危険な状態だ。だけどやらなきゃ。それしか僕が生き残れる道はない!
とりあえず、あの胸に手を出しちゃいけない。見ているだけで
こうなったんだ、実際に触ったりしたら即射精してしまうかも知れない。
だとしたら責められるのは唇か、性器か、尻か。ひょっとしたら
他の部分も性感帯になっているかも知れないが、分の悪い賭けだろう。
まずは…キスだ。乳魔は胸に特化している分、他の責め方は
比較的苦手だと言うのがセオリーだ。相手の動きをキスで鈍らせれば
僕が有利になる筈だし、もし失敗してもリスクは少ない。
胸に触れない様に注意しつつ彼女の頬を両手で包み、キスに持ち込む。
彼女もそれに逆らおうとせず、自分から唇を寄せてきた。
ちゅっ…
うっ…なんで柔らかくてぷりぷりな唇だ。淫魔だから当然だが、
それにしても気持ち良い。しばらく唇を重ねあってこすり合わせたが、
彼女は特に感じている様子はない。こっちはダイレクトにチンポに
衝撃が伝わってくるのに…それなら舌はどうだ?
にゅるっ。
うあ…息が芳しい…それに舌でつっつきあうと、柔らかくて、
暖かくて…なんだか変だ。思う様に舌が動いてくれない。
何度も練習した筈なのに、上手く相手の舌と口を刺激できない?
れろぉ…
逆に彼女の舌に弄ばれ始めている。上手い…と言えば上手いが、
もっと上手いキスを味わった事があるのに、そんな相手を圧倒した事も
ある筈なのに、何故か上手くいかない。なんでだ?
ああ、焦れば焦る程舌で弄くられて…!ううっ、またあのミルクの味が!?
口の中に残っている分を舌で塗り広げられている…!甘い…!
ああああ、なんだかどんどん妙な気分になっていく…!
美女に返り討ちにされ、もどかしくて焦っていくのが…嬉しい!?
チンポがびくびくと震える!相手をイかせられないまま
自分だけイかされてしまいそうなのが僕を興奮させている…!
「ぷはっ!はあっ、はあっ…!」
「ん…そこそこ上手ね、坊や」
うう、余裕たっぷりに褒められた。流し目と笑みでドキドキする。
キスを止めた筈なのに、まだキスをして、いや、されている気分だ…
キスでは圧倒できそうにない。それどころか余計に余裕がなくなって
しまった。ただでさえ射精間近なのに、最初の一手でも失敗するなんて…
これじゃもう勝ち目は…いや、諦める訳にはいかない!諦めるのは何時でも
出来る。最後の最後まで逆転の可能性に賭けろ。それが淫魔ハンターだ!
状況は圧倒的不利で、正攻法ではジリ貧にすら持っていけない。
それならあるかも知れない弱点を突くしか起死回生にならない!
藁にもすがる思いで手を下に伸ばし、スカートの下に潜り込ませる。
ネピアさんは既に勝利を確信しているのか、特に対応せずに好きに
させている。この油断が最初で最後の勝機だ…!
さわっ。ぷにっ。
う!?な、なんだこの手触り。パンティー越しに指先を当てただけなのに
なんていやらしい柔らかさだ…触れる度に僕の心臓が跳ね上がっている?
まただ。またおかしい。
落ち着け。焦りのせいだ。きっとそうだ。
さわさわ…つんつん…
ああああ、上手くいかない!また上手くいかない!今まで何十人も淫魔を
イかせてきた僕の指が他人の物とすり返られたみたいに言う事をきかない!
まるで厚手の手袋をつけられたみたいにぎこちなくしか動かない!
しかも手マンで攻めている筈なのに逆に僕の方が彼女のアソコの感触で
興奮している!心臓がバクバク言って頭を煮え上がらせ、それが射精欲の
荒波になってチンポを次から次へと揺らしている!なんで、なんでだよ!?
「あんっ、くすぐったいわよ…くす」
ぜ、全然効いていない…やせ我慢?いや、違う。本当に快感を殆ど
与えられていないんだ…そりゃそうだ、こんな拙い攻め方じゃ当然…
「今度は聞かなくても分かるわ。坊やが気になっている事」
「な、何を…!」
「おかしい。こんな筈じゃない。そうお顔に書いてあって、可愛いわよ?」
どきっ。
み、見抜かれている…いや、最初から知っていた!?
「ま、まさか、これも貴女の仕業…!?」
「そうよ。さっき私が言った事、覚えているかしら?今の坊やは一時的に
インキュバス、それも童貞インキュバスになっちゃったみたいな物だって」
「それがどう言う関係が…」
「今キミは生まれて初めてインキュバスとしてセックスしているのよ。
今までの人間としての経験が知識として頭に残っていても、心と体がそれに
ついていけていない。つまりキミは耳年増の童貞くんにされちゃったのよ」
「そ、そんな…」
実に楽しそうに笑うネピアさん。今ようやく分かった。
彼女の笑顔は百戦錬磨の女が無駄に頑張る健気な童貞に向ける笑顔だ…!
ハンター候補生時代にあんな笑顔を向けられた事がある!
頭を殴りつけられた様な感覚が走る。絶望に押し潰されそうだ。
戦う前から魅了され、発情させられ、更に牙まで抜かれるなんて…
これじゃ勝負になっていない。最初から勝ち目なんか無かったんだ…
諦めるな。うう、なんてむなしい言葉だ。
諦めるな。もうさっさと彼女に負けてしまいたい。
諦めるな。これ以上何が出来るんだろう?
