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とあるハンターのおっぱい敗北記:第十六章

 がらららっ。ぴしゃ。

 僕を連れ込んだ後ラクタちゃんがドアを閉める音で僕はようやく
諦めがついた。今更じたばたしてもどうにもならない…と言うか
ラクタちゃんがどれだけエッチな事をしてくれるのか楽しみになっている。
ああ、男の悲しい性だ。相手が淫魔だから余計に悲しい。

 なんだか自分が情けなくなってくるが、あまり深く考えない様にしよう。
もし恥ずかしさが喜びになった様に情けなさまで欲しがる様になって
しまったらと思うと、これを考えるのはとても危険そうだ。それよりも
久しぶりの風呂なんだから堪能しよう。当然セックスは付き物だろうけど。

「どう?お兄さん。気に入ってくれた?」

「うん。こんなに豪華なお風呂は入った事がないよ」

 やはりこの家は元は富豪の物だったのか、浴室は僕が想像していた以上に
広くて豪華だった。大理石で出来た広くて深い風呂桶は泡風呂機能が
ついているみたいだし、シャワーはわざわざガラスで覆われた別エリアに
作られている。更に小型のサウナまで設置されているけど…
淫魔はサウナに入りたがる物なんだろうか?体力と水分を奪うから
どう考えてもセックスには不向きだし、使わなさそうな気がする。

 勿論洗い場もとても広い。それは良いんだけど…

「ラクタちゃん…色々用意したって、アレ?」

「うん♪あれ、ひょっとしてお兄さん何だか知らないの?」

「いや、知っているよ…体験した事あるし」

 洗い場の中央にあったものはおよそ豪華な浴室の中ではとても浮いていた。
一つはいわゆるスケベ椅子。凹字型に窪んだ風呂椅子で、男が腰掛けたら
股間も尻も容易に洗えると言うアレだ。もう一つは寝転ぶ為のエアーマット。
ご丁寧にも枕が両側にある大きなタイプで、枕は既にタオルがかかっている。

「じゃあ、もっと色々用意していると思ってガッカリしたんだ。
ごめんね、こういうアイテムは人気が高くて簡単には支給されないんだよ」

「いやいやいや、十分すぎるから!」

 むしろ用意周到で驚いたくらいだ。それ以上にこれらのエロアイテムが
さも当然の様に洗い場の中央を占拠しているのが場違いに見えて仕方が無い。
この家の元の持ち主は自分の豪華な浴室がソープランドに作り変えられたと
知ったらどんな顔をするんだろう?…もし生きているとしたら今頃は
淫魔の物だろうから、案外気にしないかも知れないけど。

「それではお客様、どうぞこちらへ〜♪」

 むにょ。

 うわ、背中から抱きつかれておっぱいが!おっぱいが!スケベ椅子の方に
押されて、あっと言う間に座らされてしまった…

「当店は時間、射精回数、プレイ内容その他に関して制限は一切ナシです♪
是非是非、めくるめく官能の世界にごゆっくりお漬かり下さいませ♪」

「ノ、ノリノリだねラクタちゃん…」

「うん♪得意なんだよ、こう言うの」

 ああ、すっかりラクタちゃんのペースだ。翻弄されまくって僕は
流されるだけ。それが幸せなのは間違いないんだけど、男のプライドの
残骸か、それともラクタちゃんを愛しているせいか、流されるままだけでは
居たくない。そうだ、ちょこっとだけでも反撃してみよう。

「でも、僕はさっきまでのラクタちゃんが良いよ」

「あれ?そうなの?」

「うん。ラクタちゃんとの関係はソープ嬢とお客さんじゃなくて、
こ、恋人同士の方が良いから…普段通りに喋って欲しいなあ」

 う、少しドモッた。でもこれで少しはラクタちゃんからペースを
取り戻せるかな?まずはきょとんとした顔になって…

 にこおお〜っ。

 う、光り輝く様な笑顔!全然照れていない!

「嬉しい!今の言葉、おっぱいにじーんってふわーんって来たよ!
それならもうボクの方からソープ嬢ごっこなんてお断りだよ♪
恋人同士なんだからそれらしくした方がイイに決まってるよね♪」

 ああ、ダメだ。またしても火に油を注いだだけみたいだ。僕の儚い抵抗は
やぶ蛇に終わり、濃厚なラヴラヴエッチが再開してしまうらしい。

「それじゃ、まずはかけ湯をするからね。じっとしていてね」

「うん」

 手桶は…木製の普通の物だな。当たり前か。蛇口から出てくるお湯も
なんらおかしな所はない。ちょっとホッとした。

 ん?ラクタちゃんは何をしているんだ?おっぱいを手桶に近づけて…

 ぶしゅっ!

