7298

とあるハンターのおっぱい敗北記:第五章

「…うん、えらいわよ」

「ごめんなさい…えっ?」

 むに。
 ぶるん、ぶるん。

 うわ…ネ、ネピアさんが、おっぱいを、自分の手で揺らしている…
ブラがあった時よりずっとずっといやらしくて、目が回りそう…

 ぎちっ!

「あうっ!」

 な、なんだこれ!?ぼ、僕のチンポが物凄くガチガチに…
何時の間にか勃起し直して、こんなに痛い位になっていたなんて…

「ちゃんと謝れたのはえらいわ。だから、許してあげる」

「そ、そうなんですか…?」

 痛むチンポを手で押さえながらもおずおずと聞いてみると、ネピアさんは
本当に怒っていないのが一目で見て分かる笑顔を浮かべていた。
するとあれ程気持ち悪くなっていた胸の中の罪悪感が嘘の様に消え、
とても暖かい気持ちになってくる。

「悪いのはハンターの坊やで、私の可愛い坊やじゃないもの。
私の可愛い坊やにウソまでつかせて苦しめた悪いハンターの坊やを、
そろそろ坊やの中から消し去ってしまいましょうね」

 ぞくり。

 今、ネピアさんは何て言ったんだ?既に瀕死になった淫間ハンター魂を、
粉々にされた僕のプライドを、完全に消し去るって宣言したのか…?
なのに、ネピアさんの顔は変わっていない。声も言葉遣いもだだ甘と
言って良い程穏やかで優しい。なんであんな事をこんな風に言えるんだ…?

 背筋に走った寒気は恐怖から来る物だろうか、それとも、まさか…
まさか、彼女の言う“私の可愛い坊や”が“悪いハンターの坊や”から
解放してもらえると聞いて喜んでいるんだろうか…?そんな…

「はい、ばんざ〜い」

 すっ。

「あ…」

 チンポを隠していた手をどけられた。あまりに自然な動きで抵抗しようと
思う暇もなかった。抵抗しようとしたら腕が動いてくれた自信もないけど…

「足も上げて?ズボンを脱がせてあげる」

「………はい」

 僕は何をやっているんだろう。今度は不意を突かれた訳じゃないのに
言われた通りに足を上げ脱がされている。そう言えば僕、服を全く脱いで
いなかったんだなと他人事の様に考えているだけだ。

 抵抗しなきゃ。イかされたらダメだ。頭の中に自分の声が聞こえる。
でももう何も思い浮かばない。今まで必死に抵抗してきた頭でさえもう
この有様なんだ。心と体が素直に従っているのも当然過ぎる。

 だからだろうか、もう焦りも恐怖も感じない。感じるのはうっすらとした
絶望とぐんぐん膨れ上がっていく幸福感。しかも絶望は幸福感を引き立てる
僅かなアクセントにしかなっていない。ネピアさんのシチューもそうだった。
膨大な甘みと旨みがほんの少しの逆の味でより鮮明に感じさせられるんだ。

 とりとめのない事を考える僕をネピアさんは手際よく全裸にしていく。
下だけじゃなく上まで脱がしたのは彼女の趣味なんだろうか?
それとも僕を守る物は何ひとつ無くなったと思い知らせているのかな。
う、そんな風に考えたらチンポがビクビクって反応した…
おかしな位に落ち着いているけど、やっぱり僕は極度に興奮しているらしい。

「立派なおチンチンね…硬くて大きくて、とっても我慢強そう。
きっと今まで多くの淫魔達の誘惑に耐えて戦ってきたのね」

 うわ、なんだか凄く恥ずかしい。チンポを見られた事自体は
もう恥ずかしがる事でもないのに、褒められるなんて予想外だ…

「でももうそれはおしまい。このおチンチンに詰まったハンターの
坊やの全てを追い出してあげるわ。こうやってね…」

「あ…」

 ネピアさんがおっぱいを持ち上げた…間近で見ると巨大なだけじゃなく、
とても重そうにも見えてくる。そんなおっぱいが僕のチンポに向かって
ゆっくりと落ちてくる…これは僕が実際よりゆっくりに感じているのか、
それともネピアさんがわざとゆっくりとしているんだろうか?

「坊や、思い出してごらん。今まで味わってきた快感の全てを」

「え?」

「それらを全部忘れさせてあげる。今から坊やは私が与える快感以外
知らなくなるのよ。私が全てになるの。こんな風にね」

 たゆんっ。
 ふかっ。

 なんだこれ?