諦めるな。絶望に追い込まれていくのが分かる。
諦めるな。そしてそれが嬉しくなってきている…
頭の中がグチャグチャになっていくのが分かる。ダメだダメだダメだ。
最後の最後まで足掻き続けろ。そうだ、クンニをしてみよう。
これもきっと上手くいかないだろうけど、おっぱいから離れておけば
致命的なダメージを受ける事だけは避けられ…
「だから、もう諦めて良いんだよ?」
がしっ。
頭を掴まれた!まずい、何時までも彼女が行動しないままな…訳が…
………
深い。なんて深そうな谷間だろう。上から覗き込んでいるせいだろうけど、
底無しに見える。きっとあれは入ったら二度と出てこられない底無し沼。
もがけばもがく程落ちていってしまうアリ地獄。出口のない楽園。
「最初から勝負にならないくらい、卑怯な罠にかけられたんだもの」
あああ、谷間が近づいてくる…目が離せない。首が動かない。
彼女の腕に抱き寄せられているのか、僕が自ら近づいて行っているのか、
それともあの胸の中に吸い込まれて行っているのか、分からない。
「だからこれは負けじゃないの。坊やはなす術もなく淫魔に
食べられちゃっただけ。誰も犠牲者を責めたりしないわ。勿論私もね」
分からない。なんで僕は抵抗していないんだ?体に力が入らないから?
心が既に魅了されつくしているから?彼女の言葉に反論できないから?
分からない分からない、もう僕には何も分からない!
いや、たった一つだけ分かる。
むにゅう…むにゅん。
彼女の胸は天国そのもの。それだけは分かる…
びくん!びくん!
チンポが間近に迫った絶頂の波に揺さぶられている。今にも
破裂して精液を吐き出してしまいそうだ。こうなったらもう止められない。
なのにさっきまで僕の頭の中で荒れ狂っていた焦りがどこにもない。
急に消えてしまったんだ。代わりに酷く落ち着いている。
淫魔にイかされる直前だと言うのに、恐怖も悔しさも遠く離れた幻の様に
はっきりとしない。僕はもう諦めちゃったんだろうか?
「まあ、凄い!これだけされてもまだイくのを我慢しているなんて。
坊やは凄腕のハンターだったのね。まともに戦っていたらきっと私、
負けちゃっていたでしょうね。罠にかけて本当に良かったわ」
たゆっ、ぱふん。たゆっ、ぱふん。
「ああ…」
気持ち良い。精液がチンポを爆発させようとしている。なのになんで
こんなに落ち着くんだろう?息が乱れ、体は熱して痙攣しているのに
どうにもぼんやりとして危機感が湧いてこない。
ぱふん。ぱふん。
やっぱりこのおっぱいのせいだろうか?柔らかい脂肪が熱すぎない程度に
暖かくて、揺れる度に僕の顔がくすぐられ、ミルクの香りがふわふわと…
時々触れるブラの感触が余計に滑々とした肌の気持ちよさを引き立てる。
おっぱいがこんなに気持ち良い物だったなんて初めて知った。
長く辛い戦いの旅から愛する人が待つ故郷に帰ったらこんな気分に
なるんだろうか?そんな愚もつかない疑問が勝手に生まれる。
体はもう許してくれ、もう我慢したくないと悲鳴を上げ、
心はここだ、ここが僕が居るべき場所なんだと喜びの歌を歌い、
頭だけがなんとかしろ、言う事を聞けと絶望的な戦いを続けている。
「だ、ダメ…」
自然と声が漏れていた。今僕はどんな顔をしているんだろう?
ネピアさんが嬉しそうにしているから、きっとロクな顔じゃない。
「何がダメなの?イくのが怖いの?」
たゆっ、ぱふん。たゆっ、ぱふん。
「淫魔にイかされる訳には、いかない…」
あああ、今の声は本当に僕の声なんだろうか?なんてか細くて情けない。
怒りに任せて否定に叫びたいのに、怒りなんて何処にも見当たらない。
「何故かしら?キミはハンターだから?」
たゆっ、ぱふん。たゆっ、ぱふん。
「そ、そうだ…」
チンポの痙攣が止み、硬直した。後はキッカケさえあれば出すぞと。
ダメだダメだダメだ、一度でも出してしまったら僕はもう…
「それなら大丈夫よ。キミは今日からハンターじゃなくて、
私の可愛い坊やなんだから。もう我慢なんてしなくていいのよ」
「え…?」
ダメだダメだダメだ。耳を貸すな口を閉ざせ頭を働かせろ。
ああ、心が焦ってくれない。体が動いてくれない。も、もう…
「よく頑張ったわね。大変なハンター生活はもう終わり。これからは
乳魔に可愛がられるだけの毎日よ。さあ、記念に…イッちゃおうね?」
さわっ。
頭を撫でられた。
むちゅっ。
額にキスをされた。
ぎゅううっ!
力強く抱きしめられた。
むにゅううううっ!!
胸の中に押し込められた。
びゅっ!びゅるっ!!びゅううっ!!!
精液が噴き出てきて僕の体を溶かしていった。
「あああああああああ、ああああああ…あああ…」
ため息とあえぎ声が混じりあい僕の心を吹き飛ばした。
「お疲れ様。もっと早くイかせてあげれば良かったわね。ごめんね?」
粉々にされた誇りと僅かな屈辱にしがみつく頭だけが僕を裏切らなかった。
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