ぽたぽた…ぽたっ、ぽたっ…
射精してしまった。とてつもなく気持ちよく射精してしまった。
もう僕は助からない。ただでさえあれだけ不利だったのに更に
イかされてしまったのなら、いよいよもって何をしても無意味だろう。
「沢山出たわね。私の母乳をたっぷり飲んだんだから当然だけど、
それにしても凄い量。ちゃんと全部出し切って、すっきりしちゃおうね?」
すっ。くにくに…
「うう…」
ネピアさんは僕に絶望に浸る事すら許してくれなかった。滑々の手で
チンポを握られ、穏やかにマッサージされ、射精直後の甘美な無力感を
引き伸ばされる。僕は文字通り彼女の掌の上で転がされているんだ。
やはり戦わずに逃げた方が良かったんだろうか?今更ながらそんな考えが
浮かぶ自分が嫌になってくる。もう逃げるのも無理なんだから、そんな事は
考えるだけ無駄だ。でも今の僕に出来る無駄じゃない事って何だろう?
「タマタマは元気一杯ね。これならすぐに回復できそうで良かったわ」
ああ、そうこうしている内に精液の雫の流れが止まった。
つまりまた勃起するのも時間の問題なんだ。こうしておっぱいに
抱えられたまま興奮させられて、また成す術なくイかされるんだろうか?
それは…それはきっと凄く幸せで気持ち良いんだろう。
ネピアさんはただでさえ強い淫魔みたいなのに、今の僕は素人同然。
それもイかされた直後の素人だ。だから余計に気持ち良くなっちゃう。
さっきのぱふぱふだけでも今まで感じた事がない位気持ち良く射精したのに、
本格的に犯されたら一体どれだけ凄く感じられるんだろう?
さっきまではそれが怖くて堪らなかった。でも今はイかされたい気持ちが
恐怖を上回っているのが分かる。それすらも何だか嬉しいのが余計に怖い。
怖いのが嬉しい。嬉しいのが怖い。何度怖がってももっと嬉しくなっちゃう。
ダメだダメだダメだ。考えろ考えるんだ。恐怖でも悔しさでも罪悪感でも
何でも良いから僕に力を貸してくれ!心と体が屈しても、頭だけはまだ!
「う、うぅうううううっ!」
ぐっ。
むにゅるっ。
どたっ。
「きゃっ」
うなり声と共にあの胸から顔を引き抜いた…んだろうか?自分が
やった事に自信が持てない。ただ分かるのは脱出する際に頬と耳を
撫でてきた乳肉が泣きたくなる程柔らかかったのと、これだけで力を
使い果たしてしまったのか起き上がれそうにない事だけだ。
体が重い。痺れや疲労感じゃない、快感が神経を圧倒していて脳の命令が
上手く伝わらないんだ。動くなんて面倒くさい、このままジッとしていて
もっと気持ちよくしてもらいたい。そんな泣き言ばかり叫ぶ体が恨めしい。
「驚いたわ…まだ諦めていなかったなんて。でも大丈夫?意地を張って
無理をし続けたら心が壊れる事だって有り得るのよ。そんなの嫌だわ」
たゆっ。
ううっ…ネピアさんがまた四つん這いになって近づいてくる…
強い弾力とブラに支えられた乳房は重力に引かれてもほんの少ししか
垂れ下がらない。だけどそれが返って扇情的で、何処か頼もしくすら見える。
早く帰っておいで、と言われている気がして喉がぐびりと鳴ってしまう。
「くぅううううっ…!」
立ち上がって逃げたいのに、腰に力が入らない。出来たのは手と足で
不恰好に後ずさる事だけだった。だけどすぐに背中に壁が当たった。
ダメだ、何処にも逃げられない。あのおっぱいに連れ戻される…!
「とっても苦しそう…ねえ、もう諦めて?これ以上坊やの痛々しい姿は
見たくないわ。お互い嫌な思いをしてまで我慢しなくていいでしょ?」
ネピアさんが本当に心配そうな顔で目を合わせてくる。一瞬戸惑ったけど、
目を合わせた方が胸を見ているよりまだ安全かも知れないと思って
僕も視線を上に向けた。だがそれもマズかったかも知れない。
ずきん。
彼女の美しい瞳が悩ましげに揺れるのを見ると胸に鈍い痛みが走った。
ネピアさんは心底僕の事を心配しているみたいだ。いや、それは淫魔が
お気に入りの獲物を壊す事を心配しているのであって僕自身への心配じゃ…
「ダ、ダメです…ダメ、なんです…」
でもそれって人間が愛する人を心配するのとどう違うんだろう?
淫魔は様々なタイプがいる。人間をエサとしか考えていない者も居れば、
人間を誘惑しながらも自分らなりのやり方で大事に扱ってくる者も居る。
乳魔は大抵の者が後者だと言われるし、ネピアさんは間違いなくそうだろう。
だったらもういっその事彼女のモノになってしまっても…
ああ、まただ!また諦めに飲み込まれたくなっている!しっかりしろ!