 これ、パイズリなのか?いや違う、ただおっぱいで緩く包まれただけだ。
それだけなのに、世界が変わってしまった。

 おっぱいがチンポをタマごと包んでいる。これは分かる。
そのおっぱいはネピアさんのおっぱいだ。これも分かる。
ネピアさんがイかせようとしているのは僕だ。これも分かる。
それ以外が分からない。目に見えているのに分からない。
床も壁もそこにあるのに、見えているのに、まるで無くなったみたいだ。

 世界には僕とネピアさんしかいない。ネピアさんのおっぱいしか
感じられない。なんだこれ。何なんだこれ!?

「気持ち良い?」

「え?」

「私のおっぱい、気持ち良い?」

「気持ち…良いです。気持ち良いです。気持ち良いです!」

 分かった!これは気持ち良いんだ!

 こんなにすべすべなのにふかふかでむにゅむにゅしている暖かい物なんて
今まで感じた事がない。そんな素敵な物が二つも僕のチンポを優しく優しく
抱き抱えていてくれる。こんなに幸せな事がこの世にあったなんて。

 さっきネピアさんが言っていた通りだ。
僕は以前味わった快感を思い出せなくなっちゃった。
僕はネピアさんがくれる快感しか知らなくなっちゃった。

「よかった。じゃあ、もっともっと気持ちよくなろうね」

 え?これ以上気持ちよく?そんなの可能なのか?

 むにゅるっ。

 ああっ…こ、擦られた。ネピアさんのおっぱいでチンポが擦られた。
たった一回のパイズリ。それが何時までも尾を引く位気持ち良かった!
さっきよりもっと気持ち良い。まさか、更にこの上が?

「これが坊やのガマン汁だけを使ったパイズリ。覚えた?
それじゃあ次は比べ物にならない程気持ち良くしてあげる」

 次?次って…あ、ネピアさんが自分の乳首に手を当てた。これって…!?

 むにゅっ!
 ばじゅっ!

「わ…」

 やっぱり、母乳だ…あんなに軽く握っただけであんなに沢山出るなんて。
見ただけで何だか酷くいやらしくて、僕の方が恥ずかしくなりそうだ。
それと、ネピアさんの手からこぼれた分が僕のお腹に当たって…
最適の温度のシャワーを浴びるみたいな不思議な気持ちよさを感じる。
これもネピアさんの言っていた同化の力なのかな…

「それを、ローションに…?」

「ええそうよ。乳魔の得意技。知っているでしょ?」

 知っている。以前倒した乳魔から味わった事もある。だけどもう
それは何の意味もないんだ。僕はネピアさんの母乳パイズリをこれから
初めて味わう。それはどれだけ気持ち良いのか想像すら出来ない。
想像すら出来ないのが余計に僕を興奮させていて、まだイッていないのが
不思議な位だ。ああ、母乳が垂らされる…

 とろとろ…

「はあ…」

 思わずため息が出た。何だかとても安心してしまったんだ。
思っていたよりひんやりとしている母乳は発火しそうな程熱くなっている
僕のチンポには丁度良く感じる。ぬるぬるとまではいかない程度に
粘り気がある液体がゆっくりと滑り落ち、絡みつくのが堪らない。

 ぬちゅっ。

「ああんっ」

「良い声。とっても可愛い鳴き方よ、坊や」

 あれ、今女みたいに喘いだのは…僕?

 ぬちゃっ、ぬりゅっ、ぬぷっ。

「ああっ、うぅうん、何これ、ネピアさ、んっ」

 喘ぎ声が止まらない。母乳を塗りたくられて、チンポをこね回されて、
温もりに溺れさせられて、気持ち良いのが続いて頭がおかしくなりそう。
いや、もうおかしくなっている?あああ、僕はどうなっちゃったんだ。

「ネピア、さんっ、僕、おかしく、なってっ、ひゃああ」

「大丈夫、坊やはおかしくなるんじゃないの。おかしかったのは今まで。
悪いハンターの坊やがいなくなって、私の可愛い坊やになるのよ」

 ネピアさんの言葉が流れ込んでくる。全然言い返せない。
違うと分かっているのに、ネピアさんの言っている事が正しく思える。
あああ、ダメだ、気持ちよすぎて…とうとうイきそうだ!
後ちょっとでイッちゃう!ネピアさんの物にされちゃう!

「もう、ダメです、ネピアさんっ、もうっ」

「もう?もうイきそう?」

 ぬちゃぬるむちゅにゅるばちゅっ。

 激しくなった!穏やかな優しさはそのままで僕をイかせる為に
激しくパイズリしてくる!不思議に安心したままなのにイく直前で
焦っておかしくなってる!後ちょっと、後ほんのちょっと!

