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Battle Fuck online 日記B

2030年2月1日発売のPCゲーム "Battle Fuck Online" 俺のプレイ日記。


2月12日


トーナメントの翌日、俺は夜にログインした。
今までひとりぼっちでやってたけど、「れなっち」というPCがフレンド第1号になったのだ。
狩りに誘ってみよう。
俺はゲーム内のメール機能を使おうと思った。
しかし。


〈れなっち………オフライン〉


…オフか。
仕方ないので、やっぱりソロ狩りする羽目に。
相変わらず、沼地でスライムとネバネバ遊びだ。

ネバネバ…ベトベト…

粘液や泥にまみれながら、俺はもくもくと狩りした。
でもスライムを倒しても、もうなかなかレベルが10から上がらなかった。

(うーん、だめだな)

2時間以上頑張ったけど、レベルは上がらない。
俺は、敵の出ないところで休憩しながら、ぼんやりフィールドのBGMを聴いていた。
もうだいぶ遅い時間になった。
リアル時間は深夜だ。
今日はパーティーなしで終わりかな。
そう思いかけたとき、システムメッセージが出た。


〈フレンド「れなっち」………オンライン〉


あっ、来た。
ずいぶん遅い時間にインしてくるんだな。
こんな時間に誘ってもいいんだろうか。
…っていうか本当に誘っていいんだろうか。
誘ったらそばに彼氏がいて、罠だったりとか。トーナメントで負けた恨みー!とか。
変な修羅場に巻き込まれたりとか。

……いや、考え過ぎか。
それに、リアルで修羅場とかはまっぴらごめんだけど、ここはネットの仮想世界だ。
もし変なことになったら、ネット切断したらいいだけ。
声ぐらい、かけてみてもいいだろ。


----Message Log-----------------------------------------------

「(俺)こんばんは」
「あ、こんばんは♪ 今、何してた?」
「ソロ狩りしてて、いまは休憩してたけど」
「あ、私も行きたいー!…今、どこ?」
「沼だけど」
「え"っ…(-_-;) そこはちょっと…」
「どこでもいいよ」
「ん、じゃあ〜、海行こう!」
「わかった」
「じゃあ、現地集合で!ワープ地点ね!」
「あい」

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海か。
「海」と呼ばれてるのはダンジョンではなく、フィールド狩場の一つだな。
沼より3ランクぐらい敵が強くて、「状態異常を駆使する厄介な敵が多い。パーティーを組んで行こう!」とヘルプに書いてある。

状態異常…
俺は、インプに凹られたことを思い出した。
状態異常を食らったら、マジで何もできなくなるし、「海」の敵が使ってくる状態異常を防ぐ自信もない。
大丈夫なのだろうか…
初のPT(パーティー)でカッコ悪い真似はしたくない。
…もし無理そうだったら、狩場を変えないと。
俺は、未知の狩場を不安に思いながら現地へとワープした。


転送終了。
目の前が、急に湿っぽい沼地から、明るくさわやかな浜辺になった。
うーん、光がまぶしい。

まだ、「れなっち」はいないみたいだ。
少し、ここで待つか。
まさか、あの彼氏みたいなのも一緒に来たりしないだろうな。
…俺は、トーナメント戦で醜態を晒していた奴のことを思い浮かべた。
あんなのがくっついて来たら、戦力的にもジャマそうだ。
しかも自分以外の男の裸体とか、喘ぎ声とか、見たくも聞きたくもないぞ!
お断り申し上げたい。

…とか考えてたら、転送ポイントに「れなっち」という名前が表示された。

来た。一人だ。
向こうもすぐこちらに気づいて、手を振ってきた。

彼女は…なんと水着のビキニ姿だった。
白と水色の縞のビキニ。
似合ってて、かわいい。
…でもこの水着って、課金装備だよな、と俺は思った。

Battle Fuck onlineは、定額課金の上にアイテム課金の二重課金ゲーなのだ。
しかも値段がいちいち普通のネトゲより断然高い。
ボッタクリの烙印を押されても仕方ないような高額ゲーム。
この水着だって、かなりのリアルマネーがかかるはず。
彼女は、課金装備を見せびらかしたくて、海を選んだのだろうか。
ひょっとして、ネトゲの「重課金厨」ってやつか!
いまは憎まれ口を書いてるけど、その時の俺は、ただ見とれてるだけだった。