なんとか打開策をみつけなきゃ!何でも良いからやらないよりはマシだ!
でも戦闘は既に負けた。逃亡も不可能。じゃあ後は何が…
「ダメだけど、イヤじゃないのよね?じゃあそのダメはなんで?」
!これだ!もうこれしかない!
「ぼ、僕には…病気の母と、年端の行かない妹がいるんです!
僕が戻らなかったら、あの二人はもう…!」
「え?母と妹?」
僕が思いついた最後の手段。それは恥も外聞も捨てて命乞いを
する事だった。戦う事も逃げる事も無理なら、口先で乗り切るしかない。
確率は低いが、実際に命乞いや口車で九死に一生を得て生還した
ハンターも居るのだ。情が深いと言われる乳魔相手ならあるいは
なんとかなるかも知れない!
無論ハンターとしてはとても悔しい事だが、どんなにみっともない形でも
生還すれば僕の勝ちなんだ。それがハンターとしての勤めなんだ!
「お願いです、家族が待っているんです!僕を見逃して下さい!」
「………」
出来るだけ哀れな声を出し、上目遣いで懇願をするとネピアさんは
目に見えて困り、近づくのを止めた。効いている!?悩ましい顔を
しているのを見るとますます色っぽく見えるが、これなら行けるかも…
ずきっ。
「う!?」
「あら」
な、なんだ今のは。また勃起したのか?いや、違う。チンポに変化はない。
今のは…胸が痛んだんだ。それも物理的な痛みじゃなくて…精神的な物?
まさか、これは…いや、そんな馬鹿な!
「お、お願いします。い、妹はまだ一人立ち出来る歳じゃなくて…
母は薬を買い続けないとすぐに死んで…うっ!」
ずきっ!ずきっ!
もやもや…
そんな…バカな。でもこれは間違いなく…罪悪感。ネピアさんを騙そうと
している事で、胸に痛みと不快感が渦巻いている…相手は淫魔なのに!
淫魔相手に罪悪感を感じるだなんて、そんなバカな!
「ふうん…そうなんだ…」
「そ、そうなんです…」
ずきずきずき!
ぐるぐる…
ネピアさんは…信じてくれたんだろうか?悩み顔からあのとても
優しい笑顔に戻っている。いや、さっきより更に優しい顔にすら見える。
ううう、罪悪感で吐いてしまいそうだ…でも、これで…
「いけない子」
「えっ?」
するり。
「………あう」
おっぱい。ネピアさんのおっぱい。
ネピアさんがブラを外して、おっぱいを全部見せてくれている。
想像していたよりずっと大きくて、ずっとまん丸で、ずっときれいだ。
ブラの支えが無くなった事で小刻みな揺れがより妖艶な踊りになっている。
なにより、あの乳首。
ほんのり濃くなったピンク色の突起は宝石と言うのもおこがましい程
美しく、一目見ただけで魂ごと吸い込まれてしまいそう。それを囲っている
乳輪はかなり大きいのに不気味には見えず、むしろ何だか神聖な場所への
入り口にすら思えて、それがますます乳首全体を美しく見せている。
ごくり。
喉が勝手に鳴った。吸い付きたい。ぺろぺろしてちゅうちゅうしたい。
そうすればきっと、あの美味しいミルクが今度は生で…!
「うそつき」
ずきいっ!
「あうっ!」
おっぱいに見とれていた僕に氷水を浴びせられた様な衝撃が走る!
うそつき。その言葉が胸の罪悪感を一気に耐え難い物にした。
慌てておっぱいから目を離そうとするけど、それが出来ない。
一瞬だけチラッと見えたネピアさんはもう見慣れた優しい笑顔だったけど、
すぐに乳首とのにらめっこに戻ってしまう。何度繰り返しても気がつけば
おっぱいを見ている。ネピアさんのクスクス笑いが聞こえる。
「ねえ、うそついたでしょ?」
「ひっ…」
おっぱいが大きくなった!?いや、違う。おっぱいだけじゃなく
ネピアさんの顔まで視界に入ってきた。ネピアさんが急に僕の目の前に
来たんだ。ああ、胸がずきずきして痛い…苦しい…
「うそなんでしょ?」
「は、はい…うそ、です…ごめんなさい…」
!?今、僕は何を…
「ぼ、僕はみなしごです…家族はいません…居なくなっても
養えなくなる人なんていません…ごめんなさい、ごめんなさい…」
口が勝手に動く…心が命じるままに。まただ。また頭の命令を
誰も聞かなくなっている。嘘だって認めちゃった…
折角思いついた最後のチャンスだったのに、それを自分で捨てちゃった…
ネピアさんのおっぱいを見たら、どうしようもなくなって…ああ…
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