「イくっ、イっちゃう、あああっ」

「じゃあ、イく前に私のお願いを聞いて?」

 ぬりゅしゅるぎゅっむにいくにゅっ。

「な、何です、かっ」

 イきたい!もう我慢なんてしたくない!イかせて欲しい!
とうとう頭まで僕を裏切った!いやまだ口には出していない!
イかせてって頼んでいないからまだ僕は…僕は…

「大好き」

「えっ?」

 どきん。

「私の事を、大好きだって言って?告白をして?」

 なんだって…淫魔に愛の告白…?

 とっくに死んだと思っていたハンターの僕が息を吹き返した様に叫ぶ。
今そんな事を口に出して言ったら次の瞬間魂の奥底に刻まれた真実となり、
二度と解けない呪いになって僕を支配する。散々魅了された上に
そんな事を言わされ、その直後にイかされたりしたら
僕は本当にネピアさんを心の底から愛してしまうに決まっている!

「言ってくれないの?」

「……………」

 まだ口は閉じている。否定の言葉は吐けなかったけど、告白もしていない。
まだだ。まだ僕はハンターのままだ。まだ僕はネピアさんの物じゃ…

「言って欲しいなあ。だって、私は坊やの事が大好きなんだもの」

「え…」

 どきん。どきん。どきん。

 ネピアさんが…好きって言った?言ってくれた?本当に?
ネピアさんは僕の事が大好き…?

 興奮に高鳴っていた胸が急にくすぐったい温もりに包まれ、酷く
恥ずかしくて酷く嬉しくなる。ネピアさんに好きって言われるのが
こんなに嬉しいなんて…つまり、僕もネピアさんが…

「さ、言って?」

 ダメだ。

「ぼ、僕も…」

 ダメだダメだ。

「僕も?」

 ダメだダメだダメだ。

「僕も、ネピアさんが…」

 ダメだダメだダメだダメだ。

「大好きなの?」

 ああ…ダメだ。ダメだった。

「はいっ…僕も、ネピアさんの事が大好きです!」

 ダメだった。僕がネピアさんの事を好きにならずに居られる訳がなかった。

「有難う。とっても嬉しいわ…じゃあ、そろそろイく?」

 ダメだった。僕はダメだった。ネピアさんを拒むなんて絶対ダメだった…

「はい!イかせて、ネピアさんのおっぱいでイかせてぇ!!」

 あ、涙が出てきた。負けた悲しみだろうか?それもあるだろうけど、
きっともっともっと大きな理由は…

「良いわ、坊や。それじゃ、悪いハンターの坊やはさようなら」

 むにゅうううううっ。

「あ、ああ」

 大好きなネピアさんが僕の事を大好きだって言ってくれたからだ。

「ネピア、さぁあああん…」

 どぴゅぴゅっ!ぴゅるっ!びゅくっ!

「こんにちは、私の可愛い坊や」

 泣き続ける僕を優しく見つめるネピアさんは今まで以上に美しく見える。
こんなに美しい人に僕はイかされているんだ…

 むにゅむにゅむにゅ…

「ああ、ネピアさあん、気持ち良いよ…」

「ええ、出来るだけ長引かせてあげるわね。ハンターの坊やが
もう二度と戻ってこれない様に、もう一度イかせてあげる」

「え?もう一度…?」

 むちゅっ。
 じゅるうっ。

「ひゃあっ!」

 チンポをしゃぶられた!パイズリでイかされているのにフェラチオ!?

 ちゅるっ、じゅるっ。
 びくびくっ。

「あう、うああ…」

 う、嘘…イかされているのに、まだイっている最中なのに、
次の射精が近づいてきている…?ネピアさんがパイズリとフェラチオを
同時にやると、こんな事になっちゃうのか…?

「ネピアさんネピアさんネピアさあん!」

 あまりに気持ちよくて涙の勢いが増し、情けなく泣きついてしまう。
でもそんな情けない僕にもネピアさんは目で笑いかけてくれて…ああ!

 じゅるっじゅじゅうっじゅぱっ。

 吸い上げられている!やっとイくのが終わりかけているのに、
次の分の精液が僕の奥から吸い上げられて、すぐそこまで!

「ネピアさんっ!…!?…!…!」

 じゅるぅうううううううううっ。

 イッた。イっている。イきながら吸われている。全部吸われている。

 目まいがしてきた。ボーッとして上手く考えられない。

 じゅうううううっ。

 まだ吸われている…

 そっか、分かった。

 ハンターとしての僕が完全に吸われちゃったんだ。

「ネピアさん…大好き…」
本気で相手を愛し、大事に扱ってくる淫魔こそ一番恐ろしく一番エロいと感じます。
まだまだ全体の2割位しか消化していない…

[mente]

作品の感想を投稿、閲覧する -> [reply]