----Message Log-----------------------------------------------

「(れなっち)ね、ね、この水着どう?」
「いいと思うよ」
「えー、それだけ?……ちらっ。くるくるー」
「…に、似合ってると思う。」
「ん♪」
「それ着てたら、強くなったりする?」
「いや、そういうのはないかも?…見た目用かな?」
「そうなのかー」
「って、それより!ちょっと、これ!汚いから!」

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彼女は、俺の服を引っ張った。
俺が着てたのは「ジョブ:戦士」の初期装備だ。
しかも沼で結構狩りしてたから、かなり汚れてた。
どう見ても、おしゃれな水着できまってる彼女とのツーショットには耐えられない。
しまった。こんなことになるとは。どうしよう。

「いっそのこと、脱いじゃえ!」
「えっ…」

戸惑う暇もなく、彼女は俺の服に手をかけ、あっさり脱がせてしまった。

「下も!いぇいいぇーい!!」
「あーれー!」

あっという間に脱がされた俺は、ブリーフ一丁になった。

「…♪ うん、この方が絶対いいっ!」

彼女は満足(?)したようだ。
なんとかツーショットに耐えられる絵面になった…のだろうか。
まあ海が似合うジョブにしておいて良かった。
色黒。筋肉。全部、まやかしだけれど。


----Message Log-----------------------------------------------

「(れなっち)さ、行こっか♪」
「…うん。でもここで狩りしたことあるの?」
「ううん。初めてだけど。」
「俺も初めてなんだけど。行けるのかな?」
「支援、回復は私に任せて♪」
「俺は…前衛かな。」
「頼りにしてるよー♪」

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けっこう明るい、というか積極的な性格してるんだな。と思った。
そして、彼女は後衛職らしい。
そういえば、彼女とパーティーを組んでいるだけで、何か自分がBF的に強くなっている気がした。
ネットゲームでいうBuffer(バッファ)なのだろう。
ちゃんと前衛として彼女を守るようなパーティープレーをしなければ…


浜辺のフィールドを奥へ進んでいくと、敵にエンカウントした。
「しびれスキュラ」という敵だ。
某国民的RPGをオマージュしたと思われるネーミングの「しびれスキュラ」は、上半身が女体で、下半身はタコ足…もとい触手だ。

俺は自分から前に出て、敵に攻撃を仕掛けた。
むき出しのモンスターのおっぱいを揉み揉みする。
敵は、無数の触手を伸ばして、俺の身体の色んな所に絡みついてきた。

「れなっち」は、触手達が俺に襲いかかったのを見ると、後ろに回りこんでモンスターを愛撫し始めた。
2対1で挟みうちする、有利な状況。
でも、このモンスターの性感帯(?)は、よくわからなかった。
なにしろ、体の半分以上が触手で出来ているのだ。

俺は、乳責めスキルでモンスターの胸を攻め続けた。
なかなかいい乳だ。弾力があってプルンプルンしてる。
乳首を指で弾くと、モンスターは気持ちよさそうだ。たぶん。
とりあえず胸は性感帯の一部ということで間違いなさそうだった。

「れなっち」はだいぶ苦労していた。
ウネウネぬるぬるの触手をかき分け、モンスターの感じるところを探しているのだが、逆に触手達が「れなっち」の身体に巻きついていく。


「ひゃ…!! そんな所、入ってきちゃだめぇ!!」


「れなっち」は定番のセリフを触手に向かって訴えていたが、触手が言うことを聞くはずはない。
長い触手や短めの触手が、複雑な動きで彼女の身体をまさぐり、粘液を擦り付けていく。


「あっ…あっ…ああっ……」


彼女は早くも触手に喘がされ始めていた。
俺の方にも、たくさんの触手が巻き付き、ヌルヌルとした得体の知れない液を擦り付けてきた。
そして、器用なことに1本の触手がパンツの中に侵入してきて、ペニスの幹をぐるぐる巻きにした。

