グルグルが遅くなっていって…止まった…グルグル回った後にはなんだか
とても柔らかい熱が残っている。形の無い熱に柔らかいなんて変な言い方
だけど、実際にそうとしか言い表せない。
いや、問題はそんな事じゃない。今僕は何て言った?僕はネピアさんと
ラクタちゃんを何て呼んだんだ?幻聴か?自分の言葉が幻聴になれるのか?
「まあっ…!」
「チビちゃん…!」
いや、幻聴じゃない!二人の大喜びした顔が僕が確かにああ言った事を
証明している。僕は二人に求められるまま赤ちゃんになりきって…!
「あ、いや、ネピアさん!ラクタちゃん!」
慌てて呼びなおすと二人はとてもがっかりとした表情になって、なんだか
僕の方が悪い事をした様な気分になった。そ、そんなに嬉しかったのか!?
あ、今度は怒った表情になった?
「めっ。坊や、ママをさん付けで呼んだりしちゃだめなのよ」
「お姉ちゃんを年下扱いするとは何事ですか!ぷんぷんだよ!」
うっ…み、妙な迫力が…言葉遣いは甘々で優しいのに、怒らせては
いけない相手を怒らせてしまった気がする…思わずごめんなさいって
言いたくて…違う!なんでこんな事を考えているんだ!
「いけない坊やには、イけないお仕置きよ」
きゅぽっ。
あ、おっぱいが尻から抜かれ…
じゅぽっ!
「うひいっ!?」
すぐに何かで塞がれた!尻の穴にするりと滑り込んできた何かが
膨らんで、おっぱいよりも更にぴっちりと穴を塞いでいる!なんだこれ!
風船か何かか?それにしては妙に硬いけど…
「今、ママは坊やのお尻に魔法をかけたのよ」
「ま、まほう?」
「今坊やのお尻を塞いでいるのは自分が大人だって言う勘違いなの。
これは坊やは我慢が出来なくなって、お尻からどっぴゅ〜んっておっぱいを
出しちゃった時に割れるの。その時坊やはもう自分にウソをつけなくなって、
あんあん泣きながらママに甘えずにはいられなくなるのよ」
な、なんだって…いや、そんな魔法がある訳がない。淫魔でもそんな
能力は聞いた事がない。これは調教だ。条件を満たしたら相手の
言った通りに体が感じてしまい、それに引っ張られて心も影響される
言葉責めの一種…だよね?あれ?でも実質的には同じ事じゃ…
ぷしゅぷしゅ!
「ひゃっ!」
あ、ラクタちゃんがおっぱいを絞って母乳をかけてきた!それも
お風呂の時みたいにたくさん…そうだ、この次は!
「赤ちゃんは肌が弱いからね〜。お姉ちゃんのおっぱいでお肌が
かぶれない様にしてあげましょうね〜♪」
ぬちゃぬちゃぬちゃ。
うわ…なんだか凄く速く塗り広げられている気がする…なんで?
これもラクタちゃんが僕より大きく見えるせいか?もしそうだとしたら、
僕は二人に作られた錯覚にどんどん溺れていっている事に…!
ぶしゅっしゅうううう…
「あうっ!」
ネピアさんはもっと沢山一気にかけてきたあ!ベッドシーツごと一気に
僕の上半身が母乳まみれになる!あ、暖かい…ぬるぬるして、それが
不思議に落ち着いて、不快感が全くない…
「坊や、今から頭にかけるから目を瞑って。目に入ったらイヤでしょ?」
えっ、別に目に入っても…
ぞくり。ぎゅっ。
な、何だ今の恐怖は!?目に入る、ただそれだけの事を考えただけで…
ああっ!何時の間にか目をきつく閉じて両手で顔を覆っている!?
これじゃ頭を洗われるのを怖がる子供みたいじゃないか!