「えっ!?」

 母乳を…お湯に混ぜて、泡立てている…まさかあれを!?

「よいしょっと」
 
 ぱしゃっ。

「あ…」

 呆気に取られている内に膝から脛にかけられた。白く泡立ったお湯は
少しだけぬめりがあって、足にからみつきうっすらと膜を作っている。
見た目はなんだか卑猥だ…だけど温かさと滑々さがかけた瞬間だけじゃなく
何時までも持続する感じで、不思議な気持ちよさがある。

「動かないでね〜」

 ぱしゃ。ぱしゃ。

「はあ…」

 次は尻、次は背中、次は左肩、次は右肩…母乳入りのお湯がどんどん
かけられていく。どこもかしこも心地よい液体にコーティングされていく。
最初はビックリしたけど、これなら別に問題ないな。思ったよりエッチな
感じはしない。これは性的な行為じゃなくて、ただ洗っているだけだ。

「はい、目をつぶってね〜」

 ぱしゃっ。

「うぅ!?」

 あ、頭からかけられた!いや、それはかけ湯として当然なんだけど、
今まで体にかけられていたのとは全然違う!顔に膜が出来たせいで
落ち着く以上に興奮する!そ、そうか。薄められていると言っても
乳魔の母乳を顔にかけられたらこうなるよな…

 あれ。じゃあまだお湯がかけられていないチンポにかけられたら…

「今度は前を洗うよ〜」

 ぱしゃっ。

「あううっ」

 ああ、胸にかけられた。別に胸は性感帯じゃないけど、ぽたぽたと
股間に垂れてくるのが…ああ、次は!

「最後はもちろんこ・こ♪」

「ラクタちゃん、待っ」

 ぱしゃっ。

「えあうっ」

 ぬるぬるだ。股間がぬるぬるにされちゃった…バキバキに起ったチンポが
軽く泡立つ白いお湯に染められる。それだけで愛撫されているみたいだ。

「ここは念入りにね♪」

 ぱしゃっ。ぱしゃっ。

「はあああ…」

 気持ちいい。暖かくて気持ちいい。けど、チンポにお湯がまとわりついて
素直に落ち着けない。目を閉じたらオナホールに入れられていると
勘違いしてしまいそうだ。極上のローションつきのオナホールだ。

「かけ湯終了♪どう、寒くない?」

「大丈夫…全然寒くなんかないよ…」

 体中全てに温もりが広がっていて消えない。最初にかけられた膝と脛も
まだ大半のお湯が零れ落ちずにからみついている。とても安らぐのに
とてもいやらしい。もうこの乳魔姉妹に何度も味わわされたパターンだ。
そしてこうなると次にされるのは…

 にゅぽっ。

「あうっ!」

「それじゃ、お尻も綺麗綺麗にしようね〜♪」

 やっぱり…スケベ椅子の溝から手を入れて、お尻の穴を洗ってきた!
これは流石に自分でやりたい。だけど横から抱きついてにこにこしながら
手を伸ばしている彼女を見ると、それだけで何も言えなくなっちゃう。
おっぱいが脇腹に当たって気持ちいいし…

 にゅぷっ、こしゅこしゅっ。

「あああっ」

 尻穴が派手に泡立っている。これって薄められていない母乳…だよな。
うう、好き勝手に激しく洗われているのに洗う先からつるつるにされるから
不快感が全くない。だけど前立腺も弄られているからゾワゾワして
堪らない!こ、このままされ続けたら勝手に出ちゃう!

 にゅぽっ。

「お尻はこれ位で良いかな〜。お尻だけでイかせるのもかわいそうだし♪」

「はあ…はあ…うう」

 た、助かった。お尻でイかされると言う屈辱的な絶頂は勘弁してくれた。
いや、これから一番敏感な部分が待っているから助かっていないけど…

「お次はお待ちかねのお・チ・ン・チ・ン♪ふふふ〜…」

 にゅるるっ!

 や、やわらかい!後ろから抱き付いてきたラクタちゃんの体が物凄く
柔らかい!しかもぬるぬる!とくに一番際立つおっぱいの感触が!
てっきりパイズリをしてくるかと思ったのに、背中に押し付けられるだけで
こんなに感じさせられるなんて…ああ、チンポが震える!