にゅるにゅる・・・

触手が俺のペニスを攻めてきた。
今までに体験したことのない感触に、俺は背筋がゾワっとした。
ヌメヌメしてて、変な感じだ…
こんなので気持ちよくなってしまったら、変態の烙印を押されてもしかたない。
しかもアブノーマルな属性持ちになってしまう。
ちゃんと我慢しないといけないだろう。

俺は、変な声がでないように、口を固く結んで、スキュラの胸を責めたてた。
スキュラは言葉が話せないようだった。声も出さない。
なので、自然と、喘ぎ声を出すのは一人だけ、ということになった。


「ぁっ…あぁっ……ちから…抜けちゃうっ…あっ、あっ、ああん……」

「れなっち」の方は明らかに劣勢だった。
勢いを増す触手達は、四肢に巻き付き、先端で彼女の身体じゅうを撫で回していた。
ビキニブラは器用にずらされ、おっぱいは両方ポロリさせられて、乳首もハケで擦るような攻めを受けていた。
さらに、数本の触手は、パンツまでずらそうとしており、また別の触手は、パンツの上から大事な部分にべっとりと貼り付いていた。
彼女は、もはや攻めるどころではなく、自分のパンツを脱がされないように守るのと、股間を狙ってくる触手を振りほどくので精一杯だ。


俺は、見てはいけないと思いつつも、目の前のエロ映像をついうっかり鑑賞してしまった。
エロゲーでよくあるシーンが、臨場感たっぷりにド迫力で展開されている!
女の子って、こんなに触手に弱かったんだな・・・勉強になるぜ・・・
どうりで、エロゲーではいつも触手が大活躍するわけだ!納得である。

だが鑑賞ばかりしてるわけにはいかない。
「れなっち」はどう見ても陥落寸前状態だ。
もはや戦力としては全く頼りにできない。
ここは俺が踏ん張らなければ。


「うおおおおお!!!」


俺は気合を入れてスキュラを攻めまくった。
いくらこっちが頑張って攻撃しても、全く触手達の動きが止まることはなかった。
かなりの強敵だ。
結構タフだし。

戦いは、けっこう長引いた。
…だが、なんとか勝利することができた。
俺の活躍により、戦闘を終わりを知らせるシステムメッセージが出たのだ。

〈しびれスキュラを倒した! ○○○EXPを取得した!〉

敵は絶頂したらしく、動かなくなり、触手達もシュルシュルと萎んでいった。

よし、もう大丈夫みたいだ。

…それにしてもすごい経験値だ。
今までに倒してきた敵とはケタ違いに多かった。
これならあっという間にレベルアップできる。
弱い敵をたくさん倒すよりも、はるかに効率がいい。
ちゃんと倒せることが前提だけど。


「はぁっ、はぁっ、はぁぁ…」

「れなっち」はまだ荒い息をついていた。
イかされずにはすんだみたいだが、相当危なかったような感じだ。
『女キャラは触手に弱い。』
数々の名作エロゲが私たちに伝える、二次元世界の真理である。
だとすれば、彼女にはこの狩場は相性が悪すぎるんじゃないだろうか。
それに比べて、俺は彼女ほどのダメージは受けていないはずだ。

念のため、俺は自分の状態を確認した。

…ん?
なんか体がムズムズするというか、ビリビリするというか、ちょっと変な感じだ。
バトル中は、必死だったので全然気付かなかったけど。

触手の分泌物を浴びてしまったせいだろうか。
ちょっと気持ち悪い。
気持ち悪いだけなら我慢すれば済む話だが、もし「痺れ毒」とかだったら困る。
次の戦闘がよけいに危険な物になってしまう。
どうしよう。


「あっ。治療するね!」

ようやく呼吸の整った「れなっち」が、俺の方に来た。
魔法っぽい効果音とともに、彼女の治癒スキルが発動する。
すぐに、俺の身体はスッキリして万全の状態になった。



----Message Log-----------------------------------------------

「おお!…すげぇ」
「ふふっ♪」
「回復ありがと」
「どういたしまして♪…あ、でもお礼はいいよ、ヒーラーが回復するのは当たり前だから」
「わかった」
「…あ、でもこっちこそありがとう。…助けてくれたから」
「いやいや。敵倒すのが当たり前だから。それこそお礼はいいって」
「ん♪」
「でも自分の回復はしなくていいの?」
「…あー、自分の回復はできないよ。自分以外のパーティーメンバーだけなの」
「マジか。…じゃあ。」
「?」
「ここ、危なくない?すごい経験値多いけど、敵が危険だし」
「…ん〜。次はもっとうまく頑張るから、平気だとおもう」
「ヒーラーが狙われるのはまずいから、できるだけ俺が狙われるようにするよ。前衛だし」
「…ごめんね、足ひっぱっちゃって。」
「いやいやいや!そんなことはないから!役割分担だから。あまり敵に突っ込まない感じでお願い」
「ん♪」

