絵梨の想いを断ち切らせるために健治は行動を起こした。
食事や寝る時間をズラし風呂は下校した後すぐにシャワーで済ませる。
可能な限り義妹を避けるという行動である。
絵梨「お兄ちゃん……」
健治「すまん、ちょっと用事があるんだ」
キッパリ言い捨てるように立ち去る健治。
声を掛けられても一方的に断り返事で回避する。
避ければ避けるほど健治の心はグサグサ突き刺さっていった。
健治(お互いのためだ……)
自分に言い聞かせるように義妹を避ける兄。
家族や近所が見てる場面では兄としての最低限の接し方で事を終える。
義妹へのオナニーも断ち切ったことで夢精をする健治。
他で処理しようにも絵梨以外をオカズにすることができなくなった。
身体が絵梨を求めても心で強引に引き離している健治。
健治(俺も……好きなのかな……だったら余計にダメだな……)
憂鬱になりそうな健治。
その時はちょうど休日であり、気晴らしに外へと出た。
行き先は特になくブラブラと散歩をするだけの健治。
悶々とした部屋よりも外の方が幾分かマシのようだ。
そんな時、健治は何となく悪寒を感じて後ろを向く。
健治(誰かにつけられているような……ま、まさかな……)
心当たりはあるが否定するように首を横に振った。
健治(俺と絵梨が出会ったのは幼稚園か小1ぐらいか。
あの時は、まだあんなに小さかったのに……今ではマセてやがるし。
ってイカンイカン、思い出してはダメだ……忘れよう忘れるんだ……)
健治は首を振りながら再び気配を感じ取って後ろを向く。
スッと黒い人影が物影に隠れるのが一瞬見えた。
健治(……ストーカーされる気分ってこんな感じなのか?)
健治は逃げ出すようにして走り出す。
追いかけて来る義妹の姿を発見。
ガジュアルな白系のブラウスに灰色スカートを着ている。
そんな義妹の外見を見ながら健治は猛ダッシュした。
健治「やっぱりぃーーーー!!」
絵梨「待ってよぉ!! お兄ちゃ〜ん!!」
健治(おっ、公園!!)
曲がり角にある公園まで走ってトイレの方を探す。
すぐに見つかり個室トイレに直行。
健治が中に入って早急に扉を閉めようとする。
絵梨「いた〜い!!」
健治「あ、ごめん!!」
扉を締めようとして絵梨の身体が挟まれた。
すぐに力を抜いてしまい絵梨まで中に入る。
個室の中は洗面所、座便器、幼児のおむつ代え場がある。
座る便器はウォシュレット機能のない珍しい古型だ。
空間として二人が入ってもそれなりに広い。
義妹が扉の方に手を伸ばして鍵をかけてしまった。
健治はマズイと思って締めた扉に手を伸ばす。
そこを絵梨の手によって遮られ、健治は壁際まで追い詰められる。
絵梨「ひどい……どうして逃げるの……」
健治「お前こそ、鬼ごっこなら他当たれよぉ!!」
絵梨「こんなに好きなのにぃ……大好きなのにぃ……ひどいよぉ〜」
潤んだ悲しい顔で健治を見つめている絵梨。
健治にとってそれはドキッとすること妖しい目に見えた。
健治「もういいだろ、もう十分やったじゃないか。
ほらっ、お前だっていずれは好きな人が――――」
絵梨「お兄ちゃん……もう逃げられないね……」
とろーんとした、色っぽい女の目をする義妹。
それを見た健治は言葉を詰まらせてしまう。
さきほど義妹の悲しい目はどこへともなく消えていた。
健治(説得は無理!! 仕方ない!! これでラストだ!!)