ぷしゃあああ…
「はあ…」
ああ、頭にかかるのも気持ちいい…ラクタちゃんに母乳シャンプーで
毎日洗われていたけど、今度は洗うのが目的じゃないからぺたぺたと
肌に塗りこまれる…僕の髪、真っ白になっちゃったんじゃないだろうか…
ぐるる。
あっ、お腹が!さっき大人しくなったのにまたグルグル回り始めている!
それと一緒に僕の心までグルグル回されちゃう!ああっ、止まってえ!
「そろそろ二回目のドライオーガズムに達しそうね。でも坊やには
全然ドライに感じられないかしら?」
「お姉ちゃん、チビちゃんにそんな難しい言葉使っても分からないよ。
もっと分かりやすく言ってあげなくちゃ」
二人の声が遠くから聞こえてくる。よく分からないけど気持ち良い
渦の中に巻き込まれちゃった僕には二人が遠ざかっていく様な気がして…
怖い。何処かに吹き飛ばされちゃう。こんなのイヤだ。イヤ…
「それもそうね。坊や、分かる?白いお漏らしがしたいけど出来ないの」
「分かるよ、分かるけどぉ!ああ、何これぇ!」
も、もうだめだ〜っ!
ぎゅるるん!ぎゅるり、ぎゅるるる…
「すごーい。チビちゃんの背中がぴーんってなってる♪」
「気持ちよさの逃げ場が無いから、どんどん溜まって行っちゃってるのよ」
「あう、あう…はあ…」
あああ…ふ、吹き飛ばされるかと思ったけど、何とかグルグルが
遅くなってきてくれた…ああ、またお腹をさすってもらっている。
大きな手でゆっくりとさすられるのが、こんなに良いなんて…
「坊や、もうお漏らししたいでしょ?」
「し、したいよ…」
凄く気持ち良いけど、なんだかどんどん僕がおかしくなっているみたいで。
こんなの何回も耐えられない。何回もやってみたいけど、何回もしたら
僕がおかしくなりすぎると思うから、もう楽になりたいんだ。
「それじゃ、何時でも好きなだけしていいわよ?」
「え…?」
何を言っているんだろう…?僕、出したくても出せないのに。チンポと
尻が両方とも塞がれていて、それを何とかして貰わないと出せないのに。
「坊やは何時だってお漏らしできるのよ。ママがかけてあげた魔法は
そうなっているの。坊やがお漏らしが我慢できなくなった時に、
坊やがお漏らしの仕方を思い出した時に解ける様になっているのよ」
「お、思い出すって…?」
「お漏らしの仕方だよ、チビちゃん。チビちゃんは長い間大人のフリをして、
何時の間にか自分が本当に大人だと勘違いしちゃっていたんだよ。
その間にお漏らしの仕方も忘れちゃっていたんだよ」
お漏らしの仕方…?忘れていた?そんな事…
「もう良いのよ。坊やのしーしーはママ達が世話をしてあげる。
もう無理をして自分のおしっこの後片付けをしなくていいのよ」
「そんな…」
そんな訳ない。僕は大人だ。そんなの分かりきっている。
それなのに。なんだか自信が無くなってきて。減っていく自信に
しがみつこうとしても、余計に二人の言っている事が本当に思えて。
なんで?なんで僕は大人じゃないって思い始めているの?
そんなの決まっている。この二人が…僕の大好きな女の人二人が
そうじゃないって言っているから、なんだか本当の気がしてきて。
ウソだと分かっているのに、そのウソを信じたくって。
「もう良いの。ママに全部任せてね。もう坊やは一人じゃないのよ」
「お姉ちゃんも居るよ。チビちゃんのお世話はだ〜い好きだよ♪」
なんで信じたいの?信じると嬉しい?僕は大人だって言う本当の事より
僕は赤ちゃんだって言う二人のウソの方が楽しそうだから?
大人のままよりも赤ちゃんの方がもっと二人に好きになって貰えるから?
ああ、何が何だか分からないよ。僕の頭が上手く考えてくれない。
大人なのに、大人なのに、考える事が出来なくなっちゃう!
ぎゅるぎゅる!