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彼女は「ん♪」というのが口癖みたいだ。
文字で書くと、ニュアンスが微妙なんだけど。

…まぁそんなことは置いといて、狩りを続行することになった。
危険だけど、それ以上に、あまりにも経験値がおいしいからだ。
ハイリスクハイリターン!
刺激的で楽しいから、そういうゲームは嫌いじゃない。


そして、「しびれスキュラ」を数匹倒した。
俺たちはチームワークを発揮して、だいぶいい感じに倒すことができた。
戦闘終了後は、必ず「れなっち」が治癒をしてくれた。
すごい量の経験値がたまっていく。
これなら街に戻った後のレベルアップは、期待が持てる。
いい狩りが出来ているので、俺たちの雰囲気も少しずつ良い感じになっていった。
けっこう会話も弾む。
「れなっち」は気さくで話しやすい。
ソロ狩りよりも楽しい。向こうもそう思っててくれたらいいんだけど。

でも、敵は無数の触手で攻めてくるので、気をつけていても、「れなっち」の肌に触手が届いてしまう。
1戦目ほどではないけど、けっこう彼女は触手に喘がされていた。
俺は毎回治癒をもらえるけど、彼女は自分を治癒できないのだ。
大丈夫なんだろうか。


〈しびれスキュラを倒した! ○○○EXPを取得した!〉


さらに敵を倒した。
もう10体近くになるだろうか。
1匹1匹が強いから、そろそろもう十分に狩りしたような気がする。
帰還して、レベル屋に行って、レベル上げて、今日は終わりかな。
俺は、「れなっち」に狩りの終了を提案しようと考えた。


「はぁ…はぁ…はぁ…」


彼女はまた荒い息をついていた。
もうだいぶきつそうだ。
目が潤んでいて、肌がピンク色に色づいている。

「だいぶ頑張ったなー。そろそろ帰還しない?」
俺は言った。


「……ん……ちょっと……」

彼女は目の焦点が合ってない感じだ。
歩こうとして、俺の目の前で急にぐらっとバランスを崩した。

「わっ!」

俺は思わず腰を抱いて、体を支えた。
彼女の体は軽かったが、びっくりするぐらい熱く火照っていた。

肌と肌が密着する。
でも、彼女は離れたり、嫌がったりする余裕もなさそうだった。

「だ、大丈夫??」
俺はあせって聞いた。

「帰る前に…少し…やすませて…」
「わかった」

俺は、彼女をお姫様抱っこして、とりあえず浜辺に運んだ。
ここなら敵はあまり来ないだろうか。
少なくとも、視界は広いので、敵が近くに来たらすぐに気づけるはずだ・・・
彼女を砂浜の上に下ろした。


「座れる?」
「うん…」

彼女は、女の子座りで俺の方に寄りかかった。
俺の肩にあごを乗せる感じで、腕をぎゅっと組んできた。


こっ、これは…。
どう見てもラブラブカップルの専用シチュエーションだ!
俺の二の腕に、ビキニを通して胸の柔らかい感触が伝わった。
あんまり大きくはないけど、柔らかくて心地よい。
首筋にも、彼女の息がかかってくすぐったい。

あっという間に、俺の股間はフルチャージされてしまった。
男子の悲しい性である。
…まずい。これはまずい。
彼女が回復するまでに、この股間のテントを何とかしないと、気まずい事態になってしまう。

しずまれ、しずまれー!!

俺は般若心経を脳内で唱えながら念じたが、息子は全く言うことを聞かなかった。
海辺で水着美少女に腕組まれて、ラブラブツーショット…
そんなシチュに免疫を持っているわけがない!


