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とあるハンターのおっぱい敗北記:第二十三章

「うわ〜、出た出た♪まるでおしっこみたいな精液!」

「これは白いおしっこよ。坊やが赤ちゃんになりたいようって
おチンチンから涙を流しているの。自分では何にも出来ない坊やだから、
素直におねだりすらできない代わりにこうやって本音を出しているのよ」

 や、やめてえ…こんなに自分が情けなく思える射精の最中にそんな
もっともらしい事言わないで…うう、中々止まってくれない…

「そっかあ、口ではああ言っても本当はお兄ちゃんだって…あれ?
赤ちゃんプレイなのにお兄ちゃんは変だよね」

「一応そう言うプレイもあるにはあるけど、オーソドックスに年下扱い
した方が良いでしょうね。あまりやりすぎると坊やが泣いちゃうし」

「そうだねえ…じゃあチビちゃん♪お兄ちゃんは今からチビちゃんだよ♪」

 今でも十分やりすぎだよネピアさん!本当に泣きたいよ!ああ、
ラクタちゃんまでノリノリだ。ラクタちゃんは止めてくれるかもなんて
思っていた僕がバカだった。こうなったら頼りになるのは自分だけだ!

 ちゅぽん。

「あら?」

 やっと乳首から口を離せた!…けど、その途端酷い寂しさが僕を襲う。
大事な物を失って泣きたくなってしまう。まだ飲み足りないって事か?
でも、今抵抗しないと取り返しがつかなくなる…!

「ネ、ネピアさん!ラクタちゃん!」

「なあに?」

「なにかな?」

 にこにこっ。

「………」

 ほら、言え僕!母性たっぷりの笑顔に見蕩れている場合じゃないぞ!
言うんだ、赤ちゃんにはなりたくないってハッキリ言うんだ!

「ぼ、僕は…赤ちゃんには…」

「うん、赤ちゃんには?」

「赤ちゃんには…どうしたのかな〜?」

「赤ちゃんには…」

 つ、続きが言えない!?二人が上から見下ろしてきて、おっぱいが物凄く
大きく見えて、そのせいで二人とも大きくなった様に見えて…
逆に自分が小さくなってしまった様な錯覚に陥る!

 ふと、変なイメージが突拍子も無く頭に浮かんだ。道に迷った小さな
男の子が偶然女神と天使の姉妹に発見され、有無を言わさず寵愛を注ごうと
してくる二人に対して男の子は強がろうとする。

 だけどその強がりさえも彼女たちの遊びの一部で、男の子はやがて疲れて
しまいほんの少しだけと思って甘えてしまう。そして一度甘えたが最後、
あまりの幸せに男の子は二度と甘えるのを止められなくなり、強がりや
背伸びと言った概念そのものを忘れてしまうんだ…

 ああ、なんでこんなイメージが浮かんでくるんだ。精神的に
圧倒されている証拠なのか?誘惑に負け始めた頭が甘美な妄想を
生み出しているのか?現実の僕は今にも二人に飲み込まれそうなのに!

「ねえ坊や?」

「は、はい」

 いけない、口ごもっていたままだ。ネピアさんに言いくるめられる前に
何か言わないと。何も思いつかないけど、何か言わないと。

「本当に嫌?」

 ………え?

「私は坊やが嫌がる事、苦しむ事は絶対にしたくないわ。坊やを
恥ずかしがらせるのは大好きだけどね。だから、恥ずかしいだけじゃなくて
嫌なら我慢するわ。まだ坊やの心の準備が出来ていないのならね」

「ネピアさん…」

「ボクも同じだよ。この一ヶ月、本当に幸せで満ち足りていて楽しくて
楽しくて堪らなかったもん。ボクはこの幸せをずっとずっと続けたいから、
本当に嫌がる事を無理強いして幸せを壊すのは嫌だよ」

「ラクタちゃん…」

 …二人とも、物凄く卑怯だ。

 きっかけは問答無用で誘惑され、犯されたのに。そこから先はあくまで
自分たちだけじゃなく僕も幸せじゃないと意味がないって態度を貫いて…
これならいっそ洗脳されるなり一切の自由を取り上げられたりした方が
ずっと楽だろう。だけど二人は絶対にそうしない。

 本当はもっともっと僕をめちゃめちゃにしたいだろうに、一生懸命
我慢している。自分の欲望や都合を押し付ける事にためらいがある。
そのためらいが僕の心をぐいぐいと引き付けて離さない…

 だから僕は…

「僕は…」

 絶対にこの二人を拒めない…

「嫌じゃ、ない、よ…」

 かあっ。

 自分の頬が火照るのが分かる。まるで押し倒されながらも観念して
処女を捧げる女の子みたいに僕は自分の魂を二人に差し出してしまった。
顔から火が出そうな程恥ずかしくて、目を瞑ってしまいたい。
だけどそれすら出来そうにない。

 どきどきどき。

 恥ずかしさと言う堤防が崩れた事で、僕の欲望は際限なく溢れ出ている。
その欲望の大部分が好奇心を占めているのは言うまでもない。これから僕は
何をされるのか、どうなってしまうのか、恐怖が期待感に直結している。