「ああっ!ま、またお腹があ!」
「よしよし。ぽんぽんな〜でな〜で♪」
すりすり…
「ああ、や、やだ、出そうなのに、出てこないよ!」
「大丈夫、坊やならちゃんと出来るわ。ママが見ててあげるから、ね?」
「がんばれがんばれ♪お漏らしじょうず、お漏らしじょうず♪」
「あああ、グルグルが!助けて、僕、どうにかなっちゃう!」
「ほら…出しましょうね。ママの魔法はもう少しで解けるわよ〜」
「お尻から出せたらおチンチンからも出させてあげるからね♪」
「あ、ダメ、漏れちゃう、やだ、漏れる、ダメ、止まって!やだやだやだ!
僕赤ちゃんじゃない!赤ちゃんじゃないのに、赤ちゃんになっちゃうう!」
「そうよ、坊やは赤ちゃん。ママの大事な大事な赤ちゃん。小さな小さな
生まれたての赤ちゃん。一生成長出来ない赤ちゃんなのよ♪」
「とんでけ〜♪大人だなんて勘違い、とんでいっちゃえ〜♪」
「あ、あああ、ママッ!お姉ちゃぁああん!!」
どぱっ!びゅるるるっ!ぶしゅううううっ!!
びゅううううっ!びゅるるるるる!
「お尻から何か出たぁあ!チンチンからもぉ!」
「よしよし…良く出来ました。良い子ね、坊や」
「ああん!止まらないよぉ!出るのが止まんないぃ!」
「良いんだよ〜それで♪たっぷり出し切っちゃおうね〜」
「ああっ、ああっ!ごめんなさい、ママ!ごめんなさい、お姉ちゃん!」
「あらあら、赤ちゃんはお漏らしがお仕事なのに。この子ったらすぐに
大きなお兄ちゃんのまねっこをするんだから、しょうがないわねえ」
「ホントホント。無理して大人みたいに喋ろうとするし…いくら背伸び
しようとしたって、おっぱいとおむつが大好きなのは変わらないのに」
「ひゃうう!大きくなれなくてごめんなさい!赤ちゃんでごめんなさい!」
「もう、赤ちゃんが謝るなんて良くないわ。このままじゃのびのびと
育たないわね…ラクタ、ちょっとおへそにおっぱいあげてくれる?」
「おへそ?うん、分かったよ!は〜いチビちゃん、ごくごくしようね〜♪」
「ふあっ!…あ…お姉ちゃん…これ、何…?」
「おへそからおっぱいごくごくだよ。チビちゃんは産まれてくる前は
こうやっておへそからおっぱいを貰っていたの。どうやらチビちゃんは
早く育ちすぎちゃったみたいだから、こうやって少し小さくするんだよ」
「ああ…おいしい…お腹がおいしい…」
「ママのお腹の中に居た頃はこうしておっぱいを飲み飲みしていたのよ。
でも今はお口からもおっぱいを飲めるんだから、良いわね〜」
「んんくっ…ちゅうちゅう…ふぁ、ママ…」
「ふふふ、たっぷりお漏らししておねむになったでしょう?」
「良い子はもうおねんねの時間だよ〜。眠くなあれ♪眠くなあれ♪」
「んん…んんん…ん…」
「まぶたがとっても重そうね。でもまだ寝るのはイヤなの?」
「大丈夫よチビちゃん、お姉ちゃんもママも一緒に寝てあげるからね」
「怖い夢を見ない様におっぱいで包んであげるから、ね?」
「んふぁ…」
「お休み、坊や。ママは何時までも坊やを愛しているのよ」
「明日もたっくさんお姉ちゃんと遊ぼうね♪」
………
恥ずかしい。
顔から火が出てそのまま灰になってしまいそうな位恥ずかしい。
ふと目が覚めたら、ネピアさんもラクタちゃんもすやすや寝ていて。
二人の寝顔を見るのは初めてだな、なんて思う暇もなく寝る前にされた事が
頭の中に再生されて。しかも同じ内容の夢を何度も何度も見た後で。
どれもこれも凄まじく恥ずかしいけど、一番恥ずかしいのは…
「ママ…お姉ちゃん…」
中途半端に赤ちゃんプレイの精神状態が残っている事だ!頭の中では
ネピアさんとラクタちゃんって呼べているのに、口に出すと勝手に
ママとお姉ちゃんになっている!どうしても直せない!