…その時、異変が起きた。

さざ波の立つ穏やかな海面が……割れたッ!


ザッパーン!!!!


しぶきとともに、一体のモンスターが躍り出た!

しまった!しびれスキュラかっ?
いや、違う!似てるけど違う!
新たなモンスターの触手は、極彩色にテカテカ光ってて、やたらカラフルで毒々しかった。
色違いだ。
モンスター名は、「ふたなりスキュラ」となっていた。


『シュルル……リア……ジュウ……カップル……ボクメツ……』

モンスターは地鳴りのような低音で言葉を発した。
・・・なんて恐ろしい声だ。
まるで世界中の恵まれない男の子達の恨念を集めたかのような、ド迫力ボイスだ。
しかも「ふたなり」というネーミングが気になる。
俺の知る限り、「ふたなり」と名のつく生き物には、ちんちんが生えている!
こわい!ちんちんこわい!!戦いたくない!!


俺は必死でモンスターに訴えかけた。

「待て…!誤解だ…!リア充なんかじゃないっ!カップルじゃないっ!!」
「俺たちは分かりあえる!話せばわかりあえるはずだっ同志よ!!!」

だがモンスターは、俺の心から誠意ある言葉を完全に無視した!


「ニクイ……リアジュウ……コイビト……オカス……!!!!!!」

モンスターは、俺をスルーして、「れなっち」に襲いかかった!
極彩色の無数の触手がしゅるしゅると、彼女めがけて舞う!
狙いはそっちか!
やっぱりそうですよねー!

「くっ…やるしかないのか!」

俺はモンスターと「れなっち」の間に立ちふさがり、モンスターに「乳責め:LV1」を仕掛けた。

「触手よ!責めるなら俺を責めるがいい!」
「そして俺のターーーン!!!」

俺は、なんとかモンスターの注意をこっちに引こうと思って、寒いセリフを連発してみた。
だが無情にも、触手たちは「れなっち」の身体に巻き付き、さもおいしそうに柔肌を撫で回してゆく。

「あっ…あっ…あんっ…!! にゅるにゅる、うねうね、気持ちいいっ、気持ぢいいのっ!!!!」
「ひゃっ、ひぁぁっ……!! ぬるぬるいっぱいっ…!! すごいのーっ!!!!」

…ダメだこの子、触手に弱すぎる。
この調子では速攻で堕とされてしまう。
早くなんとかしなければ。
俺は全力でモンスターのぷるぷるしたおっぱいを揉み、舌で先端を転がし、吸い上げた。
何本かの触手が、俺にも巻きついてきて、変な液みたいなのを掛けてきた。
うげっ、何だこれ?きっと痺れ薬とか、とにかくロクな物じゃないだろう。
「れなっち」は触手に狂わされちゃってるから、治療にも期待できない。
まずい状況だ…

「あっ、ああっ、あーんっ!! 私、落ちちゃう、落ちちゃうよっ!!」
「イくっ、イっちゃうーっ!!……あーーーっ!!!!」

「れなっち」は、最初から弱っていたのもあり、あっさりイかされてしまった。
でもまだ軽くイっただけ。
モンスターの責めはこれからが本番なのだ。

触手の1本が、彼女の唇にふれ、口内を犯していった。

「ん"っ、ん"ーーっ!!」
絶頂のさなかに口に触手を突っ込まれ、「れなっち」の目の光はもう虚ろになっていた。

身体中が、カラフルな触手に巻き付かれ、擦りつかれ、もう素肌がほとんど見えないくらいだ。
なんていう非人道的なモンスターなんだ!
ゆるせない!!

「けほっ!」
彼女が咽せると、口の中から紫色の液体がこぼれた。
なんかやばそうな色の物を飲まされている。
でも彼女はもう、恍惚の表情だ。

モンスターが、おもむろに彼女の股を開いた。
そして、ずいっと前に進む。
なんか嫌な予感がする…

触手の中に、一本、ひときわ太く、先がキノコ状の触手があった。
これはどう見ても男性器にそっくりだ…しかも、極太サイズ。
こんなのを彼女に挿入なんかされたら、大変なことになる。
それだけは絶対阻止しなければ。

「くそおっ!!」

俺は、ヤケクソでそのキノコ型触手にしがみついた。
これがチンコだろうが何だろうがもうどうでもいい!
いや、むしろ、これがチンコならば好都合。
オナニー歴○○年の俺は、チンコの扱いには自信がある!!