 今はまだ自分が大人だと言う自覚はあるけど、早くも二人が自分より
大きく見える様な錯覚に捕らわれているんだ。この先僕はどうなるんだ…?
ネピアさんをママと、ラクタちゃんをお姉ちゃんと呼んでいるのかも…?
うう、想像しただけで布団を被って閉じこもってしまいたい。

「よく出来ました。ちゃんと答えられて坊やは偉いわね。素直な良い子は
たくさんたくさん可愛がってあげるからね〜。さ、ラクタ」

「うん!チビちゃん、お姉ちゃんが乳首でおむつしてあげるからね♪」

 うあああ…ダメだ、恥ずかし過ぎて目を開けていられない!
何か言い返したいのに何も思いつかない!自分が今から何をされているか
予め知らされているのがこんなに怖い事だったなんて!

 でも目を瞑っているとそれだけ感覚も鋭敏になって…横向きに転がされ、
ベッドのシーツのしわの一部まで鮮明に感じられる。目を開けないと
尚更二人の与える快感をはっきりと感じてしまう。そう分かっているのに
目を瞑らずにはいられない…

「大丈夫、おっぱいぬりぬりしておくから痛くない、痛くないよ〜」

 にゅる、にゅる。

 まるで小さな子に語りかけるみたいなラクタちゃんの声が聞こえる。
それと同時に母乳を亀頭にぬりつけられるあの独特の感覚…!
確かに痛くないけど、妙な気持ちよさを押し付けられて力が抜ける…

「はあう…」

「よしよし、良い子だね〜。もうちょっとだけじっとしていてね。
いよいよおチンチンに乳首入れるから、そのまま力抜いていてね〜」

 初めての尿道責めは乳首でした。それも赤ちゃんプレイの一環として、
射精できなくさせる為の物です。こんな奇妙な体験をするのは古今東西
僕以外にはいないかも…うう、まるで他人事の様に考えようとしているのは
現実逃避したがっているんだろうか?

 あ、乳首が、チンポの先っぽに。

 ぬぷっ。

「うゃう…」

「んっ…はい、入ったよ〜♪チビちゃん頑張ったね、もう大丈夫だよ〜」

 な、なんだこれ…チンポの穴が広げられるのって、こんなにくらくら
する物だったのか?今まで味わった事がない快感でどう受け流せば良いのか
分からない。勃起しきったチンポを大事そうに手で押さえられるのも
何かむずむずして堪らない。一番不思議なのは、嫌な気が全然しない事。
今まで自分が持っていた事を知らなかった物を奪われる快感…

「うふふ。坊や、早くも何にも言えなくなっちゃったわね」

「ぁあう…」

 言える訳がない。どんどん自分が変えられていくのが分かってしまって、
何を言いたいかも分からない。目を瞑っていないととても耐えられないんだ。
その事をネピアさんは分かっている筈なのに、わざと問いかけてきて…
ああ、この意地悪さがもっと欲しい。もっと可愛がられたい。

「そろそろお尻にも入れてあげるわね」

「き、汚いよ…」

 あれ?勝手に口が動いた!別に言っている事はおかしくないんだけど、
なんだろう今のか細くて弱弱しい声。本当に僕の声だったのか?

「大丈夫よ」

 さすり、さすり。

「あ…」

 腰と尻を優しく撫でられた…それだけで汚いからダメだと言う言い訳を
口に出せなくなってしまう。でも、でも、ネピアさんにそんな事…

「赤ちゃんの下のお世話はママの仕事でしょ?」

 え…

「坊やが健康にお漏らししてくれると、ママはとっても嬉しいのよ」

 …あれ。僕、今なんだか酷くじーんとして…

 僕の汚い所を喜んで世話してくれるって…ネピアさんの言葉が何度も
響いて、不思議な気持ちが胸に満ちていく。これは…感動?それとも
開放感?…違う。似ているけど違う。もっと気持ち良くて暖かい何かが
僕の全身に広がっていって、ネピアさんに身を任せたくて堪らなくなる…

「さ、まずはおっぱいでお尻を洗いましょうね〜」

 ぷしゅっ。
 ぴちゃぴちゃ…

「んん…」

 母乳をかけられて尻の穴を洗われる。今までもう何度もされてきた事
なのに、今回は何故か特別に感じる。自分のイヤな部分が取り除かれていく
くすぐったさが心地よくて、全く動く気になれない。

 そのまま指でこすられて、何か布でふかれて、今度は泡立てた母乳を
ぬりたくられても僕は何も出来なかった。何もしたくなかった。
次に何が来るのか理解していたのにそれが楽しみで、楽しみな事に愕然して、
愕然としているのがなんだか嬉しくて、どうしようもなかった。

「お待たせ、坊や」

 ああ、とうとう始まっちゃう。

「これから坊やのお尻からお腹までママのおっぱいで一杯になるのよ。
だけど怖がらないでね。全然痛くも苦しくもないのよ。ただただ
暖かくて気持ちいいだけ。ちょっとだけむずむずするけどね、うふ」

 怖い。絶対痛くも苦しくもならないだろうと分かっているのが怖い。
物凄く気持ち良いのが想像できて、その想像を確実に上回るのも
分かってしまって、怖い。怖いから早くして欲しい。

「行くわよ…」

 ぷちゅう。

 う。尿道と違って尻には簡単に入るんだな…

 ぶじゅっ!