健治は自分に言い聞かせるように服を脱ぎ始めた。
やる気になった兄を見て義妹の嬉しそうに服を脱ぎ始める。
全裸でいても大丈夫なくらいの温かい空間がそこにあった。
健治「おいっ、下着まで脱がんでいいぞ」
絵梨「だって汚れちゃうとノーパンになっちゃうよぉ」
健治「ノーパン言うなよ、はしたねぇな」
絵梨「ふ〜んだ、そんな姿で言っても説得力ないよぉ〜だ♪」
会話のやり取りをしながら互いに全裸となる。
健治は先手とばかりに絵梨の肩を乱暴に掴んで壁際に押し付けた。
絵梨「きゃっ!! 冷たい!!」
壁際はコンクリートでヒンヤリしている。
嫌がる絵梨を他所に健治は右手で乱暴に胸をさする。
絵梨「お兄ちゃん、痛いよぉ〜!!」
健治「悪い、でもあまり声出すなよ。部屋じゃないんだから」
絵梨の痛がる姿を見て力加減をする健治。
左腕を絵梨の首元に回し、右手で胸をさすっている。
絵梨「んっ……」
健治の優しい愛撫に絵梨が目を細めて感じている。
なるべく身体の密着をせずに健治は責め始める。
胸を一通り愛撫すると手をアソコの一本線に触れた。
絵梨「やっ……ゃんんんっ……」
健治「おっとっ」
絵梨の両腕が健治との抱擁求めて動き出す。
健治は条件反射を駆使して絵梨から離れた。
反応が遅れていたら絵梨に抱き締められたであろう。
寂しそうな目で絵梨が健治を求める。
絵梨「だっこぉ……お兄ちゃん……だっこしてぇ〜」
健治「ダメだ」
健治は絵梨の背後に回って両腕で持ち上げる。
そのまま便座の方に誘導して健治がそこに座り込む。
兄の両脚は大きく広げており便座の半分以上のスペースを空けた。
その領域に義妹を乗せてから健治が言う。
健治「このままイかせてやる」
右手で胸、左手でアソコを撫でる健治。
義妹との数こなした経験がここで役立っていた。
もっとも全裸での愛撫は数少ないらしいが……。
絵梨「んんっ……」
身をよじらせて目を閉じ感じている義妹。
せがむように絵梨が背後にいる兄に密着していく。
健治「うっ!?」
絵梨のお尻が健治の半勃起したペニスに当たる。
なまじ大きく脚を広げているだけに股間は無防備だ。
半勃ちだったペニスはムクムクと上を向いてしまった。
健治「くっ……んっ……ふっ……」
絵梨「お兄ちゃん、声出したらダメだよ。聞こえちゃうよ」
声を出すまいと唇を固く閉じて鼻息を洩らす健治。
手がお留守になり健治のペニスは絵梨の尻に翻弄される。
絵梨は健治の勃起を自分の尻の割れ目に挟み込んだ。
そのまま尻ズリという形で健治を責めていく。
健治「んんっ!!!」
健治は両手を口に抑えて我慢を示す。
絵梨はスッカリいつもの調子を取り戻していた。
腰の動きがペニスを挟んでいるお尻を動かすことになる。
ペニスはグニグニと揉みしだかれ健治に刺激を与えていく。
絵梨「お兄ちゃん、いい? これいいのぉ?」
健治「んんっ!! んっ!! んんんっ!!」
健治は声を出さないことで手一杯となっている。
脚を閉じようにも絵梨が座り込んでどうにもならない。
擦り付けられるたびにペニスの神経が削られていく。
ズリズリとした摩擦はやがてヌチャヌチャと濡れる感触へと変わる。
尻の谷間に挟まってるペニスが先走りを滲ませていた。
絵梨「んんっ……お兄ちゃん……だいすきぃ……」
絵梨は自分の手でアソコをまたぐらせている。
アソコの方はジュクジュクと愛液が垂れ流していた。
健治(や、やばい……このままじゃ……出ちゃうよぉ)
健治の肉棒は尻の谷間でビクビクと痙攣を繰り返している。
我慢すればするだけ健治の快楽は大きく増加していた。
興奮する余りにお互いにハァハァと息が乱れていく。
なまじ個室トイレの中というシチュエーションが燃えるのだろう。
見つかるかもしれないというスリルも興奮の加算となっている。
絵梨「もう……離さない……から……はっんんっ……」
健治「え、えりぃ……ううっ……ちょっと……まって……」
絵梨「ううん……もう……またない……すきだもん」
健治「あっ……」
絵梨は振り向いて健治に首元に抱きつく。
健治の腰には絵梨の両脚がクロスして絡め取られた。
健治「うっ……」
健治は両手が絵梨の両肩を掴んでいた。
そんな時、健治のモノが絵梨のアソコに当たる。
亀頭には滴がぽたぽた落ちており絵梨のアソコは愛液で垂れていた。
健治「絵梨……ダメだ、それは……」
絵梨「お兄ちゃん、先っぽ、当たってるぅ」
健治「すぐに離――うっ」
グチャグチャのアソコが健治の亀頭をノックする。
健治の目はやめろと合図を送ったが絵梨はトローンとした目で言う。
絵梨「初潮……まだなの……生理きてないから……大丈夫だよぉ」
健治「で、でも……お前に痛い思い……して欲しく……ない」
絵梨「お兄ちゃん、優しい……大丈夫……練習したから……」
健治「な、なに……?」
絵梨「バイブで……入れたの……お兄ちゃん……傷つけたく……ないから。
痛かったけど……でも……何度も……したら……良くなったのぉ……」
健治「だ、ダメだろ……初めては……好きなヤツと……ううっ……」
絵梨「回数なんて……関係ないもん……初めてじゃないとダメなの?」
健治「そんなこと……いってねぇ、とにかく……やめろぉ……」
絵梨「お兄ちゃん……ごめんねぇ……お兄ちゃんのこと……好きぃなの」
その瞬間、絵梨は一気に健治のモノをアソコで咥え込んだ。
ずぶずぶずぶ!!