シュコシュコシュコシュコ…!!!!

俺は、高速でキノコ触手をしごき上げた。
…手ごたえあり。
この触手の仕組みは、チンコに酷似してると、俺は確信した。

ならば、伝説のオナニーテクニックを駆使するのみ。
うけてみよ!俺の編み出した七色のチンコ責めを!!

シュババババッ…!!!!(←効果音)

『…………!!?? ……ギモヂ……イイッ!!!!』
「くらえ、アトミックディバインスパイラルインフィニティハンドジョブ!!!」
『……ナ、ナニカガ……デルーッ!!??』


ドピューーッ!!!!

キノコ触手は、精液にそっくりな何かを吹き出した。
俺は、「れなっち」に精液もどきが掛からないように、うまく手綱をさばいた。

『ア"ーーーーッ!!!!』

唸り声をあげながら、モンスターは動かなくなった。
勝った!勝ったのだ!


〈ふたなりスキュラを倒した! △△△△EXPを取得した!〉

大量の経験値の入手ログ。
俺のテンションは有頂天になった。
これは美味しすぎる。

…だが、「れなっち」は大丈夫なのだろうか。
放心状態になっちゃってるようだ。
一番大事なところだけは何とか守ってあげられたが、結構犯られてしまってたし。
M豚の俺なら、こっぴどく犯られても全然ご褒美だったりするのだが、彼女が同類かどうかはわからない。

…とにかく、ここは危険だ。
彼女が気を失ってる間に、抱っこかおんぶで入口まで運んで、ワープで帰還すべきだろう。
俺は、彼女を抱き起こそうとした。
すると、

ぱちっ

…急に、寸前で彼女の目が開いた。

俺は焦った。

「あっ、違っ、そういう事じゃなく…」

とっさに言い訳しようとした俺を、彼女の目がじーっと見て…

「…ちゅーっ♪」
「!!!!」

いきなり、彼女は俺に抱きついてキスしてきた!
な…何で?? 
彼女は正気を失っているに違いない!

「ぎゅーっ…すりすり…」

彼女は、両腕を俺のわきの下から背中に通して密着してきて、ほっぺをすりつけてきた。
俺の脳細胞が一気にピンク色に染まり、気持ち良さに全身が包まれた。

ああ…わかった…
これ、ラッキースケベイベントってやつだろ…
エロゲだから、これでいいんだ…
俺は頑張った…頑張って戦ったよ彼女のために…
だからこのごほうびを享受する資格がある…ラッキー…

俺はあっという間に状況に流されそうになった。
が、その時。

……
遠くに、敵がいるのが見えてしまったのだ。
しかも、2体も!
まだよく見えないけど、きっと「しびれスキュラ」が2体いるんだろう。

「だめだ!敵!敵いるよ!あっち!」

俺はあわてて叫び、指さした。

「んー??」
「敵!てきっ!!T・E・K・I!!」
「…んふ♪ ちゅぅーっ♪」

だが「れなっち」は全く理解してないようで、また俺に抱きついたままキスしてきた。

「ちゅっ♪ ちゅっ♪ ちゅっ♪」

な、なに、この恋人にするみたいな甘い甘いキス…
俺、絶対別の奴と間違われてる…

「ちゅっ♪ ちゅっ♪ ちゅーーっ♪」

しかも何かすごい気持ちいいっていうか、上手すぎる!
キス系の攻撃スキルも、防御スキルも、リアル経験もない俺は、たちまち圧倒されてしまった。


「ちゅーっ♪ ちゅぱ、ちゅぱ、ちゅー…」

彼女は、上唇と下唇で俺の唇をはさんだり、吸い上げたり、逆に唾液を飲ませてきたりした。
モンスターに飲まされてた、あの紫色の液体が俺に移されてしまう…
でも、キスが気持ちよすぎて、全く嫌な気分がしないどころか、飲まされることに喜びさえ感じてしまう。