「ぇあ!」

 は、入ってきた!暖かくてぬるぬるしたおっぱいが僕の中に!
口から飲む時とは全く違う、吸わされるんじゃなくて注がれると言う
想像を絶する感覚でおっぱいが、おっぱいがぁあ!

「あ、あう、ああ…」

「よしよし…良い子、良い子…」

 じゅう。ぶじゅう。

 ネピアさんが尻と腰を撫でてくれているからなんとかなっているけど、
それでもおかしくなっていないのが不思議な位だ。いや、気付いていない
だけでもうおかしくなっている?ああ、入ってくる!どんどん入ってくる!
ぬるぬるで暖かいのが尻から股間にお腹に足にと広がっていくう!
今までは口から喉、頭、胸、腹、股間の順番だったのに、こんなの
どうすれば良いのか分からない!だけど、だけど…

「あ、チビちゃんすっごく気持ちよさそう!よだれ出ちゃってるよ!」

「勿論よ。坊やは今ママの愛情で内側を洗われているんだもの。
今までおっぱいが足りていなかった場所に染み込んでいくんだから、
気持ち良いのに決まっているわ。ねえ坊や?」

 気持ち良い。気持ち良い。今までに無い位犯されているって言う気になる。
体の内側まで逆レイプされるのがこんなに気持ち良いなんて…!
やっぱりこんなの味わったら元に戻れない!誰か、誰か助けて!
ネピアさん助けて!ラクタちゃん助けて!僕がおかしくなるぅう!

「んー!んー!」

 なんだ?助けてって言おうとしたのに、くぐもった声しか出ていない!
何かが、何かが僕の口の中に入って邪魔している?おっぱい?何時の間に?

「ほら、もうイきそうになってる。良いわ坊や、好きなだけ我慢しなさい。
我慢した方がもっともっと気持ちよくなれるものね〜」

「んんー!んー!」

イ、 イきたい!もうイかせて欲しい!もうおかしくなっても良いから
早くイかせて!ああ、おっぱいで口を塞がないで!おねだりが出来ない!

「あれ?チビちゃん、何か言いたいの?」

「それならまずは親指ちゅぱちゅぱを止めないと喋れないわよ?」

 え?親指?

「はは〜ん。さてはチビちゃん、自分の親指咥えてたの気付いて
なかったんだ〜♪お目目開けて自分で見てごらんよ?」

「あらあら、なんて可愛いのかしら。ママのおっぱいだと思っていたの?
残念ね、それは坊やの自分の手の指よ。そこはおっぱいは出てこないわ」

 親指?しゃぶっていた?僕が?自分で?

 ぱちり。

 あれ?二人ってこんなに大きかったっけ?上から見下ろされていた
さっきは大きく見えて当たり前だったけど、今は二人とも僕の腰辺りに
寝転がっているのに…なんだかやけに大きく見える…

 それに目の前をちらちらする何かが邪魔だ。何故か右手は動かせないから
左手でどけて…あれ?左手が右手を握った?

 これ、僕の右手。僕の口の中に入っているのは、右手の親指。

「おっぱいが恋しくなっちゃったのね。お尻ばっかりおっぱい飲んで、
お口がずるいってすねちゃったのかしら?もう、うっかりさんね」

 僕は親指をしゃぶっていた。

 さながらおっぱいが欲しくて堪らない赤ちゃんみたいに。

 それに気付いていなかった。

 それは僕にとって気付けない程自然な事になっているんだ。

「う…」

 あ、な、なんだ。泣きたい様な、笑いたい様な、イきたい様な。
感情がグルグル回って混ざり合って、僕どうなっちゃったんだ。
ああ、グルグルが速くなって、止まらなくて…だめえっ!

 びくんっ!びくびくっ!

 何これ!?回った勢いが抜け出せない!気持ち良いのがどんどん
溜まって行って、何処にも逃げられなくて、何が何だか分からない!

「イッたのね、坊や。それが射精抜きのオーガズムよ」

「うわあ…チビちゃん、泣きそうになってて凄くきれい…」

 そんな!こんなの、耐えられない!こんなのが続いたら…

「大丈夫、ママが一緒よ。ほうら、怖いの怖いのとんでいけ〜」

「慣れると気持ち良いんだよ、チビちゃん。もっとお姉ちゃんと遊ぼうね」

 あ…お腹、なでてくれる…グルグルが遅くなっていく…

「ママ…お姉ちゃん…」

 あれ。僕は今なんて。

 びくん。びくびくびく…
後2回前後で完結する…かな?
長編の終盤になると引き伸ばしたくなるのは悪いクセ。
短編だと逆にさっさと終わらせたくなるのに。

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