びゅう、びゅう、びゅ…
「うわあ、いっぱい出ている…美味しい!凄く美味しいよ、お兄さん♪」
「んん…ん…」
ラクタちゃんの嬉しそうな声が聞こえてくる。ああ、僕はイッたのか。
おっぱいを吸うのに夢中で気付くのが遅れたけど、そう言えばチンポが
盛大な放出感を訴えている。まだ止んでいない。
きっとラクタちゃんの肌に降りかかる度に一瞬で吸収されているん
だろうけど、僕は目の前のおっぱいで視界が防がれているから分からない。
確認する気もない。それよりおっぱいを吸いたくて吸いたくて堪らない。
さっき喋る為に口を離した数秒間のせいでこんなになるなんて…
ああ、おっぱいが甘い。暖かい。幸せ。
びゅ…び…ぴっ…
「ん〜、たっぷり出したね!あ、でもまだおっぱい足りないんだ?
いいよいいよ、好きなだけ飲んでね。途中で止めると苦しくなるからね」
ぽんぽんと頭を撫でられた。それだけで魔法の様に安らぐけど、
同時に落ち着いた事で恥ずかしさが蘇ってくる。年下の女の子のおっぱいに
授乳されると言う、あれ程躊躇したシチュエーションに今はどっぷりと
浸かってしまっているなんて…
でも、止めたくない。恥ずかしいけど、それでも甘えたくてしょうがない。
最初から思っていた通りだった。一度でも甘えたら、二度目からはもう
絶対に我慢できなくなる。まるでもがけばもがく程沈む底なし沼だ…
これだけ飲んでいても飽きが全く来ないのも恐ろしい。そろそろお腹が
満たされ、もう口を離しても落ち着いていられるかなと思えてきたのに
最初より美味しく感じる様な気さえする。これはただの錯覚なんだろうか、
それとも実際に味が変わってきているんだろうか?うう、でももう入らない。
ちゅぽん。
「満足できたかな?ボクのおっぱい美味しかった?」
「う、うん」
「そう♪」
ぽんぽんっ。
「けぷっ」
う、今背中を叩いたのは…ゲップをさせる為…?
「ちょ、ちょっと。ゲップなんて自分で出来るよ…」
「そうだろうけどさ。お兄さんを見ていると、ボク、なんでもしてあげたく
なっちゃうんだ♪性処理だけじゃなくて、食事も着替えもお風呂もぜ〜んぶ、
お世話しちゃいたくなるの♪快適に過ごさせた方が精が良くなるらしいし」
満面の笑顔で語るラクタちゃんはずるい。こんなに嬉しそうだと
恥ずかしくても何も言えなくなるじゃないか…献身的にお世話を
してくれると聞いて、ドキッとしちゃったのも事実だけど。
それにしても、今のは気になる発言だな。ラクタちゃんはどうやら
僕に快適な生活を送らせたいらしい。この豪華な家もそうだが、
もし淫魔に捕まったらと想像していたイメージに比べると破格の待遇だ。
無論人間と違って食事や睡眠を必要としない淫魔には、人間にとって
高価な環境や物など大して価値が無いのかも知れない。その代わり
人間の精液が無いと死んでしまうのだから、あくまで捕まえた人間を
健康に保つ為に人間から奪った物を利用しているんだろうか?
彼女達にとって人間とは何なんだろう。代えの効かない高級家畜か?