「ちゅっ…ちゅっ…れろ〜っ…」

彼女のキスは終わらない。
それどころか舌を使い始めた。
舌と唇で攻められると、俺の頭の中はもう真っ白になってしまった。
すごすぎる…

ドサッ…

押し倒されてしまった…
というか、自分から勝手に崩れ落ちてしまったのかも。
背中が、砂浜にくっついた。
でも、「れなっち」の唇は離れてくれない。
それどころか、彼女の体重がかかって、余計に密着度がアップした。

むにゅっ…

俺の胸板に、彼女のおっぱいの感触。
ビキニを脱いだままなので、乳首のポッチもはっきりわかる。
あまりボリュームのない胸だと思ってたけど、こういう体勢だと結構ズッシリと重みがかかる。
やわらかくてすごく気持ちいい。
彼女が少し動くたびに、乳首がこすれて、くすぐったい快感と一緒に、おっぱいのムニュムニュが伝わる。
何よりも、彼女に押し倒されてしまってるという状況が、俺を興奮させた。

「ちゅぱっ♪ ちゅぱっ♪ じゅぱっ♪」

俺を組み敷いたまま、彼女のキスはますます激しくなっていった。
もう息も自由に吸えず、彼女に人工呼吸されてるみたいだ。
なんか体が浮遊していく・・・これってまさか・・・
昇天しちゃいそうだ…

「ちゅーっ♪」
「・・・っ!!!」

「れなっち」に唇を吸い上げられながら、俺はイってしまった。
ドライオーガズムというやつだ。
気持ちよすぎて、頭がチカチカして、もうついていけない。
キスだけでイかされてしまうなんて・・・

「…ちゅぽんっ」

やっと彼女が唇を離してくれた。
同時に、俺に密着してた身体が浮き上がった。
俺は失神寸前状態から辛うじて意識を戻して、敵のいた方を見た。


……!!!
敵がすごい近くに来てる!!

「敵!敵!」
「…んー?」

俺は必死で訴えた。
だが、声は裏返っていた。
なさけなすぎる(´;ω;`)

でも、その情けなさがウケたみたいで、彼女の耳にやっと入ったようだった。

「てきー?」
「敵きてる!敵!」
「にひひ。てきー!」

彼女はケタケタと笑い出した。
いまの知能は幼稚園児並みだ。
そんな子に押し倒されてキスでイかされてる俺って・・・

「てき。・・・あたし、サキュバス!」
「え"っ」
「ぬがせちゃうー!」

彼女は、小悪魔っぽく笑うと、俺のパンツをあっさり剥ぎ取ってしまった。
まさかサキュバスに変身したつもりなのだろうか。

「いただきまーす☆ はむっ♪」
「あっー!」

「れなっち」の口が大きめに開き、俺のペニスを頬張った。
熱い口腔粘膜に包まれ、硬く勃起したペニスは早くも脈打っていた。
いつ射精してもおかしくない状態。

「じゅぷっ、じゅぷっ、じゅぷっ…んふ、おいち♪」

彼女は、亀頭から竿の真ん中ぐらいまでをくわえて、音をたててしゃぶった。
唾液と我慢汁が混ざり、卑猥な音をたてる。
どこから出てきたのかわからない淫液の混ざったものを、彼女はおいしそうに吸い上げた。
それだけで、俺はもう果ててしまいそうだった。
腰が震え、一方的に責められるばかり。
だが、「れなっち」の動きは俺を追い詰めようとするものではなく、余裕たっぷりだった。
いったん口を離した彼女は、ペニスに愛しそうに頬ずりした。

敵はもう目と鼻の先だ。
しかもスキュラ二体。
今すぐ逃げないと絶対に無理。
でも俺は「れなっち」にイかされたダメージと、現在進行形でもたらされている快感のせいで、身動きすらできなかった。
もうどうにでもして……

「じゅぱっ、じゅぱっ、じゅぱっ」

彼女はフェラを再開した。
怒涛のような快感がペニスを襲う。
こんなの我慢できるわけがない。

「あっ、あっ、気持ち良すぎる!!」

俺は声を出して悶えた。
デュエルトーナメントの時、フェラを食らってたら即終了だったな…
彼女は口や舌を使った技が得意なんだろうか。
それとも本当にサキュバスと化してるのか。