「ラ、ラクタちゃん、早く、早くっしてぇ!」

「あ、ごめん。焦らすつもりはなかったんだ。それじゃ、ぎゅっとね♪」

 むぎゅっ。
 にゅるにゅるっ。

「ひゃうううう!」

 母乳だらけの両手でチンポを握られた!い、今僕はイッたのか…?
いや、まだイッてはいない。我慢汁が吹き出ただけ…なのか?

「ほらほらほら♪」

 にゅるにゅちゅむぎゅっ!

「あううううあ!」

 びゅううっ!びゅるるるっ!

 イッた!今度はイッた!ああ、イっているのにしごかれている!
ぬるぬるし過ぎていて敏感なのに辛くない!だけどそのせいで際限なく
快感を積み上げられていくから別の意味で辛い!

「おっとっと、いけないいけない。手コキだけで何回も出させちゃ
勿体無いもんね。次はマットプレイだし」

 も、もったいないって…如何にもラクタちゃんらしい言い方だ…
でも同じ事でたて続けにイかされまくると精神的にキツいから
有難いかも知れない。少なくとも休憩は取れるし。

「はあ、はあ…ラクタちゃん、もうちょっと手加減して…」

「ごめんごめん。次はゆったりとしようか。さ、こっちに寝て?」

 う、今度はエアーマットか…あそこで全身を弄ばれるんだろうな。
それでも言われた通り寝転がっちゃったのはきっとこれ以上椅子に
座っているのが辛そうだと予感したからだ。寝転がっていれば
気持ちよくなっても倒れる心配はないし、好きなだけのたうち回れるし…
あれ、脳内の言い訳さえ情けない物になってきている?

「ラクタちゃん…」

「大丈夫、今度はゆーったりさせてあげるから。お兄さんはただ
力を抜いてうっとりしていればいいんだよ…んっ♪」

 ぶしゅっ。しゅぱっ。
 にゅるにゅるにゅるにゅる…

 不安が顔に表れていたのか、ラクタちゃんはとても優しく微笑んでくれた。
それは良いんだけど…自分の母乳を出しては自分の体に塗りつけて、
これでもかって位泡立てているのを見せ付けながらじゃ説得力って物が…
白い泡がクリーム状になってラクタちゃんの肌を殆ど覆い隠しているのに、
おっぱいだけは大きく突き出ているから存在感が返って増している。

「お待たせ♪」

 ぷにょん。
 にゅるり。

「あ…」

 にゅる。にゅる。

 あわあわの体で抱きつかれた。だけど…それだけ?股でチンポを
緩く挟んではいるけど、後は何もされていない。ただ全身をこすり合わせて
いるだけ。こすり合わせると言うか、滑り合わせると言うべきかも。

 むくむくっ。

 あれ、だけどチンポがまた勃起している。さっきみたいな破裂しそうな
硬さじゃなくて、柔らかいまま大きくされた様な…

 にゅるにゅる。

「えへへ」

 どきっ。

 目の前にはラクタちゃんの愛らしい顔。童顔に浮かべた表情は
今までしてきたいやらしい行為の雰囲気など微塵も感じさせない。
なんでこの娘はこんな清純な顔のまま…

「お兄さん、どうかな?これは練習したんじゃなくて、お兄さんが
寝ている間に考えたボクのオリジナルなんだけど」

「ああ…なんだか、その…」

 こんなエッチな事が出来るんだろう…ああ、体中が気持ち良い。

「なんだか?」

「なんだか、体中がとろとろに溶けていって、そのままふわふわと
浮き上がっていくみたいな…そんな感じだよ…」

 チンポに集中される筈の快感が全身に程よく広げられたみたいだ…
全身が絶頂の衝撃に震えるのを体中でイくみたいに感じる事はあるけど、
これは全身を弱めの性感帯にされてチンポはただの出口になったみたいな…

「うん、それなら狙い通り♪お兄さんの全身を開発したかったんだ」

「開発って…もっとドギツイ物じゃ?」

「それが嫌だったの。快感をより鋭く感じさせる為じゃなくて、快感を
負担なく楽しめる様な体にしたいんだよ。ほら、もっとぎゅーってしよ♪」

 むにむに。にゅるにゅる…

「あ、ラクタちゃん…キスして…」

「うん。はい、ちゅっ♪」

 ちゅっ。どぴゅっ。ぴゅるっ。

 あ、出た…のかな。今度は安らか過ぎて分かりにくいや。
母乳たっぷりの乳魔と風呂でのローションプレイは相性ピッタリだと思います。
さて、ようやく全体の6割くらいになったかな…

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