これって、もう一度寝たら直っているんだろうか?もしそうだとしても、
二人がその気になったら僕はスイッチを入れられたみたいに赤ちゃんに
戻っちゃうんだろうな…それもいたぶるみたいにじわじわゆっくりと。
特にネピアさんの場合、今の中途半端な状態も意図して残しておいたと
してもおかしくない。一体この人は何処まで計算深いんだろう?逆に
ラクタちゃんは何をしでかしてくるか分からないから別の意味で恐ろしい。
これからはこの二人に競い合う様に弄くられるんだろうな…
でも、そんな二人と一緒にいる事を僕は選んだんだ。
改めてそう実感すると中々気持ちの整理がつかない。
ネピアさんのおっぱい越しに見える天井はシャンデリアが煌々と
照らしている。どう見ても寝る前に消さなかったのが明らかだ。
淫魔はこういうのはもったいないと感じないんだろうか?国家として
人間を襲い、乗っ取る様になってもまだまだ穴は多いんだろう。
これらの知識の穴を埋めていったら、それは淫魔に協力している事に
なるんだろうか?人間を裏切る事になるんだろうか?
それともそうやって協力していけば、淫魔の支配下と言う条件付ながら
人間の地位と生活の向上に繋がるんだろうか?だとしたら裏切りではない?
答えは出そうにない。ネピアさんとラクタちゃんなら何て言うだろう?
多分、二人とも困った顔をして上手く答えられないだろう。
僕も二人を無理難題で困らせたくはない。
ただこうして疑問が浮かび続けるのは止められない。淫魔ハンターだった
頃には想像もしなかったこんな疑問は簡単に解ける筈がない。
このまま二人と一緒に暮らし続けていけば何かが分かるんだろうか?
だとしたら、それは何時の事になるんだろう?分かった時、
僕ら三人の関係はどうなるんだろう?
…嫌だな。一人だとどうしようも無い事を次々と考えちゃう。
僕はネピアさんとラクタちゃんが大好きだ。
ネピアさんとラクタちゃんも僕を愛してくれている。
それで良い筈なのにそれだけでは納得できないのはきっと、
お互い心から惹かれあった結果愛し合ってしまったからだろうな。
だから何かの弾みでこの関係が消えてしまうのが怖いんだ。
他の淫魔と人間はどうなんだろう?誘惑されたからだけじゃなく、
美味しい人間だからだけじゃなく、心と心が互いの意思で通じ合った
愛情が成立した例は他にもあるんだろうか?もしあるのなら、
是非とも参考にしたい。僕たちの未来の為に。
僕たちの未来。そこにあるのは何だろう。
「…多分、とんでもなくいやらしくて恥ずかしい事ばっかりだろうなあ…」
そっと呟いてみると何だか気が晴れる。色々悩む自分がバカらしく
思えてくるんだ。そんな事より明日どんな恥ずかしい事をされるか
期待…じゃない、心配した方が良いんじゃないか?って。
一度赤ちゃんプレイに屈してしまった僕はきっともう二度と拒めない。
弱弱しい抵抗は出来てもそれは誘惑に負ける喜びを引き立てる
スパイスにしかならない。それはとっても不安で、楽しみで…
不安で楽しみなんだ。僕たちの未来みたいに。
ああ、思考にまとまりがなくなってきた。いくら考えても無駄っぽい。
ちょうどよく眠くなってきたし、また寝なおそう。
夢の中ではきっとママとお姉ちゃんが遊んでくれるから。
目が覚めたらもっと楽しい明日が始まるから。
「おやすみ…ママ、お姉ちゃん…また明日…」
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