「じゅぱっ、じゅぱっ、じゅぱっ」

口の動きが少し加速してゆく。
でもまだ本気じゃなさそうだ。
それなのにもう全然我慢できない。
あ、ダメ。イく・・・

精液が竿を駆け登ってゆき、そして…。

「イく、イくっ!!」

奔流となって、口内に弾け出した。

どぴゅ、どぴゅ、どぷっ・・・

俺は、彼女の口の中に射精してしまった。
大きな放出感が、快感をさらに上乗せしていく・・・
口の中が気持ちいい。
しかも、彼女の動きは止まらない。
射精も止まらない。

どぷ、どぷっ、どぷ・・・

「んっ・・・こくっ・・・こくっ・・・けほっ」

彼女はのどを鳴らして精液を飲んでいたが、途中で吐いてしまった。
量が多すぎたのだろう。

どぷっ、どぷ……

「けほっ、けほっ」

ペニスから離れてくれたおかげで、射精が止まった。
それでも、とんでもない量を出したはず。
とにかく気持ちよかった・・・
ふぅ・・・

あれ、何か大事なことを忘れているような。
…まぁいいや。きっと大したことじゃない。
この気持ちよさに比べれば…。

「れなっち」は、顔をザーメンまみれにしていた。
しかし、まだ小悪魔の表情のままだ。
俺はゾクゾクした。
ただでさえ可愛い顔なのに、こんなエロくてSっぽい顔をされたら、たまらない。
毎日24時間、このサキュバスモードでもいいぐらい。
俺は、マグロ状態で寝転がったまま、彼女に見とれていた。

「サキュバス…サキュバス…」

うわごとのように言いながら、彼女はまた俺の上に乗ってきた。
今度は何をされるんだろう…
俺はすっかりドMモードでワクテカした。

彼女は、勃起したままの俺のペニスに指をあてがい…
自分の秘処の入口に押し当てた!

「えっ!!」

俺はびっくりした。
セックス!?本番!?
まだ俺たちのレベルじゃ出来ないはずなのに!?
しかも俺、まだ童貞なのに!?
さすがに心の準備がまだっ!!
「れなっち」は今、明らかに正気ではない。
正気じゃない時に、こんな事はしちゃだめだ!!

でも・・・でも・・・

「いただきまぁす…♪」

彼女が腰を降ろそうとする。
俺のペニスの先の、温かくて柔らかな感触が、鮮明になっていく。
入っちゃう…
そしてこの感触は…

俺は、デュエルトーナメントの時、彼女の膣内に指を挿入したことを思い出した。
あんな気持ちよさそうな場所で俺のペニスを食べてもらえるなんて…
拒否なんてできるわけない、したくない。
憧れの童貞喪失だ・・・!
もうどうなったっていい!!

俺が完全に覚悟を決めたとき。


つん、つん、つん。


「んっ?」


つん、つん、なで、なで、こちょ、こちょ。

「なに?、くすぐったいっ」

シュルシュルシュルシュル…!!!
ブワァァッ!!!

「ひゃーっ!!」

触手たちが奇襲してきた!

にゅるん、にゅるりん、シュワーッ、モゾモゾ、ウネウネ…
大小長短さまざまな触手たちが、思い思いの曲線を描いて、俺たちに巻きついてくる!

「きゃーっ!!触手はらめっ、らめーっ!! 弱いのっ、感じちゃうのっ、あっ、あんっ、あーっ!!」

「れなっち」はあっという間に触手に絡めとられ、転がされ、快感にのたうち回った。
そして次に、俺も。
抵抗できない俺は、あっさりと搾精触手にペニスを捕獲された。

つまりどういうことかというと。
しびれスキュラさん2体、ご到着。
触手祭りの開催だ!


……
………

「あーっ、あひっ、くすぐらないでっ、もうイってるっ、イってるからくすぐらないでーっ!!」
「…うっ(ドピュッ)」
「また、きひゃう、すごいのきひゃうーっ!!」
「あーーーーっ!!!!」


触手祭りは、俺たちが失神するまで続いた…

〈‐P T が 全 滅 し ま し た ‐〉

しーん。。。。。     (終)
今回はコメディ路線です。
まだ本番できないので、あまりエロくない上に、焦らしプレイみたいになってすみません…
次回はインプ編の予定。

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