっ、ああんっ!!」


奥まで突き入れようとすると、太ももどうしが当たる音が響いた。
れなっちも感じてるみたいだけど、俺も気持ち良すぎる。
あ……やばい、またイきそう……


「…イ、イきそう……」
「ダメっ!!…私ももう少しだから、あと少し頑張って?」
「で、でも…」
「あ!ちょっと待って。ストップ!」
「??」
「いくよっ……ヒール!」


俺がピストン運動を一時停止すると、れなっちは俺に治癒スキルを使用した。
魔法っぽい効果音が鳴ると、俺の体にヒールの効果が行き渡った。
体がスッキリして、射精感が引いてゆき、なんか頑張れそうになった。
バトル中に対戦相手からヒール貰ってる時点で、もうバトルファックの体を成していないが。


「…あ、ありがとう」
「♪……じゃあ、がんばって、私も気持ちよくしてね?」
「うん。」


パンッ!パンッ!パンッ!
パンッ!パンッ!パンッ!


俺は、れなっちに気持ちよくなってほしくて、一生懸命腰を振った。
無我夢中で、最後の方はどうだったか、もう覚えてないぐらい。


パンッ!パンッ!パンッ!
パンッ!パンッ!パンッ!


どれくらいの時間、セックスに没頭したのだろうか。
俺はただ、獣のように、ゴールに辿りつくために腰を振り続けた。
本能のままに。感情のままに。
…そして、ついに辿りつく時が訪れた。


「あ……イクっ、私……あっ、あんっ、イっちゃうっ……!!」
「うおっ…!!!!」
「あーーーっ!!!!」


〈デュエル:れなっちを膣絶頂させました!!〉


やったー!
俺はやったぞー!
満足感でいっぱいになりながら、俺はまた、れなっちの膣奥に射精しまくった……。


ぴゅ、ぴゅ、ぴゅ……

全力でやりきったという充実感と、中出しの放出感がシンクロし、溶け合った……



……
………
…………
……………


そして、ことが終わって。


--------Message Log------------------------------------------------

「(れなっち)はぁ〜〜、お疲れ様♪」
「お疲れ……っていうか強っ!強すぎ!!…一体、どんなスキル取ってるの?」
「それは…内緒だよ♪」
「うー、くっそ〜〜…」
「へへ♪ 今日は私の大勝利かな〜」
「うん。。。あ…でも」
「?」
「今日は、マジで、ありがとう」
「ん♪」
「このお礼は、必ずするから!!!」
「いいよそんなの別にー……、と思ったけど〜チラッ。」
「なに?」
「女の子用装備の、いらないやつを手に入れたら欲しいかも!」
「……どういうやつ?」
「ショップに売ってないような、探検で手に入る珍しいのとかがいいな♪」
「よし。探す」
「やった♪」

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俺たちはそれからしばらく雑談した後、パーティーを解散した。
れなっちがログアウトしてからも、俺はしばらく高級宿屋の部屋でひとり、ボーっとしていた。
二人が激しく交わったベッドには、まだ確かに彼女の残り香があった……
だから、彼女がいなくなってからも、俺はまだ部屋を出ることができなかった。 (終)

名器っていいですよね。名器はロマン。
今回はほんの少しだけシリアスな雰囲気にしたかったんですが、書くのが当社比3割増し大変でした
序盤の山場を越えたので、今後は新キャラや新モンスターも出していきたいです。
コメント見るとバッドエンドの需要が結構ありそうですね〜。
バッドエンドか…………

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