挿入したペニスは絵梨の狭い中に吸い込まれていく。
ペニスを飲み込まれると同時に絵梨に唇を奪われる健治
身体中を駆け巡る今までと比較にならない快楽が彼を襲った。
健治「んっーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
健治の絶叫を絵梨の唇が封じ込める。
快感に脳が沸々と熱湯に溶けて一気に射精しそうになっていく。
健治に身体を預けるようにしがみついてキスを続ける絵梨。
強烈な快感に溺れていく健治は狂っていくばかりだ。
ついに根元までスッポリと絵梨の膣内に入ってしまった。
健治「んんっ!! んむっ!! んぐっ!! ぐむぅーー!!」
キスされてる口元から涎がこぼれ、両腕は必死に絵梨の背中を抱き締める。
何かにすがりつこうとする健治の反応。
健治の目元は感じすぎる余りに涙がポロポロと流れていた。
健治(抜いて!! 抜いて!! 抜いて!! 抜いてくれぇ!!)
健治の思考と行動は絵梨の膣内からの脱出希望であった。
彼にとっては初めてのセックス。
昔に振られた彼女でも満足に手を繋いだことがない程度の付き合い。
そんな童貞な彼に挿入による刺激はあまりにも強烈過ぎた。
首を振って声を上げたくても絵梨がそうさせてくれない。
両手でしっかりと健治の顔を掴んでキスをやめようとしない絵梨。
ずっぷりと根元まで健治のペニスが絵梨の中にハマッている。
ペニス全体が根元まで搾られていきビクビクと彼を震わせていった。
びゅびゅううううううーーーーーーーーーーーー!!
健治「っ!!!」
絵梨の中へ大量の精液が注ぎ込まれていく。
義妹の膣内はポンプのように健治のペニスを吸い込んでいる。
絵梨はとても幸せそうな目をしていた。
びくんびくんと激しい噴射を続けるペニスが止まらない。
お互いに動かずとも性器同士がやり取りしている。
健治は精気を奪われたかような虚脱感を味わって手がダランと下がる。
口元もキスされながら鼻息荒くして涎を垂れ流すばかり。
いつ失神してもおかしくないが膣内の刺激がそうさせてくれない。
絵梨(お兄ちゃんと……一つになってる……こんなに気持ちいの初めて……。
私……すごく……すごく……幸せ……身体も心も……満たされるぅ)
ドピュッドピュッドピュッドピュッドピュッ!!