自由も義務も何もかも奪い取るべき捕虜か?それとも…それとも、
ご飯を作ってくれる家族なんだろうか?ううん、なんだか危険な事を
考えている気がする。そもそも人間の物差しで測れる物なんだろうか。
「ん?お兄さん、何か気になるの?」
「あ、いやちょっと…」
「何?何を考えていたの?」
なんか怪しまれている。でもラクタちゃんに聞いても大した答えは
望めなさそうだ。彼女は人間に関しては知識でしか知らない部分が
多いみたいだし、そんな事を考えるよりはエッチしたい、と
言い出すんじゃないだろうか。う、何時の間にかチンポが復活している。
とりあえず誤魔化しておこう。何か適当な話題は…そうだ。
ベッドの側に置いてあった水差しについて聞いてみよう。
「実はね。ラクタちゃんが入ってくる前にそこの水差しの水を飲んだんだ」
「うん?あー、ひょっとして凄くマズい水だったとか?」
「良く分かったね。悪いけど、別の水と取り替えてくれないかな」
母乳のお陰で喉の渇きなんか消えてなくなったけど、それはそれとして
何時でも飲める様に水を用意しておきたい。喉が渇いた度に母乳を吸うのは
かなり恥ずかしいし、母乳への依存症を強めてしまうだろう。
ん?なんだ、なんでラクタちゃんは嬉しそうな顔をしているんだ?
「そっかあ!良かったぁ、えへへ♪」
「え?何が良かったの?」
「だって、ボク、授乳してあげるの大好きなんだもん♪あのね、今までは
ボク、単独で人間を任せてもらえる事なかったんだよ。新米以下の
未熟な淫魔は下手をすると人間を死なせちゃうから、大人の淫魔に
指導されながら大勢の人間を日替わりで世話をしたりするんだよ」
「そ、そうなんだ?」
どうやら淫魔社会は僕が思っていた以上に組織化されているらしい。
少なくともこの帝国を乗っ取った勢力は各々が好き勝手に人間を
犯しているのではなく、計画的に集団としての強さを高めているみたいだ。
そうでもなくちゃ一国を占領するなんて無理だろうけど。
「だけど、それの何が良かったの?」
「だってお兄さんはこれからはボクのおっぱいしか飲めないんだから。
つまり毎日何回でも授乳し放題って事だもん♪」
「へ?」
今、彼女はなんて言った?
「水が不味く感じたんでしょ?でもそれは普通の井戸水でちゃんと飲めるよ。
不味く感じたって事はそれだけ母乳中毒が進んでいるって言う事だよ」
「な…なんだって…!?」
「お兄さんの体は淫魔の体液しか受け付けない様になっているんだよ。
もう無理やり食べたとしても栄養が吸収できなくなるらしいよ?
つまり、お兄さんはボクのおっぱいが無いと生きていけなく…わっ」
ウソだ!そんな馬鹿な事があって堪るか!
震える手で水差しから水をコップに注ぐ。焦ってやったせいで派手に
零れる。でも零れた水もコップの中の水も、綺麗な無色透明だ。
これはただの水だ。ただの水が飲めない訳がない!
ごきゅっ!
「うぶぇああっ!」
ぶしゅうううっ!
「ああっ!またそんな無茶をするから!」
なんだこれは!ただの水なのに、一瞬でも舌に触れさせたくない!
苦味、辛味、酸味、臭味、不快感を与えるそれらが物凄い鮮明さで
五感をグサグサと突き刺してきて…何時までも消えない!?
ああああ、舌が、喉が、胃が!焼けて腐り落ちるぅうう!!
「お兄さん、ほらっ!」
ぷちゅっ!
