私立聖女子学園、東京都の西に立地している高校だ。
俺は大熊 郭徒(おおくま かくと)、聖女子学園1年生だ。
俺は男子だ。
入学するまで、世間同様にここは女子高だと思っていた。
有名進学校を受験して落ち、滑りどめも試験当日に体調を崩して落ち、地元の定員割れの高校を受けようと思っていた俺に
出身中学から聖女子学園へ進学しないかと案内を受けたのだ。
そうして、聖女子に入って1ヶ月。
俺は周りの環境に慣れようと奮闘していた。
「で…、あるからして、この式はこの様に展開し、解を出すと…」
女性の数学教師の声が教室に響いている。
(ふぅ、授業中はなんか落ち着くな…。男女比率が1:9で肩身が狭いぜ。
しかも、入学してしばらくは男子同士での会話は禁止って意味が分からん)
郭徒のクラスは40人で、男子はたったの4人。
ハーレムを通り越して、完璧な女性社会と言える。
そんな郭徒の数少ない希望は
(あぁ…、ユウリ、今日も可愛いぜ)
郭徒の視線は斜め前の方で授業を受けている、小柄な女子に釘付けだ。
肩で切り揃えられたショートの黒髪、純粋そうな綺麗で大きな目、細身の身体、特に膝下の長さがいい。
まだ挨拶する程度の関係だが、郭徒はユウリの事が好きだった。
(性格は優しいし、この学園の女子にしては大人しい。
いつか絶対告白したい。
それに結構、胸があるんだよな…、うっ、いかん)
郭徒は突如、焦り出す。
原因は机の下。
「先生ー、大熊君がたってます。」
横の女子が手を上げる。
数学教師の声がやみ、クラスの視線が俺に集中する。
一瞬の沈黙の後
「えー、うそ、ありえなくなーい?」
「やらしー、だから男子と一緒のクラスはイヤなのよ」
「変態…、マジうける!」
クラス中の女子が好き勝手な事を言い、俺の身体がカーッと熱くなる。
「おら、大熊、股間を手で隠してんじゃねーよ」
「クスクス、それじゃ勃起してるって言ってる様なものなのに」
いつの間にか郭徒の机の周りを女子が取り囲む。
(くっ、まじでヤバイ。人生ワースト5位に入る出来事だ。
ユウリも多分俺を見てるよな…)
そう思うとますます硬くなる俺の息子。
別に郭徒は露出凶の変態ではない、ただ見られているという羞恥心が彼のナニを大人しくさせなかった。
「ねぇ、大熊君。ちょっと立って。」
右の色白美人が郭徒の顔を覗き込みながら言う。
彼女の優しそうな表情で一瞬、郭徒の警戒心が解けてしまった。
ガラッ
郭徒の油断をついて、両側にいた女子が脇の下に手を入れ、強引に立たせた。
(クソッ、女子のくせに何て力だ)
「ねぇ…、前を隠している手をどけてよ。」
(そんな事をしたら俺のふくらみが分かるじゃねーか)
「ねぇ、お願い。」
優しそうな表情に猟奇的に目を光らせ、可愛らしく両手を合わせる色白美人。
「ねぇ、萌さん、もう無理やり、どかそうよ」
「そうだよ萌、授業中に勃つ男子が悪いんだよ」
俺の両脇に手を入れている、女子2人が色白美人に言う。
萌は考え込むような顔を一瞬だけすると
「そうだね、確認、確認っと」
萌は郭徒の両手に手をかける。
俺は外されまいと力を込めるが、あっさりと両手を外されてしまった。
きゃあ!
クラスに小さな歓声が上がる。
「うそ、ホントにたってる」
「アタシ男子がたってるの初めて見た」
「なんか恥ずかしい〜」
「萌、お仕置きだよ、変態男子をやっつけろ」
「天誅、天誅〜」
勝手に盛り上がる女子。
(やばいって、そうだ。
他の男子は…、ってうつむいてるし!!
そりゃ、確かにこんだけ多いと女子は恐いけど、助けてくれ)
郭徒の心の叫びも届かず、男子3人は机に座って下を向いている。
そうこうしてる間に、郭徒の股間にするどい刺激がはしる。
見ると萌がズボン越しに股間をさすっている。
時々、亀頭の部分で小指を立てて、裏筋につめを当ててくる。
「あぁ!
ちょっ、やめて…」
たまらず悲鳴を上げる郭徒。
「やだ、大熊君、感じてる」
「男子なのに情けな〜」
郭徒の心が羞恥に支配されていく。
周囲の声に押されてか、萌の手の動きが激しくなる。
しかも、的確に郭徒の感じるポイントを責めてくる。
「ホント…、もうやめ。
俺…、初めてだからぁ」
「え〜、うそ。
女の子に触られるの初めてなんだ。」
言った後にしまったと後悔が頭をよぎる。
つい、気持ちよすぎて、郭徒は要らぬ事を口走ってしまったのだ。
「いや、はじめてっていうか
その…、なんというか」
「男子ならハッキリしなさいよ」
目の前で萌が口を開く。
さっきまでは股間を擦るのに夢中だったためか、顔も上げなかった萌が優しい表情のまま郭徒に言う。
「私、大熊君の事はマジメないい人だと思ってたのに、こんなにはしたない人だったなんて…」
萌が目だけで笑いかけてくる。
「いや、俺もそんなつもりじゃ…」
「それにしては少し大き過ぎない?」
グニッ
「はぁぁぁぁぁ!!」
完全勃起したペニスを萌が掴んで激しくこすりたてる。
「ズボン越しでもこんなに膨らんで、ヤラシイ」
「も、もう助け…て」
ふと郭徒が視線を向けた先に先生がいた。
もしかしたら助けてもらえるかもという希望が郭徒の頭に浮かぶ。
だが、先生は手を口に当て、頬を赤らめているだけだ。
(くっ、そんなぁぁぁぁぁ〜)
「もう、いいかげん観念したら?」
萌がいたずらっぽい目で郭徒を見、郭徒の両脇の女子に目配せする。
「はぁぁぁぁぁぁぁあ!!」
二人が両方の乳首を弄ぶ。
オナニーはしたことのある郭徒も乳首は初めてだったのだ。
その痺れる様な、ペニスとは違う刺激に郭徒は身悶えする。
そんな郭徒の様子を萌は見て、両脇の二人に言う。
「レイさん、エリさん、大熊君の両乳首をもっと激しくして」
「はい」
二人は返事をすると更に不規則で乱暴に郭徒の乳首をこねくり回す。
「あぁぁあ、やばい、もう出るから…、やめ、やめてくれ」
「えー、はやい〜。」
クラス中の女子がきゃっきゃと声を上げる。
3人の責めは緩まる気配が無い。
「それじゃあ、男らしく情けなく逝きなさい」
声だけ冷酷、嘲笑を込めて萌が言い放ち、強く棒をこすりあげる。
もはや限界に達していた郭徒は
「あ、あ、あ、ああっ!!」
ズボンの中に射精してしまった…、同級生の手によって。
「うっそ〜、あれって逝ってるの〜?」
「うわっ、なんか痙攣してるし、気持ち悪〜」
「先生〜、もう大熊君、退学でいいんじゃないですか〜?」
「いいじゃん、面白かったし、また大熊で遊ぼうよ」
「それ、いいね〜」
クラスの女子の盛り上がる声を聞きながら、郭徒は机に突っ伏す。
ちらりと何気なくユウリの方を見ると、恥ずかしそうに視線をそらされた。
(あぁ、やばい、俺のキャラが…)
恥ずかしさと快感を覚えながら、郭徒は目を閉じる。
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