健治の射精は止まらない。
ペニスが痺れて感覚を失いつつあっても快感は増すばかり。
絵梨のアソコが美味しそうにペニスを食べては精液を飲み込んでいく。
きゅっきゅっきゅっきゅっ。
断続的に絵梨の膣内が締め付けて健治の射精を促す。
貧欲に獲物を欲しがっている絵梨のアソコ。
その希望を叶えようとピュッピュッと中に噴射する健治のペニス。
ぐにゅ……にゅ……びゅうびゅう……にゅぷ……。
にゅちゃぁっ……ぐぷぐぷぐぷ……どぴゅ……ぴゅっ……。
連結部から響いてくるいやらしい音。
絵梨が微かに身体を動かして肌全体で健治を擦り付けている。
健治の腰にクロスしている両脚も膣内の締め付けに合わせてギュッとする。
そして絵梨はブルブル全身を震わせてエクスタシーを迎えた。
絵梨「……はぁーっ、はぁーっ、はぁーーっ……」
ようやく唇を離して息を切らしている絵梨。
健治はガクッと頭が下がり、絵梨の肩の上に顎を乗せている。
絵梨も同じように健治の肩上に顎を乗せた。
お互いの口に出るのは呼吸音だけ。
繋がってるアソコは離すまいと健治のペニスを飲み込んだままだ。
萎える筈のペニスは絵梨の膣内に揉まれて勃起を維持する。
絵梨「お兄ちゃーん……これで私とお兄ちゃんは……一緒だよね?」
健治「うっ……あぁぁ……ふぅーー……」
絵梨「もう離れないよね? 避けたりしないよね? 好きだよね?」
キュッキュッキュッキュッ。
健治「うぐぁ……し、しまる……ぬ、ぬけな……い」
挿入されて微かな動きだけで締め上げられては精子を抜き取られてしまう。
ぴゅう〜と断続的な射精が絵梨の中に流れ込んでいた。
肉棒は膣内という狭い空間に閉じ込められ粘膜が擦れて神経を削り取る。
ネバネバとした粘液が絡みついて健治は何も考えることが出来ないようだ。
健治「はぁはぁはぁ……ああっ……うっ……くぅ……」
絵梨「ずっと、ずっと傍のいるよぉ……もうぉ離さないもん」
その後、絵梨が何度もイッて気絶するまで続いていった。
健治がフラフラしながら絵梨を部屋まで運んで自分の部屋に戻る。
時間は夕方頃を迎えており、窓を見ると夕日が差し込んでいた。
健治(夢だ……あんな事……在り得ない……タチの悪い夢だ……)
健治にとって絵梨の中は絶大な快楽と恐怖が植えつけられた。
全てのエネルギーを吸い取られてしまうと錯覚したぐらいである。
ベットに沈むと疲労が蓄積されてそのまま眠りに入っていった。
ある日の深夜。
絵梨の布団に忍び込む健治。
そっと頭を撫でてサラサラの髪を指先で櫛のように通している。
健治の優しさが伝わって絵梨がウットリしながら甘え出した。
子猫のように擦り寄る絵梨に健治は抱き寄せて頬にキスをする。
そして頬ずりしながら健治を静かに言葉を並べる。
健治「絵梨……本当に俺でいいのか?」
絵梨「えっ?」
健治「義理でも兄妹だから……結婚はできないんだぞ」
絵梨「うん、知ってるよ」
健治「誰にもいえない永遠の秘密にしないとダメだぞ」
絵梨「隠し事はお兄ちゃんの方が心配だよぉ」
健治「言う訳ねぇだろうが……ってなに言わせるんだよ全く。
でもさ……正直、絵梨といると温かいんだよなぁ。
絵梨が悪いんだぞ、こんな想いさせやがって……」
絵梨「お兄ちゃん、ちゃんと言ってくれないと意味わかんないよ」
健治「嘘つけ、わかってるくせに……」
絵梨「私は、お兄ちゃんの口から気持ちを聞きたいの」
健治「言わなくてもわかってるだろうが」
絵梨「なに恥かしがってるのぉ♪ クスクス♪」
健治「笑うな、俺は言わないからな」
絵梨「じゃあ、勝負しよう♪」
健治「な、なに?」
絵梨の唐突な挑戦状に健治は戸惑いの表情を浮かべた。
楽しそうな笑顔で絵梨が言葉を続ける。
絵梨「先に3回イかせた方が勝ち。
私が勝ったらお兄ちゃんの気持ち聞かせてもらうからね」
健治「俺が勝ったら言わなくてOKってことか?」
絵梨「うん♪」
健治「じょ、冗談はやめてくれ。そんな勝負おれは……」
絵梨「逃げるのぉ? そうだよね? お兄ちゃん弱いもんね」
健治「な、なんだと……」
絵梨「だってお兄ちゃんすぐにイッちゃうし。
キャンキャンと鳴いちゃったら可哀想だもんねぇ」
健治「て、テメー……言わせておけば……」
絵梨「あはっ♪ ムキッになって可愛い♪」
真っ赤になった健治は絵梨の顔を引き寄せた。
言葉を封じようと絵梨の唇を自分の唇とを重ねていった。
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