「んんっ…」
あ、ラクタちゃんの乳首だ…おっぱいの味が、あっと言う間にあの
嫌過ぎる味を全身から消していく…ふう、落ち着いた。
ちゅぽっ。
「もう、ダメだよあんな事しちゃ。淫魔の体液しか飲めないって
言ったじゃない?信じられなくっても、他にやり方があるでしょ?」
「………ごめんなさい」
ラクタちゃんが怒っている。でも、今の僕に気にする事は出来ない。
おざなりに謝ったけど、頭の中は僕の身に起きた事で一杯。
僕はもう水すら飲む事が出来ない。
一生淫魔の体液を摂取する生活になるんだ。
もうラクタちゃんに依存しないと飢え死にするんだ。
頭の中がぐるぐるする。物凄い速さでメビウスの輪の様に空回りする
思考に感情がついていかない。ラクタちゃんが勝手に僕を脱がし始めたのに
気付くけど、とても気にしている余裕はない。
つまり僕はもう絶対に逃げられないと言う事だ。食事ならある程度は
ガマン出来るが、水がなければ一日も持たずに行き倒れる。淫魔の
監視を潜り抜けながら逃げる目処すらつかないのに、例えそれに
成功しても王国にたどり着く前に野たれ死ぬ。
だけど今更だからと言って何だと言うんだ?どうせ僕はもう
ラクタちゃんから逃げられないし、ラクタちゃんに世話を焼かれて
生きていくしかなかった。それは全然嫌じゃない、むしろ嬉しい。
ただ食事の部分が母乳になるだけなんだ。
でもそれは恥ずかしい。母乳しか飲めないなんて本当に赤ちゃん
そのものじゃないか。ラクタちゃんに何もかも世話を焼かれ、
自分では何もさせてもらえない監禁生活。いくら淫魔の物になったと
言っても、男として譲りたくない最低限のラインが犯される。
もしネピアさんもここに来たら、大喜びで赤ちゃんプレイをするんじゃ
ないだろうか。ラクタちゃんと二人がかりでそんな事をされたら
どんなに恥ずかしがっても無駄だろう。それも無理やりされるんじゃなくて
誘惑されつくして僕の方が屈してしまうだろう。そして一度屈したら
二度目からは僕が望んでしまう事は目に見えている。甘美な屈辱の未来だ。
この未来だけは避けたい。これを避けるにはどうすれば良い?
答えは単純だ。ここに居ては駄目だ。逃げ出さないといけない。
でもそれは無理だ。僕は母乳を飲まないと生きていけない。
つまり僕はもう絶対に逃げられないと言う事だ。食事ならある程度は
ガマン出来るが、水がなければ一日も持たずに行き倒れる。淫魔の
監視を潜り抜けながら逃げる目処すらつかないのに、例えそれに
成功しても王国にたどり着く前に野たれ死ぬ。
頭の中が永遠にループする。嬉しいのか怖いのか恥ずかしいのは嫌なのか
恥ずかしくなりたいのか逃げたいのか逃げたくないのか分からない。
誰か教えてくれ。僕は一体どうしたらいいんだ。
むにゅ!
「うあぅ!?」
「お兄さんはもう悩むの禁止!」
なっ…何が…?
むにゅ!むに!
「はうぁああ!ラクタちゃん!」
こ、これは…パイズリ!?
「お兄さんはもっともっと強引に愛してあげないといけないみたいだね。
ぐずぐずしていたら勝手に悩んで勝手に苦しんじゃうんだから」
何時の間にかパジャマに着替えさせられ、チンポの部分だけ
ずり下ろされて仰向けに寝かされている。そしてスリップに着替えた
ラクタちゃんがスリップからおっぱいをこぼれさせて、パイズリを…!
「ボク決めたからね。お兄さんを可愛がりまくり、甘やかしまくるの。
考える時間なんてあげない。ボクとい〜〜〜っぱいラヴラヴしてもらって、
ボクとイチャイチャする生活を気に入って貰うからね!」
怒って…いるんだろうか?ラクタちゃんは?口調は苛立っているけど
内容はだだ甘で、顔も“しょうがないなあお兄さんは♪”と言わんばかりの
笑顔で、パイズリも勢いはあるけど搾り取る感じじゃなくて…
だけど、その拒否を許さない溺愛ぶりはやはり淫魔の愛だ。
僕に悩んだり苦しんだり悲しんだりする自由なんか与えないつもりなんだ。
僕を愛情と快楽に溺れさせ、幸せになる事以外は許さないんだ。
ぞくり。
ああ、今僕は震えたのかな。なんでだろう。
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